わたしは、ずっとバターです。
健康は普通は、日々の小さな努力の結果得られるもの。
わたしは、なるべくソルビン酸Kを摂らないようにしている。
でも、友だちの家では、ソルビン酸Kの入ったさきいかを食べ
ソルビン酸Kの入った冷凍食品を食べている。
友だちに、DNAの先端のテロメアが短くなって、細胞が長生きできませんと
忠告しても「そんなもん、気にしていたらなんも食べられへん」と言う。
でも、ソルビン酸Kだけは、止めて~。本当に体に良くないんだから。
B子ちゃんだって、長い間。パンにマーガリンを塗って食べていたから
「バターが自然でいいんだよ」と説明してあげたのに、「マーガリンが危険なら
なぜ日本政府が禁止しないねん」と言って聞く耳持たずって感じだった。
今では、ネットの知識で、マーガリンは不自然な油で身体に良くないと
わかっていて、パンには、オリーブオイルか、ココナッツオイルを塗って食べている。
わたしは、ずっとバターです。
~~~~~
こんにちは。エンリケです。
国防安保は、軍事・インテリジェンス・教育だけではなく、
国民の体を守る「健康」面でも行われるものです。
・ドクターズサプリと言われる
サプリメントを飲んでいる。
・車のニオイを消してくれる
いい香りがする芳香剤を使っている。
・セレブにも大人気の
ココナッツオイルを
毎日続けている。
・血液ドロドロはよくないため、
サラサラを目指している。
・コーヒーについてくるポーションの
コーヒーフレッシュは使う。
・体に痛みや腫れが生じたら、
湿布や氷などで冷やしたり
痛み止めで緩和。
一つでも当てはまるなら、要注意。
なぜなら、根本的に間違った情報
のもとで間違った選択をして、
かえって健康を害している
可能性があるからです。
ではなぜ、これらの習慣が
良くないのでしょうか?
その理由を、根本的に理解できる
ようになる企画があります。
こちらの動画セミナーです。
http://okigunnji.com/url/84/
医食住の業界では、数多くの著書や
講演などで知られ、業界のカリスマ
とも言うべき5名の人物。
彼らが語る、衝撃の業界ウラ情報とは?
そして、健康の本質とは?
こんなに豪華なメンバーを
一挙に聴ける機会はほとんど
ありません。
無料なので、この機会を絶対にお見逃しなく。
http://okigunnji.com/url/84/
●第1回
衝撃の70万部ベストセラーから10年
食品問題のカリスマが再び語る
食の安全を脅かす魔物 食品添加物
(ゲスト:安部 司氏)
●第2回
そのサプリ、お金の無駄です・・・
サプリメーカーの社長が明かす
飲むほどに健康から遠ざかる サプリメントの正体
(ゲスト:田村 忠司 氏)
●第3回
家、車、オフィス、学校、病院、商業施設・・・
あなたの周りは、体を蝕む“毒ガス”でいっぱい
本当に怖い室内空気の話
(ゲスト: 中野 博 氏)
●第4回
雑誌・TVが扱う海外セレブの健康ネタが
日本人を不健康にしている?
消化・代謝・免疫を強化する
日本人のための「毒出し」法
(ゲスト:蓮村 誠 氏)
●第5回
気づいて!対症療法の前にすべきこと
免疫学の世界的権威が解き明かす
38億年の生命史に基づく究極の健康法
(ゲスト: 安保 徹 氏)
1ヶ月かけてじっくりと
学んでいただく動画セミナーです。
5名のインタビューから
一つずつ学んでいくことで、
あなたのこれまでの健康習慣の
良し悪しが、みるみるうちに判断
できるようになっていきます。
心も体も健やかな生活を手に入れ、
私たち消費者が今こそ備えるべき、
本物の「知性」をここで今すぐ
手に入れてください。
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エンリケ
わたしは、なるべくソルビン酸Kを摂らないようにしている。
でも、友だちの家では、ソルビン酸Kの入ったさきいかを食べ
ソルビン酸Kの入った冷凍食品を食べている。
友だちに、DNAの先端のテロメアが短くなって、細胞が長生きできませんと
忠告しても「そんなもん、気にしていたらなんも食べられへん」と言う。
でも、ソルビン酸Kだけは、止めて~。本当に体に良くないんだから。
B子ちゃんだって、長い間。パンにマーガリンを塗って食べていたから
「バターが自然でいいんだよ」と説明してあげたのに、「マーガリンが危険なら
なぜ日本政府が禁止しないねん」と言って聞く耳持たずって感じだった。
今では、ネットの知識で、マーガリンは不自然な油で身体に良くないと
わかっていて、パンには、オリーブオイルか、ココナッツオイルを塗って食べている。
わたしは、ずっとバターです。
~~~~~
こんにちは。エンリケです。
国防安保は、軍事・インテリジェンス・教育だけではなく、
国民の体を守る「健康」面でも行われるものです。
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毎日続けている。
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一つでも当てはまるなら、要注意。
なぜなら、根本的に間違った情報
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ではなぜ、これらの習慣が
良くないのでしょうか?
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(ゲスト:田村 忠司 氏)
●第3回
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あなたの周りは、体を蝕む“毒ガス”でいっぱい
本当に怖い室内空気の話
(ゲスト: 中野 博 氏)
●第4回
雑誌・TVが扱う海外セレブの健康ネタが
日本人を不健康にしている?
消化・代謝・免疫を強化する
日本人のための「毒出し」法
(ゲスト:蓮村 誠 氏)
●第5回
気づいて!対症療法の前にすべきこと
免疫学の世界的権威が解き明かす
38億年の生命史に基づく究極の健康法
(ゲスト: 安保 徹 氏)
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エンリケ
女子差別撤廃委員長は、反日日本人だ。「メンバーには中国出身者もいる。」
戦争法に反対の申請書に署名してほしいというチラシが入っていた。
何日の何時に来るから、用意しておけと。
偉そうに。なんやねん。そんな風に家々を回って無理やり署名集めをしている気持ち悪い人たちがいる。
チュウゴクに出向いて、「日本の尖閣諸島を奪いません。東シナ海の中央線で勝手にガスを吸い取りません。南シナ海で勝手に島々を奪って軍用地にしません」という誓約書にサインをもらってきてくれないかな。サインをもらっても。もともと約束を守るような国ではございませんが、、、。
~~~~~
女子差別撤廃委員長は、反日日本人だ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
池田 元彦
国連女子差別撤廃委員会(CEDAW:Committee on the Elimination of Discrimination Against Women)が17日に最終見解を発 表した。
昨年末の日韓合意を批判し、元慰安婦への金銭賠償や公式謝罪を 含む「完全かつ効果的な賠償」を要求したのだ。
バ カも休み休みに言え。
この女子差別撤廃委員会の主張に対し、多分初めて日本が正式に反論し た。
杉山晋輔外務審議官は「強制連行、20万人、性奴隷」は事実誤認と明 言した。
しかし昨年末の日韓合意は、英訳すれば、 幾ら杉山審議官が主張 しても、軍が関与し、謝罪し、賠償金を払うのだと反論される。
加えて、議論の対象にすらなっていなかった皇室典範を、最後の最後に なって持ち出し「女系女子の皇族にも承継が可能となるよう皇室典範を改 正すべき」と公式見解記含めようと迄した。
含まれはしなかったが、安倍首相、菅官房長官、稲田自民政調会長が一斉 に反論を表明した。
この背景を外務省は「反日左翼団体の主張を鵜呑みしている」と観測し、 官邸筋は「メンバーには中国出身者もいる。
日本を攻撃・牽制したい中国 の思惑が感じられる」と分析した。
藤岡信勝拓殖大教授は「足蹴にされた。日本叩きをする国際機関に大金を 出資するのは不条理だ」と訴えた。
改めて「女子差別撤廃委員会」とは何か。国際連合人権理事会の設置する 1982年発足の外部専門家組織で、日本からも継続して委員を派遣してい る。
実は2008年から派遣されていた林陽子弁護士が 委員就任以降、日本へ の偏見的、反日的な懸念表明、韓国、報告要請が増えている。
翌2009年には児童買春・児童ポルノに懸念を表明、2011年には選択的夫婦 別姓制度等の導入について1年以内の報告勧告をした。
日本民法改正審議 に軌を一にするタイミングだ。
そして昨年2月、この 林陽子弁護士はこの 組織の委員長に就任したのだ。
判り易い話ではないか。
「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」が有る。その第 17条は「委員会の委員は,締約国により指名された者の名簿の中から秘密 投票により選出される。各締約国は,自国民の中 から1人を指名すること ができる」とし、各国政府に委員推薦を求め、各国政府が推薦する。
日本政府の推薦責任部署は内閣府男女共同参画局だ。即ち内閣府が推薦し た人物が反日言動で委員会を主導しているのだ。皇室典範等余程のことが ない限り各国委員が知る由もない。林陽子委員は
フェミニストであり女性 の権利問題専門家だ。勿論夫婦別姓主義者だ。結論を急ごう。
反日主義者を選りによって国連に送り込み、皇室典範改定等の反日勧告を 受ける羽目になっている構図なのだ。日本政府もう少ししっかりしてくれ よ、と言いたくなる。
勿論総理が身体検査出来る訳がないから、内閣府の担当職員が本人の経歴 等をキチンと事前に首相に報告すべきなのだ。
逆に言えば、日本政府機関内に、彼女を推薦する管理職を含め多くの反日 左翼が跳梁していることの証左ではないか。外務省にも宮内庁にも潜んで いて、官邸が気付かなけれれば好き放題だ。昨年
末の日韓共同声明(何ら 公式文書はないが)も外務省反日派が安倍首相を丸め込んだか。
今や国連は、発展途上国から見れば高い報酬を得られるため、各国高官の 縁故採用で有象無象の人物が入り込む。潘基文事務総長も縁故主義で韓国 人を次々に抜擢し、「抗日戦争勝利70年」軍事パ
レードにも出席した。国 連内外の批判に、厚顔無恥で応じている。
学校補助金で北朝鮮を潤し、政府が金を出して慰安婦問題が収まらない。 絶対に何か可笑しい。
何日の何時に来るから、用意しておけと。
偉そうに。なんやねん。そんな風に家々を回って無理やり署名集めをしている気持ち悪い人たちがいる。
チュウゴクに出向いて、「日本の尖閣諸島を奪いません。東シナ海の中央線で勝手にガスを吸い取りません。南シナ海で勝手に島々を奪って軍用地にしません」という誓約書にサインをもらってきてくれないかな。サインをもらっても。もともと約束を守るような国ではございませんが、、、。
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女子差別撤廃委員長は、反日日本人だ
━━━━━━━━━━━━━━━━━
池田 元彦
国連女子差別撤廃委員会(CEDAW:Committee on the Elimination of Discrimination Against Women)が17日に最終見解を発 表した。
昨年末の日韓合意を批判し、元慰安婦への金銭賠償や公式謝罪を 含む「完全かつ効果的な賠償」を要求したのだ。
バ カも休み休みに言え。
この女子差別撤廃委員会の主張に対し、多分初めて日本が正式に反論し た。
杉山晋輔外務審議官は「強制連行、20万人、性奴隷」は事実誤認と明 言した。
しかし昨年末の日韓合意は、英訳すれば、 幾ら杉山審議官が主張 しても、軍が関与し、謝罪し、賠償金を払うのだと反論される。
加えて、議論の対象にすらなっていなかった皇室典範を、最後の最後に なって持ち出し「女系女子の皇族にも承継が可能となるよう皇室典範を改 正すべき」と公式見解記含めようと迄した。
含まれはしなかったが、安倍首相、菅官房長官、稲田自民政調会長が一斉 に反論を表明した。
この背景を外務省は「反日左翼団体の主張を鵜呑みしている」と観測し、 官邸筋は「メンバーには中国出身者もいる。
日本を攻撃・牽制したい中国 の思惑が感じられる」と分析した。
藤岡信勝拓殖大教授は「足蹴にされた。日本叩きをする国際機関に大金を 出資するのは不条理だ」と訴えた。
改めて「女子差別撤廃委員会」とは何か。国際連合人権理事会の設置する 1982年発足の外部専門家組織で、日本からも継続して委員を派遣してい る。
実は2008年から派遣されていた林陽子弁護士が 委員就任以降、日本へ の偏見的、反日的な懸念表明、韓国、報告要請が増えている。
翌2009年には児童買春・児童ポルノに懸念を表明、2011年には選択的夫婦 別姓制度等の導入について1年以内の報告勧告をした。
日本民法改正審議 に軌を一にするタイミングだ。
そして昨年2月、この 林陽子弁護士はこの 組織の委員長に就任したのだ。
判り易い話ではないか。
「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」が有る。その第 17条は「委員会の委員は,締約国により指名された者の名簿の中から秘密 投票により選出される。各締約国は,自国民の中 から1人を指名すること ができる」とし、各国政府に委員推薦を求め、各国政府が推薦する。
日本政府の推薦責任部署は内閣府男女共同参画局だ。即ち内閣府が推薦し た人物が反日言動で委員会を主導しているのだ。皇室典範等余程のことが ない限り各国委員が知る由もない。林陽子委員は
フェミニストであり女性 の権利問題専門家だ。勿論夫婦別姓主義者だ。結論を急ごう。
反日主義者を選りによって国連に送り込み、皇室典範改定等の反日勧告を 受ける羽目になっている構図なのだ。日本政府もう少ししっかりしてくれ よ、と言いたくなる。
勿論総理が身体検査出来る訳がないから、内閣府の担当職員が本人の経歴 等をキチンと事前に首相に報告すべきなのだ。
逆に言えば、日本政府機関内に、彼女を推薦する管理職を含め多くの反日 左翼が跳梁していることの証左ではないか。外務省にも宮内庁にも潜んで いて、官邸が気付かなけれれば好き放題だ。昨年
末の日韓共同声明(何ら 公式文書はないが)も外務省反日派が安倍首相を丸め込んだか。
今や国連は、発展途上国から見れば高い報酬を得られるため、各国高官の 縁故採用で有象無象の人物が入り込む。潘基文事務総長も縁故主義で韓国 人を次々に抜擢し、「抗日戦争勝利70年」軍事パ
レードにも出席した。国 連内外の批判に、厚顔無恥で応じている。
学校補助金で北朝鮮を潤し、政府が金を出して慰安婦問題が収まらない。 絶対に何か可笑しい。
捏造・偏向報道は「従軍慰安婦」「原発」だけではない。
■■ Japan On the Globe(940) ■■ 国際派日本人養成講座 ■■
Media Watch: 続・NHKに巣くう報道テロ
1万3千人もの人々が参加したNHK『JAPANデビュー』集団訴訟が示すこと。
■転送歓迎■ H28.02.28 ■ 44,492 Copies ■ 4,148,190Views■
無料購読申込・取消: http://blog.jog-net.jp/
■1.「人間動物園」?
