ANAのもぎりキップ
システム障害でも、アナログな対応に切り替えて搭乗手続きができたようです。
~~~~~~
ANAのシステム障害で搭乗手続きが昭和レトロなアナログ対応に!「懐かしい!」「即アナログに切り替えられるとか有能」
大変ですけど、貴重ですね。
ANA、システム障害によりアナログな搭乗手続きで対応中。貴重な体験なので楽しんでおります。搭乗券も懐かしい感じなので機内ではスチュワーデスに昭和歌謡曲を放歌してやろうと思います。
pic.twitter.com/xrEf2mPqbi
ちだ さわ⊿ @chip_ndale030 2016-03-22 10:27:10
ANAのシステムトラブルで足止めなう。笑
全部手動、手書きの搭乗券!笑
出発遅れてるけど、これはこれでいいかもね( ̄▽ ̄)
#全日空
#佐賀空港 pic.twitter.com/HpZlHYS6Ob
ようやく搭乗した機内でもCAがプッシュ式のカウンターでカチカチと人数を数えていました。昔はこうだったんだろうなぁ。
その挙句「ゲートにてカウントした乗客数と機内でカウントした数が合わないので今しばらくお待ち下さい」と更に待たされたけどそれもまた貴重な体験。
このシステム障害に関する記事がこちら。
全日空:システム障害で国内線50空港搭乗手続き不能に - 毎日新聞
22日午前8時20分ごろ、全日空の国内線の搭乗手続きなどを行うシステムに障害が発生し、全国の50空港で搭乗手続きができなくなった。全日空によると、少なくとも45便が欠航し、約6500人に影響した。複数あるサーバーのうち一部が午前11時前までに復旧したが、全面復旧のめどは立っていない。インターネットによる予約も不安定な状態が続いており、全日空が原因を調べている。
まさあき @masaaki_tokyo 2016-03-22 12:13:09
すごく懐かしいモギリチケット!! twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
かみしろなつき @natsuki_kam 2016-03-22 15:12:42
イイ!(よくないけど)
SHIBUYA Hidetoshi @pmagshib 2016-03-22 11:13:57
わお。昭和やねぇ。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
mo.py @mo161_167 2016-03-22 15:16:26
アナログ航空券ってこんなのなんや…
五島のあおい(あおい) @redshouldre 2016-03-22 10:49:18
懐かしぃいいいい!!!
昔これで、もぎりしてたよね!!
ダンナと遠恋中は、これを使ってたよ(笑) twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
みしん @USSbluesilver 2016-03-22 15:21:40
うわ、懐かしい。ANAすごいな。
ミフ @8500TOQ 2016-03-22 12:48:47
鉄道の硬券みたく鋏で切るんでしょうか twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
山田亮 @antimacho 2016-03-22 13:31:17
初めて乗ったのはANAだったな。ダビンチマークのついた、こんな感じのチケットだったかな?確かアルバムに貼り付けていたはず。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
ぱっぷらどん @pappuradon 2016-03-22 11:54:34
タグのロゴがANA//ではなく、
ダヴィンチマーク&全日空なら
さらに昭和感アップ。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
もふ@ (´・ω・`) @mofumf 2016-03-22 12:40:35
エアーホステスさんに葉巻と灰皿を所望しなきゃw
#昭和おっホイ twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
アイナブリッジ㌠ @ainabridge 2016-03-22 15:15:39
これ白い手袋を歯で外す奴だ…
スチュワーデス物語 新藤真理子 片平なぎさ 風間杜夫
Vault百十一鬼@Division @nakiri_nekoman 2016-03-22 14:13:21
うわあ、なんか逆にいいなw>RT
はないろうみどらねこ(((ΦωΦ))) @umineko55 2016-03-22 12:31:11
これはステキ(*Φ∀Φ)!! 乗りたかったなぁw twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
芳賀竜也 @mainichi_haga 2016-03-22 11:53:00
システムトラブルに巻き込まれた方は大変ですが、なんともレトロです。
twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
konyan @madamkonyan 2016-03-22 13:14:14
これはこれで味があっていいな… twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
TETSUYA @tetsufebruary8 2016-03-22 14:19:29
こういう昭和な感じな方が飛行機に乗ってるなぁと感じれるよねw
まんば @manba36 2016-03-22 13:26:55
なんかお宝になりそうな搭乗券ですね。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
TETSUYA @tetsufebruary8 2016-03-22 14:21:11
オレも紙の航空券があると飛行機で旅をしてるんだなぁとリアリティを感じるので、電子チケットやレシートみたいな紙になると便利でローコストな反面ちょっとなぁw
返信 RT いいね
おおえまき @ooemaki 2016-03-22 15:14:34
あっいいなこれ
いつものあの薄っぺらいレシートみたいなの味気ない
http://togetter.com/li/952969
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ANAのシステム障害で搭乗手続きが昭和レトロなアナログ対応に!「懐かしい!」「即アナログに切り替えられるとか有能」
大変ですけど、貴重ですね。
ANA、システム障害によりアナログな搭乗手続きで対応中。貴重な体験なので楽しんでおります。搭乗券も懐かしい感じなので機内ではスチュワーデスに昭和歌謡曲を放歌してやろうと思います。
pic.twitter.com/xrEf2mPqbi
ちだ さわ⊿ @chip_ndale030 2016-03-22 10:27:10
ANAのシステムトラブルで足止めなう。笑
全部手動、手書きの搭乗券!笑
出発遅れてるけど、これはこれでいいかもね( ̄▽ ̄)
#全日空
#佐賀空港 pic.twitter.com/HpZlHYS6Ob
ようやく搭乗した機内でもCAがプッシュ式のカウンターでカチカチと人数を数えていました。昔はこうだったんだろうなぁ。
その挙句「ゲートにてカウントした乗客数と機内でカウントした数が合わないので今しばらくお待ち下さい」と更に待たされたけどそれもまた貴重な体験。
このシステム障害に関する記事がこちら。
全日空:システム障害で国内線50空港搭乗手続き不能に - 毎日新聞
22日午前8時20分ごろ、全日空の国内線の搭乗手続きなどを行うシステムに障害が発生し、全国の50空港で搭乗手続きができなくなった。全日空によると、少なくとも45便が欠航し、約6500人に影響した。複数あるサーバーのうち一部が午前11時前までに復旧したが、全面復旧のめどは立っていない。インターネットによる予約も不安定な状態が続いており、全日空が原因を調べている。
まさあき @masaaki_tokyo 2016-03-22 12:13:09
すごく懐かしいモギリチケット!! twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
かみしろなつき @natsuki_kam 2016-03-22 15:12:42
イイ!(よくないけど)
SHIBUYA Hidetoshi @pmagshib 2016-03-22 11:13:57
わお。昭和やねぇ。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
mo.py @mo161_167 2016-03-22 15:16:26
アナログ航空券ってこんなのなんや…
五島のあおい(あおい) @redshouldre 2016-03-22 10:49:18
懐かしぃいいいい!!!
昔これで、もぎりしてたよね!!
ダンナと遠恋中は、これを使ってたよ(笑) twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
みしん @USSbluesilver 2016-03-22 15:21:40
うわ、懐かしい。ANAすごいな。
ミフ @8500TOQ 2016-03-22 12:48:47
鉄道の硬券みたく鋏で切るんでしょうか twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
山田亮 @antimacho 2016-03-22 13:31:17
初めて乗ったのはANAだったな。ダビンチマークのついた、こんな感じのチケットだったかな?確かアルバムに貼り付けていたはず。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
ぱっぷらどん @pappuradon 2016-03-22 11:54:34
タグのロゴがANA//ではなく、
ダヴィンチマーク&全日空なら
さらに昭和感アップ。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
もふ@ (´・ω・`) @mofumf 2016-03-22 12:40:35
エアーホステスさんに葉巻と灰皿を所望しなきゃw
#昭和おっホイ twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
アイナブリッジ㌠ @ainabridge 2016-03-22 15:15:39
これ白い手袋を歯で外す奴だ…
スチュワーデス物語 新藤真理子 片平なぎさ 風間杜夫
Vault百十一鬼@Division @nakiri_nekoman 2016-03-22 14:13:21
うわあ、なんか逆にいいなw>RT
はないろうみどらねこ(((ΦωΦ))) @umineko55 2016-03-22 12:31:11
これはステキ(*Φ∀Φ)!! 乗りたかったなぁw twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
芳賀竜也 @mainichi_haga 2016-03-22 11:53:00
システムトラブルに巻き込まれた方は大変ですが、なんともレトロです。
twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
konyan @madamkonyan 2016-03-22 13:14:14
これはこれで味があっていいな… twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
TETSUYA @tetsufebruary8 2016-03-22 14:19:29
こういう昭和な感じな方が飛行機に乗ってるなぁと感じれるよねw
まんば @manba36 2016-03-22 13:26:55
なんかお宝になりそうな搭乗券ですね。 twitter.com/c_r_a_z_y_8_8/…
TETSUYA @tetsufebruary8 2016-03-22 14:21:11
オレも紙の航空券があると飛行機で旅をしてるんだなぁとリアリティを感じるので、電子チケットやレシートみたいな紙になると便利でローコストな反面ちょっとなぁw
返信 RT いいね
おおえまき @ooemaki 2016-03-22 15:14:34
あっいいなこれ
いつものあの薄っぺらいレシートみたいなの味気ない
http://togetter.com/li/952969
原発作業員の大半避難=ベルギー南部
隠れ家から起爆装置=新たなテロ計画か-ベルギー
2016年03月22日 06時45分 提供:時事通信
【ブリュッセル時事】パリ同時テロ実行犯グループのサラ・アブデスラム容疑者が、ベルギー捜査当局に逮捕される前に隠れ家にしていたとみられるブリュッセル南部フォレ地区の住宅から、爆発物の主要部品となる起爆装置が見つかった。ベルギーのメディアが21日報じた。
同日記者会見したバンリュー検事は「武装したテロリストがピクニックに行くとは思わない」と述べ、新たなテロ計画が存在した可能性を示唆した。
フォレ地区の現場では15日に別の容疑者1人が射殺された際に、カラシニコフ小銃と過激派組織「イスラム国」(IS)の旗も見つかった。この住宅からはサラ容疑者の指紋が検出されており、ブリュッセルのモレンベーク地区で拘束される前に隠れ家として使用していた可能性が高い。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160322-157/
原発作業員の大半避難=ベルギー南部
2016年03月22日 23時33分
提供:時事通信
【ブリュッセル時事】ロイター通信によると、仏エネルギー大手エンジーは22日、ベルギー当局の要請を受け、同社が運営するベルギー南部にあるティアンジュ原発の大半の作業員を避難させたことを明らかにした。原発は稼働中で、稼働に必要な作業員は残しているという。
ブリュッセルで起きた連続テロを受けた措置とみられるが、何らかの異変があったかどうかは不明。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160323-31/
欧州テロ、今後も続行=「暗黒の日々約束」-IS声明
2016年03月23日 06時04分
提供:時事通信
【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)は、22日にインターネット上に投稿したベルギー連続テロの犯行声明で、「侵略の代償として暗黒の日々を約束する」と述べ、今後も欧州などで攻撃を続ける姿勢を示した。
ISは声明で、ベルギーの中心部を恐怖に陥れたと成果を強調。IS戦闘員がブリュッセルの空港や地下鉄駅を「正確に狙った」と指摘し、周到に準備された犯行だったことを示唆した。
その上で、ISに対して連携する十字軍(欧米諸国)に向け、「今後はさらに悪く、激しい事態となる」と警告を発した。
ISは昨年11月に起きたパリ同時テロでも犯行声明を出し、「攻撃は続く」と予告していた。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160323-205/
ベルギー連続テロ受け、NYで地下鉄などの警備強化
TBS News-i 2016/3/23 13:53
ベルギーの首都ブリュッセルで起きた連続テロ事件を受け、ニューヨーク市警は、中心部のタイムズスクエアや地下鉄駅などの警備を強化しました。
ニューヨーク市警は22日、テロ対策の特別チームおよそ500人を市内に配置し、中心部のタイムズスクエアでは自動小銃を持った武装警官が警戒にあたりました。また、ブリュッセルの連続テロでも標的となった地下鉄の駅や空港では、分厚い迷彩服を着た州兵も投入されたほか、警察犬が利用客の荷物をチェックしていました。
「ニューヨークで確たるテロの兆候はないが、厳戒態勢をしいている」(ニューヨーク市 デブラシオ市長)
現在のところニューヨークでの具体的なテロ情報はないということですが、ニューヨーク市警はFBI=連邦捜査局などと協力し、情報収集を強化しています。(23日08:57)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4275043
ベルギー連続テロ 容疑者1人逃走中、邦人に被害も
TBS News-i 2016/3/23 12:07
ベルギーのブリュッセルの空港と地下鉄で22日に起きた連続テロで、日本人2人がけがをし、うち1人は重傷であることがわかりました。ベルギー警察当局は、テロの容疑者3人のうち逃亡中とみられる1人の行方を追っています。
ベルギーのブリュッセルの空港と地下鉄で起きた連続テロは、これまでに合わせて34人が死亡、187人がけがをしています。過激派組織「イスラム国」が犯行を主張する声明を出し、「イスラム国に敵対する同盟への報復だ」と述べました。
「爆音の爆発のすぐ後は、皆叫び声とともに走る姿も見られて、数人の方はもううずくまって動けない、出血をして動けない状況も目にしました」(空港に居合わせた日本人)
空港に居合わせたこの男性は、「最初の爆発の後、出口に向かって逃げている最中に出口付近で2回目の爆発があった」と証言しました。
ベルギー当局は、空港のテロについて3人の容疑者だとする防犯カメラの画像を公開。黒い上着を着た2人の男は自爆して死亡したとみられています。一方、白っぽい上着姿の男は現在も逃走中とされ、ベルギー警察が公開手配をしています。
ベルギー当局は、ブリュッセル市内のアパートで今回のテロに関連して捜索を行いました。
「1名重傷、1名軽傷と聞いています」(岸田文雄外相)
こうした中、岸田外務大臣は、今回のテロに日本人2人が巻き込まれたことを明らかにしました。政府関係者によりますと、2人は地下鉄でテロに遭い、そのうちの1人の30代の男性は重傷で、現在、集中治療室に入っているということです。(23日10:50)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4275038
~~~~~~~
【ブリュッセル空港と地下鉄で複数の爆発】#3950
2016_3_23 発行部数 112,644部
□■----------------------------------□■
Multiple Explosions Hit Brussels Airport and Metro
Two explosions struck Brussels airport and another one
attacked a metro station in the capital of Belgium,
killing at least 23 people and injuring dozens.
■チェック
・multiple 複数の
・explosion 爆発
・metro 地下鉄
・dozens 数十(人)
■対訳
「ブリュッセル空港と地下鉄で複数の爆発」
ベルギーの首都ブリュッセルの空港で2度、地下鉄の駅で1度の爆発があり、
少なくとも23人が死亡し、数十人が負傷した。
■訳出のポイント
multiple は 「多数の」 「多様な」 「多角的な」 という形容詞。
日本語の 「複数の」 というニュアンスでも用いられる語です。
そこで、タイトルの multiple explosions は 「複数の爆発」
と訳しています。
metro はもともとフランス語の
chemin de fer metropolitain 「大都市の鉄道」
の省略形。
通例 the metro (あるいは the Metro) で、
パリなどの 「地下鉄」 「メトロ」 を意味します。
今日の場合は、フランス語圏のブリュッセルの 「地下鉄」 を
指して使われています。
したがって、本文の a metro station も 「地下鉄の駅」
ということです。
ちなみに、「地下鉄」 を意味する英単語としては、
米国では subway、
英国では underground が
最も一般的。
これらも、あわせて確認しておきましょう。
さて、今日の記事ではタイトルと本文あわせて3つの動詞が、
類似の意味で登場しています。
具体的には、
タイトルでは hit、
本文では strike (過去形 = struck)
および attack
の3つ。
これらはすべて explosion(s) を主語に取り、
「(爆発が)(場所を)襲う」 → 「(爆発が)(場所で)発生する」
という意味になっています。
こちらも、まとめて押さえておいてください。
dozen は同種のものを数える単位で 「12個」 「ダース」 の意。
dozens で 「何ダースかの」 → 「何十の」 ということです。
ここでは、dozens (of people ) で 「何十人も」 の意味に
なっています。
ベルギーの首都ブリュッセルで22日朝に連続して爆発が
発生したニュースです。
ブリュッセル空港で2度、地下鉄の駅で1度の爆発があり、
現時点で合わせて23人が死亡、数十人が負傷したという報道
となっています。
詳細はまだ不明ですが、ベルギーではパリ同時テロ実行犯が
18日に逮捕されたばかりで、そちらとの関連(報復?)
との見方もあるようです。
ベルギー政府は国内で深刻なテロ脅威があるとして、
対テロ警戒水準を最高レベルに引き上げました。
■編集後記
今朝のニュースによれば、ISから犯行声明がありました。
結局、現在、30人が死亡、負傷者は200人に及び、犠牲者数は
さらに増える見込み。日本人の1人が重体、1人が軽症。
EU本部やEU関連ビルが立ち並ぶブリュッセルへの攻撃はEUに対する攻撃。
もしこのようなテロが米国で起きたら、ISに対して強硬な態度を貫く
トランプ人気がますます加熱しそうです。
★毎日1分!英字新聞を音声で聴こう!!ヤバイくらい大好評!!-----------
毎日1分!英字新聞プレミアム http://eiji-paper.com/
2016年03月22日 06時45分 提供:時事通信
【ブリュッセル時事】パリ同時テロ実行犯グループのサラ・アブデスラム容疑者が、ベルギー捜査当局に逮捕される前に隠れ家にしていたとみられるブリュッセル南部フォレ地区の住宅から、爆発物の主要部品となる起爆装置が見つかった。ベルギーのメディアが21日報じた。
同日記者会見したバンリュー検事は「武装したテロリストがピクニックに行くとは思わない」と述べ、新たなテロ計画が存在した可能性を示唆した。
フォレ地区の現場では15日に別の容疑者1人が射殺された際に、カラシニコフ小銃と過激派組織「イスラム国」(IS)の旗も見つかった。この住宅からはサラ容疑者の指紋が検出されており、ブリュッセルのモレンベーク地区で拘束される前に隠れ家として使用していた可能性が高い。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160322-157/
原発作業員の大半避難=ベルギー南部
2016年03月22日 23時33分
提供:時事通信
【ブリュッセル時事】ロイター通信によると、仏エネルギー大手エンジーは22日、ベルギー当局の要請を受け、同社が運営するベルギー南部にあるティアンジュ原発の大半の作業員を避難させたことを明らかにした。原発は稼働中で、稼働に必要な作業員は残しているという。
ブリュッセルで起きた連続テロを受けた措置とみられるが、何らかの異変があったかどうかは不明。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160323-31/
欧州テロ、今後も続行=「暗黒の日々約束」-IS声明
2016年03月23日 06時04分
提供:時事通信
【カイロ時事】過激派組織「イスラム国」(IS)は、22日にインターネット上に投稿したベルギー連続テロの犯行声明で、「侵略の代償として暗黒の日々を約束する」と述べ、今後も欧州などで攻撃を続ける姿勢を示した。
ISは声明で、ベルギーの中心部を恐怖に陥れたと成果を強調。IS戦闘員がブリュッセルの空港や地下鉄駅を「正確に狙った」と指摘し、周到に準備された犯行だったことを示唆した。
その上で、ISに対して連携する十字軍(欧米諸国)に向け、「今後はさらに悪く、激しい事態となる」と警告を発した。
ISは昨年11月に起きたパリ同時テロでも犯行声明を出し、「攻撃は続く」と予告していた。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160323-205/
ベルギー連続テロ受け、NYで地下鉄などの警備強化
TBS News-i 2016/3/23 13:53
ベルギーの首都ブリュッセルで起きた連続テロ事件を受け、ニューヨーク市警は、中心部のタイムズスクエアや地下鉄駅などの警備を強化しました。
ニューヨーク市警は22日、テロ対策の特別チームおよそ500人を市内に配置し、中心部のタイムズスクエアでは自動小銃を持った武装警官が警戒にあたりました。また、ブリュッセルの連続テロでも標的となった地下鉄の駅や空港では、分厚い迷彩服を着た州兵も投入されたほか、警察犬が利用客の荷物をチェックしていました。
「ニューヨークで確たるテロの兆候はないが、厳戒態勢をしいている」(ニューヨーク市 デブラシオ市長)
現在のところニューヨークでの具体的なテロ情報はないということですが、ニューヨーク市警はFBI=連邦捜査局などと協力し、情報収集を強化しています。(23日08:57)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4275043
ベルギー連続テロ 容疑者1人逃走中、邦人に被害も
TBS News-i 2016/3/23 12:07
ベルギーのブリュッセルの空港と地下鉄で22日に起きた連続テロで、日本人2人がけがをし、うち1人は重傷であることがわかりました。ベルギー警察当局は、テロの容疑者3人のうち逃亡中とみられる1人の行方を追っています。
ベルギーのブリュッセルの空港と地下鉄で起きた連続テロは、これまでに合わせて34人が死亡、187人がけがをしています。過激派組織「イスラム国」が犯行を主張する声明を出し、「イスラム国に敵対する同盟への報復だ」と述べました。
「爆音の爆発のすぐ後は、皆叫び声とともに走る姿も見られて、数人の方はもううずくまって動けない、出血をして動けない状況も目にしました」(空港に居合わせた日本人)
空港に居合わせたこの男性は、「最初の爆発の後、出口に向かって逃げている最中に出口付近で2回目の爆発があった」と証言しました。
ベルギー当局は、空港のテロについて3人の容疑者だとする防犯カメラの画像を公開。黒い上着を着た2人の男は自爆して死亡したとみられています。一方、白っぽい上着姿の男は現在も逃走中とされ、ベルギー警察が公開手配をしています。
ベルギー当局は、ブリュッセル市内のアパートで今回のテロに関連して捜索を行いました。
「1名重傷、1名軽傷と聞いています」(岸田文雄外相)
こうした中、岸田外務大臣は、今回のテロに日本人2人が巻き込まれたことを明らかにしました。政府関係者によりますと、2人は地下鉄でテロに遭い、そのうちの1人の30代の男性は重傷で、現在、集中治療室に入っているということです。(23日10:50)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/4275038
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【ブリュッセル空港と地下鉄で複数の爆発】#3950
2016_3_23 発行部数 112,644部
□■----------------------------------□■
Multiple Explosions Hit Brussels Airport and Metro
Two explosions struck Brussels airport and another one
attacked a metro station in the capital of Belgium,
killing at least 23 people and injuring dozens.
■チェック
・multiple 複数の
・explosion 爆発
・metro 地下鉄
・dozens 数十(人)
■対訳
「ブリュッセル空港と地下鉄で複数の爆発」
ベルギーの首都ブリュッセルの空港で2度、地下鉄の駅で1度の爆発があり、
少なくとも23人が死亡し、数十人が負傷した。
■訳出のポイント
multiple は 「多数の」 「多様な」 「多角的な」 という形容詞。
日本語の 「複数の」 というニュアンスでも用いられる語です。
そこで、タイトルの multiple explosions は 「複数の爆発」
と訳しています。
metro はもともとフランス語の
chemin de fer metropolitain 「大都市の鉄道」
の省略形。
通例 the metro (あるいは the Metro) で、
パリなどの 「地下鉄」 「メトロ」 を意味します。
今日の場合は、フランス語圏のブリュッセルの 「地下鉄」 を
指して使われています。
したがって、本文の a metro station も 「地下鉄の駅」
ということです。
ちなみに、「地下鉄」 を意味する英単語としては、
米国では subway、
英国では underground が
最も一般的。
これらも、あわせて確認しておきましょう。
さて、今日の記事ではタイトルと本文あわせて3つの動詞が、
類似の意味で登場しています。
具体的には、
タイトルでは hit、
本文では strike (過去形 = struck)
および attack
の3つ。
これらはすべて explosion(s) を主語に取り、
「(爆発が)(場所を)襲う」 → 「(爆発が)(場所で)発生する」
という意味になっています。
こちらも、まとめて押さえておいてください。
dozen は同種のものを数える単位で 「12個」 「ダース」 の意。
dozens で 「何ダースかの」 → 「何十の」 ということです。
ここでは、dozens (of people ) で 「何十人も」 の意味に
なっています。
ベルギーの首都ブリュッセルで22日朝に連続して爆発が
発生したニュースです。
ブリュッセル空港で2度、地下鉄の駅で1度の爆発があり、
現時点で合わせて23人が死亡、数十人が負傷したという報道
となっています。
詳細はまだ不明ですが、ベルギーではパリ同時テロ実行犯が
18日に逮捕されたばかりで、そちらとの関連(報復?)
との見方もあるようです。
ベルギー政府は国内で深刻なテロ脅威があるとして、
対テロ警戒水準を最高レベルに引き上げました。
■編集後記
今朝のニュースによれば、ISから犯行声明がありました。
結局、現在、30人が死亡、負傷者は200人に及び、犠牲者数は
さらに増える見込み。日本人の1人が重体、1人が軽症。
EU本部やEU関連ビルが立ち並ぶブリュッセルへの攻撃はEUに対する攻撃。
もしこのようなテロが米国で起きたら、ISに対して強硬な態度を貫く
トランプ人気がますます加熱しそうです。
★毎日1分!英字新聞を音声で聴こう!!ヤバイくらい大好評!!-----------
毎日1分!英字新聞プレミアム http://eiji-paper.com/
テロメアと精神疾患と老化(その2)
テロメアと精神疾患と老化(その2)【テロメアの短縮防止との関連】
2014年01月25日
この記事は、精神科の医師の先生のブログの記事です。
テロメアと精神疾患と老化(その1)、(その2)に分かれています(この記事は(その2)です)。
● テロメアと精神疾患と老化(その1)【短いテロメアとの関連】
● テロメアと精神疾患と老化(その2)【テロメアの短縮防止との関連】 (本記事)
この記事は(その1)からの続きで、「テロメアの短縮を防ぐ方法」について様々論じられています。
先にお話ししますと、テロメアの短縮を防ぐには主に「食事」「運動」「精神作用」などが大きく関与しており、遺伝よりも前に「生活習慣の内容のほうがテロメアの長さに大きく影響している」ようです。
(その1)が「テロメアの短縮は、最終的に発癌にもつながる・・・」という言葉で終わっていますように、(その2)では「テロメアの長さと発癌」についてもお話しされています。「癌をはじめとする様々な病気になる人はテロメアが短い」ということが研究によって分かっています。これは「テロメアの短縮を防ぎ、テロメアを長く保てば、それだけ発癌のリスクを下げることもでき、癌の改善にもつながる」ということを打ち明けているも同然です。
抗がん剤としても用いられている「インターフェロン」がありますが、インターフェロンが5000~8000単位ある人は健康体です。しかし、癌患者さんはインターフェロンが1000単位ほどしかなく、癌になる人はインターフェロン値がやたらと低いのです。食事療法・少食・断食によってインターフェロン値を高めれば、癌の抑制や改善につながります。特に生菜食はインターフェロン値を大きく高めます。
甲田療法の生菜食実践者のインターフェロンを調べると、1万単位を超えているのです。中には2万単位を超えている生菜食者もいるくらいです。当然ながら、この生菜食者の方々はもともとインターフェロン値が高かったわけではなく、生菜食の実践によって低下したインターフェロン値が異常に高まり、癌や難病の改善に大きく貢献してくれたのですね。
インターフェロンと同様な視点でテロメアを見つめれば、生菜食をすれば微量栄養素(ビタミン・ミネラル)と共に「テロメラーゼ」という「テロメアを修復する酵素」を大量に摂取できますから、生菜食はテロメアの短縮を防いだり、テロメアの長さを維持したりするのに大きく貢献してくれます。インターフェロン値を高めれば癌の抑制や改善に貢献してくれるように、テロメアを長く維持することも癌治療に貢献してくれるはずです。
テロメアの短縮を防ぎ、テロメアを長くするのに「食事療法」が有効するのですが、「少食」や「断食」も大きく貢献することが研究によって明らかとなっているそうです(この記事で触れられています)。つまり、このテロメア・テロメラーゼ研究から癌を見つめても、「食事療法」「少食療法」「断食療法」が癌の抑制や改善に有効することが理解できるわけです。流石に「飲尿療法」についてまでは書かれていませんが、おそらく「飲尿療法」もテロメアを長く保つのに有効するはずです。
なぜ、この記事をご紹介させて頂いたのかと言いますと、私が推奨している自然療法「食事療法」「少食療法」「断食療法」(飲尿療法もです)が癌治療にしっかりと有効することを、一度、このテロメア・テロメラーゼの方向からも見つめて頂きたかったのです。これが理解できれば、癌医療界が「癌に食事療法は無意味!」とか謳ったり、抗がん剤や放射線を体にぶち込むだけの治療しか癌患者に課していなかったりしている日本の癌医療が如何に “茶番医療” に堕してしまっているかがよくお分かりになられるはずなのです。
日本の癌医療は一番せねばならない癌治療(癌体質を改善するために必須である自然療法)を何も指導せずして、一番やっちゃいけない癌治療(三大療法:特に抗がん剤や放射線)ばかりを癌患者に課しているのですから、世間には標準的な癌医療で癌から救われている(癌が治っている)癌患者が物の見事に一人もいない実地しかないのがよく理解できるはずなのです。
こういう癌の内容については、病院の医師は何も語ってくれません。
ほとんどの医師が “癌の真相” について何も知らないからです・・・。
「癌は自然療法を組み合さなければ治らないし、決して治せない・・。抗がん剤や放射線はかえって癌を悪化させてしまうことになる増癌治療でしかない・・・」という事実をご存じなのは、まだ一部の医師だけです。
本当に価値ある癌治療(本当に癌を治す癌治療)は、ご自分で見出さなくてはなりません。
この精神科医の先生の記事が「癌治療における自然療法の価値」を理解させてくれる足がかりのひとつになって頂けることを切に願っております m(__)m
テロメアと精神疾患と老化(その2 テロメアの短縮防止との関連)
【「場末P科病院の精神科医の blog」より 】
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テロメアによる DNA の立体構造の安定。4重構造。(参照)
今回は「テロメア」の短縮を防止してくれるような事象について述べる。
前回のブログで述べたように、不健康なライフスタイルとテロメアの短縮が関連付けられており、その逆である健康的なライフスタイルは “テロメアの短縮が防止される” ように思える。この観点から、運動習慣、食事( 食物繊維を多く取る「地中海式ダイエット」)、瞑想、などの健康的だと思われるライフスタイルを心がけて生活している被験者のテロメアの長さについて、多くの調査がなされた。その調査結果から、健康的なライフスタイルが “テロメアの短縮を防止する” ことが明らかとなった。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2854902/
http://www.cellbiolint.org/cbi/035/1079/cbi0351079.htm
http://www.isagenixhealth.net/seven-ways-to-slow-telomere-shortening/
(ライフスタイルとテロメアの長さとの関連。スライド形式の資料。この資料は院内教育に活用できるだろう。)
http://nas-sites.org/emergingscience/files/2012/10/Sandler-Telomeres-and-Environment-NAS-10_2011-final.pdf
まず、食事の内容が大きく関係する。
地中海式ダイエット(Mediterranean diet:MD)は、高齢者のテロメアの短縮を予防することが示されている。イタリア南部のカンパニア州での調査ではあるが、食生活を地中海ダイエットスコア(MDS:参照)を用いて評価し、テロメアの長さとの関連がないかを調べた。MDS のスコアが高い者は、ヒト末梢血単核細胞(PBMC)の「テロメラーゼ(テロメアを修復する酵素)」活性が高く、テロメアの長さが保たれていただけでなく、IL-6、TNF-α などの炎症性バイオマーカーも低値であった。地中海式ダイエットは世界で最も健康的な食事パターンの1つであると著者らは結論付けている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3640022/
野菜を多く食べることも、テロメアの短縮を防いでくれるようだ。
逆に、飽和脂肪(saturated fat)を多く含む食品の消費はテロメアの短縮が促進されるようである。
(バターや動物性脂肪などを多く食べないことが鍵である)
http://www.lef.org/newsletter/2013/0101_Longer-Telomeres-Linked-To-Eating-Less-Fat-More-Fruit-Vegetables.htm
抗酸化物質が含まれる食品(ビタミンE・ビタミンC・β-カロチンなど)を多く食べることもテロメアの短縮を防止してくれる。すなわち、野菜や果物を多く食べることが重要なのである。
さらに、食事の量そのもを減らすことも、テロメアの短縮を防いでくれるようだ。
断食が脳の老化を防ぐことが示されている。
逆に大食いは老化を促進することになろう。たまに大食いをするのは問題はないのであろうが、常に大食いするのは問題であろう。TV番組で大食いを売りにしているようなタレント(ギャル曽根・石塚英彦・安田サーカスのヒロなど)のテロメアがどうなっているかを調べると面白い結果が出るのかもしれない。石塚英彦は実は大食いではなく、グルメ番組では2~3口食べて「まいうぅ~」と言って終わりにしているらしく、大食いを避けているらしいのだが・・。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3370421/
(断食は SIRT を介して脳の老化を防ぐ)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531556510001889
なお、上で示した論文では、このように結論付けられている。
「テロメアは年齢と共に短くなり、進行性のテロメアの短縮は老化やアポトーシスを招く。
短いテロメアは、ゲノムの不安定性や “発癌” に関係している。
短いテロメアを持つ高齢者は、心臓(3倍)や感染症(8倍)で死亡するリスクが増加する。
それゆえ、テロメアの短縮を防止することは、老化を防止し健康を保つ上で重要である。
喫煙、大気汚染への曝露、身体活動の少なさ、肥満、ストレス、不健康な食事は、酸化ストレスを増加させ、テロメアを短縮する。
健康的でアクティブな生活スタイル、食事を減らし体型を維持することは(肥満でないこと)テロメアの長さを維持し、老化や “癌の危険性” を減らしてくれる。
食事に含まれる抗酸化物質、繊維、大豆タンパク、健康的な脂肪(アボカド・魚・ナッツ由来の脂肪) を摂取して、定期的に運動し瞑想をすることで、ストレスフリーな生活を心がけるのが良い。マグロ、サケ、ニシン、サバ、オヒョウ、アンチョビ、ナマズ、ハタ、ヒラメ、亜麻の種子、チーア種子、ごまの種子、キウイ、ブラックラズベリー、コケモモ、緑茶、ブロッコリー、もやし、赤ブドウ、トマト、オリーブの実、他のビタミンCやビタミンEが豊富な食品は、抗酸化物質の良い摂取源となる。地中海型食事に含まれる果物や全粒穀物も、テロメアを保護するのに役立つことだろう。」
(テロメアの長さは風邪などの感染症の罹り易さを予測する。高齢者ほどインフルエンザに罹患し易いのは加齢によるテロメアの短縮が関与しているのだろうか。)
http://www.science20.com/news_articles/telomere_length_predicts_susceptibility_common_cold-104158
(地中海式ダイエット。血がしたたるようなお肉は1か月に1回です。卵も週に1~2回。トホホ・・。)
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地中海式食事療法(地中海式ダイエット)ピラミッド
★ 地中海式食事療法(地中海式ダイエット)7つの特徴 ★
1.野菜と果物の摂取量が多い
2.パスタやパン、特に全粒粉を使ったものを多く食べる
3.ナッツ類、ベリー類、豆類、イモ類の摂取類が多い
4.オリーブオイルを油脂として使う
5.魚介、鶏肉、乳製品が主なタンパク源で、牛肉の摂取は少ない
6.ヨーグルトやナチュラルチーズといった発酵させた乳製品が多い
7.少量から中等量のワインを食事と一緒に飲む
なお、日本人の平均寿命からは、和食もテロメアの短縮を十分に防いでくれる食事パターンのように思えるが、和食がテロメアの短縮を防止するかなどの調査はまだなされてはいないようである。
一方、既に多くの論文で示されているように、運動の効果は特に絶大のようである。運動の種類の中でも、持久力や耐久力を鍛えるような運動が、テロメアの短縮予防効果が最も大きいようである。驚異的なデータとして、1日に40km も走るトレーニングをしているアスリートのテロメアは16年も若いというデータがある(テロメアが11%長かった)。
http://www.ta65doctor.com/blog/2013/08/12/telomeres-prove-that-ultrarunners-have-a-biological-age-16-years-less/
さすがに、これ程までの持久力を鍛えるようなトレーニングを毎日できる人は稀であろう。しかし、通常の有酸素運動でもテロメア短縮予防効果は示されており、有酸素運動(特に持久力を増すようなタイプの有酸素運動)を習慣付けることは、老化を防ぐ効果が大いに期待できる。ウォーキングは20~30分間はしないと有酸素運動にはならないと言われている。1時間程度のウォーキングを習慣付けたいものである。仕事で忙しくてそんなことをしている時間の余裕もない人が多いとは思うが、出勤帰宅時や仕事中での移動は努めて歩くように意識しておくといいのかもしれない(私はなるべくエレベータやエスカレータは使わずに階段を使うように心がけている)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3530492/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3729964/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2910221/
なお、テロメアは教育の度合と関連しているようであり、教育歴が高い人ほどテロメアの短縮が防止されているようだ。教育を受けている人ほどライフスタイルに気を付けて不健康にならないように注意していると思われ、幼少時期から適切に教育を受けたことがライフスタイルへの関心の度合いとしてテロメアの長さにポジティブに反映しているのであろう。日本人が長生きなのは、遥か昔の時代から教育を重視していた結果かもしれない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21536122
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3578449/
さらに、休日をどのように過ごすのかもテロメアの長さに関連している。休暇をアクティブに過ごす人ほど、テロメアの短縮が防げることが示されている。疲れ果てて休日を自宅でぐったりと横になって過ごしている人は危険かもしれない。たとえ高額な給与が貰えても、そんな職場とは早くさよならしたほうがいいのかも。
http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=413815
一方、社会的経済的な地位とテロメアの長さは関係するようなデータもあるが、社会的経済的な地位とは関係しないという結果も出ている。社会的経済的な地位を手にした人達の中には、越後屋のように人を騙したり、裏切ったりの悪意や敵意の果てに成り上がり、地位を手にした方も結構多いのではなかろうか。逆に、テロメアが短かったとういう結果が出てもおかしくないくらいである。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17156082
前回のブログ(こちら)でも述べたように、配偶者がいることもテロメアを短縮を防止してくれるようだ。台湾でのデータではあるが、65~74歳の高齢者では、配偶者がいたほうがテロメアが長ったようだ。死別の場合はやむを得ないであろうが、熟年離婚はまさにお互いのテロメアを一気に縮めるような愚かな行為なのだと自覚しなければならない。つれ合いがいてこそ、長生きができるのである。冷めた高齢の夫婦も多いだろうが、これまで連れ添ってくれたことに感謝し合いながら、配偶者への愛の心を無くすことなく、これからも一日でも長く夫婦を続けていければ長生きが保障されることであろう。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3575119/
● テロメアの短縮を防いでくれる物質
何度もこのブログで登場したω3脂肪酸は、当然のごとくテロメアの短縮を防いでくれることがすでに示されている。
肉食が多い家庭ではω3脂肪酸のサプリメントが役に立つことであろう。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2819264/
http://www.chc.ucsf.edu/AME_lab/pdfs/Kiecolt-Glaser_etal_2012.pdf
http://www.wellnessresources.com/health/articles/omega_3_oils_slow_aging_by_preserving_telomeres/
高脂血症の治療に使用されるスタチンもテロメアの短縮を防いでくれることが示されている。
(関連ブログ2013年5月22日)
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/08/130829112854.htm
http://www.fasebj.org/content/27/9/3879
他にも、テロメアの短縮を防いでくれる想定されている物質としては、ビタミンB12、葉酸、亜鉛、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK2、アスタキサンチン、ユビキノール(コエンザイムQ10)、発酵食品/プロバイオティクス(納豆もこれに含まれる)、ポリフェノール(ブドウ・カカオ・緑茶)、クルクミン(ウコン)などがある。
http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2012/05/09/the-nutrients-most-likely-to-let-you-live-to-be-much-older-than-100.aspx
http://www.wellnessresources.com/health/articles/how_nutrition_makes_anti-aging_possible_secrets_of_your_telomeres/
さらに、このブログですでに触れたように、メラトニンの抗酸化作用や抗炎症作用は DNA の損傷を防ぎテロメアの短縮を防止することができるだろうと考えられている。メラトニンの分泌が著しく減る中年期以降では、テロメアの短縮を予防する上でメラトニンの補充が効果を発揮するかもしれない。なお、メラトニンは概日リズム遺伝子を介して SIRT ファミリーに関与することでも、テロメアの短縮を防止しているのではと推測されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20884126
http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-1-60761-602-3_5
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1753-4887.2012.00504.x/abstract?deniedAccessCustomisedMessage=&userIsAuthenticated=false
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpi.12090/abstract
(SIRT に関する詳しいレビュー)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1600-079X.2009.00729.x/full
筋肉をつけるサプリメントとしてもっぱら使用されているのではあるが、ホエイプロテインも抗酸化作用があるグルタチオンのレベルを上げてテロメアの短縮を防止するかもしれないと考えられている。
http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2010/02/23/science-finally-reveals-how-you-can-actually-revese-aging.aspx
(意外にテロメアにも効くのか?)