NHKが日本の台湾統治に関して捏造報道をし、名誉を傷つけられた台湾原住民パイワン族の人々を含む1万3千人もの人々がNHKを告訴した集団訴訟が本年1月に結審した。
判決は後に紹介するが、まずどのような番組だったかを見ておこう。集団訴訟が始まった時点での状況は[a]にまとめているが、今回はそれ以降の展開を中心に紹介する。
その番組『JAPANデビュー』第一回『アジアの“一等国”』[1]では、明治43(1910)年、日本政府と英国政府が共催したロンドンでの「日英博覧会」で催された台湾原住民による生活実演を次のように紹介した。
__________
訪れた観客はおよそ八百万人。特に人気を集めたコーナーがありました。台湾の先住民族、パイワン族。日本は、会場内にパイワンの人々の家をつくり、その暮らしぶりを見せ物としたのです。日英博覧会のガイドブックです。そこでは、台湾の人々が、客の前で戦いの踊りをし、戦闘の真似事をすると記されています。
当時、イギリスやフランスは、博覧会で植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する「人間動物園」と呼ばれました。目本はそれを真似たのです。[2,p80]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NHKの取材陣は、この「人間動物園」で「見世物」にされたというパイワン族の子孫を台湾に訪ね、「かなしいね、語りきれないそうだ。かなしいね、この重さね、話しきれないそうだ」と日本語の通訳に語らせたのである。
■2.にこやかに「悲しいね」?
これだけ見ると、いかにも当時の日本が、欧米先進国を真似て、植民地原住民の生活ぶりを「見せ物」にして“一等国”ぶりを示したと大方の視聴者は思い込むだろう。しかし、「見せ物」になったパイワン族男性の娘・高許月妹さんの登場する場面をよく見ると、二つの異なるシーンが続けて流されていて、不自然さを感じる。[1]
最初のシーンでは、高許さんが、当時の写真を見て、にこやかに日本語で「悲しいね」と言う。次のシーンでは高許さんは一転して固い困惑した表情になり、目に涙をためて、パイワン語で何かを言い、それに「かなしいね、語りきれないそうだ。かなしいね、この重さね、話しきれないそうだ」という日本語訳が流れる。
最初のシーンで高許さんが日本語で「悲しいね」と言ったのは、「懐かしい」という意味だと、通訳として立ち会った陳清福さんが裁判で証言した。陳さんは元公立校教師で81歳の年齢を感じさせない、かくしゃくたる姿勢で2時間もの証言を行った。陳さんは日本統治時代の国民学校を卒業していて、日本語が達者だ。
__________
陳証人 ハマ子さん(高許月妹さんの日本名)がこの写真を見たら、あっ、これは私のお父さん、と言いました。そして、私のお父さんは、私が24,25歳のときに病気で死んだ、私の心とても痛い、非常に懐かしいと話しました。
【原告弁護人】懐かしいという意味のことを言つたんですね。・・・言葉としては、悲しいという言葉が出てきたわけですね。
【陳証人】はい、その悲しいが出たんだ。ただし、最後に私どもの話で聞いたら、懐かしいの意味です。[3,p109]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■3.島田ディレクターの侮辱的な説明
それが次のシーンで、高許さんが急に硬い困惑した表情になったのは何故なのか。この点を2審の判決文は次のように分析している。
__________
・・・この間に何か、控訴人高許に緊張や困惑を生じさせる原因があったことを推認させるが、上記認定の一連の事実の中では、そのような変化を生じさせるのは、控訴人高許が思ってもいなかった事実、すなわち、父親が日本によってロンドンに連れて行かれて、博覧会で見せ物にされたと、島田(ディレクター)が述べたことしかない・・・
控訴人高許は、そのようなことは全く想定していなかったため、島田の発言に困惑し、父親を侮辱されたと感じ取り、取材の意図が分からず、緊張して、日本語ではなく、パイワン語で、本当に島田から今聞かされたようなことであれば、という前提で、悲しいと述べたのではないかと推認することができる。[3,p130]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
半世紀も前に亡くなった父親の若かりし頃の写真を見せられて、懐かしさに胸一杯になった直後、その父親はロンドンで「見せ物」にされた、と伝えられた時の高許さんのショックはいかばかりであったか。
しかも、それをNHKは後に「人間動物園」と侮蔑的なタイトルをつけて放送したのである。欧米で植民地の人間を「人間動物園」として見世物にすることは、当時の欧米の人種差別意識を考えればありうることだが、「それを真似て」というのは島田ディレクターの憶測に過ぎない。
そもそも、この部分のオープニングに示された集合写真では、背広を着た日本人と、民族衣装を着た誇らしげなパイワン族の人々が並んで写っている。彼らが動物扱いされていたら、そもそもそんな写真はありえない。それ以外にも、この博覧会では力士団がまわし姿で半年間相撲を披露したり、農民が米俵製作のデモンストレーションをやっている。
今日でも世界各地に様々な民族の伝統的な暮らしぶりを実物、実演で見せる観光施設があるが、それらと同じ「展示」であったとしか考えられない。それを「人間動物園を真似て」というなら、その証明が必要だが、それは何もない。島田ディレクターは自らの独断と偏見で勝手にそう解釈して、高許さんの父親に対する誇りを傷つけたのである。
■4.本件番組こそ「控訴人高許の心に、深い傷を残した」
東京地裁の1審ではNHKを無罪とした。判決理由として、次のように述べる。
__________
「被告(NHK)は、本件番組において、日本が日英博覧会においてパイワン族を『人間動物園』で見せ物にしたことを歴史的事実として紹介していると認めることができる。したがって、本件番組が、日英博覧会に主演したパイワン族を動物扱いし、同パイワン族らの社会的評価を低下させるものであるとは認められない。[3,p120
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NHKは「歴史的事実」を紹介しただけで、番組自体がパイワン族を「動物扱い」したわけではないから、名誉毀損には当たらない、というのである。高許さんの受けたショックには何も触れない。
これに対して、東京高裁での2審は名誉毀損を認め、高許さんに100万円の慰謝料支払いを命じた。その判決文は1審とは全く違ったトーンである。
__________
本件番組を制作した島田らは・・・一部の学者が唱えている「人間動物園」という言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに、その人種差別的な意味合いに全く配慮することもなく、これを本件番組の大前提として採用し、・・・
それまで控訴人高許がパイワン族の中で受けていたパイワン族を代表してイギリスに行った人の娘であるという社会的評価を傷つけたことは明らかである・・・[3,p132]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この番組は「親日的とも言われる台湾に、今も残る日本統治の深い傷」と語ったが、判決文はこれに対しても、次のような厳しい批判を浴びせた。
__________
本件番組こそ、その配慮のない取材や編集等によって、台湾の人たちや特に高士村の人たち、そして、79歳と高齢で、無口だった父親を誇りに思っている控訴人高許の心に、深い傷を残したものというべきで・・・[3,p132]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この判決文には、島田ディレクターに対する裁判官の人間的な怒りが籠もっている。その怒りこそ1万人以上の国民が原告として参加した原動力であろう。
■5.「父親が動物と同じように扱われるべき」とは言ってない
この判決を不服としたNHKはさらに上告し、最高裁はこの1月に、2審判決を破棄して原告の請求を棄却した。その理由として、この番組によって「一般の視聴者が被上告人(高許さん)の父親が動物園の動物と同じように扱われるべき・・・と受け止めるとは考え難く」というものだった。
要は、番組が「父親は動物として扱われるべき」と主張したなら名誉毀損に当たるが、「動物として扱われた」と史的事実を言っただけなら、名誉毀損に当たらないという論理である。
しかも、それが本当に史的事実かどうかは議論しないので、この論理であれば、「日本軍は20万人の朝鮮人女性を拉致して従軍慰安婦にした」「南京で30万人の中国人を虐殺した」と言っても、「史実を語っているだけだ」とすれば「法律上」は誰の名誉毀損にもならないのである。
すなわち、この判決はNHKの報道が史実として正しかったかどうか、たという問題には触れず、「法律上は名誉毀損という罪には当たらない」としているだけである。
■6.「日台戦争」で「日本軍死者5千人」?
しかし、法律上は禁止されていなくとも、やってはいけない事は道徳上、慣習上、職業倫理上、無数にある。この番組では、日本国民全体の名誉を傷つけた嘘が他にもいくつかある。
たとえば、日本統治の初期に抵抗する原住民との戦闘を「後に『日台戦争(一八九五)』と呼ばれる規模に拡大していきました」と述べる。
「日台戦争」などと聞いた事もない用語に、「いつ台湾と日本が戦争をしたのだ」と多くの台湾人が怒った。番組では「日本軍だけでも死者は5千人近く」というが、実際はその9割以上はマラリアなどの病死であり、戦闘での死亡は164人に過ぎない。
学問上の用語として「日台戦争」という用語を初めて使った中京大学・檜山幸夫教授は、番組のエンドロールに勝手に「協力者」として名前を挙げられて抗議している。この用語を使っている学者は2名だけで、まさに「一部の学者が唱えている言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに」というのと、同じ姿勢である。
■7.「建物や標識、田畑を破壊した者は死刑」?
第二の嘘は、後藤新平を次のように描いた点である。
__________
(毛筆で書かれた古い条文を映しながら)後藤が考え出した条令、匪徒刑罰令です。日本内地ではあり得ない厳しいものでした。略奪、殺傷のみならず、建物や標識、田畑を破壊した者は死刑。未遂であっても同罪とする。。総督府警察が、匪従、犯罪者と見なせば、たとえ未遂でも死刑に処せられました。[3.p98]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
後藤は抵抗する住民を帰順させ、土木工事などの職を与えた。そのために「匪徒刑罰令」で略奪などの首謀者を死刑に処す一方、自首すれば「情状二依リ其刑ラ軽減シ又ハ全免ス」として、投降と帰順を勧めるための手段としたのだが、この点は隠している。
後藤はさらに17万人もいたアヘン中毒患者を時間をかけて立ち直らせ、サトウキビ栽培と精糖事業を発展させ、交通網と都市の整備を進めた[b]。そうした功績も一切報道しない。
弊誌でも何度も紹介したように、台湾人を同胞として、生涯をかけて尽くした我々の先人が数多くいた[c-g]。今日の台湾人の親日は、それらの人々の至誠に感謝しているからである。『JAPANデビュー』は捏造報道によって、その日台関係にひびを入れようとしたのである。
■8.中国共産党中央宣伝部・李長春の影
そもそもなぜ島田雄介、濱崎憲二両ディレクターが、これほど無理な捏造番組を作ったのか。{a]では番組放送の4年前に中国共産党中央宣伝部・李長春が「『台湾独立』と日本軍国主義の歴史的根源を明らかにし、祖国平和統一を促進しなければならない」と指示している事実を述べた。
そして、『JAPANデビュー』は、この李長春が来日した平成21(2009)年3月29日の直後に放送されている。中国共産党の広報放送局CCTVは渋谷のNHK放送センターの中にある。
この番組は、李長春の指示によって企画製作され、その来日にあわせて放映された、と見られる。CCTVとNHKの一部の幹部たちが、李長春に「自分たちの手柄を見て下さい」とアピールしている姿が目に浮かぶようである。
自由民主主義国家である我が国においては、思想言論の自由から、祖国の名誉を傷つける番組を法律で罰することはできない。それよりも、日本国民の受信料を使い、公共の電波に載せて捏造報道をする報道テロリストには、社会的制裁によって今後の番組製作の機会を奪うのが筋であろう。
そういう意味で、1万人以上もの人々が裁判に参加し、敗訴とは言え、この番組を糾弾した関係者の尽力を多としたい。真っ当な企業なら、こんな騒ぎを起こした人間は二度と起用しないはずだ。
島田雄介、濱崎憲二両ディレクターの名前をよく覚えておこう。そして今後、この二人の製作した番組を見つけたら、即座にインターネットで批判の声を上げるべきだ。それが、こうした報道テロを抑制する最も有効な道であろう。
(文責:伊勢雅臣)
__________
捏造・偏向報道は「従軍慰安婦」「原発」だけではない。捏造・偏向報道は国民を誤った方向に導く。国民一人ひとりがその実態と手口を学ぶことで、事実を見抜く力をつけましょう。週刊メール入門講座「国民欺く捏造報道」
http://bit.ly/1vSb8va
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■リンク■
a. JOG(609) NHKに巣くう報道テロリスト
NHK番組『JAPANデビュー』は、意図的な捏造報道で、日台友好関係の破壊を狙った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h21/jog609.html
b. JOG(145) 台湾の「育ての親」、後藤新平
医学者・後藤新平は「生物学の法則」によって台湾の健全な成長を図った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h12/jog145.html
c. JOG(108) 台湾につくした日本人列伝
これらの人々はある種の同胞感を抱いて、心血を注いで台湾の民生向上と発展のために尽くした。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog108.html
d. JOG(225) 仰げば尊し~伊沢修二と台湾教育の創始者たち
新領土・台湾では教育こそ最優先にすべきだと、我が身を省みずに尽くした先人たち。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h14/jog225.html
e. JOG(493)「麗しの島」作りに生涯を捧げた青年たち
20歳代で台湾に渡り、医療、衛生、農業に生 涯を捧げた日本人たちを動かしたものは?
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogdb_h19/jog493.html
f. JOG(216) 八田與一~戦前の台湾で東洋一のダムを作った男
台湾南部の15万ヘクタールの土地を灌漑して、百万人の農民を豊かにした烏山頭ダムの建設者。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog216.html
g. JOG(698) 鳥居信平 ~ 南台湾を今も支える地下ダムの建設者
1世紀近く前に作られた地下ダムが、今も「南台湾の宝」と呼ばれている。
http://blog.jog-net.jp/201105/article_3.html
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1. YouTube【NHK一万人訴訟番組】「JAPANデビュー アジアの"一等国"」【裁判闘争中】
https://www.youtube.com/watch?v=sNpP0Y_PzZg
(問題シーンは32:40から)
2. 西村幸祐『NHK亡国論』★★★、ベストセラーズ、H26
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4584135967/japanontheg01-22/
3. 『別冊正論 Extra.20 NHKよ、そんなに日本が憎いのか』★★、産経新聞出版社、H25
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4819150677/japanontheg01-22/
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Media Watch: 続・NHKに巣くう報道テロ
1万3千人もの人々が参加したNHK『JAPANデビュー』集団訴訟が示すこと。
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■1.「人間動物園」?
NHKが日本の台湾統治に関して捏造報道をし、名誉を傷つけられた台湾原住民パイワン族の人々を含む1万3千人もの人々がNHKを告訴した集団訴訟が本年1月に結審した。
判決は後に紹介するが、まずどのような番組だったかを見ておこう。集団訴訟が始まった時点での状況は[a]にまとめているが、今回はそれ以降の展開を中心に紹介する。
その番組『JAPANデビュー』第一回『アジアの“一等国”』[1]では、明治43(1910)年、日本政府と英国政府が共催したロンドンでの「日英博覧会」で催された台湾原住民による生活実演を次のように紹介した。
__________
訪れた観客はおよそ八百万人。特に人気を集めたコーナーがありました。台湾の先住民族、パイワン族。日本は、会場内にパイワンの人々の家をつくり、その暮らしぶりを見せ物としたのです。日英博覧会のガイドブックです。そこでは、台湾の人々が、客の前で戦いの踊りをし、戦闘の真似事をすると記されています。
当時、イギリスやフランスは、博覧会で植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する「人間動物園」と呼ばれました。目本はそれを真似たのです。[2,p80]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NHKの取材陣は、この「人間動物園」で「見世物」にされたというパイワン族の子孫を台湾に訪ね、「かなしいね、語りきれないそうだ。かなしいね、この重さね、話しきれないそうだ」と日本語の通訳に語らせたのである。
■2.にこやかに「悲しいね」?