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ホエイプロテイン
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さらに、ポジティブな心理状態も、テロメアの短縮を防いでくれることが分かっている。
● 瞑想の効果
女性でのデータではあるが、慈愛瞑想(loving-kindness meditation:LKM)の効果を報告した論文がある。慈愛瞑想は、利他主義、優しさ、暖かさなどに焦点を当てた愛の心を高める仏教の瞑想であるが、この慈愛瞑想がテロメアの短縮を防止したという結果が得られている。
愛の心を持つことは、自分自身のテロメアをも愛で包み込み守ってくれるのだろうか。異性への恋愛でも効果があるのかが興味をそそられる。もし、そうであれば、年を取ってからも異性や恋愛に興味を無くさずに心を時めかせながら生きる人ほど、老化が防げるのかもしれない。年甲斐もなく恋愛ドラマに熱を上げ、若い男性タレントを追っかけしているようなおばちゃま達は長生きをするのかもしれない。男ならば、AKB48 といった若いピチピチギャルが好きな亀仙人のような助平爺いも長生きをするのかもしれない(私も助平なおっさんですから長生きができるのかも ^^;)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23602876
http://sciencealerts.com/stories/2275697/LovingKindness_Meditation_Practice_Associated_with_Longer_Telomeres_in_Women.html
慈愛瞑想や慈悲瞑想(compassion meditation:CM)は、無条件の優しさと思いやりに満ちた肯定的な感情を向上させることを目的とするのだが、他者を思いやる心は、痛み、怒り、敵意などの心理的苦痛(ストレス)を軽減してくれる。
ボランティア活動は、慈愛瞑想や慈悲瞑想を実践したような行為である。この心理的な効果がテロメアの短縮を防いでくれるようだ。東京を2回目のオリンピック開催に導いてくれた滝川クリステルが世界に向けて発信した日本人の「おもてなし」の心は、慈愛瞑想そのものを実践した行為であり、日本人を長寿にしてくれているのは「おもてなし」の心のなのであろうか。「おもてなし」の心がテロメアの短縮を防止し、日本人を長寿に導いてくれているのかもしれない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3176989/
慈愛瞑想以外の瞑想の効果も報告されている。マインドフル瞑想も効果があり、認知的なストレス(cognitive stress)と覚醒によるストレス(stress arousal)を軽減することでテロメアの短縮を防ぐと考えられている。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1749-6632.2009.04414.x/abstract
さらに、テロメアの長さと関連するテロメラーゼ活性は慢性的な心理的苦痛と連動する。瞑想をすることでマイナスな感情(=心理的苦痛)を軽減させることは、テロメラーゼ活性の低下を防ぎテロメアの短縮を防止するのであろう。瞑想によって心を満たし、心理的な苦痛から自分自身を解放することが、テロメアの短縮を防ぐ鍵となろう。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S030645301000243X
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3384690/
他にも、認知症の家族を介護している成人(男女とも)の瞑想(キルタンクリヤ:参照)の効果が報告されている。
キルタンクリヤ瞑想は、リラクゼーションよりもテロメラーゼ活性を回復する効果が高かった。
瞑想は、介護ストレスを軽減することにも役立つと言える。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/gps.3790/full
生物学的な因子も、テロメアの長さに関連している。
● 男と女の違い
もともと女性は男性よりもテロメアが短くなるスピードが遅く、長寿が保障されているのであった。女性は男性よりも10歳以上も長生きをすることができる。それは、男と女のテロメアの長さの違いに秘密が隠されていたのかもしれない。
不公平な話のようにも思えるのだが・・ (T^T)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3737094/
● 親からの影響
高齢の父親の子供はテロメアが長い。
逆の結果になるようにも思えるのだが、意外にも高齢の父から生まれた子供のほうが出生時のテロメアが長いことが示されている。
これは高齢の父ほど精子のテロメラーゼ活性が高く、精子のテロメアも若い者よりは長いようであり、父からの影響が想定されている。
このことから、人類の進化は男性主導によってなされるのだろうと論文では述べられている。精子バンクにはノーベル賞を受賞したような優秀な業績を残した学者の精子も登録されているのだが( ノーベル賞受賞者専用の精子バンク「レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス」)、そういった精子は高齢者のものばかりだと思われる。私は高齢者の登録はノーベル賞を取った人物であれ意味がないのではとこれまでは思っていたが、高齢者の精子のほうがテロメアの長い長寿の子孫ができるのであれば、精子バンクに高齢者でも登録する意味はあるのかもしれないと考え直した次第である。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3387085/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22940768
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2242810/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3480822/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3619950/
(しかし、65歳以上もの高齢の父からの子供は必ずしも長寿は保障されてはおらず、精神疾患などが増えるというデータもあることを付け加えておく。興味がある方は各自で調べて頂きたい。)
http://blogs.discovermagazine.com/crux/2012/08/02/older-dads-give-good-telomeres-but-longevity-not-so-much/#.UjhW79K9UjZ
以上、テロメアの短縮を防いでくれるような事象について述べてみた。
心が俗世間的な私利私欲に束縛されずに自由に生きることが、テロメアの長さを保つ鍵なのであろうか。
理想の生き方であるが、まさにこういった心の在り方がテロメアの長さと関連しているようにも思える。
(cut)
http://cancer-treatment-with-diet-cure.doorblog.jp/archives/36644387.html
テロメアと精神疾患と老化(その1)
体細胞を取り出して培養すると、テロメアの短縮が起こる。そのため、クローン羊ではテロメアが短かった
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テロメアと精神疾患と老化(その1)【短いテロメアとの関連】
2014年01月25日
この記事は、精神科の医師の先生のブログの記事です。
テロメアと精神疾患と老化(その1)、(その2)に分かれています(この記事は(その1)です)。
● テロメアと精神疾患と老化(その1)【短いテロメアとの関連】 (本記事)
● テロメアと精神疾患と老化(その2)【テロメアの短縮防止との関連】
この記事は、「精神疾患とテロメアの関連性」について詳しく論考されています。この先生はなかなかユニークな方で、書き味が面白くて読みやすいです。拝見させて頂いて、とても勉強になりました。
テロメアの短縮が進むと、体の老化が進み、癌をはじめとする心身の様々な病気に罹りやすくなるのが研究によって分かっています。
この記事では主に精神疾患の内容ばかりではありますが、最初はテロメアについての分かりやすい説明から始まり、テロメアと各精神疾患との関わりが論じられて、この記事の最後は、
「テロメアの短縮は、最終的に発癌にもつながる・・・ (;゜Д゜)」
という言葉で終わり、(その2)へと続きます。
精神疾患に関心のない方であっても、テロメアは発癌にも関与しているようなので、テロメアについて分かりやすく知ることができる記事ですから、ぜひご一読されてみてください m(__)m
(その2)では、『どうすればテロメアが短縮するのを防ぐことができるか』について書かれています。
テロメアと精神疾患と老化(その1.短いテロメアとの関連)
【「場末P科病院の精神科医の blog」より 】
先端の赤い部分がテロメア
今回は「テロメア」についての話である。
2009年度のノーベル医学生理学賞は、テロメアを研究した3人の学者の授与された。
今、多くの疾患や老化や寿命との関連において、テロメアが注目されてきている。
ウィキペディアなどによれば、テロメアは真核生物の染色体の末端部にある構造であり(DNA 配列は「TTAGGG」のタンデムリピートであることが分かっている)、テロメアはゲノムの損傷を保護するために存在し、直鎖状染色体 DNA 末端をキャッピングしている DNA-タンパク質複合体である。
テロメアは、染色体末端を保護する役目を持ち、細胞分裂における染色体の正常な分配に必要とされる。テロメアの伸長は「テロメラーゼ(テロメアを修復する酵素)」と呼ばれる酵素によって行われる。従って、この酵素がない細胞では、細胞分裂のたびにテロメアが短くなっていく。
さらに、テロメラーゼは人の体細胞では発現していないか、弱い活性しかもたない(唯一の例外は精子を作る精巣であり、テロメラーゼの活性が十分に保たれている)。人では細胞が分裂するたびにテロメアの末端から30~200塩基対(bp)が失われていく。そのため、テロメアの長さは、出生時には8000bpであるが、高齢になると1500bpまで短くなってしまう(染色体全体の長さは約1億5000万bp)。
テロメアが一定の長さより短くなると不可逆的に増殖を止め、細胞老化と呼ばれる状態になる。テロメアの短縮による細胞の老化が、個体の老化の原因となることが示唆されている。
なお、体細胞を取り出して培養すると、テロメアの短縮が起こる。そのため、クローン羊ではテロメアが短かったことが報告されている(⇒ クローン生物は短命に終わる)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2
http://learn.genetics.utah.edu/content/begin/traits/telomeres/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23273986
すなわち、テロメアの短さは老化を反映しており、暦年齢ではなく生物学的年齢として、残りの寿命を予想するマーカーとなり得るものだと言えよう。
(鳥類では、短いテロメアは1年以内の死を意味する)
http://www.independent.co.uk/news/science/test-that-can-predict-death--with-a-terrifying-degree-of-accuracy-8329398.html
(鳥類では、テロメアの長さによって残りの寿命が予測できる)
http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/276/1670/3157.full
なお、テロメアの短縮がどのように細胞の老化につながるかの分子メカニズムとしては、ミトコンドリアの酸化ストレスなどが関係していることが分かってきている。すなわち、p53の活性化を介して、p53が PPARγ コアクチベーターである PGC1α と PGC1β 遺伝子のプロモーター領域に結合し、PGC1A と PGC1B の発現が抑制され、その結果、PGC ネットワークが阻害され、ミトコンドリアの機能不全(ATP の産生が減少など)を来たし、活性酸素種(ROS)が増加し、酸化ストレスへの防御ができなくなり、アポトーシスに導びかれてしまうといった経路が明らかになってきている(下図)。
他のメカニズムも絡んでいるのだろうが、テロメアの短縮はとにかく酸化ストレスと強く関連しているようだ。詳細は以下のレビューを参考して頂きたい。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3718675/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3741661/
一方、精神医学の領域でもテロメアの長さが調べられており、精神疾患、心理状態、ストレスになどに影響されてテロメアが短くなっていることが分かってきている。
私がなぜテロメアに注目しているのかと言うと、テロメアの長さは精神疾患を評価する上でのバイオマーカーになる可能性があるからである。
精神科領域では良いバイオマーカーがほとんどない。
糖尿病における HbA1c のように、特に、酸化ストレスが関与しているような精神疾患では酸化ストレスの病態(程度や持続の有無など)を反映するバイオマーカーになり得るかもしれないと思っている。
テロメアの長さを調べる際に用いる PCR 用のプライマーはすでに確立している。
後は、健常者の年齢に応じた基準値が統一して定まれば、実際の臨床に導入することができよう。
なお、喫煙者ではテロメアが短くなっており、喫煙者が多い精神疾患の患者では喫煙の影響を常に考慮しておく必要がある。
(テロメアの長さは、慢性的な酸化ストレスや炎症のバイオマーカーとなり得る)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0891584907006533
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20228673
今回は、テロメアが短くなっていると報告されている精神疾患、心理状態、ライフスタイルなどについて解説を試みたい。
どのように生活していくかによってテロメアの長さは左右され、短くもなるし長くもなろう。
あなたの心の在り方によって、残りの寿命は決まるのかもしれない。
● うつ病
まず、テロメアが短縮する精神疾患としては「うつ病」がよく知られている。
「うつ病」では慢性的なストレスへの累積曝露に関連して、時間の経過とともに白血球のテロメアが短くなる。
テロメアが短くなる生物学的な背景には DNA の損傷という「うつ病」の病態を反映する炎症や酸化ストレスが関連していると推測されている(炎症や酸化ストレスは DNA に損傷を与える)。
コルチゾールの高さや HPA 軸の機能不全もテロメラーゼ活性を阻害するようだ。
人では、テロメアの長さが変化するには数ヵ月~数年を要する。
「うつ病」では「うつ病」を発症する相当前から酸化ストレスという現象がすでに始まっているのであろうか。
さらに、「うつ状態」が長く続けば、それだけ老化が促進されてしまう可能性が高くなる。
この表(参照)は「大うつ病」におけるテロメアの短縮を調べた研究の所見をまとめたものであるが、テロメアの短縮度合から「うつ病」では2年~10年分の老化が促進されているという結果が得られている(うつ病の異質性や罹患期間などが老化の度合のばらつきに関連しているのだろうが)。
また、テロメア短縮の度合いと「うつ症状の強さ」との相関が示されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3649747/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3504145/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3063175/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22055018/
(慢性うつ病は、テロメアの短縮も含めて脳の老化のモデルになるかもしれない)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3622471/
では、抗うつ剤によって「うつ病」が改善すれば、短くなったテロメアの長さは元に戻るのであろうか。
抗うつ剤などの治療によって「うつ症状」が改善してもテロメアの長さは元には戻らないという論文もあるが(酸化ストレスを除去しない限りテロメアは回復しないのかもしれないが)。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/da.20749/abstract?deniedAccessCustomisedMessage=&userIsAuthenticated=false
一方で、抗うつ剤によってテロメラーゼ活性が回復したというデータも当然ある(セルトラリンなどで示されており、抗うつ剤によるテロメラーゼ活性の回復が治療への反応の予測因子になるかもしれない ⇓)。
なお、未治療のうつ病では海馬の萎縮とテロメラーゼ活性の低下との関連が示されており、「うつ病」が遷延すればアルツハイマー病に通常よりも早く移行していく懸念がある。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3130817/
http://www.psychologytoday.com/blog/the-athletes-way/201305/untreated-depression-linked-telomeres-aging-and-disease
http://www.ta65doctor.com/blog/2013/05/27/untreated-depression-linked-to-telomeres-and-telomerase/
なお、「うつ病」とテロメアの短縮との関連を否定する研究結果もあることを付け加えておく。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3485011/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20493556
● 認知症
当然、加齢という老化現象が関連する代表的な疾患である認知症とテロメアの短さとの関連性が指摘されている。
アルツハイマー病だけでなく、脳血管性認知症やレビー小体型認知症でもテロメアの短縮という現象が見い出されている。
テロメアが短い人は認知症への移行を心配せねばならないと言えるだろう(テロメアの短さと海馬容積の減少が相関しており、そういった現象も関連しているのだろう)。
認知症の場合もフリーラジカルなどによる酸化ストレスによる DNA の損傷が関係していると想定されており、抗酸化剤やビタミンCやビタミンEがテロメアの短縮を防止してくれる可能性がある。
加齢によるメラトニンの分泌低下もテロメアの短縮と関係があるようである(関連ブログ2013年9月16日)。
中年期以降では、メラトニンの内服がテロメアの短縮を防止し認知症になることを防いでくれるのかもしれない。
http://www.life-enhancement.com/magazine/article/523-of-telomeres-and-dementia
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0001590
http://archneur.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1217317
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1468-1331.2011.03655.x/abstract?deniedAccessCustomisedMessage=&userIsAuthenticated=false
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21912072
(出版されたばかりの論文。長い PDF 文書ではあるが、メラトニンの抗酸化作用とテロメアについてが44~45ページ付近に述べられている。)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpi.12090/pdf
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpi.12090/abstract
これとは逆に、短いテロメアはアルツハイマー病とは関連付けられていないという研究報告もある。認知症も異質性が高い疾患であり、まだ統一した見解は得られないのかもしれない。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531556511003469
● PTSD や不安障害などのストレス関連疾患
PTSD、不安障害、高所恐怖症、DV、虐待、脅威などの心理的なストレスに関連する精神疾患でも、テロメアが短くなることが示されている。
PTSD では、5年分ほどテロメアの長さが短縮するようだ。
そして、PTSD でのテロメアの短縮はうつ状態の有無とは関係がないことが分かっている。
暴力などの虐待を受けた子供も、テロメアの短縮が見い出されている。
子供ですらテロメアが短くなって命を縮めてしまうのである。
さらに、単なる心理的なストレスでもテロメアが短くなっていき、老化を早めてしまうことになる。
例えば、高齢者や家族への介護によるストレスでも、テロメアが短くなることが示されている。
認知症の親の介護をしていてストレスを強く感じている方々は、親への介護はほどほどにして早く施設に入ってもらうほうが、自身の老化を防ぐためにはそのほうがいいのかもしれない。
認知症になった親の面倒を看ている間に自分も早く老化して早く認知症になっていくのでは意味がない。
テロメアが短くなるメカニズムとしては、うつ病と同様に、PTSD などのストレス関連障害でも Hypocortisolism(HPA 軸の機能不全)や酸化ストレス、炎症などがテロメアの短縮に関係しているものと推測されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC534658/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3700974/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3616159/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3152637/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2876034/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3322317/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3394740/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3207021/
● 統合失調症
統合失調症でも、テロメアの短縮が報告されている。
さらに、抗精神病薬がまだ投与されていない naive(ナイーブ:純粋で傷つきやすい様・繊細)なケースでも、テロメアの短縮が見い出されている。
この所見は、統合失調症と統合失調症との関連性の高さが指摘されている身体疾患(糖尿病などの代謝性障害、心血管障害)との共通する病態メカニズム(酸化ストレスなど)が絡んでいるのではと推測されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2441885/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2659310/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3283143/
しかし、最近、これまでとは全く逆の結果を報告する論文が出ている。
統合失調症では白血球のテロメアが長いケースがあり、それは、海馬容積の減少と相関していたというのである。
フリーアクセスの論文ではなく本文を見れないので、どのように考察をしているのかは分からないのではあるが、海馬における細胞分裂の履歴の少なさ(=それだけ海馬での神経新生が少ないのか・・)や抗精神病薬の影響なども関係しているのかもしれない。
同様の所見が APOEε4 アレルを持つ非認知症の被験者でも得られており、免疫系の現象が関与しているのではと推測されている。
テロメアは短過ぎてもダメだし、長過ぎてもダメなのかもしれない。
(年齢相応よりも少し長めくらいがちょうど良いのかも)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23870621
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0034292
(女性では、長すぎる白血球のテロメアは乳癌に関連している)
http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-94-007-4632-9_6
● 双極性障害
双極性障害でもテロメアは調べられており、特にうつ病相を呈する場合は、うつ病相の間にテロメアが短くなっていくようだ。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21880373
しかし、最近、リチウムが投与されている双極性障害 BPD において、リチウムに反応するケースほどテロメアが長いことが報告されており、リチウムがテロメアの短縮に対して保護的な効果を発揮しているのではと推測されている。
なお、テロメアが長いケースほど BPD のエピソードの回数が少なかったらしく、躁や軽躁のエピソードとテロメアの長さの変化は関連してはいないらしい。
このリチウムのテロメアへの保護作用のメカニズムは、リチウムが β-カテニンをリン酸化する GSK-3β を阻害することによって β-カテニンの変性を防ぎ、テロメラーゼの触媒サブユニットである hTERT の転写を抑制しているリプレッサーT細胞因子4(TCF4)を β-カテニンが除去することでテロメラーゼ活性の低下を防いでいるのではと考えられている。
リチウムに反応する双極性障害のケース(リチウムレスポンダー)での維持療法は、ジプレキサやエビリファイなどの抗精神病薬ではなく、リチウムが好ましいことがテロメアへの所見からも裏付けられたと言えよう。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3669924/
向精神薬全般とテロメアの関連を調べた論文もある。
フィンランドの調査では、精神疾患で向精神薬を使用している者ほどテロメアが長い傾向があったと報告されている。
向精神薬によって、テロメアの短縮が防止されているのだろうか。
向精神薬を一色単に扱っている調査であるから何とも言えないのではあるが、ある種の向精神薬は酸化ストレスを緩和するため、そういった作用が関係しているのかもしれない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22884422
● 仕事と関連したテロメアの短縮も報告されている
仕事による疲労の蓄積は、テロメアの短縮を早めてしまう。
フィンランドの調査ではあるが、仕事での消耗が激しい場合ほどテロメアの短縮と相関していることが見い出され、仕事での消耗が激しいと老化の速度を加速させてしまうと結論付けられている。
老化を防ぐには、休暇をしっかりと取るべきであろう。
従業員に休憩時間や休暇をろくに与えないようなブラック企業には勤めるべきではない。
ワタミでの過労死が大きな社会問題になったが、過労死した従業員の日記によれば、残業ばかりで夜もほとんど眠れず、仕事中の休憩時間も全くなかったようだ。
しかし、会社として反省しているような声明はワタミからは一切なく、マスコミはもっとワタミを追及すべきであった。
ワタミの社長は目立ちたがり屋で、東京都知事選に民主党推薦で立候補したかと思うと、今回は自民党に鞍替して参議院議員になったのだが、ころころと政党を変えるようなポリシーも何もない自己顕示でしかない行動のように思えた。
今でも、自ら休憩時間を短縮して働くのがワタミの精神(社訓)の素晴らしさだなどと社員にブログで書かせたりしている。
最低の社訓じゃないか。
そんな社訓は自慢にもならないぞ。
健康を保つための休息や休憩の必要性を重視している医学の立場から言えば、あの人物は実にけしからん人物である。
社員の寿命を縮めているだけはないか。
私はとんでもない悪いやつだと思っている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3394788/
さらに、夜勤やシフト勤務もテロメアを短くしていくことが報告されている(引用した論文は女性看護師のデータである)。
背景には、夜勤やシフト勤務によって生じた睡眠障害や概日リズムの乱れが関連しており、メラトニンの分泌障害による酸化ストレスへの抵抗の低下の関与などが考えられている。
夜勤やシフト勤務は、まさに命を削りながら勤務をしていることになる。
すでに長年夜の仕事をしており、生活のリズムが確立しているような場合は除くが、老化を防ぐにはシフト勤務や夜勤は努めて避けるほうが良いであろう。
特に、壮年期以降はシフト勤務は絶対にやめるべきである。
http://www.plosone.org/article/info:doi/10.1371/journal.pone.0023462
一方、公務員の男性でのデータであるが、睡眠不足でもテロメアは早く短くなっていくようであり、睡眠不足でのテロメアの短縮は、うつ症状とは関連がなかった。
特に5時間以下しか睡眠を取っていない場合は、テロメアが6%も短くなるようである。
老化を防ぐには、最低でも6時間は睡眠を取ったほうが良いのだろう。
なお、睡眠不足によるテロメアの短縮でも、酸化ストレスが関与していると推測されている。
睡眠時間を削ってまで残業しても、老化が早くなるだけである。
残業代を貰うよりも、睡眠時間を貰ったほうがいいのである。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3483149/
女性でも、睡眠不足や睡眠の質の低下はテロメアの短縮を招くという報告がある。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3199186/
なお、紹介した2つの論文では眠剤の使用の有無は一切述べらておらず、テロメアの短縮を防ぐためには、眠剤を使ってでも眠ったほうがいいのかは不明である。
● テロメアの長さは、心理状態にも左右される
睡眠不足の際の男性公務員への調査と同じ被験者から得られたデータではあるが、テロメアの長さは「心理状態にも左右される」ようである。
この調査では、他者への敵意(敵対心:hostility)や疑念(suspicious)や不信感(mistrustful)を抱く者ほどテロメアが短いことが示された。
敵意を持ちながら腹黒く態度に出さないことは、テロメアがもっと短くなるように私には思える。
越後屋は長生きはできないのである。
そうでないと、おかしな世の中になる。
これは、自然の摂理として正しい現象だと思える。
なお、この調査では、テロメラーゼ活性は逆に敵意を抱く者ほど高かった。
これはテロメアが短くなったことへの代償的な反応ではないかと推測されている。
テロメアが短くなるメカニズムとしては、敵対心と炎症やコルチゾールとの関連が想定されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3657139/
女性でのデータではあるが、悲観的な女性はテロメアが短くなることが示されている(男性も同様だろう)。
悲観的に考える女性は白血球のテロメアが短くなるだけでなく、血中のインターロイキン6の値も高く、テロメアが短い白血球ほど前炎症サイトカインを多く放出するため、免疫系の老化を示す所見と考えられている。
逆に、楽観的な女性は、テロメアやインターロイキン6との関連性は示されなかった。
くよくよと悲観的に否定的に物事を考えるマイナス思考の人は、老化が早くなるのである。
マイナス思考は「うつ病」における認知行動療法のターゲットでもあり(認知行動療法はひとことで言えば、マイナス思考を修正する心理療法である)、悲観は心理だけでなく、分子生物学的にも「うつ病」と共通するメカニズムが働いているのであろう。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2719778/
配偶者がいないこと(未婚、配偶者との離別、死別を含む)も、テロメアを早く短くしてしまうようだ。
40~64歳の成人の調査結果であるが、配偶者がいない場合は、配偶者がいるケースよりもテロメアが短縮していた。
論文では、一見すると配偶者がいるほうが健康的なライフスタイルとなりやすいことが関係してように思えるが、ライフスタイルを絡めた分析ではそういった要素は関係はないことが判明し、1人暮らしの孤独、社会的な孤立といった心理的な要因が関連し、孤独や社会的な孤立は酸化ストレスを強めてしまうのではと推測されている。老化を防ぐには、独身でいるよりも早く家庭を持ったほうがいいと言える。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3000178/
さらに、テロメアはライフスタイルにも影響されて短縮していくことが知られている。
テロメアを短くしてしまうライフスタイルとしては、喫煙、運動不足、過体重(=大きいBMI)、アルコール、バターやチーズなどに多く含まれる 短鎖~中鎖飽和脂肪酸 SMSFAs の摂取量(閉経後の女性のデータ)、リノール酸の過剰摂取、ヘロインなどの薬物の乱用などが示されている。ひとことで言えば、常識で考えても分かるような不健康な生活習慣がテロメアを短縮させるのである。
なお、妊娠中の母体が喫煙すると生まれてくる子のテロメアは短くなることが分かっている。妊娠中の喫煙は、子供の寿命を縮めてしまうことになるのであった。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2910221/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22875407
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23616516
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2854902/
http://www.ta65doctor.com/blog/2013/08/12/smoking-during-pregnancy-can-shorten-telomere/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22186032
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3669923/
最後に、感染症に罹患しても、テロメアが短くなることが示されている(サイトメガロウイルスなど)。
感染症に罹れば罹るほど、ストレスが蓄積していき、テロメアは短くなっていくのかもしれない。
感染症を防ぐことは、老化を防ぐことにもなるのであろう(逆に、EB ウイルスのようにテロメラーゼ活性がアップレギュレートする感染症もあるのだが、白血病などの血液やリンパ系の発癌につながるメカニズムなのかもしれない)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23403382
http://bloodjournal.hematologylibrary.org/content/97/3/700.short