これだけ見ると、いかにも当時の日本が、欧米先進国を真似て、植民地原住民の生活ぶりを「見せ物」にして“一等国”ぶりを示したと大方の視聴者は思い込むだろう。しかし、「見せ物」になったパイワン族男性の娘・高許月妹さんの登場する場面をよく見ると、二つの異なるシーンが続けて流されていて、不自然さを感じる。[1]
最初のシーンでは、高許さんが、当時の写真を見て、にこやかに日本語で「悲しいね」と言う。次のシーンでは高許さんは一転して固い困惑した表情になり、目に涙をためて、パイワン語で何かを言い、それに「かなしいね、語りきれないそうだ。かなしいね、この重さね、話しきれないそうだ」という日本語訳が流れる。
最初のシーンで高許さんが日本語で「悲しいね」と言ったのは、「懐かしい」という意味だと、通訳として立ち会った陳清福さんが裁判で証言した。陳さんは元公立校教師で81歳の年齢を感じさせない、かくしゃくたる姿勢で2時間もの証言を行った。陳さんは日本統治時代の国民学校を卒業していて、日本語が達者だ。
__________
陳証人 ハマ子さん(高許月妹さんの日本名)がこの写真を見たら、あっ、これは私のお父さん、と言いました。そして、私のお父さんは、私が24,25歳のときに病気で死んだ、私の心とても痛い、非常に懐かしいと話しました。
【原告弁護人】懐かしいという意味のことを言つたんですね。・・・言葉としては、悲しいという言葉が出てきたわけですね。
【陳証人】はい、その悲しいが出たんだ。ただし、最後に私どもの話で聞いたら、懐かしいの意味です。[3,p109]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■3.島田ディレクターの侮辱的な説明
それが次のシーンで、高許さんが急に硬い困惑した表情になったのは何故なのか。この点を2審の判決文は次のように分析している。
__________
・・・この間に何か、控訴人高許に緊張や困惑を生じさせる原因があったことを推認させるが、上記認定の一連の事実の中では、そのような変化を生じさせるのは、控訴人高許が思ってもいなかった事実、すなわち、父親が日本によってロンドンに連れて行かれて、博覧会で見せ物にされたと、島田(ディレクター)が述べたことしかない・・・
控訴人高許は、そのようなことは全く想定していなかったため、島田の発言に困惑し、父親を侮辱されたと感じ取り、取材の意図が分からず、緊張して、日本語ではなく、パイワン語で、本当に島田から今聞かされたようなことであれば、という前提で、悲しいと述べたのではないかと推認することができる。[3,p130]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
半世紀も前に亡くなった父親の若かりし頃の写真を見せられて、懐かしさに胸一杯になった直後、その父親はロンドンで「見せ物」にされた、と伝えられた時の高許さんのショックはいかばかりであったか。
しかも、それをNHKは後に「人間動物園」と侮蔑的なタイトルをつけて放送したのである。欧米で植民地の人間を「人間動物園」として見世物にすることは、当時の欧米の人種差別意識を考えればありうることだが、「それを真似て」というのは島田ディレクターの憶測に過ぎない。
そもそも、この部分のオープニングに示された集合写真では、背広を着た日本人と、民族衣装を着た誇らしげなパイワン族の人々が並んで写っている。彼らが動物扱いされていたら、そもそもそんな写真はありえない。それ以外にも、この博覧会では力士団がまわし姿で半年間相撲を披露したり、農民が米俵製作のデモンストレーションをやっている。
今日でも世界各地に様々な民族の伝統的な暮らしぶりを実物、実演で見せる観光施設があるが、それらと同じ「展示」であったとしか考えられない。それを「人間動物園を真似て」というなら、その証明が必要だが、それは何もない。島田ディレクターは自らの独断と偏見で勝手にそう解釈して、高許さんの父親に対する誇りを傷つけたのである。
■4.本件番組こそ「控訴人高許の心に、深い傷を残した」
東京地裁の1審ではNHKを無罪とした。判決理由として、次のように述べる。
__________
「被告(NHK)は、本件番組において、日本が日英博覧会においてパイワン族を『人間動物園』で見せ物にしたことを歴史的事実として紹介していると認めることができる。したがって、本件番組が、日英博覧会に主演したパイワン族を動物扱いし、同パイワン族らの社会的評価を低下させるものであるとは認められない。[3,p120
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
NHKは「歴史的事実」を紹介しただけで、番組自体がパイワン族を「動物扱い」したわけではないから、名誉毀損には当たらない、というのである。高許さんの受けたショックには何も触れない。
これに対して、東京高裁での2審は名誉毀損を認め、高許さんに100万円の慰謝料支払いを命じた。その判決文は1審とは全く違ったトーンである。
__________
本件番組を制作した島田らは・・・一部の学者が唱えている「人間動物園」という言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに、その人種差別的な意味合いに全く配慮することもなく、これを本件番組の大前提として採用し、・・・
それまで控訴人高許がパイワン族の中で受けていたパイワン族を代表してイギリスに行った人の娘であるという社会的評価を傷つけたことは明らかである・・・[3,p132]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この番組は「親日的とも言われる台湾に、今も残る日本統治の深い傷」と語ったが、判決文はこれに対しても、次のような厳しい批判を浴びせた。
__________
本件番組こそ、その配慮のない取材や編集等によって、台湾の人たちや特に高士村の人たち、そして、79歳と高齢で、無口だった父親を誇りに思っている控訴人高許の心に、深い傷を残したものというべきで・・・[3,p132]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この判決文には、島田ディレクターに対する裁判官の人間的な怒りが籠もっている。その怒りこそ1万人以上の国民が原告として参加した原動力であろう。
■5.「父親が動物と同じように扱われるべき」とは言ってない
この判決を不服としたNHKはさらに上告し、最高裁はこの1月に、2審判決を破棄して原告の請求を棄却した。その理由として、この番組によって「一般の視聴者が被上告人(高許さん)の父親が動物園の動物と同じように扱われるべき・・・と受け止めるとは考え難く」というものだった。
要は、番組が「父親は動物として扱われるべき」と主張したなら名誉毀損に当たるが、「動物として扱われた」と史的事実を言っただけなら、名誉毀損に当たらないという論理である。
しかも、それが本当に史的事実かどうかは議論しないので、この論理であれば、「日本軍は20万人の朝鮮人女性を拉致して従軍慰安婦にした」「南京で30万人の中国人を虐殺した」と言っても、「史実を語っているだけだ」とすれば「法律上」は誰の名誉毀損にもならないのである。
すなわち、この判決はNHKの報道が史実として正しかったかどうか、たという問題には触れず、「法律上は名誉毀損という罪には当たらない」としているだけである。
■6.「日台戦争」で「日本軍死者5千人」?
しかし、法律上は禁止されていなくとも、やってはいけない事は道徳上、慣習上、職業倫理上、無数にある。この番組では、日本国民全体の名誉を傷つけた嘘が他にもいくつかある。
たとえば、日本統治の初期に抵抗する原住民との戦闘を「後に『日台戦争(一八九五)』と呼ばれる規模に拡大していきました」と述べる。
「日台戦争」などと聞いた事もない用語に、「いつ台湾と日本が戦争をしたのだ」と多くの台湾人が怒った。番組では「日本軍だけでも死者は5千人近く」というが、実際はその9割以上はマラリアなどの病死であり、戦闘での死亡は164人に過ぎない。
学問上の用語として「日台戦争」という用語を初めて使った中京大学・檜山幸夫教授は、番組のエンドロールに勝手に「協力者」として名前を挙げられて抗議している。この用語を使っている学者は2名だけで、まさに「一部の学者が唱えている言葉に飛びつき、その評価も定まっていないのに」というのと、同じ姿勢である。
■7.「建物や標識、田畑を破壊した者は死刑」?
第二の嘘は、後藤新平を次のように描いた点である。
__________
(毛筆で書かれた古い条文を映しながら)後藤が考え出した条令、匪徒刑罰令です。日本内地ではあり得ない厳しいものでした。略奪、殺傷のみならず、建物や標識、田畑を破壊した者は死刑。未遂であっても同罪とする。。総督府警察が、匪従、犯罪者と見なせば、たとえ未遂でも死刑に処せられました。[3.p98]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
後藤は抵抗する住民を帰順させ、土木工事などの職を与えた。そのために「匪徒刑罰令」で略奪などの首謀者を死刑に処す一方、自首すれば「情状二依リ其刑ラ軽減シ又ハ全免ス」として、投降と帰順を勧めるための手段としたのだが、この点は隠している。
後藤はさらに17万人もいたアヘン中毒患者を時間をかけて立ち直らせ、サトウキビ栽培と精糖事業を発展させ、交通網と都市の整備を進めた[b]。そうした功績も一切報道しない。
弊誌でも何度も紹介したように、台湾人を同胞として、生涯をかけて尽くした我々の先人が数多くいた[c-g]。今日の台湾人の親日は、それらの人々の至誠に感謝しているからである。『JAPANデビュー』は捏造報道によって、その日台関係にひびを入れようとしたのである。
■8.中国共産党中央宣伝部・李長春の影
そもそもなぜ島田雄介、濱崎憲二両ディレクターが、これほど無理な捏造番組を作ったのか。{a]では番組放送の4年前に中国共産党中央宣伝部・李長春が「『台湾独立』と日本軍国主義の歴史的根源を明らかにし、祖国平和統一を促進しなければならない」と指示している事実を述べた。
そして、『JAPANデビュー』は、この李長春が来日した平成21(2009)年3月29日の直後に放送されている。中国共産党の広報放送局CCTVは渋谷のNHK放送センターの中にある。
この番組は、李長春の指示によって企画製作され、その来日にあわせて放映された、と見られる。CCTVとNHKの一部の幹部たちが、李長春に「自分たちの手柄を見て下さい」とアピールしている姿が目に浮かぶようである。
自由民主主義国家である我が国においては、思想言論の自由から、祖国の名誉を傷つける番組を法律で罰することはできない。それよりも、日本国民の受信料を使い、公共の電波に載せて捏造報道をする報道テロリストには、社会的制裁によって今後の番組製作の機会を奪うのが筋であろう。
そういう意味で、1万人以上もの人々が裁判に参加し、敗訴とは言え、この番組を糾弾した関係者の尽力を多としたい。真っ当な企業なら、こんな騒ぎを起こした人間は二度と起用しないはずだ。
島田雄介、濱崎憲二両ディレクターの名前をよく覚えておこう。そして今後、この二人の製作した番組を見つけたら、即座にインターネットで批判の声を上げるべきだ。それが、こうした報道テロを抑制する最も有効な道であろう。
(文責:伊勢雅臣)
__________
捏造・偏向報道は「従軍慰安婦」「原発」だけではない。捏造・偏向報道は国民を誤った方向に導く。国民一人ひとりがその実態と手口を学ぶことで、事実を見抜く力をつけましょう。週刊メール入門講座「国民欺く捏造報道」
http://bit.ly/1vSb8va
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■リンク■
a. JOG(609) NHKに巣くう報道テロリスト
NHK番組『JAPANデビュー』は、意図的な捏造報道で、日台友好関係の破壊を狙った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h21/jog609.html
b. JOG(145) 台湾の「育ての親」、後藤新平
医学者・後藤新平は「生物学の法則」によって台湾の健全な成長を図った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h12/jog145.html
c. JOG(108) 台湾につくした日本人列伝
これらの人々はある種の同胞感を抱いて、心血を注いで台湾の民生向上と発展のために尽くした。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog108.html
d. JOG(225) 仰げば尊し~伊沢修二と台湾教育の創始者たち
新領土・台湾では教育こそ最優先にすべきだと、我が身を省みずに尽くした先人たち。
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e. JOG(493)「麗しの島」作りに生涯を捧げた青年たち
20歳代で台湾に渡り、医療、衛生、農業に生 涯を捧げた日本人たちを動かしたものは?
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台湾南部の15万ヘクタールの土地を灌漑して、百万人の農民を豊かにした烏山頭ダムの建設者。
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g. JOG(698) 鳥居信平 ~ 南台湾を今も支える地下ダムの建設者
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2. 西村幸祐『NHK亡国論』★★★、ベストセラーズ、H26
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3. 『別冊正論 Extra.20 NHKよ、そんなに日本が憎いのか』★★、産経新聞出版社、H25
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「国産農産物が安全」だと思っているのは日本人だけ!?
「国産農産物が安全」だと思っているのは日本人だけ!?
2016.02.08 ニュース
「日本の農産物は安心・安全」。常識だと思っていたことが、海外ではまったく違う捉えられ方をしている。甘い安全基準が不安視されているのだという。東京五輪やTPPを控え、日本の農産物は大丈夫なのか?
[国産農産物は安全]神話が崩壊する!
昨年11月23日、無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏が、農業関連のシンポジウムでこんな“爆弾発言”をしていた。
「世界70か国の若手農家の集いに呼ばれてイタリアを訪問した際、『日本の農産物は本当に安心なのか。東京五輪のときには選手団にイタリアから食材を持参することを考えている』と言われました。日本の農産物が『安心・安全』というのは大間違いです」
司会を務めていたタレントの高木美保さんは「そこまで厳しい評価ですか……」と驚いたが、木村さんの対談相手を務めていた2人のパネリストも同じ見方だった。歌手のマドンナのプライベートシェフとして有名な西邨まゆみさんが「今回、マドンナも来日するのですが、『日本に安全な食材はあるのか』と言っていました」と内輪話を披露。
無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏
食の安全に詳しい内海聡医師も「東京五輪に向けて『日本の選手村の食の質を高める』というプロジェクトが進んでいます。そこだけはやるのですが、安全基準は緩いまま。選手以外の日本人は『危ないものを食べておけ』ということです」と語った。
国産農産物が安全だと思っているのは日本人だけで、世界ではまったく違う捉えられ方をしているというのだ。木村氏はこう語る。
「(日本の農産物が危ないと言われて)私は悔しかったから言いました。『ご指摘の通りです。でも’20年の東京五輪までには、自然栽培(無農薬・無肥料栽培)を増やして、世界一の食材を提供しましょう』と」
⇒【資料】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1036971
(主要国の農薬使用量で日本はワースト3)
(画像はGREEN PEACEサイトより)
取材・文/横田 一
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―
http://nikkan-spa.jp/1033141
~~~~~~~~~~~~~~~~
ミツバチが神経をやられて死んでしまう環境に悪い農薬をJAは売るのを止めてほしい。お願い。
2016.02.08 ニュース
「日本の農産物は安心・安全」。常識だと思っていたことが、海外ではまったく違う捉えられ方をしている。甘い安全基準が不安視されているのだという。東京五輪やTPPを控え、日本の農産物は大丈夫なのか?
[国産農産物は安全]神話が崩壊する!