以上、テロメアが短くなる(=老化が早まる、寿命が縮まる)ことと関連付けられている事象について述べた。
では、逆に、リチウムの内服のようにテロメアが短くなることを防いでくれることと関連しているような事象はないのであろうか・・・。
(次回に続く)
テロメアの短縮は、最終的に発癌にもつながる (;゜Д゜)
http://cancer-treatment-with-diet-cure.doorblog.jp/archives/36644359.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~
テロメアと精神疾患と老化(その1)【短いテロメアとの関連】
2014年01月25日
この記事は、精神科の医師の先生のブログの記事です。
テロメアと精神疾患と老化(その1)、(その2)に分かれています(この記事は(その1)です)。
● テロメアと精神疾患と老化(その1)【短いテロメアとの関連】 (本記事)
● テロメアと精神疾患と老化(その2)【テロメアの短縮防止との関連】
この記事は、「精神疾患とテロメアの関連性」について詳しく論考されています。この先生はなかなかユニークな方で、書き味が面白くて読みやすいです。拝見させて頂いて、とても勉強になりました。
テロメアの短縮が進むと、体の老化が進み、癌をはじめとする心身の様々な病気に罹りやすくなるのが研究によって分かっています。
この記事では主に精神疾患の内容ばかりではありますが、最初はテロメアについての分かりやすい説明から始まり、テロメアと各精神疾患との関わりが論じられて、この記事の最後は、
「テロメアの短縮は、最終的に発癌にもつながる・・・ (;゜Д゜)」
という言葉で終わり、(その2)へと続きます。
精神疾患に関心のない方であっても、テロメアは発癌にも関与しているようなので、テロメアについて分かりやすく知ることができる記事ですから、ぜひご一読されてみてください m(__)m
(その2)では、『どうすればテロメアが短縮するのを防ぐことができるか』について書かれています。
テロメアと精神疾患と老化(その1.短いテロメアとの関連)
【「場末P科病院の精神科医の blog」より 】
先端の赤い部分がテロメア
今回は「テロメア」についての話である。
2009年度のノーベル医学生理学賞は、テロメアを研究した3人の学者の授与された。
今、多くの疾患や老化や寿命との関連において、テロメアが注目されてきている。
ウィキペディアなどによれば、テロメアは真核生物の染色体の末端部にある構造であり(DNA 配列は「TTAGGG」のタンデムリピートであることが分かっている)、テロメアはゲノムの損傷を保護するために存在し、直鎖状染色体 DNA 末端をキャッピングしている DNA-タンパク質複合体である。
テロメアは、染色体末端を保護する役目を持ち、細胞分裂における染色体の正常な分配に必要とされる。テロメアの伸長は「テロメラーゼ(テロメアを修復する酵素)」と呼ばれる酵素によって行われる。従って、この酵素がない細胞では、細胞分裂のたびにテロメアが短くなっていく。
さらに、テロメラーゼは人の体細胞では発現していないか、弱い活性しかもたない(唯一の例外は精子を作る精巣であり、テロメラーゼの活性が十分に保たれている)。人では細胞が分裂するたびにテロメアの末端から30~200塩基対(bp)が失われていく。そのため、テロメアの長さは、出生時には8000bpであるが、高齢になると1500bpまで短くなってしまう(染色体全体の長さは約1億5000万bp)。
テロメアが一定の長さより短くなると不可逆的に増殖を止め、細胞老化と呼ばれる状態になる。テロメアの短縮による細胞の老化が、個体の老化の原因となることが示唆されている。
なお、体細胞を取り出して培養すると、テロメアの短縮が起こる。そのため、クローン羊ではテロメアが短かったことが報告されている(⇒ クローン生物は短命に終わる)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%82%A2
http://learn.genetics.utah.edu/content/begin/traits/telomeres/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23273986
すなわち、テロメアの短さは老化を反映しており、暦年齢ではなく生物学的年齢として、残りの寿命を予想するマーカーとなり得るものだと言えよう。
(鳥類では、短いテロメアは1年以内の死を意味する)
http://www.independent.co.uk/news/science/test-that-can-predict-death--with-a-terrifying-degree-of-accuracy-8329398.html
(鳥類では、テロメアの長さによって残りの寿命が予測できる)
http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/276/1670/3157.full
なお、テロメアの短縮がどのように細胞の老化につながるかの分子メカニズムとしては、ミトコンドリアの酸化ストレスなどが関係していることが分かってきている。すなわち、p53の活性化を介して、p53が PPARγ コアクチベーターである PGC1α と PGC1β 遺伝子のプロモーター領域に結合し、PGC1A と PGC1B の発現が抑制され、その結果、PGC ネットワークが阻害され、ミトコンドリアの機能不全(ATP の産生が減少など)を来たし、活性酸素種(ROS)が増加し、酸化ストレスへの防御ができなくなり、アポトーシスに導びかれてしまうといった経路が明らかになってきている(下図)。
他のメカニズムも絡んでいるのだろうが、テロメアの短縮はとにかく酸化ストレスと強く関連しているようだ。詳細は以下のレビューを参考して頂きたい。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3718675/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3741661/
一方、精神医学の領域でもテロメアの長さが調べられており、精神疾患、心理状態、ストレスになどに影響されてテロメアが短くなっていることが分かってきている。
私がなぜテロメアに注目しているのかと言うと、テロメアの長さは精神疾患を評価する上でのバイオマーカーになる可能性があるからである。
精神科領域では良いバイオマーカーがほとんどない。
糖尿病における HbA1c のように、特に、酸化ストレスが関与しているような精神疾患では酸化ストレスの病態(程度や持続の有無など)を反映するバイオマーカーになり得るかもしれないと思っている。
テロメアの長さを調べる際に用いる PCR 用のプライマーはすでに確立している。
後は、健常者の年齢に応じた基準値が統一して定まれば、実際の臨床に導入することができよう。
なお、喫煙者ではテロメアが短くなっており、喫煙者が多い精神疾患の患者では喫煙の影響を常に考慮しておく必要がある。
(テロメアの長さは、慢性的な酸化ストレスや炎症のバイオマーカーとなり得る)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0891584907006533
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20228673
今回は、テロメアが短くなっていると報告されている精神疾患、心理状態、ライフスタイルなどについて解説を試みたい。
どのように生活していくかによってテロメアの長さは左右され、短くもなるし長くもなろう。
あなたの心の在り方によって、残りの寿命は決まるのかもしれない。
● うつ病
まず、テロメアが短縮する精神疾患としては「うつ病」がよく知られている。
「うつ病」では慢性的なストレスへの累積曝露に関連して、時間の経過とともに白血球のテロメアが短くなる。
テロメアが短くなる生物学的な背景には DNA の損傷という「うつ病」の病態を反映する炎症や酸化ストレスが関連していると推測されている(炎症や酸化ストレスは DNA に損傷を与える)。
コルチゾールの高さや HPA 軸の機能不全もテロメラーゼ活性を阻害するようだ。
人では、テロメアの長さが変化するには数ヵ月~数年を要する。
「うつ病」では「うつ病」を発症する相当前から酸化ストレスという現象がすでに始まっているのであろうか。
さらに、「うつ状態」が長く続けば、それだけ老化が促進されてしまう可能性が高くなる。
この表(参照)は「大うつ病」におけるテロメアの短縮を調べた研究の所見をまとめたものであるが、テロメアの短縮度合から「うつ病」では2年~10年分の老化が促進されているという結果が得られている(うつ病の異質性や罹患期間などが老化の度合のばらつきに関連しているのだろうが)。
また、テロメア短縮の度合いと「うつ症状の強さ」との相関が示されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3649747/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3504145/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3063175/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22055018/
(慢性うつ病は、テロメアの短縮も含めて脳の老化のモデルになるかもしれない)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3622471/
では、抗うつ剤によって「うつ病」が改善すれば、短くなったテロメアの長さは元に戻るのであろうか。
抗うつ剤などの治療によって「うつ症状」が改善してもテロメアの長さは元には戻らないという論文もあるが(酸化ストレスを除去しない限りテロメアは回復しないのかもしれないが)。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/da.20749/abstract?deniedAccessCustomisedMessage=&userIsAuthenticated=false
一方で、抗うつ剤によってテロメラーゼ活性が回復したというデータも当然ある(セルトラリンなどで示されており、抗うつ剤によるテロメラーゼ活性の回復が治療への反応の予測因子になるかもしれない ⇓)。
なお、未治療のうつ病では海馬の萎縮とテロメラーゼ活性の低下との関連が示されており、「うつ病」が遷延すればアルツハイマー病に通常よりも早く移行していく懸念がある。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3130817/
http://www.psychologytoday.com/blog/the-athletes-way/201305/untreated-depression-linked-telomeres-aging-and-disease
http://www.ta65doctor.com/blog/2013/05/27/untreated-depression-linked-to-telomeres-and-telomerase/
なお、「うつ病」とテロメアの短縮との関連を否定する研究結果もあることを付け加えておく。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3485011/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20493556
● 認知症
当然、加齢という老化現象が関連する代表的な疾患である認知症とテロメアの短さとの関連性が指摘されている。
アルツハイマー病だけでなく、脳血管性認知症やレビー小体型認知症でもテロメアの短縮という現象が見い出されている。
テロメアが短い人は認知症への移行を心配せねばならないと言えるだろう(テロメアの短さと海馬容積の減少が相関しており、そういった現象も関連しているのだろう)。
認知症の場合もフリーラジカルなどによる酸化ストレスによる DNA の損傷が関係していると想定されており、抗酸化剤やビタミンCやビタミンEがテロメアの短縮を防止してくれる可能性がある。
加齢によるメラトニンの分泌低下もテロメアの短縮と関係があるようである(関連ブログ2013年9月16日)。
中年期以降では、メラトニンの内服がテロメアの短縮を防止し認知症になることを防いでくれるのかもしれない。
http://www.life-enhancement.com/magazine/article/523-of-telomeres-and-dementia
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0001590
http://archneur.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1217317
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1468-1331.2011.03655.x/abstract?deniedAccessCustomisedMessage=&userIsAuthenticated=false
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21912072
(出版されたばかりの論文。長い PDF 文書ではあるが、メラトニンの抗酸化作用とテロメアについてが44~45ページ付近に述べられている。)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpi.12090/pdf
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jpi.12090/abstract
これとは逆に、短いテロメアはアルツハイマー病とは関連付けられていないという研究報告もある。認知症も異質性が高い疾患であり、まだ統一した見解は得られないのかもしれない。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0531556511003469
● PTSD や不安障害などのストレス関連疾患
PTSD、不安障害、高所恐怖症、DV、虐待、脅威などの心理的なストレスに関連する精神疾患でも、テロメアが短くなることが示されている。
PTSD では、5年分ほどテロメアの長さが短縮するようだ。
そして、PTSD でのテロメアの短縮はうつ状態の有無とは関係がないことが分かっている。
暴力などの虐待を受けた子供も、テロメアの短縮が見い出されている。
子供ですらテロメアが短くなって命を縮めてしまうのである。
さらに、単なる心理的なストレスでもテロメアが短くなっていき、老化を早めてしまうことになる。
例えば、高齢者や家族への介護によるストレスでも、テロメアが短くなることが示されている。
認知症の親の介護をしていてストレスを強く感じている方々は、親への介護はほどほどにして早く施設に入ってもらうほうが、自身の老化を防ぐためにはそのほうがいいのかもしれない。
認知症になった親の面倒を看ている間に自分も早く老化して早く認知症になっていくのでは意味がない。
テロメアが短くなるメカニズムとしては、うつ病と同様に、PTSD などのストレス関連障害でも Hypocortisolism(HPA 軸の機能不全)や酸化ストレス、炎症などがテロメアの短縮に関係しているものと推測されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC534658/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3700974/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3616159/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3152637/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2876034/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3322317/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3394740/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3207021/
● 統合失調症
統合失調症でも、テロメアの短縮が報告されている。
さらに、抗精神病薬がまだ投与されていない naive(ナイーブ:純粋で傷つきやすい様・繊細)なケースでも、テロメアの短縮が見い出されている。
この所見は、統合失調症と統合失調症との関連性の高さが指摘されている身体疾患(糖尿病などの代謝性障害、心血管障害)との共通する病態メカニズム(酸化ストレスなど)が絡んでいるのではと推測されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2441885/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2659310/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3283143/
しかし、最近、これまでとは全く逆の結果を報告する論文が出ている。
統合失調症では白血球のテロメアが長いケースがあり、それは、海馬容積の減少と相関していたというのである。
フリーアクセスの論文ではなく本文を見れないので、どのように考察をしているのかは分からないのではあるが、海馬における細胞分裂の履歴の少なさ(=それだけ海馬での神経新生が少ないのか・・)や抗精神病薬の影響なども関係しているのかもしれない。
同様の所見が APOEε4 アレルを持つ非認知症の被験者でも得られており、免疫系の現象が関与しているのではと推測されている。
テロメアは短過ぎてもダメだし、長過ぎてもダメなのかもしれない。
(年齢相応よりも少し長めくらいがちょうど良いのかも)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23870621
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0034292
(女性では、長すぎる白血球のテロメアは乳癌に関連している)
http://link.springer.com/chapter/10.1007/978-94-007-4632-9_6
● 双極性障害
双極性障害でもテロメアは調べられており、特にうつ病相を呈する場合は、うつ病相の間にテロメアが短くなっていくようだ。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21880373
しかし、最近、リチウムが投与されている双極性障害 BPD において、リチウムに反応するケースほどテロメアが長いことが報告されており、リチウムがテロメアの短縮に対して保護的な効果を発揮しているのではと推測されている。
なお、テロメアが長いケースほど BPD のエピソードの回数が少なかったらしく、躁や軽躁のエピソードとテロメアの長さの変化は関連してはいないらしい。
このリチウムのテロメアへの保護作用のメカニズムは、リチウムが β-カテニンをリン酸化する GSK-3β を阻害することによって β-カテニンの変性を防ぎ、テロメラーゼの触媒サブユニットである hTERT の転写を抑制しているリプレッサーT細胞因子4(TCF4)を β-カテニンが除去することでテロメラーゼ活性の低下を防いでいるのではと考えられている。
リチウムに反応する双極性障害のケース(リチウムレスポンダー)での維持療法は、ジプレキサやエビリファイなどの抗精神病薬ではなく、リチウムが好ましいことがテロメアへの所見からも裏付けられたと言えよう。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3669924/
向精神薬全般とテロメアの関連を調べた論文もある。
フィンランドの調査では、精神疾患で向精神薬を使用している者ほどテロメアが長い傾向があったと報告されている。
向精神薬によって、テロメアの短縮が防止されているのだろうか。
向精神薬を一色単に扱っている調査であるから何とも言えないのではあるが、ある種の向精神薬は酸化ストレスを緩和するため、そういった作用が関係しているのかもしれない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22884422
● 仕事と関連したテロメアの短縮も報告されている
仕事による疲労の蓄積は、テロメアの短縮を早めてしまう。
フィンランドの調査ではあるが、仕事での消耗が激しい場合ほどテロメアの短縮と相関していることが見い出され、仕事での消耗が激しいと老化の速度を加速させてしまうと結論付けられている。
老化を防ぐには、休暇をしっかりと取るべきであろう。
従業員に休憩時間や休暇をろくに与えないようなブラック企業には勤めるべきではない。
ワタミでの過労死が大きな社会問題になったが、過労死した従業員の日記によれば、残業ばかりで夜もほとんど眠れず、仕事中の休憩時間も全くなかったようだ。
しかし、会社として反省しているような声明はワタミからは一切なく、マスコミはもっとワタミを追及すべきであった。
ワタミの社長は目立ちたがり屋で、東京都知事選に民主党推薦で立候補したかと思うと、今回は自民党に鞍替して参議院議員になったのだが、ころころと政党を変えるようなポリシーも何もない自己顕示でしかない行動のように思えた。
今でも、自ら休憩時間を短縮して働くのがワタミの精神(社訓)の素晴らしさだなどと社員にブログで書かせたりしている。
最低の社訓じゃないか。
そんな社訓は自慢にもならないぞ。
健康を保つための休息や休憩の必要性を重視している医学の立場から言えば、あの人物は実にけしからん人物である。
社員の寿命を縮めているだけはないか。
私はとんでもない悪いやつだと思っている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3394788/
さらに、夜勤やシフト勤務もテロメアを短くしていくことが報告されている(引用した論文は女性看護師のデータである)。
背景には、夜勤やシフト勤務によって生じた睡眠障害や概日リズムの乱れが関連しており、メラトニンの分泌障害による酸化ストレスへの抵抗の低下の関与などが考えられている。
夜勤やシフト勤務は、まさに命を削りながら勤務をしていることになる。
すでに長年夜の仕事をしており、生活のリズムが確立しているような場合は除くが、老化を防ぐにはシフト勤務や夜勤は努めて避けるほうが良いであろう。
特に、壮年期以降はシフト勤務は絶対にやめるべきである。
http://www.plosone.org/article/info:doi/10.1371/journal.pone.0023462
一方、公務員の男性でのデータであるが、睡眠不足でもテロメアは早く短くなっていくようであり、睡眠不足でのテロメアの短縮は、うつ症状とは関連がなかった。
特に5時間以下しか睡眠を取っていない場合は、テロメアが6%も短くなるようである。
老化を防ぐには、最低でも6時間は睡眠を取ったほうが良いのだろう。
なお、睡眠不足によるテロメアの短縮でも、酸化ストレスが関与していると推測されている。
睡眠時間を削ってまで残業しても、老化が早くなるだけである。
残業代を貰うよりも、睡眠時間を貰ったほうがいいのである。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3483149/
女性でも、睡眠不足や睡眠の質の低下はテロメアの短縮を招くという報告がある。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3199186/
なお、紹介した2つの論文では眠剤の使用の有無は一切述べらておらず、テロメアの短縮を防ぐためには、眠剤を使ってでも眠ったほうがいいのかは不明である。
● テロメアの長さは、心理状態にも左右される
睡眠不足の際の男性公務員への調査と同じ被験者から得られたデータではあるが、テロメアの長さは「心理状態にも左右される」ようである。
この調査では、他者への敵意(敵対心:hostility)や疑念(suspicious)や不信感(mistrustful)を抱く者ほどテロメアが短いことが示された。
敵意を持ちながら腹黒く態度に出さないことは、テロメアがもっと短くなるように私には思える。
越後屋は長生きはできないのである。
そうでないと、おかしな世の中になる。
これは、自然の摂理として正しい現象だと思える。
なお、この調査では、テロメラーゼ活性は逆に敵意を抱く者ほど高かった。
これはテロメアが短くなったことへの代償的な反応ではないかと推測されている。
テロメアが短くなるメカニズムとしては、敵対心と炎症やコルチゾールとの関連が想定されている。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3657139/
女性でのデータではあるが、悲観的な女性はテロメアが短くなることが示されている(男性も同様だろう)。
悲観的に考える女性は白血球のテロメアが短くなるだけでなく、血中のインターロイキン6の値も高く、テロメアが短い白血球ほど前炎症サイトカインを多く放出するため、免疫系の老化を示す所見と考えられている。
逆に、楽観的な女性は、テロメアやインターロイキン6との関連性は示されなかった。
くよくよと悲観的に否定的に物事を考えるマイナス思考の人は、老化が早くなるのである。
マイナス思考は「うつ病」における認知行動療法のターゲットでもあり(認知行動療法はひとことで言えば、マイナス思考を修正する心理療法である)、悲観は心理だけでなく、分子生物学的にも「うつ病」と共通するメカニズムが働いているのであろう。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2719778/
配偶者がいないこと(未婚、配偶者との離別、死別を含む)も、テロメアを早く短くしてしまうようだ。
40~64歳の成人の調査結果であるが、配偶者がいない場合は、配偶者がいるケースよりもテロメアが短縮していた。
論文では、一見すると配偶者がいるほうが健康的なライフスタイルとなりやすいことが関係してように思えるが、ライフスタイルを絡めた分析ではそういった要素は関係はないことが判明し、1人暮らしの孤独、社会的な孤立といった心理的な要因が関連し、孤独や社会的な孤立は酸化ストレスを強めてしまうのではと推測されている。老化を防ぐには、独身でいるよりも早く家庭を持ったほうがいいと言える。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3000178/
さらに、テロメアはライフスタイルにも影響されて短縮していくことが知られている。
テロメアを短くしてしまうライフスタイルとしては、喫煙、運動不足、過体重(=大きいBMI)、アルコール、バターやチーズなどに多く含まれる 短鎖~中鎖飽和脂肪酸 SMSFAs の摂取量(閉経後の女性のデータ)、リノール酸の過剰摂取、ヘロインなどの薬物の乱用などが示されている。ひとことで言えば、常識で考えても分かるような不健康な生活習慣がテロメアを短縮させるのである。
なお、妊娠中の母体が喫煙すると生まれてくる子のテロメアは短くなることが分かっている。妊娠中の喫煙は、子供の寿命を縮めてしまうことになるのであった。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2910221/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22875407
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23616516
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2854902/
http://www.ta65doctor.com/blog/2013/08/12/smoking-during-pregnancy-can-shorten-telomere/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22186032
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3669923/
最後に、感染症に罹患しても、テロメアが短くなることが示されている(サイトメガロウイルスなど)。
感染症に罹れば罹るほど、ストレスが蓄積していき、テロメアは短くなっていくのかもしれない。
感染症を防ぐことは、老化を防ぐことにもなるのであろう(逆に、EB ウイルスのようにテロメラーゼ活性がアップレギュレートする感染症もあるのだが、白血病などの血液やリンパ系の発癌につながるメカニズムなのかもしれない)。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23403382
http://bloodjournal.hematologylibrary.org/content/97/3/700.short
以上、テロメアが短くなる(=老化が早まる、寿命が縮まる)ことと関連付けられている事象について述べた。
では、逆に、リチウムの内服のようにテロメアが短くなることを防いでくれることと関連しているような事象はないのであろうか・・・。
(次回に続く)
テロメアの短縮は、最終的に発癌にもつながる (;゜Д゜)
http://cancer-treatment-with-diet-cure.doorblog.jp/archives/36644359.html
ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させたり、染色体異常を引き起こす
ソルビン酸K(カリウム)の毒性と使用基準【保存料】
[保存料]
ソルビン酸、ソルビン酸K(カリウム)には細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品に使われる保存料です。
かまぼこ、ちくわ、はんぺん、ハム、ソーセージ、漬け物、佃煮、イカの燻製、ワイン、チーズ、あん類、果実ペースト、クリーム、大福などの和菓子、果汁、ジャム、シロップなど
ソルビン酸Kはソルビン酸にカリウムがくっついた物質で、水溶性なため水に溶けやすい性質を持つ。用途によって使い分けられるが基本的には同じものと考えてよい。
単体での毒性・危険性はもちろんあるが、それよりも多くの食品に使われているため
他の食品添加物との複合摂取による発がん性が指摘されています。
以下、詳細です。
ソルビン酸Kの毒性
ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させたり、染色体異常を引き起こすことが分かっています。変異原性はがんの発生と関係があります。
動物実験では
ラットに、体重1kgあたり4.2gのソルビン酸カリウムを投与したところ約半分がラットが死亡した。
複合摂取の危険性
世の中にある食品添加物のほとんどは、単体での毒性チェックしかされていないため、ソルビン酸のようにたくさんの食品に使われている添加物には注意が必要です。
食べ物には食べ合わせがあるように、食品添加物にもあります。
特に悪名高いのは「亜硝酸塩」との組み合わせです。
この2つを同時に摂取すると化学反応を起こし強力な発がん性物質が生成します。
ハム・ソーセージ・などの加工肉は、まさにその両方が使われているケースが多いので注意してください。
複合摂取の危険性
東京都の調査によると、調査した280品の加工食品のうち、173品からソルビン酸が検出された。もっとも値が高かったのはハムやソーセージの加工肉で平均値で1100ppm。
佃煮、練り物、燻製などの魚介の加工品で826ppm。チーズ類で788ppm、漬け物、お菓子、ワインと続く。
最大で1900ppm、最小は7ppm。
使用基準は3000ppmだが、単体摂取より複合摂取の問題のほうが大きいので、ソルビン酸が使っているかいなかで食品を選んでいただきたいです。
http://tenkabutsu.com/potassium-sorbate
[保存料]
ソルビン酸、ソルビン酸K(カリウム)には細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品に使われる保存料です。
かまぼこ、ちくわ、はんぺん、ハム、ソーセージ、漬け物、佃煮、イカの燻製、ワイン、チーズ、あん類、果実ペースト、クリーム、大福などの和菓子、果汁、ジャム、シロップなど
ソルビン酸Kはソルビン酸にカリウムがくっついた物質で、水溶性なため水に溶けやすい性質を持つ。用途によって使い分けられるが基本的には同じものと考えてよい。
単体での毒性・危険性はもちろんあるが、それよりも多くの食品に使われているため
他の食品添加物との複合摂取による発がん性が指摘されています。
以下、詳細です。
ソルビン酸Kの毒性
ソルビン酸Kは細胞の遺伝子を突然変異(変異原性)させたり、染色体異常を引き起こすことが分かっています。変異原性はがんの発生と関係があります。
動物実験では
ラットに、体重1kgあたり4.2gのソルビン酸カリウムを投与したところ約半分がラットが死亡した。
複合摂取の危険性
世の中にある食品添加物のほとんどは、単体での毒性チェックしかされていないため、ソルビン酸のようにたくさんの食品に使われている添加物には注意が必要です。
食べ物には食べ合わせがあるように、食品添加物にもあります。
特に悪名高いのは「亜硝酸塩」との組み合わせです。
この2つを同時に摂取すると化学反応を起こし強力な発がん性物質が生成します。
ハム・ソーセージ・などの加工肉は、まさにその両方が使われているケースが多いので注意してください。
複合摂取の危険性
東京都の調査によると、調査した280品の加工食品のうち、173品からソルビン酸が検出された。もっとも値が高かったのはハムやソーセージの加工肉で平均値で1100ppm。
佃煮、練り物、燻製などの魚介の加工品で826ppm。チーズ類で788ppm、漬け物、お菓子、ワインと続く。
最大で1900ppm、最小は7ppm。
使用基準は3000ppmだが、単体摂取より複合摂取の問題のほうが大きいので、ソルビン酸が使っているかいなかで食品を選んでいただきたいです。
http://tenkabutsu.com/potassium-sorbate
ソルビン酸を亜硝酸ソーダと一緒にとると体のバランスが悪くなったり、発ガン性の恐れがあります。
2回目の掲載になります。↓
◇トッピクス◇
●スーパーなどの太巻き寿司には驚くほどの食品添加物が、その危険性は…
コンビニやスーパー、百貨店のお惣菜売り場でよく見かける太巻き寿司、 しかし、この太巻き寿司にもまた、驚くほどの食品添加物が含まれています。具沢山で健康に良いな、と思って太巻き寿司を買うと、何と、おかずの種類に比例して、 カ ラダの中に入る食品添加物も増えてしまうのです…
●おかわり自由コーヒーのカラクリ、リン酸塩の食品添加物で3倍に...
食品添加物のリン酸塩が増量剤として混ぜられているのです。リン酸塩のとり過ぎは、体の治癒力や免疫力が低下する恐れがあり要注意です。ところが、何倍も作ることができる代わりに、コーヒー独特の苦味と香りがなくなってしまい、また食品添加物の助けを借りることとなります...
●缶詰みかんの作り方の秘密、食品加工の強い味方『塩酸』
缶詰のみかんの加工製造の過程で、塩酸が使われているということはご存知でしたか?
あの劇薬の塩酸です。
しかし何故か缶詰のみかんの原材料の処には塩酸の表示がありません、実はカラクリがあるのです…
●人工甘味料で"元気な精子"激減/日本薬学会のショッキング報告「清涼飲料水などに使われているノンカロリー人工甘味料で"元気な精子"が減る」こんなショッキングな実験結果が日本薬学会で発表されました。
問題の人工甘味料は「アスパルテーム」
砂糖の180~220倍の甘さがあり、使用量が砂糖の約1/200で済むことからダイエットタイプのコーラや食品等の他、糖尿病患者の治療食品にも利用されています...