昨年11月23日、無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏が、農業関連のシンポジウムでこんな“爆弾発言”をしていた。
「世界70か国の若手農家の集いに呼ばれてイタリアを訪問した際、『日本の農産物は本当に安心なのか。東京五輪のときには選手団にイタリアから食材を持参することを考えている』と言われました。日本の農産物が『安心・安全』というのは大間違いです」
司会を務めていたタレントの高木美保さんは「そこまで厳しい評価ですか……」と驚いたが、木村さんの対談相手を務めていた2人のパネリストも同じ見方だった。歌手のマドンナのプライベートシェフとして有名な西邨まゆみさんが「今回、マドンナも来日するのですが、『日本に安全な食材はあるのか』と言っていました」と内輪話を披露。
無農薬栽培で有名なリンゴ農家の木村秋則氏
食の安全に詳しい内海聡医師も「東京五輪に向けて『日本の選手村の食の質を高める』というプロジェクトが進んでいます。そこだけはやるのですが、安全基準は緩いまま。選手以外の日本人は『危ないものを食べておけ』ということです」と語った。
国産農産物が安全だと思っているのは日本人だけで、世界ではまったく違う捉えられ方をしているというのだ。木村氏はこう語る。
「(日本の農産物が危ないと言われて)私は悔しかったから言いました。『ご指摘の通りです。でも’20年の東京五輪までには、自然栽培(無農薬・無肥料栽培)を増やして、世界一の食材を提供しましょう』と」
⇒【資料】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1036971
(主要国の農薬使用量で日本はワースト3)
(画像はGREEN PEACEサイトより)
取材・文/横田 一
― 国民を騙す[大本営発表]のリスク ―
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~~~~~~~~~~~~~~~~
ミツバチが神経をやられて死んでしまう環境に悪い農薬をJAは売るのを止めてほしい。お願い。
トランプに外交問題に明るいアドバイザーがついた
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)3月23日(水曜日)
通算第4856号 <前日発行>
トランプ、外交・国防・資源の顧問チームを発足
テロ、ロシア、エネルギー専門家がワシントンに集った
*****************
3月21日、トランプはワシントンポスト本社に乗り込んだ。
数時間にわたって編集幹部らと会合をもった。席上、トランプは「次期政権」を想定した外交、防衛、資源などの専門家チームを顧問団にむかえたことを表明した。
広く助言をするのはアラスカ州選出連邦上院議員のジェフ・セセッション。とりわけセセッションは外交問題に明るい。
ケイス・ケロッグ少将(退役)は国防、テクノロジーのコンサルティング会社代表。国防上の技術問題をアドバイスすると見られる。
カーター・ペィジは米国海軍アカデミィで学び、ソ連研究に顕著な業績があるが、外交の助言をする。
ジョージ・パパンドロウは直前までベン・カーソンの顧問をつとめ、エネルギー専門家としてしられる。カーソンは昨年11月の世論調査ではトランプより任期があったが、スーパーチューズディで撤退し、トランプを支援すると立場を表明していた。かれは黒人の神経化医師である。
ワリッド・フェレスはテロ対策、超限度戦争の専門家で博士号をもち、専門誌に論文をよく書く論客としても知られる。
ジョセフ・シュミットはレーガン、ブッシュ関健で国防問題を担当し、現在のケリー外交を強く非難し、ウクライナ問題で徹底的に問題点を追求した。
総じてトランプは外交に明るくないことは誰もがしっており、かつ不安視してきたわけで、こうした専門家チームが顧問団として登場したことは一種安心感を植え付ける。
とくにトランプが強調したのはNATOへの疑問、これ以上過度の介入が必要かどうか、である。
また韓国駐中の米国軍のコストに不快な関心を示した。
「韓国は既にリッチな国であり、一方アメリカは力があり、富があったのに、いまや19兆ドルの負債を抱えて貧乏な国家となった。韓国ばかりか、アジアに於ける軍のプレゼンスの費用対効果をもっと真剣に考え直す必要がある」と気になることをいっている。
しかしその一方でトランプは「中国は信じられないほどの野心を剥き出しにしている」として中国への敵対心を隠さなかった。
ともかくトランプの周りを知恵者が囲みだした。
読者の声
~~~~~~~~~~
(読者の声1)貴誌を連日読んでおりますが、ちょっと人間わざとは思えない大車輪のご活躍、ご同慶に存じます。
さて先月、宮崎さんと宮脇淳子さんとの対談『中国壊死』、そして直近では馬渕睦夫さんとの対談『世界戦争を仕掛ける市場の正体』(いずれもビジネス社)隅々までを拝読いたしました。
前書のなかで「私と宮崎さんぐらいだったらシナ人に負けないハッタリかますけれど普通の日本人は全員奴隷扱いですよ」の発言箇所に笑いました。
私もシナ人の悪さをかなり理解して参りましたがまだ普通の日本人です。宮脇さんは元気いっぱいの女性ですね、こうした女性が今後は大いに活躍して頂きたい(いままでもご活躍ですが)と思います。
後者で議論されたシリアの問題はついては、私にはどうもよく解らないのですが、馬渕大使との対談のなかに「イスラエルの戦略でイスラム同士を戦わせることに成功した」とあって、かなり納得しました。
とりあえずの感想をついでに綴りました。
(AO生、静岡県)
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘のロングセラー
***********
『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円)
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平 『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
平成28年(2016)3月23日(水曜日)
通算第4856号 <前日発行>
トランプ、外交・国防・資源の顧問チームを発足
テロ、ロシア、エネルギー専門家がワシントンに集った
*****************
3月21日、トランプはワシントンポスト本社に乗り込んだ。
数時間にわたって編集幹部らと会合をもった。席上、トランプは「次期政権」を想定した外交、防衛、資源などの専門家チームを顧問団にむかえたことを表明した。
広く助言をするのはアラスカ州選出連邦上院議員のジェフ・セセッション。とりわけセセッションは外交問題に明るい。
ケイス・ケロッグ少将(退役)は国防、テクノロジーのコンサルティング会社代表。国防上の技術問題をアドバイスすると見られる。
カーター・ペィジは米国海軍アカデミィで学び、ソ連研究に顕著な業績があるが、外交の助言をする。
ジョージ・パパンドロウは直前までベン・カーソンの顧問をつとめ、エネルギー専門家としてしられる。カーソンは昨年11月の世論調査ではトランプより任期があったが、スーパーチューズディで撤退し、トランプを支援すると立場を表明していた。かれは黒人の神経化医師である。
ワリッド・フェレスはテロ対策、超限度戦争の専門家で博士号をもち、専門誌に論文をよく書く論客としても知られる。
ジョセフ・シュミットはレーガン、ブッシュ関健で国防問題を担当し、現在のケリー外交を強く非難し、ウクライナ問題で徹底的に問題点を追求した。
総じてトランプは外交に明るくないことは誰もがしっており、かつ不安視してきたわけで、こうした専門家チームが顧問団として登場したことは一種安心感を植え付ける。
とくにトランプが強調したのはNATOへの疑問、これ以上過度の介入が必要かどうか、である。
また韓国駐中の米国軍のコストに不快な関心を示した。
「韓国は既にリッチな国であり、一方アメリカは力があり、富があったのに、いまや19兆ドルの負債を抱えて貧乏な国家となった。韓国ばかりか、アジアに於ける軍のプレゼンスの費用対効果をもっと真剣に考え直す必要がある」と気になることをいっている。
しかしその一方でトランプは「中国は信じられないほどの野心を剥き出しにしている」として中国への敵対心を隠さなかった。
ともかくトランプの周りを知恵者が囲みだした。
読者の声
~~~~~~~~~~
(読者の声1)貴誌を連日読んでおりますが、ちょっと人間わざとは思えない大車輪のご活躍、ご同慶に存じます。
さて先月、宮崎さんと宮脇淳子さんとの対談『中国壊死』、そして直近では馬渕睦夫さんとの対談『世界戦争を仕掛ける市場の正体』(いずれもビジネス社)隅々までを拝読いたしました。
前書のなかで「私と宮崎さんぐらいだったらシナ人に負けないハッタリかますけれど普通の日本人は全員奴隷扱いですよ」の発言箇所に笑いました。
私もシナ人の悪さをかなり理解して参りましたがまだ普通の日本人です。宮脇さんは元気いっぱいの女性ですね、こうした女性が今後は大いに活躍して頂きたい(いままでもご活躍ですが)と思います。
後者で議論されたシリアの問題はついては、私にはどうもよく解らないのですが、馬渕大使との対談のなかに「イスラエルの戦略でイスラム同士を戦わせることに成功した」とあって、かなり納得しました。
とりあえずの感想をついでに綴りました。
(AO生、静岡県)
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
宮崎正弘のロングセラー
***********
『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円)
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平 『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
財政政策がこれから必要だ
消えたスティグリッツ教授の記事=三橋貴明
2016年3月17日 ビジネス・ライフ
来日したスティグリッツ教授が安倍総理と会談し、消費税増税の見送りと「財政の拡大」を進言しました。しかしその後、不思議な現象が発生したのです。
記事提供:『三橋貴明の「新」日本経済新聞』2016年3月17日号より
※本記事のリード・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部によるものです
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
本日、ベトナムから帰国します(まだ、ハノイにいます)。
さて、来日したスティグリッツ教授が、安倍総理と会談し、消費税増税の見送りと「財政の拡大」を進言しました。当然と言えば、当然ですが、その後、不思議な現象が発生したのです。
ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は16日、政府の国際金融経済分析会合後、首相官邸で記者団の取材に応じ、「現時点では消費税を引き上げる時期ではないと思っている」と述べ、2017年4月からの消費税率引き上げに否定的な見解を示した。
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」とも語った。
出典:消費増税に否定的=スティグリッツ氏 – 時事通信ニュース
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
まことに、ごもっともでございますが、不思議なことに、上記の記事はすでに時事通信のサイトから消えています。時事通信を転載していたYahoo!やgooニュースからも消えています。
ガジェット通信の時事転載は残っていますが、これもいずれ消えるのかも知れません。
繰り返しますが、不思議な現象です。
スティグリッツ来日や総理との会談の記事はいくつもあり、「消費税見送り」については報じられ、財政拡大についても書かれているのですが、
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
が載っている時事通信の記事だけが、元記事が削除され、Yahoo!やgooの転載までもが削除されてしまったのです。
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
と、スティグリッツ教授が発言したことが国民に知られると、何か都合が悪いことでもあるんでしょうか。あるんでしょうね、もちろん。
Next: 大手紙は「財政政策の必要性」についてどう報じているか?
ちなみに、大手紙は「財政」についても報じているところが多いです。
毎日新聞
「金融政策には限界があり、財政政策をとることが重要だ」と語り、財政出動が必要との認識を示した。
出典:http://mainichi.jp/articles/20160316/dde/001/020/057000c
産経新聞
スティグリッツ氏は世界経済の低迷に対応して積極的な財政出動に踏み切ることも訴えた。
出典:http://www.sankei.com/photo/daily/news/160316/dly1603160015-n1.html
低迷の原因は需要の不足があるとし、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では「日本が議長国として、需要を作り成長を引っ張る模範を示してほしい」と要請。日銀の金融緩和策も「限界に近い」とし、政府に追加的な財政政策をとるよう促した。
出典:http://www.sankei.com/economy/news/160316/ecn1603160036-n1.html
日経新聞
スティグリッツ氏は日銀の量的質的緩和政策については「限界に達している」とし、財政政策で需要を刺激すべきだとの考えを示した。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16HCZ_W6A310C1000000/
朝日新聞
そのうえで「金融政策は限界に来ている。G7では、需要を刺激するような各国間の調整策について議論して欲しい」として、各国で協調して財政出動をするべきだという考えを示した。
出典:http://www.asahi.com/articles/ASJ3J36QDJ3JULFA00G.html
いずれにせよ、スティグリッツ教授の提言の通りです。
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」なのでございます。
外圧大好きな日本政府でございます。アメリカのノーベル経済学者様が「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」と仰って下さっているわけですから、今回も従ってみてはいかがですか?
『三橋貴明の「新」日本経済新聞』2016/3/17号より
無料メルマガ好評配信中
三橋貴明の「新」日本経済新聞
[無料 ほぼ日刊]
●テレビ、雜誌、ネットで話題沸騰!日本中の専門家の注目を集める経済評論家・三橋貴明が責任編集長を務める日刊メルマガ。三橋貴明、藤井聡(京都大学大学院教授)、柴山桂太(京都大学准教授)、施光恒(九州大学准教授)、浅野久美(チャンネル桜キャスター)、青木泰樹(経世論研究所 客員研究員)、平松禎史(アニメーター・演出家)、宍戸駿太郎(國際大学・筑波大学名誉教授)、佐藤健志(作家・評論家)、島倉原(評論家)、上島嘉郎(ジャーナリスト/元「正論」編集長)などの執筆陣たちが、日本経済、世界経済の真相をメッタ斬り! 日本と世界の「今」と「裏」を知り、明日をつかむスーパー日刊経済新聞!
http://www.mag2.com/p/money/8233
2016年3月17日 ビジネス・ライフ
来日したスティグリッツ教授が安倍総理と会談し、消費税増税の見送りと「財政の拡大」を進言しました。しかしその後、不思議な現象が発生したのです。
記事提供:『三橋貴明の「新」日本経済新聞』2016年3月17日号より
※本記事のリード・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部によるものです
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
本日、ベトナムから帰国します(まだ、ハノイにいます)。
さて、来日したスティグリッツ教授が、安倍総理と会談し、消費税増税の見送りと「財政の拡大」を進言しました。当然と言えば、当然ですが、その後、不思議な現象が発生したのです。
ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は16日、政府の国際金融経済分析会合後、首相官邸で記者団の取材に応じ、「現時点では消費税を引き上げる時期ではないと思っている」と述べ、2017年4月からの消費税率引き上げに否定的な見解を示した。
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」とも語った。
出典:消費増税に否定的=スティグリッツ氏 – 時事通信ニュース
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
まことに、ごもっともでございますが、不思議なことに、上記の記事はすでに時事通信のサイトから消えています。時事通信を転載していたYahoo!やgooニュースからも消えています。
ガジェット通信の時事転載は残っていますが、これもいずれ消えるのかも知れません。
繰り返しますが、不思議な現象です。
スティグリッツ来日や総理との会談の記事はいくつもあり、「消費税見送り」については報じられ、財政拡大についても書かれているのですが、
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
が載っている時事通信の記事だけが、元記事が削除され、Yahoo!やgooの転載までもが削除されてしまったのです。
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」
と、スティグリッツ教授が発言したことが国民に知られると、何か都合が悪いことでもあるんでしょうか。あるんでしょうね、もちろん。
Next: 大手紙は「財政政策の必要性」についてどう報じているか?