●亜硝酸ナトリウム(発ガン物質ニトロソアミンを作り、急性毒性も強い)ハムなどの肉製品によく使われる食品添加物です。
亜硝酸ナトリウムは、肉や魚に含まれるアミノ酸と反応し、 強い発ガン性物質ニトロソアミンを作リます。
中毒例を元に人に対する致死量を推定すると、0.18~0.25gとなります。
猛毒の青酸カリの人に対する致死量は0.15gなので、仮に亜硝酸ナトリウムの致死量を0.18gとした場合、 猛毒の青酸カリウムと同じレベルの毒性を持つことになります…
●フXXXミニに含まれる色素は虫由来、食品添加物とその危険性食物繊維が豊富というキャッチフレーズで販売されているO製薬のフXXXミニ。
うすい綺麗なオレンジ色でいかにもヘルシーに見えるのですが、中に自然系とは言え、虫から抽出されて着色剤が入っているんだ、と知ったらどうするでしょうか。
あのきれいなオレンジはコチニール色素が含まれているからです。
確かに天然の色素なのですが、実はサボテンに寄生する虫(カイガラ虫科のエンジムシ)を…
●成型ステーキと食品添加物ファミリーレストランなどの安いステーキは、ハラミ肉や 食肉加工の際に生じるカット屑肉を貼り合せて作られているものが多いそうです。
いわゆる「成型ステーキ」です。まず、屑肉やハラミ肉は硬くてそのままでは食べられないので、タンパク質分解酵素でやわらかくします…
ソルビン酸 保存料【危険度4】 亜硝酸ソーダと一緒にとると発ガン性が...2013年9月19日
■ソルビン酸 【危険度4】ソルビン酸は、・ハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん・煮豆、佃煮、漬け物、イカの燻製、・ジャム、シロップ、あん類・キャビア、チーズ・ワイン、清涼飲料水などの加工に使用される保存料です。
ナナカマド(植物)の未熟な果実の果汁から発見された物質で、細菌、カビの増殖増殖を抑えて、腐敗を防ぎます。
対象食品はきめられていますが、上記の食品も含め非常に多くあります。
以下、注意すべきポイントや人体への影響や危険性について"食品添加物の危険度がわかる事典"(p39) 渡辺 雄二著"ソルビン酸"よりご紹介します。
【注意すべきポイント】最も多くの種類の食品に使われる保存料です。
ソルビン酸は、カビや酵母の発育を抑える作用が強いので、それらが増殖する心配のある食品に用いられます。
使用限度は食品によって違いがありますが、原料1kg当たり0.05~3.0gです。
【人体への影響・危険性】ラットに対して、体重1kg当たり7.4g経口投与するとその半数が死亡します。
人の推定致死量は500gです。
ソルビン酸を落花生油または水に溶かして、ラットに皮下注射した実験では、注射部位にがんが発生しました。
また、マウスに体重1kg当たり0.04gを毎日、17ヶ月投与した実験では、体重の増え方が鈍り、肝臓、腎臓、精巣が少なくなりました。
人間がソルビン酸を摂取した場合、体内の代謝によって水と二酸化炭素になり、大半が呼気から、他に便や尿から排出され、一部が筋肉や体組織に移行します。
亜硝酸ソーダと一緒にとると体のバランスが悪くなったり、発ガン性の恐れがあります。
(参考) 食品添加物の危険度がわかる事典、渡辺雄二著スポンサード・リンク関連記事
K.Kumano【関心】食と健康&自己実現の希求【AGE】 62歳【経歴】大阪大学工学部卒・石川島播磨重工業㈱勤務後、故郷の北陸福井にUーターン・県内の染色系企業を経営するが、事情により企業から離脱・『食と健康、食と子供の非行等』との深い関係に関心を持ち、2007/6~2008/7の間、クシマクロビ・スタンダードコースを北陸福井から大阪まで通い受講する。・欧米化され過ぎた現代の日本食に警笛をならし続けている。
http://tenka99.com/kiken/cat57/cat62/4_1.htm
(参考) 食品添加物の危険度がわかる事典、渡辺雄二著http://tenka99.com/kiken/cat57/cat62/4_1.html
「食品添加物の危険度がわかる事典」(p40) 渡辺 雄二著"ソルビン酸カリウム"よりご紹介します。
wine07.jpg【注意すべきポイント】水に良く溶けるので、ソルビン酸よりも使いやすく、上記の食品以外にも、チーズ・あん類・果実ペースト・果汁・シロップ・佃煮・煮豆・マーガリンなどに使用されています。ソルビン酸と並んで、最も多くの種類の食品に使用され、PHの低いところで効果を発揮する保存料です。酸性になるほど効力は強くなりますが、PH8以上のアルカリ性では、ほとんど保存料としての効果は望めません。【人体への影響】ラットに対して、体重1kg当たり4.2gのソルビン酸カリウムを経口投与すると、その半数が死亡。ソルビン酸カリウムを、1,2,5及び10%の割合でエサに混ぜ、ラットに3ヶ月間食べさせた実験では、5%と10%投与群で初期段階で体重の増加が抑制されたが、実験の終わり頃には抑制は殆んど見られなくなった。また、試験管内の実験で、変異原生(遺伝子を傷つける毒性)があることが解っています。変異原生と発ガン性は密接な関係があります。http://tenka99.com/kiken/cat57/cat62/_4_
◇トッピクス◇
●スーパーなどの太巻き寿司には驚くほどの食品添加物が、その危険性は…
コンビニやスーパー、百貨店のお惣菜売り場でよく見かける太巻き寿司、 しかし、この太巻き寿司にもまた、驚くほどの食品添加物が含まれています。具沢山で健康に良いな、と思って太巻き寿司を買うと、何と、おかずの種類に比例して、 カ ラダの中に入る食品添加物も増えてしまうのです…
●おかわり自由コーヒーのカラクリ、リン酸塩の食品添加物で3倍に...
食品添加物のリン酸塩が増量剤として混ぜられているのです。リン酸塩のとり過ぎは、体の治癒力や免疫力が低下する恐れがあり要注意です。ところが、何倍も作ることができる代わりに、コーヒー独特の苦味と香りがなくなってしまい、また食品添加物の助けを借りることとなります...
●缶詰みかんの作り方の秘密、食品加工の強い味方『塩酸』
缶詰のみかんの加工製造の過程で、塩酸が使われているということはご存知でしたか?
あの劇薬の塩酸です。
しかし何故か缶詰のみかんの原材料の処には塩酸の表示がありません、実はカラクリがあるのです…
●人工甘味料で"元気な精子"激減/日本薬学会のショッキング報告「清涼飲料水などに使われているノンカロリー人工甘味料で"元気な精子"が減る」こんなショッキングな実験結果が日本薬学会で発表されました。
問題の人工甘味料は「アスパルテーム」
砂糖の180~220倍の甘さがあり、使用量が砂糖の約1/200で済むことからダイエットタイプのコーラや食品等の他、糖尿病患者の治療食品にも利用されています...
●亜硝酸ナトリウム(発ガン物質ニトロソアミンを作り、急性毒性も強い)ハムなどの肉製品によく使われる食品添加物です。
亜硝酸ナトリウムは、肉や魚に含まれるアミノ酸と反応し、 強い発ガン性物質ニトロソアミンを作リます。
中毒例を元に人に対する致死量を推定すると、0.18~0.25gとなります。
猛毒の青酸カリの人に対する致死量は0.15gなので、仮に亜硝酸ナトリウムの致死量を0.18gとした場合、 猛毒の青酸カリウムと同じレベルの毒性を持つことになります…
●フXXXミニに含まれる色素は虫由来、食品添加物とその危険性食物繊維が豊富というキャッチフレーズで販売されているO製薬のフXXXミニ。
うすい綺麗なオレンジ色でいかにもヘルシーに見えるのですが、中に自然系とは言え、虫から抽出されて着色剤が入っているんだ、と知ったらどうするでしょうか。
あのきれいなオレンジはコチニール色素が含まれているからです。
確かに天然の色素なのですが、実はサボテンに寄生する虫(カイガラ虫科のエンジムシ)を…
●成型ステーキと食品添加物ファミリーレストランなどの安いステーキは、ハラミ肉や 食肉加工の際に生じるカット屑肉を貼り合せて作られているものが多いそうです。
いわゆる「成型ステーキ」です。まず、屑肉やハラミ肉は硬くてそのままでは食べられないので、タンパク質分解酵素でやわらかくします…
ソルビン酸 保存料【危険度4】 亜硝酸ソーダと一緒にとると発ガン性が...2013年9月19日
■ソルビン酸 【危険度4】ソルビン酸は、・ハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん・煮豆、佃煮、漬け物、イカの燻製、・ジャム、シロップ、あん類・キャビア、チーズ・ワイン、清涼飲料水などの加工に使用される保存料です。
ナナカマド(植物)の未熟な果実の果汁から発見された物質で、細菌、カビの増殖増殖を抑えて、腐敗を防ぎます。
対象食品はきめられていますが、上記の食品も含め非常に多くあります。
以下、注意すべきポイントや人体への影響や危険性について"食品添加物の危険度がわかる事典"(p39) 渡辺 雄二著"ソルビン酸"よりご紹介します。
【注意すべきポイント】最も多くの種類の食品に使われる保存料です。
ソルビン酸は、カビや酵母の発育を抑える作用が強いので、それらが増殖する心配のある食品に用いられます。
使用限度は食品によって違いがありますが、原料1kg当たり0.05~3.0gです。
【人体への影響・危険性】ラットに対して、体重1kg当たり7.4g経口投与するとその半数が死亡します。
人の推定致死量は500gです。
ソルビン酸を落花生油または水に溶かして、ラットに皮下注射した実験では、注射部位にがんが発生しました。
また、マウスに体重1kg当たり0.04gを毎日、17ヶ月投与した実験では、体重の増え方が鈍り、肝臓、腎臓、精巣が少なくなりました。
人間がソルビン酸を摂取した場合、体内の代謝によって水と二酸化炭素になり、大半が呼気から、他に便や尿から排出され、一部が筋肉や体組織に移行します。
亜硝酸ソーダと一緒にとると体のバランスが悪くなったり、発ガン性の恐れがあります。
(参考) 食品添加物の危険度がわかる事典、渡辺雄二著スポンサード・リンク関連記事
K.Kumano【関心】食と健康&自己実現の希求【AGE】 62歳【経歴】大阪大学工学部卒・石川島播磨重工業㈱勤務後、故郷の北陸福井にUーターン・県内の染色系企業を経営するが、事情により企業から離脱・『食と健康、食と子供の非行等』との深い関係に関心を持ち、2007/6~2008/7の間、クシマクロビ・スタンダードコースを北陸福井から大阪まで通い受講する。・欧米化され過ぎた現代の日本食に警笛をならし続けている。
http://tenka99.com/kiken/cat57/cat62/4_1.htm
(参考) 食品添加物の危険度がわかる事典、渡辺雄二著http://tenka99.com/kiken/cat57/cat62/4_1.html
「食品添加物の危険度がわかる事典」(p40) 渡辺 雄二著"ソルビン酸カリウム"よりご紹介します。
wine07.jpg【注意すべきポイント】水に良く溶けるので、ソルビン酸よりも使いやすく、上記の食品以外にも、チーズ・あん類・果実ペースト・果汁・シロップ・佃煮・煮豆・マーガリンなどに使用されています。ソルビン酸と並んで、最も多くの種類の食品に使用され、PHの低いところで効果を発揮する保存料です。酸性になるほど効力は強くなりますが、PH8以上のアルカリ性では、ほとんど保存料としての効果は望めません。【人体への影響】ラットに対して、体重1kg当たり4.2gのソルビン酸カリウムを経口投与すると、その半数が死亡。ソルビン酸カリウムを、1,2,5及び10%の割合でエサに混ぜ、ラットに3ヶ月間食べさせた実験では、5%と10%投与群で初期段階で体重の増加が抑制されたが、実験の終わり頃には抑制は殆んど見られなくなった。また、試験管内の実験で、変異原生(遺伝子を傷つける毒性)があることが解っています。変異原生と発ガン性は密接な関係があります。http://tenka99.com/kiken/cat57/cat62/_4_
亜硫酸塩とソルビン酸は「日本人を狂わせる五つの有害物質」とされる中に入っています。
遺伝子検査で寿命判明する 7万円で1か月後に診断結果出る (週刊ポスト)
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/855.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 07 日 07:43:00: igsppGRN/E9PQ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130607-00000008-pseven-life
週刊ポスト 2013年6月14日号
米女優アンジェリーナ・ジョリー(37)の乳房切除によって注目を浴びた遺伝子検査だが、遺伝子が教えてくれるのは病気だけではない。
老化の進行を制御しているのも遺伝子であり、その働きを調べれば、自分の寿命さえもわかってしまうのである。
ヒトの染色体の末端部分には細胞分裂のたびに少しずつ短くなる〈テロメア〉という構造がある。テロメアが完全に消滅すると細胞分裂が止まり、老化が進行する。このテロメアの消滅を抑える遺伝子が、サーチュイン遺伝子である。
動物実験では、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって、老化が遅れて寿命が20~30%延びることも確認されている。つまり、寿命が20年延びる可能性もあるということ。人間に応用すれば、平均寿命が100歳を超える可能性もあるといわれている。
『ボケない道「100歳まで現役バリバリ」を目指す技術』(小学館101新書)の著者で、順天堂大学大学院医学研究科教授の白澤卓二氏がいう。
「サーチュイン遺伝子の発現量が多いほど、炭水化物や脂肪の代謝が上がり、インスリンの働きも良くなり、さらに血管のアンチエイジング効果もあることがわかっています。病気はもちろん、体の内外の老化を防ぐことから“長寿遺伝子”ともいわれているのです」
その遺伝子の発現量は血液から測定することが可能だ。神奈川・川崎市にある「ふるたクリニック」では25mlの血液さえあれば、約1か月後に診断結果が出る。費用は7万円だ。
「検査機関によりサーチュイン遺伝子の発現量=活性度が数値化(およそ120が最高値)されて出てきます。30点以下ならば、サーチュインはオフ状態で、平均寿命まで生きるのは難しい状態。活性度が80点以上なら寿命を延ばせる状態といえます」(古田一徳院長)
長寿の秘訣はいかにテロメアを短くしないかだが、そのカギとなるサーチュイン遺伝子の発現量は自分で調整可能だ。前出の白澤氏がいう。
「サーチュインは摂取カロリーを30%抑えることで、発現量が増えることがわかっています。とくに糖質摂取を抑えると効果的なので、炭水化物を減らすのが望ましい。
そして運動をすること。デスクワークオンリーの人と、適度に運動している人では、サーチュインはかなりの差です。その他、赤ワインに多く含まれるレスベラトロールという植物成分がサーチュインを活性化させるといわれています」
適度な運動と腹八分目の食事に赤ワイン──これが長寿のライフスタイルだ。
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/855.html
01. 中川隆 2013年6月07日 08:17:27 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6
ワインも蒸留酒も飲んではいけない。特にビールは危ない。
日本酒以外の酒はすべて毒物だと思って下さい。
「赤ワイン健康説」の著名研究者、論文の多数に捏造発覚
米コネティカット大学は、赤ワインの健康効果を説いた同大教授の研究にデータの捏造があったとする学内の調査結果を発表した。
捏造を指摘されたのは、同大医学校で心臓血管研究所長を務めるディパク・K・ダス教授。大学の調査委員会が3年がかりで調べた結果、少なくとも145回にわたって研究データが捏造されていたと判断した。
捏造は7年の間に科学誌などに発表された26本の記事に及ぶという。
ダス教授は赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールと心臓の健康との関連を調べた研究で有名。この分野で多数の論文を執筆し、その多くは米国立衛生研究所の助成を受けていた。
http://hamusoku.com/archives/6739192.html
赤ワイン・ポリフェノール・健康とその真実
赤ワインに含まれるポリフェノールはアントシアニン系(赤色や紫色、青色などのもと)、タンニン(渋み)、カテキン系、クルクミン系 、レスベラトロール(DNAを酸化から守る)等がありま
す。 (ビタミンCもDNAを酸化から守りますが、少しDNAを傷つけると云われています)。新聞、雑誌、テレビでワインに関してたびたび登場するキーワードは、このポリフェノールです。
フランス人が肉や乳製品を中心とした高脂肪な食生活を送っているにもかかわらず、心疾患などの生活習慣病に罹患する率が低いという「フレンチパラドックス」というものです。
よく言われるワインの効用
•動脈硬化やガンの予防-ポリフェノール(活性酸素と素早く結合)
•アルツハイマーの予防-マグネシウム(脳細胞の活性化)、カリウム
•高血圧予防-カリウム(体内のナトリウムと結合、塩分減少させる)
熟成した高級ワインには通常のワインと比べ、特に多くの有効成分が倍加されています。だから、高級志向の日本人には余計売れるでしょうね。が、ワインほどピンきりの商品はないため、偽装も絶えません。余程知識がないと、安易に高いブランドを買わないほうが無難です[20]。
ワインの適量は1杯(ポリフェール含有量は一番多い野菜の20倍あると言われる)とされます。
しかし、しかしですがいいことばかりではありません!
ワインには大体16パーセントのアルコールはあります。アルコールは細胞を殺しします。非常に分かりやすい話です。理屈はともかく、一般的には「適量」の飲用者は禁酒者かアル中者より(端的にいうと)死亡率が低いそうです。
国際がん研究機関はアルコールをIARC発がん性リスクのグループ1(ヒトに対する発癌性が認められる(Carcinogenic)、化学物質、混合物、環境)に分類しています。
2000年5月28日の毎日新聞には以下の記事内容はあります。
抗酸化物質のポリフェノールが「体によい」といわれ、赤ワインやココア、チョコレートなどを口にする人も多い。だが、1日に食べている野菜や果物、緑茶のポリフェノール量を合わせると、赤ワインでグラス3杯程度、板チョコレートで3枚以上に当たり、通常の食事でもポリフェノールが摂取できていることが、国民生活センターの商品テストで分かった。同センターは「ポリフェノールだけを気にしていると、商品によっては脂質や糖質、アルコールやカフェインの取りすぎにつながる」と“ポリフェノール信仰”の行き過ぎにクギを刺している。
過去の研究は、ワインを他のアルコールと同じものであると結論付けて、つまり基本的に体に良くないものとしていました。しかし、最近の10年か20年、「新しい」研究成果がどんどん発表されて、ワインは実は体にいいのではないかと変わってきました。
つい最近、そのすべてを覆すような論文は発表されました。Charles J. Holahan氏の
"Wine Consumption and 20-Year Mortality Among Late-Life Moderate Drinkers"
(Journal of Studies on Alcohol and Drugs. Volume 73, 2012; Issue 1: January
2012)
は、55から65歳までの802人を20年追跡し、各種疾患の発病率と死亡率などを解析しました。その結論は、ワインは他のアルコールより各種の確率を改善するような関係を見いだせなかったことです。つまり、「フレンチパラドックス」を裏付ける証拠はないことです[7]。
人々困惑させるのは、University of Connecticutの教授であったDipak K. Dasです。同氏は、レスベラトロール(resveratrol)の研究に関して有名な研究者でした。しかし、同大学の調査によると、氏は145回以上にわたって研究データを捏造していました。時には、フォトショップまで使って 捏造を行っていました。
作ったデータだから信憑性はもっともらしく聞こえるに違いありません。その証拠、同氏の名前は500編以上の論文に名前を挙げています。その内170編はレスベラトロールに関するものです。[8]
そもそも、レスベラトロールが健康にいいといわれるのは、この成分はサーチュイン(sirtuin)を活性化(activate)させるとされるからです。サーチュインは細胞の代謝(metabolism)を制御するそうです。この説にも賛否両論で、相互矛盾する研究が発表されています[11]。
仮に本当に寿命を長くする効果があっても、賛成派の研究に使われるレスベラトロールの量は、4000mg/日(Dr. Auwerxの研究)です。グラス一杯の赤ワインには、僅か1mgしかない(!
!!)ことを考えると、赤ワインの長寿効果はほとんどないとしか言いようがありません。もう一人の有名研究者であるSinclair の研究に使われた量でも、約その20分の1である20mgです。後者の
研究で確認された「延命」効果は定かではないが、一日20杯のワインでも飲んだら、アル中で逆に早死にしてしまいます。
もう一つの落とし穴は、人間のレスベラトロール吸収効率です。当然ながらほとんどの実験は動物で行われているので、しかも、なるべく寿命の短いものを対象にしてます。その限られた動物にある程度の効果が確認されていても、同じことは人間の体で同様に繰り返されるかは保障できません。これは、レスベラトロールに限った話ではありません。
複雑で分かりにくい研究成果はともかく、ワインに入っている添加剤なら分かりやすいでしょう。亜硫酸塩とソルビン酸があなたを悪酔いさせるという説はあります。特に輸入ワインには現地マーケットのより多量に入っているそうです。この亜硫酸塩とソルビン酸は「日本人を狂わせる五つの有害物質」とされる中に入っています。因みに他の三つは安息香酸(防腐剤)、亜硝酸塩(発色剤)、味の素(MSG 核酸系調味料)です。
http://nerdsnote.blogspot.jp/2012/04/blog-post_24.html
ワインは健康に良いはウソ 2012年01月24日
世の中には多くの、酒にまつわる怪しい都市伝説がありますが、そのひとつに、
「ワインは他のアルコール飲料より健康に良い」
というのがあります。実際のところどうなのでしょう。
米テキサス大学のCharles Holahan氏らが、J. Stud. Alcohol Drugs(73:80–88,
2012)に発表した論文によると、どうもこの都市伝説、ウソのようです。
フランス人が肉や乳製品を中心とした高脂肪な食生活を送っているにも関わらず、心疾患などの生活習慣病にかかる率が低いという「フレンチパラドクス」を説明する理由として、フランス人はよくワインを飲むからだと言われた時期が90年代にありました。
恐らくこの頃から、健康に良いというワインの都市伝説が生まれたのだと思われますが、すでに「フレンチパラドクス」自体が否定されている現在でも、ワインに特別な効能を期待する向きは多いようです。
Holahan氏らは、55-65歳までの男女802人を、その飲酒習慣によって、3つのグループに分けました。その内訳は、まったく飲酒をしないグループ(345人)、
ワインを主流に(飲酒量の3分の2以上)
適度に(一日に1-2杯程度)飲むグループ(176人)、
ワインはほとんど飲まない(飲酒量の3分の1以下)が、他のアルコールは適度に飲むグループ(281人)でした。
そしてその後の寿命を、20年に渡り追跡調査したのです。
その結果、飲酒をするグループは、しないグループより有意に長生きしたのですが、ワインを主流に飲むグループと、ワインはあまり飲まないグループでは、寿命に有意な差を見出せなかったというのです。確かに当初、ワインを主流に飲むか飲まないかだけで、単純に両者を比較した場合、後者は前者より死亡率が1.85倍も高いという結果が得られたのですが、その後の解析で、事はそれほど単純ではないことがわかったのです。
実は、ワインをあまり飲まないグループは、より高齢で、男性の比率、健康に問題を抱える人の割合、喫煙率がすべて高く、社会経済的な地位も低いうえ、積極的な運動もしないという傾向が認められたのです。
そこで、それらワインとは直接関係のない要因を差し引いたところ、ワインを主に飲むグループとワインはあまり飲まないグループの間の寿命差がなくなってしまったのです。
つまり、ワインを主に飲む人が、ワインはあまり飲まない人より長生きしたのは、ワインそれ自体のせいではなかったというわけです。
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1588160.html
「赤ワイン健康説のウソ」
フランス人はワインを多く飲むので、心筋梗塞が少ないといいます。
「高脂肪食をしているのにフランス人には心筋梗塞が少ない」
というのがフレンチ・パラドックスだそうです。続いて、「日本人ももっとワインを飲もう」という理屈が続くと、何となく、メーカーの意図を感じて「眉唾」ものだと勘ぐってしまいます。そこで調べてみました。
●フランス人より少ない日本人の心筋梗塞
虚血性心疾患による死亡率(≒心筋梗塞による死亡率)はフランスでは他の欧米諸国に比べて低いことは確かです。しかし日本ではフランスよりさらに低いのです。
日本では虚血性心疾患による死亡率は、人口10万人あたり60.8人(1995年)であり、フランス(84.8人)の71.7%です。
フランスの虚血性心疾患による死亡率は確かに米国の約1/3、英国の約1/4です。しかしフランス人の生活習慣の良さを探して取り入れようとするより、フランスよりさらに死亡率の低い日本人の生活習慣の良さを探して、それを再認識しようというのがより自然な考え方ではないのでしょうか。
●フランス人の寿命は長くはない
「フランス人の心筋梗塞は少ない」というと、それはとてもすばらしいことと考えてしまいます。しかし、フランス人の寿命は欧米諸国の中で決して長くはありません。
1995年の統計で、平均寿命はフランス人男性が72.94才、心筋梗塞の死亡率がフランスの3倍も多いイギリスの方が実は平均寿命が長く、74.17才です。
また心筋梗塞の死亡率がフランスの2倍多いアメリカ人男性の平均寿命は72.20才で、フランスとほとんど差がありません。
もちろん、日本人男性の平均寿命は世界二位で、フランスより約4年も長く、76.38才です。はっきり言えば、ワイン礼賛文化人は、虚血性心疾患が少ないことだけとりあげて、それが寿命を延ばしていないことは隠しています。(メーカーや業者や利益団体の文化人・御用学者ってそんなものなのです。それを調べて矛盾点を探し出すのって、とても楽しいことですね。)
フランスでは消化器系疾患による死亡率が高く、その1/3はアルコール、つまりワインの飲み過ぎによるものです。慢性肝臓疾患および肝硬変は米国の1.5倍、他のヨーロッパ諸国の2~3倍あります。
フランスでは精神疾患の1/3はアルコール過飲によるもので、そのほとんどはアルコール依存症です。一般的な精神科の入院患者の約4割はアルコール依存症だという驚くべき実態があるのです。
これはひどい現実で、ワインが健康にいいなどと、日本人がおめでたいことを言っているのは、ワイン輸入業者や日本のワイン製造業者の宣伝に踊らされているにすぎないのです。
ついでに言えば、フランスでは、交通事故死の9%、他の事故死の7%、自殺の8.5%がアルコールの過飲によるもので、トータルのアルコール乱用死は年間3~6万人と推定されています。
ワインは心筋梗塞の発症を少しは下げるのかも知れません。しかし、他の病気を増やし、結局、死因の順位が入れ替わるだけで、決して寿命を長くするようなものではないのです。心筋梗塞も少なく、寿命の長い日本人の生活習慣の中から、良いところを見つけだし、それを大切にすることが本当に科学的といえるのではないでしょうか。アルコール企業の宣伝のお先棒をかつぎ、科学的な事実の一部を故意に隠すのは、学者として恥ずべきことだと考えます。
●ポリフェノールとは何か――赤ワインの色と渋み
赤ワインにはポリフェノールが多く含まれていて、これが心筋梗塞を防いでいるのであろうと宣伝しています。(厳密にいえば、メーカーや輸入業者が特定の学者の説を拡大解釈して、宣伝しているのです。)では、ポリフェノールって何なのでしょうか。
白ワインに対して赤ワインを特徴づけるのは色合いと渋みです。この色合いや渋みをもたらすものは、主にブドウの果皮や種子に含まれているフェノール類、特にフェノール類の中でベンゼン環についた水酸基(-0H)が二つ以上あるもの、つまりポリフェノールと呼ばれる植物成分群です。ポリフェノール類は空気(酸素)に触れると酸化しやすく、例えばブドウの果汁や皮をむいたリンゴが茶褐色になりやすいのも、ブドウやリンゴに含まれるポリフェノール類が酸化されて起こる現象なのです。
ポリフェノール類の中で、アントシアニンと呼ばれる一群の化合物が赤色や紫色、青色などのもとになるものです。赤ワインの保存中にアントシアニンが重合したり、カテキンなど他のポリフェノールと結合したりすると赤ワインの色はくすんだ色合いに変わっていきます。
ポリフェノール類の中で渋みのもととなっているのがタンニンです。ワインが新酒のうちはタンニンはほとんど溶けていて、貯蔵中にタンニンは互いに結合し、大きな分子になっていきます。それでワインは新酒では渋みが強く、次第に渋みが弱まっていくのです。
赤ワインの製造にたずさわってきた人々は、いかに美しく、いかにおいしい赤ワインを作るかに苦心してきました。そのために使った有力な二つの方法が二酸化硫黄の添加とオリ下げ処理でした。二酸化硫黄は酵母を殺さず、雑菌を殺し、ポリフェノール類の抽出を促し、その酸化を防ぐのです。オリ下げ処理とは、ポリフェノール類が赤ワインに多くなりすぎると、渋みが強すぎたり、瓶詰め後に沈殿物が多くなるので、適当なところまでポリフェノール類を沈殿除去することです。古くは卵白を加えたり、現在はゼラチンを加えて、沈殿物を濾過処理しています。
つまりポリフェノール類は多ければよいというものではないのです。「適度の色と渋み」が赤ワインの生命なのです。それを経験とカンでワイン職人が作り出したのです。ポリフェノールが多いほどいい赤ワインだなどと言っているのは、ものごとの一面しか見ない似非文化人だと思います。私にはそのような文化人が、ポリフェノールにかこつけて、企業にシッポをふっているように見えるのですが。
http://www.geocities.jp/m_kato_clinic/redwine-02-deception.html
02. 2013年6月08日 23:47:40 : jxZFRv3P5c
「適度な運動と腹八分目の食事に赤ワイン──これが長寿のライフスタイルだ」
赤ワイン以外は昔から言われていること、あとストレスをためない。
わかちゃいるけど・・・。
それから唾液に含まれる、パロチンが若返りに効く地道に食事のとき、よくかむべ し、アゴつけねから唾液は出る、地道に継続すべし。面白味のないまっとうな投稿 でした、阿修羅向きでなくてごめんなさい。
03. 2013年6月09日 10:08:23 : jxZFRv3P5c
01>> 南京大虐殺肯定論、天皇不要論 以外もやってんだ。
ちなみに私は自虐史観を正せ 派です。
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/855.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 6 月 07 日 07:43:00: igsppGRN/E9PQ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130607-00000008-pseven-life
週刊ポスト 2013年6月14日号
米女優アンジェリーナ・ジョリー(37)の乳房切除によって注目を浴びた遺伝子検査だが、遺伝子が教えてくれるのは病気だけではない。
老化の進行を制御しているのも遺伝子であり、その働きを調べれば、自分の寿命さえもわかってしまうのである。
ヒトの染色体の末端部分には細胞分裂のたびに少しずつ短くなる〈テロメア〉という構造がある。テロメアが完全に消滅すると細胞分裂が止まり、老化が進行する。このテロメアの消滅を抑える遺伝子が、サーチュイン遺伝子である。
動物実験では、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって、老化が遅れて寿命が20~30%延びることも確認されている。つまり、寿命が20年延びる可能性もあるということ。人間に応用すれば、平均寿命が100歳を超える可能性もあるといわれている。
『ボケない道「100歳まで現役バリバリ」を目指す技術』(小学館101新書)の著者で、順天堂大学大学院医学研究科教授の白澤卓二氏がいう。
「サーチュイン遺伝子の発現量が多いほど、炭水化物や脂肪の代謝が上がり、インスリンの働きも良くなり、さらに血管のアンチエイジング効果もあることがわかっています。病気はもちろん、体の内外の老化を防ぐことから“長寿遺伝子”ともいわれているのです」
その遺伝子の発現量は血液から測定することが可能だ。神奈川・川崎市にある「ふるたクリニック」では25mlの血液さえあれば、約1か月後に診断結果が出る。費用は7万円だ。
「検査機関によりサーチュイン遺伝子の発現量=活性度が数値化(およそ120が最高値)されて出てきます。30点以下ならば、サーチュインはオフ状態で、平均寿命まで生きるのは難しい状態。活性度が80点以上なら寿命を延ばせる状態といえます」(古田一徳院長)
長寿の秘訣はいかにテロメアを短くしないかだが、そのカギとなるサーチュイン遺伝子の発現量は自分で調整可能だ。前出の白澤氏がいう。
「サーチュインは摂取カロリーを30%抑えることで、発現量が増えることがわかっています。とくに糖質摂取を抑えると効果的なので、炭水化物を減らすのが望ましい。
そして運動をすること。デスクワークオンリーの人と、適度に運動している人では、サーチュインはかなりの差です。その他、赤ワインに多く含まれるレスベラトロールという植物成分がサーチュインを活性化させるといわれています」
適度な運動と腹八分目の食事に赤ワイン──これが長寿のライフスタイルだ。
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/855.html
01. 中川隆 2013年6月07日 08:17:27 : 3bF/xW6Ehzs4I : W18zBTaIM6
ワインも蒸留酒も飲んではいけない。特にビールは危ない。
日本酒以外の酒はすべて毒物だと思って下さい。
「赤ワイン健康説」の著名研究者、論文の多数に捏造発覚
米コネティカット大学は、赤ワインの健康効果を説いた同大教授の研究にデータの捏造があったとする学内の調査結果を発表した。
捏造を指摘されたのは、同大医学校で心臓血管研究所長を務めるディパク・K・ダス教授。大学の調査委員会が3年がかりで調べた結果、少なくとも145回にわたって研究データが捏造されていたと判断した。
捏造は7年の間に科学誌などに発表された26本の記事に及ぶという。
ダス教授は赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールと心臓の健康との関連を調べた研究で有名。この分野で多数の論文を執筆し、その多くは米国立衛生研究所の助成を受けていた。
http://hamusoku.com/archives/6739192.html
赤ワイン・ポリフェノール・健康とその真実
赤ワインに含まれるポリフェノールはアントシアニン系(赤色や紫色、青色などのもと)、タンニン(渋み)、カテキン系、クルクミン系 、レスベラトロール(DNAを酸化から守る)等がありま
す。 (ビタミンCもDNAを酸化から守りますが、少しDNAを傷つけると云われています)。新聞、雑誌、テレビでワインに関してたびたび登場するキーワードは、このポリフェノールです。
フランス人が肉や乳製品を中心とした高脂肪な食生活を送っているにもかかわらず、心疾患などの生活習慣病に罹患する率が低いという「フレンチパラドックス」というものです。
よく言われるワインの効用
•動脈硬化やガンの予防-ポリフェノール(活性酸素と素早く結合)
•アルツハイマーの予防-マグネシウム(脳細胞の活性化)、カリウム
•高血圧予防-カリウム(体内のナトリウムと結合、塩分減少させる)
熟成した高級ワインには通常のワインと比べ、特に多くの有効成分が倍加されています。だから、高級志向の日本人には余計売れるでしょうね。が、ワインほどピンきりの商品はないため、偽装も絶えません。余程知識がないと、安易に高いブランドを買わないほうが無難です[20]。
ワインの適量は1杯(ポリフェール含有量は一番多い野菜の20倍あると言われる)とされます。
しかし、しかしですがいいことばかりではありません!
ワインには大体16パーセントのアルコールはあります。アルコールは細胞を殺しします。非常に分かりやすい話です。理屈はともかく、一般的には「適量」の飲用者は禁酒者かアル中者より(端的にいうと)死亡率が低いそうです。
国際がん研究機関はアルコールをIARC発がん性リスクのグループ1(ヒトに対する発癌性が認められる(Carcinogenic)、化学物質、混合物、環境)に分類しています。
2000年5月28日の毎日新聞には以下の記事内容はあります。
抗酸化物質のポリフェノールが「体によい」といわれ、赤ワインやココア、チョコレートなどを口にする人も多い。だが、1日に食べている野菜や果物、緑茶のポリフェノール量を合わせると、赤ワインでグラス3杯程度、板チョコレートで3枚以上に当たり、通常の食事でもポリフェノールが摂取できていることが、国民生活センターの商品テストで分かった。同センターは「ポリフェノールだけを気にしていると、商品によっては脂質や糖質、アルコールやカフェインの取りすぎにつながる」と“ポリフェノール信仰”の行き過ぎにクギを刺している。
過去の研究は、ワインを他のアルコールと同じものであると結論付けて、つまり基本的に体に良くないものとしていました。しかし、最近の10年か20年、「新しい」研究成果がどんどん発表されて、ワインは実は体にいいのではないかと変わってきました。
つい最近、そのすべてを覆すような論文は発表されました。Charles J. Holahan氏の
"Wine Consumption and 20-Year Mortality Among Late-Life Moderate Drinkers"
(Journal of Studies on Alcohol and Drugs. Volume 73, 2012; Issue 1: January
2012)
は、55から65歳までの802人を20年追跡し、各種疾患の発病率と死亡率などを解析しました。その結論は、ワインは他のアルコールより各種の確率を改善するような関係を見いだせなかったことです。つまり、「フレンチパラドックス」を裏付ける証拠はないことです[7]。
人々困惑させるのは、University of Connecticutの教授であったDipak K. Dasです。同氏は、レスベラトロール(resveratrol)の研究に関して有名な研究者でした。しかし、同大学の調査によると、氏は145回以上にわたって研究データを捏造していました。時には、フォトショップまで使って 捏造を行っていました。
作ったデータだから信憑性はもっともらしく聞こえるに違いありません。その証拠、同氏の名前は500編以上の論文に名前を挙げています。その内170編はレスベラトロールに関するものです。[8]
そもそも、レスベラトロールが健康にいいといわれるのは、この成分はサーチュイン(sirtuin)を活性化(activate)させるとされるからです。サーチュインは細胞の代謝(metabolism)を制御するそうです。この説にも賛否両論で、相互矛盾する研究が発表されています[11]。
仮に本当に寿命を長くする効果があっても、賛成派の研究に使われるレスベラトロールの量は、4000mg/日(Dr. Auwerxの研究)です。グラス一杯の赤ワインには、僅か1mgしかない(!
!!)ことを考えると、赤ワインの長寿効果はほとんどないとしか言いようがありません。もう一人の有名研究者であるSinclair の研究に使われた量でも、約その20分の1である20mgです。後者の
研究で確認された「延命」効果は定かではないが、一日20杯のワインでも飲んだら、アル中で逆に早死にしてしまいます。
もう一つの落とし穴は、人間のレスベラトロール吸収効率です。当然ながらほとんどの実験は動物で行われているので、しかも、なるべく寿命の短いものを対象にしてます。その限られた動物にある程度の効果が確認されていても、同じことは人間の体で同様に繰り返されるかは保障できません。これは、レスベラトロールに限った話ではありません。
複雑で分かりにくい研究成果はともかく、ワインに入っている添加剤なら分かりやすいでしょう。亜硫酸塩とソルビン酸があなたを悪酔いさせるという説はあります。特に輸入ワインには現地マーケットのより多量に入っているそうです。この亜硫酸塩とソルビン酸は「日本人を狂わせる五つの有害物質」とされる中に入っています。因みに他の三つは安息香酸(防腐剤)、亜硝酸塩(発色剤)、味の素(MSG 核酸系調味料)です。
http://nerdsnote.blogspot.jp/2012/04/blog-post_24.html
ワインは健康に良いはウソ 2012年01月24日
世の中には多くの、酒にまつわる怪しい都市伝説がありますが、そのひとつに、
「ワインは他のアルコール飲料より健康に良い」
というのがあります。実際のところどうなのでしょう。
米テキサス大学のCharles Holahan氏らが、J. Stud. Alcohol Drugs(73:80–88,
2012)に発表した論文によると、どうもこの都市伝説、ウソのようです。
フランス人が肉や乳製品を中心とした高脂肪な食生活を送っているにも関わらず、心疾患などの生活習慣病にかかる率が低いという「フレンチパラドクス」を説明する理由として、フランス人はよくワインを飲むからだと言われた時期が90年代にありました。
恐らくこの頃から、健康に良いというワインの都市伝説が生まれたのだと思われますが、すでに「フレンチパラドクス」自体が否定されている現在でも、ワインに特別な効能を期待する向きは多いようです。
Holahan氏らは、55-65歳までの男女802人を、その飲酒習慣によって、3つのグループに分けました。その内訳は、まったく飲酒をしないグループ(345人)、
ワインを主流に(飲酒量の3分の2以上)
適度に(一日に1-2杯程度)飲むグループ(176人)、
ワインはほとんど飲まない(飲酒量の3分の1以下)が、他のアルコールは適度に飲むグループ(281人)でした。
そしてその後の寿命を、20年に渡り追跡調査したのです。
その結果、飲酒をするグループは、しないグループより有意に長生きしたのですが、ワインを主流に飲むグループと、ワインはあまり飲まないグループでは、寿命に有意な差を見出せなかったというのです。確かに当初、ワインを主流に飲むか飲まないかだけで、単純に両者を比較した場合、後者は前者より死亡率が1.85倍も高いという結果が得られたのですが、その後の解析で、事はそれほど単純ではないことがわかったのです。
実は、ワインをあまり飲まないグループは、より高齢で、男性の比率、健康に問題を抱える人の割合、喫煙率がすべて高く、社会経済的な地位も低いうえ、積極的な運動もしないという傾向が認められたのです。
そこで、それらワインとは直接関係のない要因を差し引いたところ、ワインを主に飲むグループとワインはあまり飲まないグループの間の寿命差がなくなってしまったのです。
つまり、ワインを主に飲む人が、ワインはあまり飲まない人より長生きしたのは、ワインそれ自体のせいではなかったというわけです。
http://blog.livedoor.jp/science_q/archives/1588160.html
「赤ワイン健康説のウソ」
フランス人はワインを多く飲むので、心筋梗塞が少ないといいます。
「高脂肪食をしているのにフランス人には心筋梗塞が少ない」
というのがフレンチ・パラドックスだそうです。続いて、「日本人ももっとワインを飲もう」という理屈が続くと、何となく、メーカーの意図を感じて「眉唾」ものだと勘ぐってしまいます。そこで調べてみました。
●フランス人より少ない日本人の心筋梗塞
虚血性心疾患による死亡率(≒心筋梗塞による死亡率)はフランスでは他の欧米諸国に比べて低いことは確かです。しかし日本ではフランスよりさらに低いのです。
日本では虚血性心疾患による死亡率は、人口10万人あたり60.8人(1995年)であり、フランス(84.8人)の71.7%です。
フランスの虚血性心疾患による死亡率は確かに米国の約1/3、英国の約1/4です。しかしフランス人の生活習慣の良さを探して取り入れようとするより、フランスよりさらに死亡率の低い日本人の生活習慣の良さを探して、それを再認識しようというのがより自然な考え方ではないのでしょうか。
●フランス人の寿命は長くはない
「フランス人の心筋梗塞は少ない」というと、それはとてもすばらしいことと考えてしまいます。しかし、フランス人の寿命は欧米諸国の中で決して長くはありません。
1995年の統計で、平均寿命はフランス人男性が72.94才、心筋梗塞の死亡率がフランスの3倍も多いイギリスの方が実は平均寿命が長く、74.17才です。
また心筋梗塞の死亡率がフランスの2倍多いアメリカ人男性の平均寿命は72.20才で、フランスとほとんど差がありません。
もちろん、日本人男性の平均寿命は世界二位で、フランスより約4年も長く、76.38才です。はっきり言えば、ワイン礼賛文化人は、虚血性心疾患が少ないことだけとりあげて、それが寿命を延ばしていないことは隠しています。(メーカーや業者や利益団体の文化人・御用学者ってそんなものなのです。それを調べて矛盾点を探し出すのって、とても楽しいことですね。)
フランスでは消化器系疾患による死亡率が高く、その1/3はアルコール、つまりワインの飲み過ぎによるものです。慢性肝臓疾患および肝硬変は米国の1.5倍、他のヨーロッパ諸国の2~3倍あります。
フランスでは精神疾患の1/3はアルコール過飲によるもので、そのほとんどはアルコール依存症です。一般的な精神科の入院患者の約4割はアルコール依存症だという驚くべき実態があるのです。
これはひどい現実で、ワインが健康にいいなどと、日本人がおめでたいことを言っているのは、ワイン輸入業者や日本のワイン製造業者の宣伝に踊らされているにすぎないのです。
ついでに言えば、フランスでは、交通事故死の9%、他の事故死の7%、自殺の8.5%がアルコールの過飲によるもので、トータルのアルコール乱用死は年間3~6万人と推定されています。
ワインは心筋梗塞の発症を少しは下げるのかも知れません。しかし、他の病気を増やし、結局、死因の順位が入れ替わるだけで、決して寿命を長くするようなものではないのです。心筋梗塞も少なく、寿命の長い日本人の生活習慣の中から、良いところを見つけだし、それを大切にすることが本当に科学的といえるのではないでしょうか。アルコール企業の宣伝のお先棒をかつぎ、科学的な事実の一部を故意に隠すのは、学者として恥ずべきことだと考えます。
●ポリフェノールとは何か――赤ワインの色と渋み
赤ワインにはポリフェノールが多く含まれていて、これが心筋梗塞を防いでいるのであろうと宣伝しています。(厳密にいえば、メーカーや輸入業者が特定の学者の説を拡大解釈して、宣伝しているのです。)では、ポリフェノールって何なのでしょうか。
白ワインに対して赤ワインを特徴づけるのは色合いと渋みです。この色合いや渋みをもたらすものは、主にブドウの果皮や種子に含まれているフェノール類、特にフェノール類の中でベンゼン環についた水酸基(-0H)が二つ以上あるもの、つまりポリフェノールと呼ばれる植物成分群です。ポリフェノール類は空気(酸素)に触れると酸化しやすく、例えばブドウの果汁や皮をむいたリンゴが茶褐色になりやすいのも、ブドウやリンゴに含まれるポリフェノール類が酸化されて起こる現象なのです。
ポリフェノール類の中で、アントシアニンと呼ばれる一群の化合物が赤色や紫色、青色などのもとになるものです。赤ワインの保存中にアントシアニンが重合したり、カテキンなど他のポリフェノールと結合したりすると赤ワインの色はくすんだ色合いに変わっていきます。
ポリフェノール類の中で渋みのもととなっているのがタンニンです。ワインが新酒のうちはタンニンはほとんど溶けていて、貯蔵中にタンニンは互いに結合し、大きな分子になっていきます。それでワインは新酒では渋みが強く、次第に渋みが弱まっていくのです。
赤ワインの製造にたずさわってきた人々は、いかに美しく、いかにおいしい赤ワインを作るかに苦心してきました。そのために使った有力な二つの方法が二酸化硫黄の添加とオリ下げ処理でした。二酸化硫黄は酵母を殺さず、雑菌を殺し、ポリフェノール類の抽出を促し、その酸化を防ぐのです。オリ下げ処理とは、ポリフェノール類が赤ワインに多くなりすぎると、渋みが強すぎたり、瓶詰め後に沈殿物が多くなるので、適当なところまでポリフェノール類を沈殿除去することです。古くは卵白を加えたり、現在はゼラチンを加えて、沈殿物を濾過処理しています。
つまりポリフェノール類は多ければよいというものではないのです。「適度の色と渋み」が赤ワインの生命なのです。それを経験とカンでワイン職人が作り出したのです。ポリフェノールが多いほどいい赤ワインだなどと言っているのは、ものごとの一面しか見ない似非文化人だと思います。私にはそのような文化人が、ポリフェノールにかこつけて、企業にシッポをふっているように見えるのですが。
http://www.geocities.jp/m_kato_clinic/redwine-02-deception.html
02. 2013年6月08日 23:47:40 : jxZFRv3P5c
「適度な運動と腹八分目の食事に赤ワイン──これが長寿のライフスタイルだ」
赤ワイン以外は昔から言われていること、あとストレスをためない。
わかちゃいるけど・・・。
それから唾液に含まれる、パロチンが若返りに効く地道に食事のとき、よくかむべ し、アゴつけねから唾液は出る、地道に継続すべし。面白味のないまっとうな投稿 でした、阿修羅向きでなくてごめんなさい。
03. 2013年6月09日 10:08:23 : jxZFRv3P5c
01>> 南京大虐殺肯定論、天皇不要論 以外もやってんだ。
ちなみに私は自虐史観を正せ 派です。
ソルビン酸は弱いとはいえ長期間、ずっと継続的に摂取するタイプの化学物質です。
元製薬会社営業マンの心と体の悩み解消法ノート
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【食の安全】保存料ソルビン酸は安全か?腸内細菌に影響はないのか?