ちなみに、大手紙は「財政」についても報じているところが多いです。
毎日新聞
「金融政策には限界があり、財政政策をとることが重要だ」と語り、財政出動が必要との認識を示した。
出典:http://mainichi.jp/articles/20160316/dde/001/020/057000c
産経新聞
スティグリッツ氏は世界経済の低迷に対応して積極的な財政出動に踏み切ることも訴えた。
出典:http://www.sankei.com/photo/daily/news/160316/dly1603160015-n1.html
低迷の原因は需要の不足があるとし、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では「日本が議長国として、需要を作り成長を引っ張る模範を示してほしい」と要請。日銀の金融緩和策も「限界に近い」とし、政府に追加的な財政政策をとるよう促した。
出典:http://www.sankei.com/economy/news/160316/ecn1603160036-n1.html
日経新聞
スティグリッツ氏は日銀の量的質的緩和政策については「限界に達している」とし、財政政策で需要を刺激すべきだとの考えを示した。
出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16HCZ_W6A310C1000000/
朝日新聞
そのうえで「金融政策は限界に来ている。G7では、需要を刺激するような各国間の調整策について議論して欲しい」として、各国で協調して財政出動をするべきだという考えを示した。
出典:http://www.asahi.com/articles/ASJ3J36QDJ3JULFA00G.html
いずれにせよ、スティグリッツ教授の提言の通りです。
「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」なのでございます。
外圧大好きな日本政府でございます。アメリカのノーベル経済学者様が「日本は金融政策などを行っているが、財政政策がこれから必要だ」と仰って下さっているわけですから、今回も従ってみてはいかがですか?
『三橋貴明の「新」日本経済新聞』2016/3/17号より
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米軍はその話をするとすぐに、厚木基地のスーパーマーケットから調達し、ありったけの紙おむつをただち
東北大震災の時の政府(民主党政権)は本当にカスだった。そのカス政党を選んだのは日本人だ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんにちは。エンリケです。
きょうは脚気の話しです。
遠いところに去ってしまったかに思える脚気ですが、
わが軍を考えるとき、脚気は決してはずせないテーマだ
と強く感じます。
理由は、本文をお読みになり、思考をめぐらせると
お分かりになるはずです。
さっそくどうぞ
エンリケ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『日露戦争の将兵は何を食べていたか?─またしても脚気の惨害─
日本陸軍の兵站戦(15)
荒木 肇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□はじめに
5回目の3.11がやってきました。東日本大震災からもう5年経ちます。
犠牲になられた方々に心やすらかにお眠りくださることをお祈りいたします。
また、ご遺族の方々、復興途上、原発事故等で避難生活をお続けの
方々には満腔のお悔やみと応援する気持ちを捧げます。
読者の方々はご存じでしょうか。わたしは拙著『被害日本大震災と自衛隊』
の取材に現地を訪れ、また多くの隊員の方々からお話を伺いました。親しい
友人の映画プロデューサーの方から、貴重なお話を聞きました。盲点だった
と私自身も反省しました。
被災地で最も足りず緊急性を要求されたのは何だったか? 子供用の
紙おむつと女性の生理用品だったそうです。ところが、ボールペン1本の購入
までも予算で決められているのが国家の組織です。隊員が使う文書の罫紙、
掃除用の箒、はては食堂の紙ナプキンも認められた予算の執行になります。
子供用の紙おむつ、生理用品への支出を会計検査院から認めてもらえる
のでしょうか。それは無理でした。
問い合わせに対して、満18歳以上の男性が多く所属する自衛隊に紙おむつの支給は認めないという回答が来たそうです。
災害派遣で国民の最後の砦だと大声で叫ぶ政治家はいましたが、誰も心からの関心を持たなかったのでしょう。
「何とかしろ!」と怒鳴りまくる首相や閣僚はいても、現場の兵站の実情については何も理解していなかったのです。
助けてくれたのはアメリカ軍でした。
米軍はその話をするとすぐに、厚木基地のスーパーマーケットから調達し、ありったけの紙おむつをただちにヘリ搭載護衛艦に運んでくれたのです。
おかげで護衛艦から飛び立ったヘリは紙おむつを被災者のもとに運ぶことができました。
私たちは平時の生活に慣れてきました。私たちの平和と安定は、
実は突然の、たいていが不条理といっていい災害(戦争も含む)によって簡単
に覆されるものです。3月11日の朝も、まさか誰も赤ちゃんの紙おむつや
生理用品が手に入らない事態が起きるとは誰も考えてはいなかったことでしょう。
あれから5年、役所も私たちもどれほど変わったことでしょうか。「戦争法」が
作られるそうです(笑)。米軍の基地は要らないそうです。徴兵制も布かれ
るかも知れないそうです。そういう愚かな、まるで現実味のない考えを口に
する方々はこうした事実を想像したことがあるのでしょうか。
突然の非常事態への備えはされているのでしょうか? 暗澹たる思い
になるのはわたしだけではないと信じています。
□お便りを下さったA様へ
またまたご丁寧なお返事をありがとうございました。御曽祖父様が
後備砲兵大尉として応召され、兵站司令官になられたとのこと。なるほど、
まず補助輸卒隊の指揮官、つづいて兵站勤務ということだったのですね。
ありがとうございました。これから順々に、後世の基本となった日露戦争の
兵站の事情について書いていきます。少しでもお役に立てればいいと思います。
これからも御愛読、お願いいたします。
▼「酔っぱらう日本兵」という誤報
旅順要塞を攻撃中の第3軍に従軍した英国人記者は驚いた。攻囲軍の兵卒
が昼日中から千鳥足で歩いているのだ。よろめき、なかにはしゃがみ、
腰を落として、がっくり首を落としてという様子で休む姿が目についた。膝に力
が入っていない。まるで酔っ払いの行動そっくりだった。将校も下士も、それを
見とがめないどころか、下士までもふらつく者がいる。「べトン(コンクリート)に
血を投げつけるような激戦の恐怖を日本兵は酒で紛らわせているのだ」と考えて
無理はない。彼ら西欧人にとって脚気(かっけ)はよほどの専門家を除いて
聞いたことも、見たこともないアジアの米食地域だけの「風土病」だったからだ。
脚気という病はすでに奈良時代から存在していた。もともとは紀元前3世紀、
古代中国で米食の広がりと同時に発生していたと医学史の研究者はいう。
わが国でも奈良時代には上流階級の中に患者がいたことが確認できる。
白米を常食とし、仏教思想の影響で貧しい副食を摂るようになってからのこと
である。平安時代の文学書からも「キヤクキ」「アシノケのぼる」「カクビヤウ
いたはりて」などという記述があることが確認される。
鎌倉時代、この病気は上層階級、天皇家の人々や公卿たちに罹患者が
多かった。それが、室町期になると将軍家や上層の幕臣たちに広がっていった。
江戸期になると、まず徳川幕府の上層部に病気は発生する。三代将軍家光
の死因は、おそらく脚気による「衝心(急性心臓麻痺)」に違いないという研究
もある。この後、徳川将軍家では13代家定、14代家茂も脚気衝心で亡くなって
いる。皇女和宮も夫と同じく、明治の初めに脚気で夫の後を追ったことはよく
知られていることだ。
一般の階層にも脚気は広がっていった。富裕な町人や都市に住む上級武士
がまず患者になった。元禄時代(18世紀初頭)にはすでに流行し、幕末の
文化・文政時代(19世紀初めころ)には地方都市でも広まっていた。しかし、
爆発的なともいえる罹患者が増えたのは、皮肉なことに文明開化の明治からだった。
脚気は神経障害(感覚が鈍くなる)や筋肉障害(力が入らない)から始まる。
循環器障害(心臓の障害)、水腫(むくみ)、胃腸障害を併発しながら最後には
心臓麻痺を起こして死亡する。初めは脚が重くなる。続いて動きが悪くなり、
膝に力が入りにくくなる。浮腫(むくみ)が起こり、食欲がなくなる。心臓の動悸
が高まり、動くと息切れがする。
筆者が子供のころ、昭和30年代(1960年前後)にも内科医はゴム製の
検査器具を使っていた。椅子に腰かけさせて、脚をぶらぶら脱力させ、膝の下
を叩くのだ。反射でつま先がピンと上がれば脚気の疑いは晴れた。それが
いつの間にか行なわれなくなり、脚気などという病気はすっかり忘れられて
しまった。社会全体が豊かになり、食生活が向上し、多様な食物を誰もが
口にするようになったからである。
驚いたことに数年前の新聞記事に脚気の記事が載った。アルバイトに夢中
になっていた大学生が病院を訪れた。症状は脚の感覚が鈍くなり、食欲が減退し、
動悸がして、脚がむくむというものだった。医者たちは困惑した。そんな訴えは
長い間、聞いたこともない。古い医学書を見ていた大学病院の医師は、「さては」
と気がついたという。コンビニ弁当やカップ食品が中心の食生活にひたっていた
若者の病名は『江戸わずらい』だったのだ。
ビタミンという微量栄養素は20世紀になって発見された。『江戸わずらい』と
いわれた脚気はビタミンB1の欠乏が原因だった。健康だった地方の若者が
江戸に出てくる。しばらくすると脚気になる。故郷に帰った者だけは健康を回復した。
おそらく都会の生活環境が問題だと考えられた。目に見えないものは、人にとって
は存在しない。栄養バランスという考え方もなく、白米を腹いっぱい食べることが
贅沢だとされた時代は長く続いた。
江戸時代になると、都会の食事では毎日が精白された白米が主流だった。
江戸の町には搗米屋(つきごめや)という店があった。送られてきた玄米を、臼で
精白する商売である。地方にいては食べられない白米を食べられる。
それが江戸時代の、大坂や江戸ではふつうになっていった。
おかずは白米を多く食べられる塩辛い漬物や、具のない味噌汁、せいぜい干物
の魚、野菜の煮つけなどだった。こうした貧しい副食では、ビタミンが不足して脚気が
起きても不思議ではなかった。現在のような時代でも、腹をふくらませればそれで
足りるといった食事をしていれば、確実に脚気は忍び寄ってくる。
▼西南戦争で起きた脚気
熊本城は反政府軍に包囲された。陸上自衛隊第8師団修親会が研究した
『西南戦争史』によると、明治10(1877)年2月21日から4月14日までの戦闘で、
籠城した軍人などは約4500名、そのうち2460名が戦闘死傷者となっている。
半分以上が負傷し亡くなった。大変な激戦だったことが分かる。
病死者も出た。コレラ21名、腸チフス13名、脚気7名、赤痢・痘瘡いずれも
5名、各種発熱による者も5名、胃カタル4名、腸カタル3名、自殺は3名である。
その他も合わせて75名だった。脚気の死亡率は、もともとたいへん低い。
およそ1~2%だから、脚気の死者が7名ということは、罹患者は100倍も
いたのだろう。700人から1400人が患者なら、籠城軍全体のざっと16%から
32%の人間が脚気症状を訴えていたわけだ。
この時の鎮台会計部の記録を見ると、籠城戦最末期を除いて毎日1人あたり
6合(900グラム)ないし7合(1050グラム)の白米を支給している。おかずは
塩、味噌、たまに干魚という。これではビタミン不足の脚気が出ても少しもおかしく
ない。では城外の野戦軍はどうかというと、大繃帯所といわれる野戦病院に収容
された患者の第1位はやはり脚気。後方の軍団病院でも脚気患者が最も多かった。
脚気の死者は正確な統計が残っている明治末期から調べると、全国では毎年
1万から3万人にのぼっているという(乳幼児脚気を推定で含む)。腸チフス、赤痢
という当時の致死性が高い伝染病の死者がそれぞれ6000~7000人だから、
脚気は十分に死病といえたのだ。そして、死亡率が1%から2%だから、実際の
患者数はたいへんな数にのぼっていたわけだ。しかも、脚気は不思議と青壮年の
男性に多く発生した。このことは労働力を奪い、家庭の働き手を失わせ、国民生活
に大きな影を落としていた。
▼目に見えない大敵
1882(明治15)年7月、朝鮮の壬午(じんご)軍乱で仁川湾(済物浦・さいもっぽ)
に進出した軍艦金剛、日進、比叡、清輝は清国軍艦と睨み合っていた。40日余りの
緊迫した事態が続いたが、金剛、比叡の両艦では、その間、乗組兵員の3分の1以上
が脚気に倒れた。他の2艦も大差ない状態だった。戦闘力を喪失していたといって
いい状況だったのである。品川沖で応援のため待機していた軍艦扶桑(ふそう)でも
兵員309名のうち、180名が脚気症状を訴えていた。戦闘どころか航海もできる
ような状況ではなかったのが実態だった。
さらにこの年、上層部を衝撃が襲った。12月に日本を発ち、ニュージーランドの
ウェリントン、南米チリ、ペルー、太平洋のハワイを巡航し、翌年9月に帰国した
練習艦龍驤(りゅうじょう)の惨事である。271日間の航海で376名の乗員中、
脚気患者169名、うち死亡者25名を出してしまった。ハワイに向かう途中では、
ついに人手不足で汽罐から十分に蒸気が上がらず、帆走でようやくホノルルに
たどり着くという状態だった。この2つの事件から海軍では英国から帰国したばかり
の軍医高木兼寛(たかぎかねひろ)の改革は始まるのだった。
一方、陸軍は1870(明治3)年に大阪の陸軍兵学寮(士官学校の前身)で
生徒たちに脚気患者が大発生した。続いて翌年には東京の御親兵(のちの近衛兵)
の部隊でも脚気が大流行する。『明治七、八年頃には脚気病が非常に多く、夏期
になると殆ど五分の一は脚気という有様』とは軍医団の回顧記事の一節である。
対策としては転地療養しかなく、仮病院も多く開かれた。東京の郊外にあたる、
音羽の護国寺(いまの豊島区)、小石川の伝通院(同文京区)、戸山学校(同新宿区)
などに患者を収容し、軽井沢(長野県)や箱根(神奈川県)などに転地させた
という記録がある。
これほどの大惨害があった。国民皆兵、富国強兵が叫ばれても、戦えない
軍艦、動けない部隊では戦えない。では、当時の対策はどうだったのか。今から
考えれば白米中心の貧しい副菜が原因というのは当たり前だが、その時代には
ビタミンの重要性に気づくどころか、その存在すら想像もできていなかったのだ。
では脚気の原因はどのように考えられていたのか。原因はどうして分からなかった
のか、その理由を知らねばならない。
▼原因追求が難しかった理由
まず、第1に脚気の症状が複雑で変化が大きかったこと。いろいろな症状が