ベストセラー『生物と無生物のあいだ』や『動的平衡』などの著者 福岡伸一氏は、小さい頃から、自動車や列車の全面が人の顔に見えてしまって、いつしか、人の顔に見える画像をコレクションするようになったそうです。
そして、有りました、福岡伸一さんのコレクション。お相撲さんの顔が背中にある昆虫が。
福岡伸一著『世界は分けてもわからない』の中に、私が書いたイラストのような虫が、写真で紹介されていました。虫の名前は、ジンメンカメムシ。←写真あり
そして、本題の「保存料ソルビン酸」の話は『世界は分けてもわからない』に。
目次 [非表示]
1 コンビニのサンドイッチの賞味期限は?
2 ソルビン酸の働きと人体への影響
3 腸内細菌にとっては安全か?
4 関連記事
コンビニのサンドイッチの賞味期限は?
福岡伸一著『世界は分けてもわからない』には、「コンビニのサンドイッチはなぜ長持ちするか」と題する一文があります。
主にソルビン酸について書かれています。
コンビニのサンドイッチには、保存料のソルビン酸が使われているのか、と思い、近隣のコンビニ、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンに行ってきました。
3軒とも、サンドイッチにソルビン酸が使用されているサンドイッチはありませんでした。
写真の惣菜パン(ウインナーパン)には、ソルビン酸が入っていましたが、ソルビン酸が入っているパンは、あまりありませんでした。
保存料は使われなくなっているようです。
さて、コンビニにあるサンドイッチ、賞味期限は概ね製造後36時間だとか。
実際には流通にかかる時間があるので、安全を考えて製造後72時間経過しても品質が変わらないような設計になっています。
製造してから丸三日、品質が変わらないためにどうしているのでしょう。
冷蔵庫などの密閉空間ではなく、しかも常温の室内に陳列されている食品です。
品質が保持できる理由は、商品の裏のラベルを見れば分かります。
ご存知のように、大量の食品添加物が使用されているからです。
3軒のコンビニを回って、サンドイッチには保存料のソルビン酸はありませんでしたが、保存料が添加されていない場合は、保存料の代わりにPH調整剤を使用しているのでしょう。
卵やハム、ツナなどをはさんだサンドイッチは、保存料やPH調整剤がなければ、空気中や手のひらなどに生息する多くの微生物、元々食材の中にある微生物が、サンドイッチの中で増殖していきます。
多くの微生物は温度などの生育条件が多少悪くても、細胞分裂によって無限に増えていきます。
倍々と増殖し、10時間後には千倍、20時間後には約100万倍にもなります。
肉眼では見えないからいいですが、倍々に増殖していく様が見えると卒倒してしまうでしょう。
日にちが経った食品が腐ったり、臭くなったりするのは増殖した微生物が硫黄のガスや粘液物質、毒素などを作り出すからです。
(ソルビン酸は水に溶けにくく、水溶性のソルビン酸カリウムとして添加されることが多い)
ソルビン酸の働きと人体への影響
ソルビン酸が、どうやって微生物の繁殖を止めているかというと、微生物の生育を妨げる働きがあるからです。
微生物が栄養を取り込み、代謝するためには酵素が必要で、乳酸脱水素酵素が乳酸を、リンゴ酸脱水素酵素がリンゴ酸を代謝してエネルギー源になるところを、乳酸やリンゴ酸に似ているソルビン酸が間違って取り込まれて、微生物の細胞内の酵素が役に立たなくなります。
酢酸、酪酸、ピルビン酸など酸と名の付く栄養素には、―COOHのカルボキシル基があり、ソルビン酸と似ているのです。
ソルビン酸は多角的に展開して、微生物の酵素に取りついてその代謝反応をブロックすることができるのです。だからソルビン酸を食材の中に混ぜ込んでおくと、腐敗の進行をとめることができるのです。ソルビン酸は広範囲の加工食品に添加されています。ハム、ソーセージ、かまぼこなどの食肉・魚肉ねり製品、パンやケーキ、お菓子のあんやクリーム、チーズ。ケチャップ、スープ、半生んの果実類、果実酒、飲料・・・・・・食品の種類によって、1キログラムあたりだいたい1~3グラムほどのソルビン酸(重量比にして0.1~0.3%)の添加が認められています。
このソルビン酸は、食品に添加されている程度の量では、人間にとっては毒にはなりません。
体重が50キログラムの人が食べて、半分の人が死ぬ量、50%致死量は、368グラムになります。
食塩なら200グラム、重曹なら215グラムです。
368グラムのソルビン酸を食べるには、チーズで食べると、123キログラムのチーズを一気に食べないと、その量になりません。
科学者なら、ものすごく安全な物質であると判定するでしょう。
腸内細菌にとっては安全か?
ある食品添加物のメーカーのホームページには、
データやグラフとともに、ソルビン酸は、安全であると書かれています。
食品添加物の安全性は科学的に評価されています。
ここでは食品添加物の中で、保存料に分類されているものを例にとってご説明します。
例えば「ソルビン酸は体内に蓄積して害を及ぼす」といった誤解がありますが、
実際には体内で分解されるので蓄積されることはないのです。
科学的知見に基づいて書かれていると思います。
インビトロ、試験管の中での実験でも、安全であるとされています。
ですので、わたしも、身体に悪いから摂取するのはやめましょうとは言いません。
でも安全だから、どんどん摂取しましょうとも言うつもりはありません。
福岡伸一氏もも、このソルビン酸の項目のところの最後に、この腸内細菌にとっては、ソルビン酸を摂取することはどうなんだろう、と、疑問を投げかけられています。
たしかにソルビン酸は微生物に対しては毒として作用するが、ヒトの細胞には毒にはならない。インビトロによるヒトの細胞への直接実験でこのことは証明されました。しかしそれは、部分的な視野にもとづく思考であるといえるのです。
(ソルビン酸は)腸内細菌に対して影響を及ぼすことによって、間接的に害作用を及ぼす可能性があります。
たとえば抗生物質を風邪を引いたとき私たちは抗生物質を飲みます。抗生物質は微生物に対する強力な代謝阻害剤です。これによって感染症をもたらす微生物(病原細菌)を制圧します。(とともに腸内細菌叢に制圧します)
これと同じことがソルビン酸によっても起こる可能性があります。
ソルビン酸は抗生物質と較べるとずっと弱めの阻害剤です。しかし一過性の抗生物質とは異なり、ソルビン酸は弱いとはいえ長期間、ずっと継続的に摂取するタイプの化学物質です。抗生物質によって一時的に制圧されても腸内細菌は抗生物質の服用が終われば、また復活して安定なコロニーを形成します。しかしソルビン酸のような、弱いながらも制圧作用を有する化学物質が長期間、日常的に腸内細菌叢に与える影響は全く解明できていません。腸内細菌のバリアーの破れに乗じて、外来の、より毒性の強い微生物が侵入する可能性があります。
ソルビン酸は、いつでもどこでも安価なサンドイッチを食べられるという便利さ=ベネフィットと引き換えに、最低限度の必要悪=リスクとして使用されているわけです。そしてソルビン酸の健康に対するリスクはそれほど大きいものとはいえません。
問題なのは、現代の私たちの身のまわりでは、リスクが極めて小声でしか囁かれない、むしろわざと見えないようにされがちであるということです。ソルビン酸は、加工食品の後ろに貼られているラベルの中にごく細かな字でしか表記されていません。そして私たちの多くはそこに注意を全く払っていないし、たとえソルビン酸という文字を見たとしてもその間接的な作用にまでは想像力が届かないということです。
少々長い引用となりましたが、福岡伸一氏が危惧されている、ソルビン酸のような、弱いながらも制圧作用を有する化学物質が長期間、日常的に腸内細菌叢に与える影響についてご紹介しました。
安全が確認され認可されている食品添加物であったとしても、長期的、日常的に摂取すれば身体に悪影響があるかもしれないですね。
そして、仮に悪影響が出たとしても、原因が食品添加物であると特定は困難です。
感染症やその他の病名がつけられ、原因不明ということになるのです。
http://www.pill-case.com/2056
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ベストセラー『生物と無生物のあいだ』や『動的平衡』などの著者 福岡伸一氏は、小さい頃から、自動車や列車の全面が人の顔に見えてしまって、いつしか、人の顔に見える画像をコレクションするようになったそうです。
そして、有りました、福岡伸一さんのコレクション。お相撲さんの顔が背中にある昆虫が。
福岡伸一著『世界は分けてもわからない』の中に、私が書いたイラストのような虫が、写真で紹介されていました。虫の名前は、ジンメンカメムシ。←写真あり
そして、本題の「保存料ソルビン酸」の話は『世界は分けてもわからない』に。
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1 コンビニのサンドイッチの賞味期限は?
2 ソルビン酸の働きと人体への影響
3 腸内細菌にとっては安全か?
4 関連記事
コンビニのサンドイッチの賞味期限は?
福岡伸一著『世界は分けてもわからない』には、「コンビニのサンドイッチはなぜ長持ちするか」と題する一文があります。
主にソルビン酸について書かれています。
コンビニのサンドイッチには、保存料のソルビン酸が使われているのか、と思い、近隣のコンビニ、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンに行ってきました。
3軒とも、サンドイッチにソルビン酸が使用されているサンドイッチはありませんでした。
写真の惣菜パン(ウインナーパン)には、ソルビン酸が入っていましたが、ソルビン酸が入っているパンは、あまりありませんでした。
保存料は使われなくなっているようです。
さて、コンビニにあるサンドイッチ、賞味期限は概ね製造後36時間だとか。
実際には流通にかかる時間があるので、安全を考えて製造後72時間経過しても品質が変わらないような設計になっています。
製造してから丸三日、品質が変わらないためにどうしているのでしょう。
冷蔵庫などの密閉空間ではなく、しかも常温の室内に陳列されている食品です。
品質が保持できる理由は、商品の裏のラベルを見れば分かります。
ご存知のように、大量の食品添加物が使用されているからです。
3軒のコンビニを回って、サンドイッチには保存料のソルビン酸はありませんでしたが、保存料が添加されていない場合は、保存料の代わりにPH調整剤を使用しているのでしょう。
卵やハム、ツナなどをはさんだサンドイッチは、保存料やPH調整剤がなければ、空気中や手のひらなどに生息する多くの微生物、元々食材の中にある微生物が、サンドイッチの中で増殖していきます。
多くの微生物は温度などの生育条件が多少悪くても、細胞分裂によって無限に増えていきます。
倍々と増殖し、10時間後には千倍、20時間後には約100万倍にもなります。
肉眼では見えないからいいですが、倍々に増殖していく様が見えると卒倒してしまうでしょう。
日にちが経った食品が腐ったり、臭くなったりするのは増殖した微生物が硫黄のガスや粘液物質、毒素などを作り出すからです。
(ソルビン酸は水に溶けにくく、水溶性のソルビン酸カリウムとして添加されることが多い)
ソルビン酸の働きと人体への影響
ソルビン酸が、どうやって微生物の繁殖を止めているかというと、微生物の生育を妨げる働きがあるからです。
微生物が栄養を取り込み、代謝するためには酵素が必要で、乳酸脱水素酵素が乳酸を、リンゴ酸脱水素酵素がリンゴ酸を代謝してエネルギー源になるところを、乳酸やリンゴ酸に似ているソルビン酸が間違って取り込まれて、微生物の細胞内の酵素が役に立たなくなります。
酢酸、酪酸、ピルビン酸など酸と名の付く栄養素には、―COOHのカルボキシル基があり、ソルビン酸と似ているのです。
ソルビン酸は多角的に展開して、微生物の酵素に取りついてその代謝反応をブロックすることができるのです。だからソルビン酸を食材の中に混ぜ込んでおくと、腐敗の進行をとめることができるのです。ソルビン酸は広範囲の加工食品に添加されています。ハム、ソーセージ、かまぼこなどの食肉・魚肉ねり製品、パンやケーキ、お菓子のあんやクリーム、チーズ。ケチャップ、スープ、半生んの果実類、果実酒、飲料・・・・・・食品の種類によって、1キログラムあたりだいたい1~3グラムほどのソルビン酸(重量比にして0.1~0.3%)の添加が認められています。
このソルビン酸は、食品に添加されている程度の量では、人間にとっては毒にはなりません。
体重が50キログラムの人が食べて、半分の人が死ぬ量、50%致死量は、368グラムになります。
食塩なら200グラム、重曹なら215グラムです。
368グラムのソルビン酸を食べるには、チーズで食べると、123キログラムのチーズを一気に食べないと、その量になりません。
科学者なら、ものすごく安全な物質であると判定するでしょう。
腸内細菌にとっては安全か?
ある食品添加物のメーカーのホームページには、
データやグラフとともに、ソルビン酸は、安全であると書かれています。
食品添加物の安全性は科学的に評価されています。
ここでは食品添加物の中で、保存料に分類されているものを例にとってご説明します。
例えば「ソルビン酸は体内に蓄積して害を及ぼす」といった誤解がありますが、
実際には体内で分解されるので蓄積されることはないのです。
科学的知見に基づいて書かれていると思います。
インビトロ、試験管の中での実験でも、安全であるとされています。
ですので、わたしも、身体に悪いから摂取するのはやめましょうとは言いません。
でも安全だから、どんどん摂取しましょうとも言うつもりはありません。
福岡伸一氏もも、このソルビン酸の項目のところの最後に、この腸内細菌にとっては、ソルビン酸を摂取することはどうなんだろう、と、疑問を投げかけられています。
たしかにソルビン酸は微生物に対しては毒として作用するが、ヒトの細胞には毒にはならない。インビトロによるヒトの細胞への直接実験でこのことは証明されました。しかしそれは、部分的な視野にもとづく思考であるといえるのです。
(ソルビン酸は)腸内細菌に対して影響を及ぼすことによって、間接的に害作用を及ぼす可能性があります。
たとえば抗生物質を風邪を引いたとき私たちは抗生物質を飲みます。抗生物質は微生物に対する強力な代謝阻害剤です。これによって感染症をもたらす微生物(病原細菌)を制圧します。(とともに腸内細菌叢に制圧します)
これと同じことがソルビン酸によっても起こる可能性があります。
ソルビン酸は抗生物質と較べるとずっと弱めの阻害剤です。しかし一過性の抗生物質とは異なり、ソルビン酸は弱いとはいえ長期間、ずっと継続的に摂取するタイプの化学物質です。抗生物質によって一時的に制圧されても腸内細菌は抗生物質の服用が終われば、また復活して安定なコロニーを形成します。しかしソルビン酸のような、弱いながらも制圧作用を有する化学物質が長期間、日常的に腸内細菌叢に与える影響は全く解明できていません。腸内細菌のバリアーの破れに乗じて、外来の、より毒性の強い微生物が侵入する可能性があります。
ソルビン酸は、いつでもどこでも安価なサンドイッチを食べられるという便利さ=ベネフィットと引き換えに、最低限度の必要悪=リスクとして使用されているわけです。そしてソルビン酸の健康に対するリスクはそれほど大きいものとはいえません。
問題なのは、現代の私たちの身のまわりでは、リスクが極めて小声でしか囁かれない、むしろわざと見えないようにされがちであるということです。ソルビン酸は、加工食品の後ろに貼られているラベルの中にごく細かな字でしか表記されていません。そして私たちの多くはそこに注意を全く払っていないし、たとえソルビン酸という文字を見たとしてもその間接的な作用にまでは想像力が届かないということです。
少々長い引用となりましたが、福岡伸一氏が危惧されている、ソルビン酸のような、弱いながらも制圧作用を有する化学物質が長期間、日常的に腸内細菌叢に与える影響についてご紹介しました。
安全が確認され認可されている食品添加物であったとしても、長期的、日常的に摂取すれば身体に悪影響があるかもしれないですね。
そして、仮に悪影響が出たとしても、原因が食品添加物であると特定は困難です。
感染症やその他の病名がつけられ、原因不明ということになるのです。
http://www.pill-case.com/2056
ソルビン酸Kは、腸内フローラにとっても毒
腸内細菌 part 2
10/5/2014
☆発酵食品は「若返りの食べ物」
糠漬け:乳酸菌
納豆:納豆菌
味噌:麹菌
ヨーグルト:ビフィズス菌
チーズ:乳酸菌
などの細菌で食品は美味しくなります。
納豆菌や麹菌などの細菌類を腸の中に入れると、腸内細菌が増え、腸内フローラのバランスもよくなり、免疫機能が高まることは明らかです。こうした発酵食品を毎日のように食べていると、腸内細菌が増え、免疫力が高まり、結果的に長生きになります。
☆「生きた菌」でなくても腸に効く!
善玉菌のエサになるオリゴ糖は熱に強く、胃酸や消化酵素によって分解されず、腸まで届きやすい特性をもっています。
腸内細菌のエサは、一時的にとればよいわけでなく、毎日とり続けることが、腸内フローラをいつも整えておす最良の方法となります。
☆「焼きバナナ」は腸内細菌も喜ぶスィーツ!
バナナに含まれるオリゴ糖は、焼くことによって増える特性があります。
善玉菌を増やす栄養素には糖アルコールもあります。
キシリトール、ソルビトール、マンニトール
これらの糖アルコールの特性は、胃や腸で消化・吸収せれにくいので、メインエンジンがミトコンドリア系にうつった50歳以降の人にも敵した甘味料です。
因みに、糖アルコールは以下の食品に含まれます。
キシリトール…イチゴ、カリフラワー、ほうれん草、玉ねぎ、人参、レタス、バナナ
ソルビトール…リンゴ、梨
マンニトール…昆布
☆「防腐剤」は腸内細菌にとっても毒
日本人の腸内細菌が減少しているのは、食品添加物の入った食品の食べ過ぎが背景にあります。食品添加物を含む食品を頻繁に食べている人の糞便は、決まって少なく、貧弱です。
食品添加物の一つにソルビン酸があります。ソルビン酸は食品の防腐の進行や止める保存料です。ソルビン酸の入った食品を食べると、腸内細菌を増やさなくなることが実験で明らかにされています。
☆「ゴキブリも食べないもの」を好む現代人
「腐らないもの」を食べること自体が不自然なことです。
人間が「おいしい」と言って食べているマーガリンなどは放置しておいても、ゴキブリは食べません。
免疫機能は、見知らぬ異物が体内に入ってくると、それを敵とみなし、活性酸素を放出させます。活性酸素はテロメアを短縮させ、日々ゲテモノ食いをしている人はテロメアの短縮を自ら進めることになるのです。
☆おちたものを食べて丈夫になった時代
日本人の腸は、60歳を過ぎたあたりから働きが鈍くなります。
最近では20代でも、腸年齢が老いているせいで、ドーパミンやセロトニンなどの幸せ物質が不足し、免疫力も落ちてしまっているのです。
子供の頃土壌菌にたくさん触れ、取り込んでいた時代の人の腸は、とても強いと言われています。わずか一gの土の中には数億個もの微生物が棲んでいます。それと同様に大豆を発酵させてある製品にも土壌菌が含まれていることがわかりました。
☆「清潔」にするほど免疫が落ちる⁉
アレルギー体質になる原因は
「乳幼児期に風邪などの感染症にかかる機会が減ったことにある」と学説でいわれています。清潔といえるまで清潔志向が、薬品によって身の回りの細菌を排除し、免疫機能を鍛える機会を奪ってしまっているのです。手洗いに薬用石鹸は必要ありません。
☆「O-157」は清潔な場所でしか生きられない
薬や殺菌剤では死なない菌が着々と数を増やしています。
O-157が猛威を振るうのは、先進国の学校や幼稚園、レントランの厨房など隅々まで除菌してある、細菌ゼロを目指す場所ばかりなのです。
☆免疫の30%は心が決めている
腸が免疫の70%を締めます。残りの30%は心が決めているのです。
年々、自殺者が増えているのは、日本人の「心の免疫力」が全体的に低下しているからでしょう。
☆「一日10時間以上寝ている人」は早死にする
精神的ストレスを負うと、NK細胞の働きは著しく落ちます。
早死にする確率は、生きがいを持たずに一日10時間以上寝ている人やテレビを3時間以上見ている人に高くなるようです。
☆「40歳過ぎで離婚した男性」は癌になりやすい
40歳過ぎで離婚した男性は癌になりやすいという統計があります。
女性は隣に男性がいなくても、免疫力にかわりありません。しかし、男性は隣に女性がいなくなると、免疫力が落ちるタイプの人が多いのです。
☆「飲める人」に休肝日は必要なし!
付き合い上、お酒を飲まなければならないと顔を真っ赤にしながら飲んでいると、免疫力が落ち、癌になりやすくなります。飲まないよりはのんだほうが免疫力は上がります。
但し、お酒を呑む事が苦でない人は休肝日をつくる必要はありません。ただ、お酒を飲める人も嫌な人と飲むと免疫力は下がります。
二合までは、免疫がグーっと上がります。二合を過ぎると下がるのでご注意ください。
☆ストイックに生活しても、免疫は上がらない
免疫力や高めるために、イメージトレーニングも非常に重要です。
楽しんでいる時、NK細胞活性も上昇しています。
ストイックに禁欲生活を続けていれば長生きできるわけではありません。
125歳まで元気ハツラツと生きるための藤田式長寿食のススメ
(50歳以上用)
⑴白米や甘いものは食べない
⑵色が濃く、香りの強い野菜をたっぷりと
⑶食べ過ぎ、飲み過ぎはテロメアを縮める
⑷一口30回よく噛んでゆっくり食べる
⑸具たっぷりの味噌汁は長寿パワー食
⑹生の水が病・ボケ・老いを防ぐ
⑺食品添加物にまみれた食品は慎むべし
⑻週に2~3回は肉を食べよう
⑼でかいウンチをしよう
(10)生きがいをもって、努めてでもおおらかにくらそう
http://www.scarab-japan.co.jp/zatsugaku_column_post/-part-2
10/5/2014
☆発酵食品は「若返りの食べ物」
糠漬け:乳酸菌
納豆:納豆菌
味噌:麹菌
ヨーグルト:ビフィズス菌
チーズ:乳酸菌
などの細菌で食品は美味しくなります。
納豆菌や麹菌などの細菌類を腸の中に入れると、腸内細菌が増え、腸内フローラのバランスもよくなり、免疫機能が高まることは明らかです。こうした発酵食品を毎日のように食べていると、腸内細菌が増え、免疫力が高まり、結果的に長生きになります。
☆「生きた菌」でなくても腸に効く!
善玉菌のエサになるオリゴ糖は熱に強く、胃酸や消化酵素によって分解されず、腸まで届きやすい特性をもっています。
腸内細菌のエサは、一時的にとればよいわけでなく、毎日とり続けることが、腸内フローラをいつも整えておす最良の方法となります。
☆「焼きバナナ」は腸内細菌も喜ぶスィーツ!
バナナに含まれるオリゴ糖は、焼くことによって増える特性があります。
善玉菌を増やす栄養素には糖アルコールもあります。
キシリトール、ソルビトール、マンニトール
これらの糖アルコールの特性は、胃や腸で消化・吸収せれにくいので、メインエンジンがミトコンドリア系にうつった50歳以降の人にも敵した甘味料です。
因みに、糖アルコールは以下の食品に含まれます。
キシリトール…イチゴ、カリフラワー、ほうれん草、玉ねぎ、人参、レタス、バナナ
ソルビトール…リンゴ、梨
マンニトール…昆布
☆「防腐剤」は腸内細菌にとっても毒
日本人の腸内細菌が減少しているのは、食品添加物の入った食品の食べ過ぎが背景にあります。食品添加物を含む食品を頻繁に食べている人の糞便は、決まって少なく、貧弱です。
食品添加物の一つにソルビン酸があります。ソルビン酸は食品の防腐の進行や止める保存料です。ソルビン酸の入った食品を食べると、腸内細菌を増やさなくなることが実験で明らかにされています。
☆「ゴキブリも食べないもの」を好む現代人
「腐らないもの」を食べること自体が不自然なことです。
人間が「おいしい」と言って食べているマーガリンなどは放置しておいても、ゴキブリは食べません。
免疫機能は、見知らぬ異物が体内に入ってくると、それを敵とみなし、活性酸素を放出させます。活性酸素はテロメアを短縮させ、日々ゲテモノ食いをしている人はテロメアの短縮を自ら進めることになるのです。
☆おちたものを食べて丈夫になった時代
日本人の腸は、60歳を過ぎたあたりから働きが鈍くなります。
最近では20代でも、腸年齢が老いているせいで、ドーパミンやセロトニンなどの幸せ物質が不足し、免疫力も落ちてしまっているのです。
子供の頃土壌菌にたくさん触れ、取り込んでいた時代の人の腸は、とても強いと言われています。わずか一gの土の中には数億個もの微生物が棲んでいます。それと同様に大豆を発酵させてある製品にも土壌菌が含まれていることがわかりました。
☆「清潔」にするほど免疫が落ちる⁉
アレルギー体質になる原因は
「乳幼児期に風邪などの感染症にかかる機会が減ったことにある」と学説でいわれています。清潔といえるまで清潔志向が、薬品によって身の回りの細菌を排除し、免疫機能を鍛える機会を奪ってしまっているのです。手洗いに薬用石鹸は必要ありません。
☆「O-157」は清潔な場所でしか生きられない
薬や殺菌剤では死なない菌が着々と数を増やしています。
O-157が猛威を振るうのは、先進国の学校や幼稚園、レントランの厨房など隅々まで除菌してある、細菌ゼロを目指す場所ばかりなのです。
☆免疫の30%は心が決めている
腸が免疫の70%を締めます。残りの30%は心が決めているのです。
年々、自殺者が増えているのは、日本人の「心の免疫力」が全体的に低下しているからでしょう。
☆「一日10時間以上寝ている人」は早死にする
精神的ストレスを負うと、NK細胞の働きは著しく落ちます。
早死にする確率は、生きがいを持たずに一日10時間以上寝ている人やテレビを3時間以上見ている人に高くなるようです。
☆「40歳過ぎで離婚した男性」は癌になりやすい
40歳過ぎで離婚した男性は癌になりやすいという統計があります。
女性は隣に男性がいなくても、免疫力にかわりありません。しかし、男性は隣に女性がいなくなると、免疫力が落ちるタイプの人が多いのです。
☆「飲める人」に休肝日は必要なし!
付き合い上、お酒を飲まなければならないと顔を真っ赤にしながら飲んでいると、免疫力が落ち、癌になりやすくなります。飲まないよりはのんだほうが免疫力は上がります。
但し、お酒を呑む事が苦でない人は休肝日をつくる必要はありません。ただ、お酒を飲める人も嫌な人と飲むと免疫力は下がります。
二合までは、免疫がグーっと上がります。二合を過ぎると下がるのでご注意ください。
☆ストイックに生活しても、免疫は上がらない
免疫力や高めるために、イメージトレーニングも非常に重要です。
楽しんでいる時、NK細胞活性も上昇しています。
ストイックに禁欲生活を続けていれば長生きできるわけではありません。
125歳まで元気ハツラツと生きるための藤田式長寿食のススメ
(50歳以上用)
⑴白米や甘いものは食べない
⑵色が濃く、香りの強い野菜をたっぷりと
⑶食べ過ぎ、飲み過ぎはテロメアを縮める
⑷一口30回よく噛んでゆっくり食べる
⑸具たっぷりの味噌汁は長寿パワー食
⑹生の水が病・ボケ・老いを防ぐ
⑺食品添加物にまみれた食品は慎むべし
⑻週に2~3回は肉を食べよう
⑼でかいウンチをしよう
(10)生きがいをもって、努めてでもおおらかにくらそう
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小保方氏のSTAP細胞、やはり米国に横取りされた? ネットで大きな話題に!
古い記事です。↓
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世界びっくりニュース世界中の仰天ニュースをお届け!2015年12月15日
小保方氏のSTAP細胞、やはり米国に横取りされた? ネットで大きな話題に!
一時はノーベル賞級の発見とまで言われ、世界を騒がせたSTAP細胞。しかし、その後の展開はご存知のとおりである。「リケジョ(理系女子)の星」としてマスメディアから持ち上げられた小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)は、後の論文捏造疑惑と博士号取り消しを経て、今やすっかり社会から干されてしまった。
しかし現在、「アメリカの研究者がSTAP細胞の存在を確認した」とする情報がSNSを通して拡散、大反響を呼んでいる。その根拠は、科学誌『ネイチャー』の運営するオンライン電子ジャーナル「Scientific Reports」(11月27日
付)で、テキサス大学医学部ヒューストン校やピッツバーグ大学医学部の研究者たちが発表した「Characterization of an Injury Induced Population of Muscle-Derived Stem
Cell-Like Cells(損傷誘導性の筋肉由来幹細胞様細胞群)」という論文だ。情報の発信元が、かねてより小保方氏の発見は真実だと主張してきたブログ「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」であることや、問題の論文を実際に読むとSTAP細胞に焦点を当てた研究ではないことから、この情報をデマと断じる動きも起きているが、果たして真相はどこにあるのか?
【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2015/12/post_8277.html】
結論から言ってしまうと、今回の論文で小保方氏が発見したというSTAP細胞の存在が証明されたわけではない。…
しかしその一方で、研究者らは「マウスから採取した筋肉の細胞に刺激を与えた(損傷させた)ところ、(ES細胞やiPS細胞のようにさまざまな細胞になることができる)幹細胞に"似た"細胞ができた」ということを発表、これを「iMuSCs細胞」と名づけているのである。確かに、手法や結果は小保方氏のSTAP細胞とはまったく異なるが、複雑な工程を経ることなく幹細胞(万能細胞)に近い性質を持つ細胞を生み出したという点に着目すれば、今回の研究の方向性が、少なくともSTAP細胞と同じ目標を見据えたものであるという点だけは間違いないだろう。
■飛鳥昭雄氏と科学ライターが、今回の騒動について語った!
このように、(STAP細胞はなかったとしても)STAP細胞と同様のものを生み出そうとする科学界の大きな動きについて、サイエンスエンターテイナー・飛鳥昭雄氏はトカナに次のように語った。
「私は、小保方騒動から1年ほどで、アメリカがSTAP細胞と似た細胞を作るのではないかと以前から発言していました。それは、これまでの『日本とアメリカにおける科学利権』の歴史を見れば明らかなのです」
「山中教授がiPS細胞を発表したほぼ同時期に、アメリカのベンチャー企業が、同じ内容の論文を発表しています。これはつまり、アメリカが京都大学のデータを盗んでいたということを意味します。この時に京都大学がとった措置は、アメリカで裁判を起こすと不利になるため、アメリカでの特許権を放棄する代わりに、アジア・ヨーロッパで認めてもらうように図らうことでした」
「実際、これと同じようなケースは過去にも見られます。…
その代表例は、日本生まれのOS『トロン』です。開発者らは日本で無料配布を画策し、普及を試みましたがアメリカは日本に圧力をかけて、トロンと比べれば欠陥商品にすぎない『ウィンドウズ』を売りつけた。そしてアメリカによる日本へのプレッシャーは、今も脈々と続いている。すべては利権のためなのです」
「ちなみに、STAP細胞のような簡単な手法で万能細胞ができる可能性について、科学界ではあって当然のものとして誰もが認めています。まさに基本中の基本であり、それを誰が最初に見つけるかを争っているのです」
「また、2014年に香港・中文大学でSTAP細胞実験が成功したという報告もありますが、後に教授自らが結果を否定。これもアメリカの圧力によって潰されている可能性があります」
「今回の発表は、まだ資料が少なくFakeである可能性は否めません。ただ、STAP細胞あるいはSTAP細胞と似た細胞は必ずあり、また日本が発見すればアメリカは潰しにくるという事実だけは確かなのです」(飛鳥昭雄氏)
確かに、京都大学の山中伸弥教授が応じた『週刊朝日』のインタビューでは、この構造が「仁義なき戦い」と形容され、山中氏自らこう語っている。
「簡単に言いますと、ヒトのiPS細胞は自分たちのほうが先に作っていたんや、とアメリカのベンチャー企業が主張しました。同社の特許の請求内容を見たら、京大が先に出願していた請求内容とほとんど違わない。もう完全に戦争するつもりできているわけですね」(『週刊朝日』、2014年11月7日号)
また、今回トカナがコメントを求めた科学ジャーナリストも次のような見解を述べた。…
「小保方さんの大学時代の論文の引用が含まれる今回の論文ですが、STAP細胞の存在を証明したとは言えません。しかし、ES細胞やiPS細胞ではない幹細胞(万能細胞)に近い存在『iMuSCs細胞』が見つかったことは確かです」
「理研は、小保方さんが生成したSTAP細胞について、研究室の冷蔵庫にあったES細胞の混入が原因だったと結論づけています。しかし、小保方さんが提示した実験手順で、新しい万能細胞が生まれている可能性はまだあるということでしょう。これは、理研からしたら穏やかな結果ではないはずです」(科学ジャーナリスト)
ちなみに、無意識のメッセージが聞こえるという「リバース・スピーチ(逆再生)」技術で小保方氏の言葉を分析すると、小保方氏は会見で「たとえビジネスの営業的な...」「私が悔しい」「今、これからでもそれについて(発表シテイキ)」などと発言していたことが判明している。現在、日本ではSTAP細胞=ウソ、いかがわしいものの代名詞のような扱いを受けている。しかし、複雑な手順を経ることなく万能細胞を生み出そうとするSTAP細胞と同様のコンセプトを掲げ、世界中の科学者たちが日夜熾烈な競争を繰り広げており、小保方氏もその渦中にあったことだけは間違いないようだ。
※イメージ画像:「Thinkstock」より
http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201512_post_8277.html
細胞より、実験に使った弱酸性のオレンジ色の溶液の方が大発見なのですが、
これもアメリカに購入されてしまいましたとのこと。
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TOCANA > 日本 > 笹井教授の死にまつわる4つの不審点
笹井教授の死にまつわる4つの不審点 ― STAP細胞は触れてはならない“禁断の果実”だった!?
2014.09.09
labo.jpg
先月5日、神戸市中央区の先端医療センターで、階段の手すりに首を吊って倒れている笹井芳樹教授が発見された。教授はすぐさま神戸市立医療センター中央市民病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。死因は自殺と考えられる――。
日本の再生医療研究のホープ、笹井教授の死は世間を騒然とさせた。STAP論文問題で責任を問われたり、小保方氏との“不適切な関係”が一時期浮上するなど、様々な報道に笹井氏が気を病んでいたのは事実である。しかし、それは果たして自殺の十分な理由になるだろうか? 笹井氏の死には不審な点が数多く存在すると指摘する声もあるのだ。
不審点1. 不自然な死因
発見された笹井教授の状態について、「階段の手すりにひも状のものをかけて首を吊っていた」と多くのマスコミが報道したが、違和感を覚えないだろうか? 通常、首吊りであれば、自宅やホテルなどの
個室で行うのがスムーズだ。笹井氏は人が立ち入る可能性のあるセンター研究棟の階段を大胆にも選んだというのだろうか。
そもそも、首吊りは決して楽な死に方ではない。失敗して首の骨を折ると、まず一思いで死ねないことは笹井教授も分かっているだろう。周囲に多様な薬品を置くことができる科学者であれば、まずは何らかの薬品を用いることを考えるはずではないだろうか。
不審点2. 「死因鑑定」をしていない
日本の法律上、病院で死亡した場合には「死因鑑定」をする必要がないことになっている。最初の報道では「笹井氏は先端医療センター内で亡くなった」とされていたが、その後この報道は消され、「先端医療センターで倒れているのが発見され」、「医療センター中央市民病院で亡くなった」と訂正されている。これはつまり、笹井氏の死因を鑑定する必要がなくなり、「自殺とみられる」という表現で片付けることが可能となってしまったことを意味するのだ。
不審点3. 小保方氏への遺書
笹井教授が小保方氏に宛てた遺書は、兵庫県警が管理しているという。そのため、小保方氏すらその正確な内容に触れたことはないと考えられるが、早々とマスコミによって一部が報道された。
そこには「あなたのせいではない」「必ずSTAP細胞の再現に成功してください」と書かれてあったようだが、ここでよく考えてみて欲しい。もし、教授本人が遺書を書いたとしたら、「あなたのせいではない」などという表現を用いるだろうか?
自殺者が誰かに宛てた遺書の中に、「あなたのせいではない」と書いてあれば、それは、すなわち「あなたのせいだ」と言っていることと同じ心理的効果をもたらすものだ。こんな無神経なことを本当に書くだろうか? 「必ずSTAP細胞
の再現に成功してください」の一文にしても、笹井氏も小保方氏もSTAP細胞の再現は可能であると訴えていたのに、何を今更、という事になる。この遺書は、果たして本当に笹井氏によって書かれたものか、疑うべき要素があるのだ。
不審点4. STAP細胞の闇
小保方氏が在籍していたハーバード大学のスポンサーは、秘密結社イルミナティの最上位、33階級にまで登り詰めたといわれるデイビッド・ロックフェラーが運営するロックフェラー財団である。
筆者は以前、本サイト上の記事にて「STAP細胞の特許をロックフェラーのイルミナティ勢力が狙っている」可能性について言及した。STAP細胞が実用化されれば膨大な金となり、既存の医療利権に大ダメージを与えることが考えられるためだ。
笹井教授の死が、小保方氏にさらなる精神的な痛手を与え、また「STAP細胞から手を引け」という警告だったとしたら――? 偶然なのか、STAP細胞論文の共著者であるハーバード大学の
チャールズ・バカンティ氏は、笹井教授の死去直後に、所属するブリガム・アンド・ウイメンズ病院の麻酔科長を9月1日に退任し、1年間休職する意向を示している。これは、誰かに狙われていることを悟ったからだと考えるのは尚早だろうか?
笹井教授が亡くなり、小保方氏は科学界からの追放も囁かれ、バカンティ氏は休職――。関わる人に次々と問題が起こるSTAP細胞は、決して触れてはならない“禁断の果実”だったのだろうか。
http://tocana.jp/2014/09/post_4801_entry.html
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世界びっくりニュース世界中の仰天ニュースをお届け!2015年12月15日
小保方氏のSTAP細胞、やはり米国に横取りされた? ネットで大きな話題に!
一時はノーベル賞級の発見とまで言われ、世界を騒がせたSTAP細胞。しかし、その後の展開はご存知のとおりである。「リケジョ(理系女子)の星」としてマスメディアから持ち上げられた小保方晴子・元理化学研究所研究員(32)は、後の論文捏造疑惑と博士号取り消しを経て、今やすっかり社会から干されてしまった。
しかし現在、「アメリカの研究者がSTAP細胞の存在を確認した」とする情報がSNSを通して拡散、大反響を呼んでいる。その根拠は、科学誌『ネイチャー』の運営するオンライン電子ジャーナル「Scientific Reports」(11月27日
付)で、テキサス大学医学部ヒューストン校やピッツバーグ大学医学部の研究者たちが発表した「Characterization of an Injury Induced Population of Muscle-Derived Stem
Cell-Like Cells(損傷誘導性の筋肉由来幹細胞様細胞群)」という論文だ。情報の発信元が、かねてより小保方氏の発見は真実だと主張してきたブログ「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」であることや、問題の論文を実際に読むとSTAP細胞に焦点を当てた研究ではないことから、この情報をデマと断じる動きも起きているが、果たして真相はどこにあるのか?
【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2015/12/post_8277.html】
結論から言ってしまうと、今回の論文で小保方氏が発見したというSTAP細胞の存在が証明されたわけではない。…
しかしその一方で、研究者らは「マウスから採取した筋肉の細胞に刺激を与えた(損傷させた)ところ、(ES細胞やiPS細胞のようにさまざまな細胞になることができる)幹細胞に"似た"細胞ができた」ということを発表、これを「iMuSCs細胞」と名づけているのである。確かに、手法や結果は小保方氏のSTAP細胞とはまったく異なるが、複雑な工程を経ることなく幹細胞(万能細胞)に近い性質を持つ細胞を生み出したという点に着目すれば、今回の研究の方向性が、少なくともSTAP細胞と同じ目標を見据えたものであるという点だけは間違いないだろう。
■飛鳥昭雄氏と科学ライターが、今回の騒動について語った!
このように、(STAP細胞はなかったとしても)STAP細胞と同様のものを生み出そうとする科学界の大きな動きについて、サイエンスエンターテイナー・飛鳥昭雄氏はトカナに次のように語った。
「私は、小保方騒動から1年ほどで、アメリカがSTAP細胞と似た細胞を作るのではないかと以前から発言していました。それは、これまでの『日本とアメリカにおける科学利権』の歴史を見れば明らかなのです」
「山中教授がiPS細胞を発表したほぼ同時期に、アメリカのベンチャー企業が、同じ内容の論文を発表しています。これはつまり、アメリカが京都大学のデータを盗んでいたということを意味します。この時に京都大学がとった措置は、アメリカで裁判を起こすと不利になるため、アメリカでの特許権を放棄する代わりに、アジア・ヨーロッパで認めてもらうように図らうことでした」
「実際、これと同じようなケースは過去にも見られます。…
その代表例は、日本生まれのOS『トロン』です。開発者らは日本で無料配布を画策し、普及を試みましたがアメリカは日本に圧力をかけて、トロンと比べれば欠陥商品にすぎない『ウィンドウズ』を売りつけた。そしてアメリカによる日本へのプレッシャーは、今も脈々と続いている。すべては利権のためなのです」
「ちなみに、STAP細胞のような簡単な手法で万能細胞ができる可能性について、科学界ではあって当然のものとして誰もが認めています。まさに基本中の基本であり、それを誰が最初に見つけるかを争っているのです」
「また、2014年に香港・中文大学でSTAP細胞実験が成功したという報告もありますが、後に教授自らが結果を否定。これもアメリカの圧力によって潰されている可能性があります」
「今回の発表は、まだ資料が少なくFakeである可能性は否めません。ただ、STAP細胞あるいはSTAP細胞と似た細胞は必ずあり、また日本が発見すればアメリカは潰しにくるという事実だけは確かなのです」(飛鳥昭雄氏)
確かに、京都大学の山中伸弥教授が応じた『週刊朝日』のインタビューでは、この構造が「仁義なき戦い」と形容され、山中氏自らこう語っている。
「簡単に言いますと、ヒトのiPS細胞は自分たちのほうが先に作っていたんや、とアメリカのベンチャー企業が主張しました。同社の特許の請求内容を見たら、京大が先に出願していた請求内容とほとんど違わない。もう完全に戦争するつもりできているわけですね」(『週刊朝日』、2014年11月7日号)
また、今回トカナがコメントを求めた科学ジャーナリストも次のような見解を述べた。…
「小保方さんの大学時代の論文の引用が含まれる今回の論文ですが、STAP細胞の存在を証明したとは言えません。しかし、ES細胞やiPS細胞ではない幹細胞(万能細胞)に近い存在『iMuSCs細胞』が見つかったことは確かです」
「理研は、小保方さんが生成したSTAP細胞について、研究室の冷蔵庫にあったES細胞の混入が原因だったと結論づけています。しかし、小保方さんが提示した実験手順で、新しい万能細胞が生まれている可能性はまだあるということでしょう。これは、理研からしたら穏やかな結果ではないはずです」(科学ジャーナリスト)
ちなみに、無意識のメッセージが聞こえるという「リバース・スピーチ(逆再生)」技術で小保方氏の言葉を分析すると、小保方氏は会見で「たとえビジネスの営業的な...」「私が悔しい」「今、これからでもそれについて(発表シテイキ)」などと発言していたことが判明している。現在、日本ではSTAP細胞=ウソ、いかがわしいものの代名詞のような扱いを受けている。しかし、複雑な手順を経ることなく万能細胞を生み出そうとするSTAP細胞と同様のコンセプトを掲げ、世界中の科学者たちが日夜熾烈な競争を繰り広げており、小保方氏もその渦中にあったことだけは間違いないようだ。
※イメージ画像:「Thinkstock」より
http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201512_post_8277.html
細胞より、実験に使った弱酸性のオレンジ色の溶液の方が大発見なのですが、
これもアメリカに購入されてしまいましたとのこと。
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TOCANA > 日本 > 笹井教授の死にまつわる4つの不審点
笹井教授の死にまつわる4つの不審点 ― STAP細胞は触れてはならない“禁断の果実”だった!?
2014.09.09
labo.jpg
先月5日、神戸市中央区の先端医療センターで、階段の手すりに首を吊って倒れている笹井芳樹教授が発見された。教授はすぐさま神戸市立医療センター中央市民病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。死因は自殺と考えられる――。
日本の再生医療研究のホープ、笹井教授の死は世間を騒然とさせた。STAP論文問題で責任を問われたり、小保方氏との“不適切な関係”が一時期浮上するなど、様々な報道に笹井氏が気を病んでいたのは事実である。しかし、それは果たして自殺の十分な理由になるだろうか? 笹井氏の死には不審な点が数多く存在すると指摘する声もあるのだ。
不審点1. 不自然な死因
発見された笹井教授の状態について、「階段の手すりにひも状のものをかけて首を吊っていた」と多くのマスコミが報道したが、違和感を覚えないだろうか? 通常、首吊りであれば、自宅やホテルなどの
個室で行うのがスムーズだ。笹井氏は人が立ち入る可能性のあるセンター研究棟の階段を大胆にも選んだというのだろうか。
そもそも、首吊りは決して楽な死に方ではない。失敗して首の骨を折ると、まず一思いで死ねないことは笹井教授も分かっているだろう。周囲に多様な薬品を置くことができる科学者であれば、まずは何らかの薬品を用いることを考えるはずではないだろうか。
不審点2. 「死因鑑定」をしていない
日本の法律上、病院で死亡した場合には「死因鑑定」をする必要がないことになっている。最初の報道では「笹井氏は先端医療センター内で亡くなった」とされていたが、その後この報道は消され、「先端医療センターで倒れているのが発見され」、「医療センター中央市民病院で亡くなった」と訂正されている。これはつまり、笹井氏の死因を鑑定する必要がなくなり、「自殺とみられる」という表現で片付けることが可能となってしまったことを意味するのだ。
不審点3. 小保方氏への遺書
笹井教授が小保方氏に宛てた遺書は、兵庫県警が管理しているという。そのため、小保方氏すらその正確な内容に触れたことはないと考えられるが、早々とマスコミによって一部が報道された。
そこには「あなたのせいではない」「必ずSTAP細胞の再現に成功してください」と書かれてあったようだが、ここでよく考えてみて欲しい。もし、教授本人が遺書を書いたとしたら、「あなたのせいではない」などという表現を用いるだろうか?
自殺者が誰かに宛てた遺書の中に、「あなたのせいではない」と書いてあれば、それは、すなわち「あなたのせいだ」と言っていることと同じ心理的効果をもたらすものだ。こんな無神経なことを本当に書くだろうか? 「必ずSTAP細胞
の再現に成功してください」の一文にしても、笹井氏も小保方氏もSTAP細胞の再現は可能であると訴えていたのに、何を今更、という事になる。この遺書は、果たして本当に笹井氏によって書かれたものか、疑うべき要素があるのだ。
不審点4. STAP細胞の闇
小保方氏が在籍していたハーバード大学のスポンサーは、秘密結社イルミナティの最上位、33階級にまで登り詰めたといわれるデイビッド・ロックフェラーが運営するロックフェラー財団である。
筆者は以前、本サイト上の記事にて「STAP細胞の特許をロックフェラーのイルミナティ勢力が狙っている」可能性について言及した。STAP細胞が実用化されれば膨大な金となり、既存の医療利権に大ダメージを与えることが考えられるためだ。
笹井教授の死が、小保方氏にさらなる精神的な痛手を与え、また「STAP細胞から手を引け」という警告だったとしたら――? 偶然なのか、STAP細胞論文の共著者であるハーバード大学の
チャールズ・バカンティ氏は、笹井教授の死去直後に、所属するブリガム・アンド・ウイメンズ病院の麻酔科長を9月1日に退任し、1年間休職する意向を示している。これは、誰かに狙われていることを悟ったからだと考えるのは尚早だろうか?
笹井教授が亡くなり、小保方氏は科学界からの追放も囁かれ、バカンティ氏は休職――。関わる人に次々と問題が起こるSTAP細胞は、決して触れてはならない“禁断の果実”だったのだろうか。
http://tocana.jp/2014/09/post_4801_entry.html