複雑に絡み合い、病気の症状が変わりやすかった。また、栄養状態が良さそうな
元気なはずの若者、とくに男子に患者が多い。老人、女性、子供、もともと虚弱
な人など、体力の弱そうな人は発病しないといった複雑さがあった。
第2には、いつも粗食をしていると思われている人は発病しない。上等な食物
である精白米を食べている人が罹り、玄米や粗精米(そせいまい)や麦などを
食べている人は脚気にならなかった。現に麦飯を支給されていた監獄(刑務所)
の囚人は脚気にはまるで縁がなかったのである。社会の上中層の人が患者に
なるので、食物が関係しているとは考えられなかったのだ。
第3には、西洋医学には脚気に関する研究がろくになかったことがある。
明治維新は西洋崇拝の改革だった。医学も蘭法といわれたオランダ医学、
ドイツ医学がもてはやされた。それまでの漢方医はいっさいの権威を失い、
時代遅れとされた。その西洋医学には脚気という病気は知られていなかったのだ。
せっかく招かれた外国人医師たちもまるで初めて見る脚気の症状に戸惑うばかり
だった。
そして、何より最大の理由こそ、当時の医学界、栄養学界にはビタミンという
微量栄養素の存在すら知られていなかったことだ。日露戦争の時代、20世紀
初頭までは、タンパク質、脂肪、炭水化物と塩類さえあれば栄養は十分だと
考えられていた。身体の調子を整える栄養と今なら説明されるビタミンなど
誰もが想像すらしていなかったのである。
▼明治時代の主な原因説
幕末から明治にかけて、漢方の脚気専門医として信頼を集めていたのは
遠田澄庵(とおだ・ちょうあん)である。遠田(1819~89)は千葉県佐倉藩士
の家に生まれた。医学を幕府奥医師に学び、美作国津山藩の侍医となり、
のちに招かれて幕府奥医師になった。独自の脚気原因説、つまり米食が元で
あると正論を唱えた。米の代わりに麦飯を食べさせることで症状を軽くし、
しまいには完治させるという実績があった。しかし、この完璧な正論も西洋医学
崇拝の中で、漢方医の旧い俗説とされて葬られてしまうのである。
当時のヨーロッパ医学では細菌学が盛んだった。ふつうでは目に見えない
細菌が多くの病気を引き起こすということから、脚気もまた細菌繁殖による
伝染病だとされたのだ。これを主導したのは、ドイツ人医師ベルツとショイベで
ある。ベルツはのちの帝国大学医科大学、ショイベは京都療病院のお雇い
外国人だった。2人はそれぞれに有能で熱意のある医師だったが、当時の
最先端にいた人々であるがゆえに、かえって漢方医の意見を封じてしまう
権威者になった。そして存在しない細菌を探すという大迷走に医学界は陥っていく。
ありもしない細菌を探すという無駄な努力はなかなか報われなかった。
そこで中毒説が出された。脚気患者の様子は中毒症と似ていた。乳児脚気
の症状は中毒症と同じである。犯人とされたのは変質した青魚、米についた
黴(かび)などである。これを主張したのは、帝国大学の医学者たちだった。
この説もかなり熱心に支持され、今度は脚気毒が探されるようになった。
米食原因説と同じように日陰者扱いの説があった。栄養障害によるものだ
という考え方である。食事の中の脂肪とタンパク質の不足が原因とされるという
ものだった。食餌(しょくじ)が原因という点では鋭い視点といえたが、ビタミン
という存在が知られていないのだから、脂肪とタンパク質の不足という考察では
説得力に欠けるといえた。肉、卵、牛乳、乳製品が伝統的な和食には少ない
ということは明らかである。しかし、それでは西洋崇拝、白人優越主義になって
しまう。これもまた、なかなか世の中全体に支持されるわけではなかった。
ところが、この栄養障害説を果敢に実践に取り入れた勇敢な医師がいた。
海軍軍医だった高木兼寛である。
▼海軍の栄養障害説と陸軍の伝染病説
1880(明治13)年11月、5年間の英国留学から帰ってきた
高木兼寛(1849~1920)はただちに栄養障害説の見方に立った。日本人の
食事にはタンパク質が少なく、炭水化物が多いという点に着目して、食餌を
変えていこうとする主張である。高木はとりあえず、タンパク質を摂ることを
増やしていくという方向で海軍の脚気対策を考えていったのだった。
高木の生まれには諸説あるが、日向国(宮崎県)出身、貧しい郷士格の大工の
家で育ったともいう。医者を志し、鹿児島の蘭法医石神良策(豊民)の門下で医学
を学んだ。その後、戊辰戦争では薩摩軍所属の軍医として東北地方を転戦する。
薩摩に帰り、1869(明治2)年には鹿児島藩医学校で英国人医師ウィリスに学ぶ。
1872(明治5)年に石神の世話で海軍に出仕することとなった(翌年の名簿には
海軍少医監=少佐相当として載っている)。同75年には英国に派遣、ロンドンの
セント・トーマス病院医学校に入学、優秀な成績をおさめた。同80(明治13)年
に帰国後、ただちに東京海軍病院長を命じられた。
この高木の留学中には大きな改革があった。1876(明治9)年には『海軍省
職制』の制定で、海軍省は軍務局、会計局、主船局、水路局、医務局、兵務局
の六局制となった。医務局は庶務、薬剤、計算の3課で発足した。
また、これまで文官だった医官は「海軍軍医」とされて武官となった。医官の養成
制度も整備され、同73(明治6)年にはセント・トーマス病院の外科助教授、
英国人アンデルソンが招かれ軍医寮学舎の教官になる。同79(明治12)年には
海軍軍医学舎と改称されていたここから14名を卒業させてアンデルソンは帰国
した。つづいて翌明治13年には、正規の第1期生15名が卒業する。高木の
実践を支えたのは、この英国流医学を学んだ若い後輩たちの力が大きかったと
思われる。
高木は果敢に、勇気をもって自分の信念にそった行動をとった。彼はまず、
現場に出向き、脚気流行の現場を直に見た。すると艦船によって発生状況に
大きな差があること、下士兵卒に多く患者が出て士官には見られないことを
発見した。そこから各艦船で購入している食糧の違いではないかと考えた。
さらに高木は海軍卿(海軍省の長官)に直訴して、広く調査を行なった。
すると、買われた食糧のうち、タンパク質の割合が高く、炭水化物が少ない
艦船や団隊では発生率が低いことが分かった。逆に患者発生が多い艦船や団隊
では、タンパク質の割合が低く、炭水化物が多いことが判明した。
こうして高木は衛生行政担当官として兵食の改革を実行に移すのである。
ちなみに、1883(明治16)年まで海軍兵食は「無標準金給時代」といわれた
ように、食費を金銭で支給していた。下士兵員はそれぞれ勝手に好きなものを
買い、勝手な食事をとっていたのである。もちろん、グループ制でメンバーの
意見を尊重しながら代表が買い込んでいたのだろう。そうなると、下士兵卒は
食費を節約する。差額を戻され、貯金し、あるいは家族に送金するといった
ことになった。当時の食費は艦船乗り組み中には日額18銭、陸上勤務は
同じく15銭、航海中は30銭である。これをおおよそ10銭程度に切りつめて
いたらしい。
なお、士官には「食卓料」が支給されたが、将官は1日1円20銭、
上長官(佐官)同80銭、士官(尉官)同40銭だった。彼らは英国流の貴族生活
を行なっており、金を出し合って委員を選び、コックも雇い、洋食を食べ、バランス
のとれた食事をとっていた。脚気にはまったく縁がなかったのだ。現在からみれば
支給額の違いに驚くかもしれないが、欧州海軍との交際もあり、わが海軍ばかり
が「民主的」にはなれなかった。また、下士兵卒にも外国航海中は日額36銭
が支給された。そこから見ても、対外的には立派な海軍をもたねばならない
明治国家の貧しさがうかがい知れるのである。
次回は兵食改革と陸軍の改革の様子を比べてみよう。
以下次号
(あらき・はじめ)
著者の最新刊
「あなたの習った歴史はもう古い」
http://okigunnji.com/url/zu33cgsm/
●著者略歴
荒木肇(あらき・はじめ)
1951年、東京生まれ。横浜国立大学大学院修了(教育学)。横浜市立学校
教員、情報処理教育研究センター研究員、研修センター役員等を歴任。
退職後、生涯学習研究センター常任理事、聖ヶ丘教育福祉専門学校講師、
現在、川崎市立学校教員を務めながら、陸上自衛隊に関する研究を続ける。
2001年には陸上幕僚長感謝状を受ける。年間を通して、陸自部隊・司令部・
学校などで講話をしている。
◆主な著書
「自衛隊という学校」「続・自衛隊という学校」「指揮官は語る」「自衛隊
就職ガイド」「学校で教えない自衛隊」「学校で教えない日本陸軍と自衛隊」
「子供にも嫌われる先生」「東日本大震災と自衛隊」「あなたの習った歴史は
もう古い」(いずれも並木書房 http://www.namiki-shobo.co.jp/ )
「日本人はどのようにして軍隊をつくったのか」
(出窓社 http://www.demadosha.co.jp/ )
追伸
あなたはいくつの知識・智恵を手にできましたか?
ご意見・ご感想があれば、
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんにちは。エンリケです。
きょうは脚気の話しです。
遠いところに去ってしまったかに思える脚気ですが、
わが軍を考えるとき、脚気は決してはずせないテーマだ
と強く感じます。
理由は、本文をお読みになり、思考をめぐらせると
お分かりになるはずです。
さっそくどうぞ
エンリケ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『日露戦争の将兵は何を食べていたか?─またしても脚気の惨害─
日本陸軍の兵站戦(15)
荒木 肇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□はじめに
5回目の3.11がやってきました。東日本大震災からもう5年経ちます。
犠牲になられた方々に心やすらかにお眠りくださることをお祈りいたします。
また、ご遺族の方々、復興途上、原発事故等で避難生活をお続けの
方々には満腔のお悔やみと応援する気持ちを捧げます。
読者の方々はご存じでしょうか。わたしは拙著『被害日本大震災と自衛隊』
の取材に現地を訪れ、また多くの隊員の方々からお話を伺いました。親しい
友人の映画プロデューサーの方から、貴重なお話を聞きました。盲点だった
と私自身も反省しました。
被災地で最も足りず緊急性を要求されたのは何だったか? 子供用の
紙おむつと女性の生理用品だったそうです。ところが、ボールペン1本の購入
までも予算で決められているのが国家の組織です。隊員が使う文書の罫紙、
掃除用の箒、はては食堂の紙ナプキンも認められた予算の執行になります。
子供用の紙おむつ、生理用品への支出を会計検査院から認めてもらえる
のでしょうか。それは無理でした。
問い合わせに対して、満18歳以上の男性が多く所属する自衛隊に紙おむつの支給は認めないという回答が来たそうです。
災害派遣で国民の最後の砦だと大声で叫ぶ政治家はいましたが、誰も心からの関心を持たなかったのでしょう。
「何とかしろ!」と怒鳴りまくる首相や閣僚はいても、現場の兵站の実情については何も理解していなかったのです。
助けてくれたのはアメリカ軍でした。
米軍はその話をするとすぐに、厚木基地のスーパーマーケットから調達し、ありったけの紙おむつをただちにヘリ搭載護衛艦に運んでくれたのです。
おかげで護衛艦から飛び立ったヘリは紙おむつを被災者のもとに運ぶことができました。
私たちは平時の生活に慣れてきました。私たちの平和と安定は、
実は突然の、たいていが不条理といっていい災害(戦争も含む)によって簡単
に覆されるものです。3月11日の朝も、まさか誰も赤ちゃんの紙おむつや
生理用品が手に入らない事態が起きるとは誰も考えてはいなかったことでしょう。
あれから5年、役所も私たちもどれほど変わったことでしょうか。「戦争法」が
作られるそうです(笑)。米軍の基地は要らないそうです。徴兵制も布かれ
るかも知れないそうです。そういう愚かな、まるで現実味のない考えを口に
する方々はこうした事実を想像したことがあるのでしょうか。
突然の非常事態への備えはされているのでしょうか? 暗澹たる思い
になるのはわたしだけではないと信じています。
□お便りを下さったA様へ
またまたご丁寧なお返事をありがとうございました。御曽祖父様が
後備砲兵大尉として応召され、兵站司令官になられたとのこと。なるほど、
まず補助輸卒隊の指揮官、つづいて兵站勤務ということだったのですね。
ありがとうございました。これから順々に、後世の基本となった日露戦争の
兵站の事情について書いていきます。少しでもお役に立てればいいと思います。
これからも御愛読、お願いいたします。
▼「酔っぱらう日本兵」という誤報
旅順要塞を攻撃中の第3軍に従軍した英国人記者は驚いた。攻囲軍の兵卒
が昼日中から千鳥足で歩いているのだ。よろめき、なかにはしゃがみ、
腰を落として、がっくり首を落としてという様子で休む姿が目についた。膝に力
が入っていない。まるで酔っ払いの行動そっくりだった。将校も下士も、それを
見とがめないどころか、下士までもふらつく者がいる。「べトン(コンクリート)に
血を投げつけるような激戦の恐怖を日本兵は酒で紛らわせているのだ」と考えて
無理はない。彼ら西欧人にとって脚気(かっけ)はよほどの専門家を除いて
聞いたことも、見たこともないアジアの米食地域だけの「風土病」だったからだ。
脚気という病はすでに奈良時代から存在していた。もともとは紀元前3世紀、
古代中国で米食の広がりと同時に発生していたと医学史の研究者はいう。
わが国でも奈良時代には上流階級の中に患者がいたことが確認できる。
白米を常食とし、仏教思想の影響で貧しい副食を摂るようになってからのこと
である。平安時代の文学書からも「キヤクキ」「アシノケのぼる」「カクビヤウ
いたはりて」などという記述があることが確認される。
鎌倉時代、この病気は上層階級、天皇家の人々や公卿たちに罹患者が
多かった。それが、室町期になると将軍家や上層の幕臣たちに広がっていった。
江戸期になると、まず徳川幕府の上層部に病気は発生する。三代将軍家光
の死因は、おそらく脚気による「衝心(急性心臓麻痺)」に違いないという研究
もある。この後、徳川将軍家では13代家定、14代家茂も脚気衝心で亡くなって
いる。皇女和宮も夫と同じく、明治の初めに脚気で夫の後を追ったことはよく
知られていることだ。
一般の階層にも脚気は広がっていった。富裕な町人や都市に住む上級武士
がまず患者になった。元禄時代(18世紀初頭)にはすでに流行し、幕末の
文化・文政時代(19世紀初めころ)には地方都市でも広まっていた。しかし、
爆発的なともいえる罹患者が増えたのは、皮肉なことに文明開化の明治からだった。
脚気は神経障害(感覚が鈍くなる)や筋肉障害(力が入らない)から始まる。
循環器障害(心臓の障害)、水腫(むくみ)、胃腸障害を併発しながら最後には
心臓麻痺を起こして死亡する。初めは脚が重くなる。続いて動きが悪くなり、
膝に力が入りにくくなる。浮腫(むくみ)が起こり、食欲がなくなる。心臓の動悸
が高まり、動くと息切れがする。
筆者が子供のころ、昭和30年代(1960年前後)にも内科医はゴム製の
検査器具を使っていた。椅子に腰かけさせて、脚をぶらぶら脱力させ、膝の下
を叩くのだ。反射でつま先がピンと上がれば脚気の疑いは晴れた。それが
いつの間にか行なわれなくなり、脚気などという病気はすっかり忘れられて
しまった。社会全体が豊かになり、食生活が向上し、多様な食物を誰もが
口にするようになったからである。
驚いたことに数年前の新聞記事に脚気の記事が載った。アルバイトに夢中
になっていた大学生が病院を訪れた。症状は脚の感覚が鈍くなり、食欲が減退し、
動悸がして、脚がむくむというものだった。医者たちは困惑した。そんな訴えは
長い間、聞いたこともない。古い医学書を見ていた大学病院の医師は、「さては」
と気がついたという。コンビニ弁当やカップ食品が中心の食生活にひたっていた
若者の病名は『江戸わずらい』だったのだ。
ビタミンという微量栄養素は20世紀になって発見された。『江戸わずらい』と
いわれた脚気はビタミンB1の欠乏が原因だった。健康だった地方の若者が
江戸に出てくる。しばらくすると脚気になる。故郷に帰った者だけは健康を回復した。
おそらく都会の生活環境が問題だと考えられた。目に見えないものは、人にとって
は存在しない。栄養バランスという考え方もなく、白米を腹いっぱい食べることが
贅沢だとされた時代は長く続いた。
江戸時代になると、都会の食事では毎日が精白された白米が主流だった。
江戸の町には搗米屋(つきごめや)という店があった。送られてきた玄米を、臼で
精白する商売である。地方にいては食べられない白米を食べられる。
それが江戸時代の、大坂や江戸ではふつうになっていった。
おかずは白米を多く食べられる塩辛い漬物や、具のない味噌汁、せいぜい干物
の魚、野菜の煮つけなどだった。こうした貧しい副食では、ビタミンが不足して脚気が
起きても不思議ではなかった。現在のような時代でも、腹をふくらませればそれで
足りるといった食事をしていれば、確実に脚気は忍び寄ってくる。
▼西南戦争で起きた脚気
熊本城は反政府軍に包囲された。陸上自衛隊第8師団修親会が研究した
『西南戦争史』によると、明治10(1877)年2月21日から4月14日までの戦闘で、
籠城した軍人などは約4500名、そのうち2460名が戦闘死傷者となっている。
半分以上が負傷し亡くなった。大変な激戦だったことが分かる。
病死者も出た。コレラ21名、腸チフス13名、脚気7名、赤痢・痘瘡いずれも
5名、各種発熱による者も5名、胃カタル4名、腸カタル3名、自殺は3名である。
その他も合わせて75名だった。脚気の死亡率は、もともとたいへん低い。
およそ1~2%だから、脚気の死者が7名ということは、罹患者は100倍も
いたのだろう。700人から1400人が患者なら、籠城軍全体のざっと16%から
32%の人間が脚気症状を訴えていたわけだ。
この時の鎮台会計部の記録を見ると、籠城戦最末期を除いて毎日1人あたり
6合(900グラム)ないし7合(1050グラム)の白米を支給している。おかずは
塩、味噌、たまに干魚という。これではビタミン不足の脚気が出ても少しもおかしく
ない。では城外の野戦軍はどうかというと、大繃帯所といわれる野戦病院に収容
された患者の第1位はやはり脚気。後方の軍団病院でも脚気患者が最も多かった。
脚気の死者は正確な統計が残っている明治末期から調べると、全国では毎年
1万から3万人にのぼっているという(乳幼児脚気を推定で含む)。腸チフス、赤痢
という当時の致死性が高い伝染病の死者がそれぞれ6000~7000人だから、
脚気は十分に死病といえたのだ。そして、死亡率が1%から2%だから、実際の
患者数はたいへんな数にのぼっていたわけだ。しかも、脚気は不思議と青壮年の
男性に多く発生した。このことは労働力を奪い、家庭の働き手を失わせ、国民生活
に大きな影を落としていた。
▼目に見えない大敵
1882(明治15)年7月、朝鮮の壬午(じんご)軍乱で仁川湾(済物浦・さいもっぽ)
に進出した軍艦金剛、日進、比叡、清輝は清国軍艦と睨み合っていた。40日余りの
緊迫した事態が続いたが、金剛、比叡の両艦では、その間、乗組兵員の3分の1以上
が脚気に倒れた。他の2艦も大差ない状態だった。戦闘力を喪失していたといって
いい状況だったのである。品川沖で応援のため待機していた軍艦扶桑(ふそう)でも
兵員309名のうち、180名が脚気症状を訴えていた。戦闘どころか航海もできる
ような状況ではなかったのが実態だった。
さらにこの年、上層部を衝撃が襲った。12月に日本を発ち、ニュージーランドの
ウェリントン、南米チリ、ペルー、太平洋のハワイを巡航し、翌年9月に帰国した
練習艦龍驤(りゅうじょう)の惨事である。271日間の航海で376名の乗員中、
脚気患者169名、うち死亡者25名を出してしまった。ハワイに向かう途中では、
ついに人手不足で汽罐から十分に蒸気が上がらず、帆走でようやくホノルルに
たどり着くという状態だった。この2つの事件から海軍では英国から帰国したばかり
の軍医高木兼寛(たかぎかねひろ)の改革は始まるのだった。
一方、陸軍は1870(明治3)年に大阪の陸軍兵学寮(士官学校の前身)で
生徒たちに脚気患者が大発生した。続いて翌年には東京の御親兵(のちの近衛兵)
の部隊でも脚気が大流行する。『明治七、八年頃には脚気病が非常に多く、夏期
になると殆ど五分の一は脚気という有様』とは軍医団の回顧記事の一節である。
対策としては転地療養しかなく、仮病院も多く開かれた。東京の郊外にあたる、
音羽の護国寺(いまの豊島区)、小石川の伝通院(同文京区)、戸山学校(同新宿区)
などに患者を収容し、軽井沢(長野県)や箱根(神奈川県)などに転地させた
という記録がある。
これほどの大惨害があった。国民皆兵、富国強兵が叫ばれても、戦えない
軍艦、動けない部隊では戦えない。では、当時の対策はどうだったのか。今から
考えれば白米中心の貧しい副菜が原因というのは当たり前だが、その時代には
ビタミンの重要性に気づくどころか、その存在すら想像もできていなかったのだ。
では脚気の原因はどのように考えられていたのか。原因はどうして分からなかった
のか、その理由を知らねばならない。
▼原因追求が難しかった理由
まず、第1に脚気の症状が複雑で変化が大きかったこと。いろいろな症状が
複雑に絡み合い、病気の症状が変わりやすかった。また、栄養状態が良さそうな
元気なはずの若者、とくに男子に患者が多い。老人、女性、子供、もともと虚弱
な人など、体力の弱そうな人は発病しないといった複雑さがあった。
第2には、いつも粗食をしていると思われている人は発病しない。上等な食物
である精白米を食べている人が罹り、玄米や粗精米(そせいまい)や麦などを
食べている人は脚気にならなかった。現に麦飯を支給されていた監獄(刑務所)
の囚人は脚気にはまるで縁がなかったのである。社会の上中層の人が患者に
なるので、食物が関係しているとは考えられなかったのだ。
第3には、西洋医学には脚気に関する研究がろくになかったことがある。
明治維新は西洋崇拝の改革だった。医学も蘭法といわれたオランダ医学、
ドイツ医学がもてはやされた。それまでの漢方医はいっさいの権威を失い、
時代遅れとされた。その西洋医学には脚気という病気は知られていなかったのだ。
せっかく招かれた外国人医師たちもまるで初めて見る脚気の症状に戸惑うばかり
だった。
そして、何より最大の理由こそ、当時の医学界、栄養学界にはビタミンという
微量栄養素の存在すら知られていなかったことだ。日露戦争の時代、20世紀
初頭までは、タンパク質、脂肪、炭水化物と塩類さえあれば栄養は十分だと
考えられていた。身体の調子を整える栄養と今なら説明されるビタミンなど
誰もが想像すらしていなかったのである。
▼明治時代の主な原因説
幕末から明治にかけて、漢方の脚気専門医として信頼を集めていたのは
遠田澄庵(とおだ・ちょうあん)である。遠田(1819~89)は千葉県佐倉藩士
の家に生まれた。医学を幕府奥医師に学び、美作国津山藩の侍医となり、
のちに招かれて幕府奥医師になった。独自の脚気原因説、つまり米食が元で
あると正論を唱えた。米の代わりに麦飯を食べさせることで症状を軽くし、
しまいには完治させるという実績があった。しかし、この完璧な正論も西洋医学
崇拝の中で、漢方医の旧い俗説とされて葬られてしまうのである。
当時のヨーロッパ医学では細菌学が盛んだった。ふつうでは目に見えない
細菌が多くの病気を引き起こすということから、脚気もまた細菌繁殖による
伝染病だとされたのだ。これを主導したのは、ドイツ人医師ベルツとショイベで
ある。ベルツはのちの帝国大学医科大学、ショイベは京都療病院のお雇い
外国人だった。2人はそれぞれに有能で熱意のある医師だったが、当時の
最先端にいた人々であるがゆえに、かえって漢方医の意見を封じてしまう
権威者になった。そして存在しない細菌を探すという大迷走に医学界は陥っていく。
ありもしない細菌を探すという無駄な努力はなかなか報われなかった。
そこで中毒説が出された。脚気患者の様子は中毒症と似ていた。乳児脚気
の症状は中毒症と同じである。犯人とされたのは変質した青魚、米についた
黴(かび)などである。これを主張したのは、帝国大学の医学者たちだった。
この説もかなり熱心に支持され、今度は脚気毒が探されるようになった。
米食原因説と同じように日陰者扱いの説があった。栄養障害によるものだ
という考え方である。食事の中の脂肪とタンパク質の不足が原因とされるという
ものだった。食餌(しょくじ)が原因という点では鋭い視点といえたが、ビタミン
という存在が知られていないのだから、脂肪とタンパク質の不足という考察では
説得力に欠けるといえた。肉、卵、牛乳、乳製品が伝統的な和食には少ない
ということは明らかである。しかし、それでは西洋崇拝、白人優越主義になって
しまう。これもまた、なかなか世の中全体に支持されるわけではなかった。
ところが、この栄養障害説を果敢に実践に取り入れた勇敢な医師がいた。
海軍軍医だった高木兼寛である。
▼海軍の栄養障害説と陸軍の伝染病説
1880(明治13)年11月、5年間の英国留学から帰ってきた
高木兼寛(1849~1920)はただちに栄養障害説の見方に立った。日本人の
食事にはタンパク質が少なく、炭水化物が多いという点に着目して、食餌を
変えていこうとする主張である。高木はとりあえず、タンパク質を摂ることを
増やしていくという方向で海軍の脚気対策を考えていったのだった。
高木の生まれには諸説あるが、日向国(宮崎県)出身、貧しい郷士格の大工の
家で育ったともいう。医者を志し、鹿児島の蘭法医石神良策(豊民)の門下で医学
を学んだ。その後、戊辰戦争では薩摩軍所属の軍医として東北地方を転戦する。
薩摩に帰り、1869(明治2)年には鹿児島藩医学校で英国人医師ウィリスに学ぶ。
1872(明治5)年に石神の世話で海軍に出仕することとなった(翌年の名簿には
海軍少医監=少佐相当として載っている)。同75年には英国に派遣、ロンドンの
セント・トーマス病院医学校に入学、優秀な成績をおさめた。同80(明治13)年
に帰国後、ただちに東京海軍病院長を命じられた。
この高木の留学中には大きな改革があった。1876(明治9)年には『海軍省
職制』の制定で、海軍省は軍務局、会計局、主船局、水路局、医務局、兵務局
の六局制となった。医務局は庶務、薬剤、計算の3課で発足した。
また、これまで文官だった医官は「海軍軍医」とされて武官となった。医官の養成
制度も整備され、同73(明治6)年にはセント・トーマス病院の外科助教授、
英国人アンデルソンが招かれ軍医寮学舎の教官になる。同79(明治12)年には
海軍軍医学舎と改称されていたここから14名を卒業させてアンデルソンは帰国
した。つづいて翌明治13年には、正規の第1期生15名が卒業する。高木の
実践を支えたのは、この英国流医学を学んだ若い後輩たちの力が大きかったと
思われる。
高木は果敢に、勇気をもって自分の信念にそった行動をとった。彼はまず、
現場に出向き、脚気流行の現場を直に見た。すると艦船によって発生状況に
大きな差があること、下士兵卒に多く患者が出て士官には見られないことを
発見した。そこから各艦船で購入している食糧の違いではないかと考えた。
さらに高木は海軍卿(海軍省の長官)に直訴して、広く調査を行なった。
すると、買われた食糧のうち、タンパク質の割合が高く、炭水化物が少ない
艦船や団隊では発生率が低いことが分かった。逆に患者発生が多い艦船や団隊
では、タンパク質の割合が低く、炭水化物が多いことが判明した。
こうして高木は衛生行政担当官として兵食の改革を実行に移すのである。
ちなみに、1883(明治16)年まで海軍兵食は「無標準金給時代」といわれた
ように、食費を金銭で支給していた。下士兵員はそれぞれ勝手に好きなものを
買い、勝手な食事をとっていたのである。もちろん、グループ制でメンバーの
意見を尊重しながら代表が買い込んでいたのだろう。そうなると、下士兵卒は
食費を節約する。差額を戻され、貯金し、あるいは家族に送金するといった
ことになった。当時の食費は艦船乗り組み中には日額18銭、陸上勤務は
同じく15銭、航海中は30銭である。これをおおよそ10銭程度に切りつめて
いたらしい。
なお、士官には「食卓料」が支給されたが、将官は1日1円20銭、
上長官(佐官)同80銭、士官(尉官)同40銭だった。彼らは英国流の貴族生活
を行なっており、金を出し合って委員を選び、コックも雇い、洋食を食べ、バランス
のとれた食事をとっていた。脚気にはまったく縁がなかったのだ。現在からみれば
支給額の違いに驚くかもしれないが、欧州海軍との交際もあり、わが海軍ばかり
が「民主的」にはなれなかった。また、下士兵卒にも外国航海中は日額36銭
が支給された。そこから見ても、対外的には立派な海軍をもたねばならない
明治国家の貧しさがうかがい知れるのである。
次回は兵食改革と陸軍の改革の様子を比べてみよう。
以下次号
(あらき・はじめ)
著者の最新刊
「あなたの習った歴史はもう古い」
http://okigunnji.com/url/zu33cgsm/
●著者略歴
荒木肇(あらき・はじめ)
1951年、東京生まれ。横浜国立大学大学院修了(教育学)。横浜市立学校
教員、情報処理教育研究センター研究員、研修センター役員等を歴任。
退職後、生涯学習研究センター常任理事、聖ヶ丘教育福祉専門学校講師、
現在、川崎市立学校教員を務めながら、陸上自衛隊に関する研究を続ける。
2001年には陸上幕僚長感謝状を受ける。年間を通して、陸自部隊・司令部・
学校などで講話をしている。
◆主な著書
「自衛隊という学校」「続・自衛隊という学校」「指揮官は語る」「自衛隊
就職ガイド」「学校で教えない自衛隊」「学校で教えない日本陸軍と自衛隊」
「子供にも嫌われる先生」「東日本大震災と自衛隊」「あなたの習った歴史は
もう古い」(いずれも並木書房 http://www.namiki-shobo.co.jp/ )
「日本人はどのようにして軍隊をつくったのか」
(出窓社 http://www.demadosha.co.jp/ )
追伸
あなたはいくつの知識・智恵を手にできましたか?
ご意見・ご感想があれば、
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ロシアの言うことを直ぐ信じてはいけない。
ロシアの言うことを直ぐ信じてはいけない。
田中上奏文を作ったのもロシア人らしい。ロシア語の田中上奏文しか最初から存在していなかったのだからロシア人が日本をおとしめるために作った偽文章だろう。
田中上奏文
田中上奏文(たなかじょうそうぶん)は、昭和初期にアメリカ合衆国で発表され、中国を中心として流布した文書で、第26代内閣総理大臣田中義一が1927年(昭和2年)に昭和天皇へ極秘に行った上奏文とされ、内容は中国侵略・世界征服の手がかりとして満蒙(満州・蒙古)を征服する手順が説明されている。日本では偽書とされ、当時中国で流布していることに対して中国政府に抗議したところ、中国政府は機関紙で真実の文書ではないと報じたが、その後の日中関係悪化にともない1930年代に中国は反日プロパガンダにこの文書を利用し、日本は国連などでも答弁を求められるが各国は中国を支持し、日本は国際社会で孤立し外交的に敗北することになった[1]。1927年当時にはすでに死去している山県有朋が登場する等、事実関係の誤りが多いため日本の歴史家のほとんどは上奏文としては怪文書・偽書としているが、作者については諸説あり不明である。また、田中上奏文を本物と考える人は現在でも特に日本国外に存在している[2]。
田中メモリアル・田中メモランダム・田中覚書とも呼ばれ、中国では田中奏摺、田中奏折と呼ばれる。英語表記はTanaka Memorial。
でもたまに、本当のことを言うことがある。ロシアの利益になることだったからだろう。
~~~~
●ロシアが911の真相に関する情報(核爆発)を大量放出|
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201603/article_75.html
911が核攻撃であった、ユダヤ米国政府による内部犯行だったと、やっと語れる時がやってきました。
随分と時間が掛かりましたね。
御影石は、航空燃料火災の温度では溶解しません。w
金融ユダヤ人がついた大きな嘘。
自国民を大量虐殺した大罪。
ロシア発で、悪魔が追い詰められます。
情報感謝。
●ロシアが911の真相に関する情報(核爆発)を大量放出|世界の裏側ニュース
2014-10-02
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11933147661.html
=(一部抜粋)=
911事件の真相が大爆発・大規模な情報のダウンロードが進行中
(9/11 TRUTH GOES NUCLEAR: Massive Download In Progress)
(※インタビューの要約と動画(どちらも英語)は、ここで見られます。ベテランズトゥデーのオリジナル「YouTube動画」は、見られなくなっているようです。(拝)↓)
9月27日【State of Nations】
http://stateofthenation2012.com/?p=7858
ロシアが広め、スノーデンが正当性を立証し、NSAの証拠がその真実性を裏付ける・・・新しい911事件に関するデータの大放出
「この911事件に関するデータの大放出は放射能のように非常にデリケートなもので、アメリカ政府が崩壊することさえありうるだろう。
世界中の人々がこのレポートを見てしまうと、世界はもう、以前と同じ状態に戻ることはない」
(911の真実を調査する退役軍人・Veteran 9/11 Investigator)
ツインタワーの基礎の下部で発見された、巨大な「溶解した御影石」の大洞窟の写真。これはWTBビル1と2の補強の鋼鉄、打ちはなしコンクリート、管状のコア構造を完全に爆発させるための熱核兵器によって起こされたものか?
証拠が出揃った今、2001年9月11日に実行された偽旗作戦は、複数の国家によって行われた共同的な謀略であったということは疑う余地もないものになった。アメリカ、イスラエル、サウジアラビア、そしてイギリスはそれぞれ、この人類に対する犯罪の遂行および隠蔽に直接的に関与していたということが証明されているのである。
パキスタンの軍統合情報局(ISI)のような、他の国家主体および諜報機関も関与していたが、主に中心になっていたのはアメリカ連邦政府やイスラエル諜報特務庁(モサド)だ。
膨大な量の状況証拠だけをとっても、アメリカ政府が自らの国民に対して犯罪的行為を行ったことを告発し、有罪を宣告しているに等しい。
同様に、イスラエルの痕跡は911事件という犯罪現場のいたるところに見受けられ、犯罪的行為に直接的に関与していたことが伺える。
=(以下略)=
同じく「世界の裏側ニュース」さんから。
●911の真相を語るインタビューの内容 パート1
2014-10-04
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11934143762.html
=(一部抜粋)=
*ワールド・トレード・センタービルは、核兵器によって破壊された。これらの核兵器に使われた素材の供給元を証明する文書は入手している。(中略)
77mの深さの花崗岩内で、TNT150キロトン相当の核威力の熱核爆弾によって超高層ビルが核で完全に破壊される仕組み
====
WTC高層階の旧富士銀行オフィス等で行方不明となった行員のご家族の方・粉塵をかぶった方へ
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201603/article_77.html
WTC高層階の旧富士銀行オフィス等で行方不明となった行員のご家族の方、なぜ、彼らの遺体のかけらすら見つからないのか、お分かりですか?
WTCでは、DNA鑑定でも全く発見できなかった1400人の犠牲者がいます。NYの検視官は「遺体が蒸発した」と報告しています。そうなんです。本当に蒸発したんです。
WTCは、航空機寝両火災で倒壊したのではありません。地下に仕掛けられた「熱核爆弾」と通常爆弾の組み合わせで制御倒壊させられました。勿論、アラブの洞窟に住むイスラム教徒にそんな芸当はできません。ブッシュ政権による内部犯行です。
あなたのご家族は、核爆発の1万度の熱を直接受けて「蒸発」しました。だからDNA鑑定でもみつからなくて当然なのです。
911当時、WTC周辺におられて、あの粉塵をかぶった皆さん、呼吸器系の病気になっていませんか?放射性物質を含んだ粉塵を吸い込んで、あなたは体内被爆しています。今後、肺がんなど癌を発症する危険があります。既にがんで亡くなったドナ・サマーのように。
911の真実に目を向けてください。公式発表は全て嘘です。メディアの発信する情報は「陰謀」です。真実は、ここRKブログにあります。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/
リチャード・コシミズでした。
2016/3/13 11:45
安否確認がされていない「消えた」日本人の方々(金融機関名、ご年齢は当時)。
■富士銀行■ 田中謙一郎さん(52) 石川泰造さん(50) 槙本孝志さん(49) 木下崇さん(46) 沼田壮一さん(45) 高橋啓司さん(42) 合屋裕二さん(42) 恩田俊浩さん(39) 川内英哉さん(36) 小瀬勝さん(36) 伊東和重さん(35) 杉山陽一さん(34)
■西日本銀行■ 穴井一弘さん(42) 中村匠也さん(30)
■中央三井信託銀行■ 菊地原聡さん(43) 早津信広さん(36)
■中央三井インベストメンツ ■ 平井克征さん(32)
■野村総合研究所■ 森早苗さん(27) 小川卓さん(37)
御遺族、御友人の方々は、さぞ、無念でごさいましょう。
心情くん
●ロシアが911の真相に関する情報(核爆発)を大量...
田中上奏文を作ったのもロシア人らしい。ロシア語の田中上奏文しか最初から存在していなかったのだからロシア人が日本をおとしめるために作った偽文章だろう。
田中上奏文
田中上奏文(たなかじょうそうぶん)は、昭和初期にアメリカ合衆国で発表され、中国を中心として流布した文書で、第26代内閣総理大臣田中義一が1927年(昭和2年)に昭和天皇へ極秘に行った上奏文とされ、内容は中国侵略・世界征服の手がかりとして満蒙(満州・蒙古)を征服する手順が説明されている。日本では偽書とされ、当時中国で流布していることに対して中国政府に抗議したところ、中国政府は機関紙で真実の文書ではないと報じたが、その後の日中関係悪化にともない1930年代に中国は反日プロパガンダにこの文書を利用し、日本は国連などでも答弁を求められるが各国は中国を支持し、日本は国際社会で孤立し外交的に敗北することになった[1]。1927年当時にはすでに死去している山県有朋が登場する等、事実関係の誤りが多いため日本の歴史家のほとんどは上奏文としては怪文書・偽書としているが、作者については諸説あり不明である。また、田中上奏文を本物と考える人は現在でも特に日本国外に存在している[2]。
田中メモリアル・田中メモランダム・田中覚書とも呼ばれ、中国では田中奏摺、田中奏折と呼ばれる。英語表記はTanaka Memorial。
でもたまに、本当のことを言うことがある。ロシアの利益になることだったからだろう。
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●ロシアが911の真相に関する情報(核爆発)を大量放出|
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201603/article_75.html
911が核攻撃であった、ユダヤ米国政府による内部犯行だったと、やっと語れる時がやってきました。
随分と時間が掛かりましたね。
御影石は、航空燃料火災の温度では溶解しません。w
金融ユダヤ人がついた大きな嘘。
自国民を大量虐殺した大罪。
ロシア発で、悪魔が追い詰められます。
情報感謝。
●ロシアが911の真相に関する情報(核爆発)を大量放出|世界の裏側ニュース
2014-10-02
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11933147661.html
=(一部抜粋)=
911事件の真相が大爆発・大規模な情報のダウンロードが進行中
(9/11 TRUTH GOES NUCLEAR: Massive Download In Progress)
(※インタビューの要約と動画(どちらも英語)は、ここで見られます。ベテランズトゥデーのオリジナル「YouTube動画」は、見られなくなっているようです。(拝)↓)
9月27日【State of Nations】
http://stateofthenation2012.com/?p=7858
ロシアが広め、スノーデンが正当性を立証し、NSAの証拠がその真実性を裏付ける・・・新しい911事件に関するデータの大放出
「この911事件に関するデータの大放出は放射能のように非常にデリケートなもので、アメリカ政府が崩壊することさえありうるだろう。
世界中の人々がこのレポートを見てしまうと、世界はもう、以前と同じ状態に戻ることはない」
(911の真実を調査する退役軍人・Veteran 9/11 Investigator)
ツインタワーの基礎の下部で発見された、巨大な「溶解した御影石」の大洞窟の写真。これはWTBビル1と2の補強の鋼鉄、打ちはなしコンクリート、管状のコア構造を完全に爆発させるための熱核兵器によって起こされたものか?
証拠が出揃った今、2001年9月11日に実行された偽旗作戦は、複数の国家によって行われた共同的な謀略であったということは疑う余地もないものになった。アメリカ、イスラエル、サウジアラビア、そしてイギリスはそれぞれ、この人類に対する犯罪の遂行および隠蔽に直接的に関与していたということが証明されているのである。
パキスタンの軍統合情報局(ISI)のような、他の国家主体および諜報機関も関与していたが、主に中心になっていたのはアメリカ連邦政府やイスラエル諜報特務庁(モサド)だ。
膨大な量の状況証拠だけをとっても、アメリカ政府が自らの国民に対して犯罪的行為を行ったことを告発し、有罪を宣告しているに等しい。
同様に、イスラエルの痕跡は911事件という犯罪現場のいたるところに見受けられ、犯罪的行為に直接的に関与していたことが伺える。
=(以下略)=
同じく「世界の裏側ニュース」さんから。
●911の真相を語るインタビューの内容 パート1
2014-10-04
http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11934143762.html
=(一部抜粋)=
*ワールド・トレード・センタービルは、核兵器によって破壊された。これらの核兵器に使われた素材の供給元を証明する文書は入手している。(中略)
77mの深さの花崗岩内で、TNT150キロトン相当の核威力の熱核爆弾によって超高層ビルが核で完全に破壊される仕組み
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WTC高層階の旧富士銀行オフィス等で行方不明となった行員のご家族の方・粉塵をかぶった方へ
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201603/article_77.html
WTC高層階の旧富士銀行オフィス等で行方不明となった行員のご家族の方、なぜ、彼らの遺体のかけらすら見つからないのか、お分かりですか?
WTCでは、DNA鑑定でも全く発見できなかった1400人の犠牲者がいます。NYの検視官は「遺体が蒸発した」と報告しています。そうなんです。本当に蒸発したんです。
WTCは、航空機寝両火災で倒壊したのではありません。地下に仕掛けられた「熱核爆弾」と通常爆弾の組み合わせで制御倒壊させられました。勿論、アラブの洞窟に住むイスラム教徒にそんな芸当はできません。ブッシュ政権による内部犯行です。
あなたのご家族は、核爆発の1万度の熱を直接受けて「蒸発」しました。だからDNA鑑定でもみつからなくて当然なのです。
911当時、WTC周辺におられて、あの粉塵をかぶった皆さん、呼吸器系の病気になっていませんか?放射性物質を含んだ粉塵を吸い込んで、あなたは体内被爆しています。今後、肺がんなど癌を発症する危険があります。既にがんで亡くなったドナ・サマーのように。
911の真実に目を向けてください。公式発表は全て嘘です。メディアの発信する情報は「陰謀」です。真実は、ここRKブログにあります。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/
リチャード・コシミズでした。
2016/3/13 11:45
安否確認がされていない「消えた」日本人の方々(金融機関名、ご年齢は当時)。
■富士銀行■ 田中謙一郎さん(52) 石川泰造さん(50) 槙本孝志さん(49) 木下崇さん(46) 沼田壮一さん(45) 高橋啓司さん(42) 合屋裕二さん(42) 恩田俊浩さん(39) 川内英哉さん(36) 小瀬勝さん(36) 伊東和重さん(35) 杉山陽一さん(34)
■西日本銀行■ 穴井一弘さん(42) 中村匠也さん(30)
■中央三井信託銀行■ 菊地原聡さん(43) 早津信広さん(36)
■中央三井インベストメンツ ■ 平井克征さん(32)
■野村総合研究所■ 森早苗さん(27) 小川卓さん(37)
御遺族、御友人の方々は、さぞ、無念でごさいましょう。
心情くん
●ロシアが911の真相に関する情報(核爆発)を大量...
腸内フローラが解決してくれる病気もあるかもしれない
健康な人の便がクスリに!?“究極の”菌活「ふん便移植」とは
2015.10.30
腸の難病の患者に健康な人のふん便を移植するという、ちょっとビックリな臨床研究が国内各大学で進んでいる。欧米ではすでに広く移植が行われ、肥満改善にも応用されているという。「菌活」が話題となる昨今、ふん便移植こそその究極の形なのかも?
《菌活(きんかつ》
体にとって良い働きをする菌を、積極的に摂取すること。腸は免疫機能を担っており、腸のスムーズな働きは免疫力の強化につながる。よい菌と共存し、腸内環境を整えることは、生活習慣病予防や肥満抑制などの効果が期待できるとされる。
徐々に明らかになっている腸内細菌と病気との関連性
腸内には3万種・1千兆個、重さ1.5キロの細菌が生息。その集合体は「腸内フローラ」と呼ばれる
大腸にすみつく細菌は約3万種類、1千兆個ともいわれ、重さにすると1.5キロから2キロにもなる。それらの細菌類が腸内で作る集落がきれいでお花畑のように見えることから「腸内フローラ」(腸内細菌叢=ちょうないさいきんそう)と呼ばれる。腸内に生息している細菌の種類は、人によりまったく異なる。
寿命まで左右する!驚異の「腸内フローラ」〔2015年4月30日 東洋経済ONLINE〕
食事などの要因で腸内フローラのバランスが崩れると、さまざまな病気につながるといわれる
健康な人の腸内では、善玉菌が悪玉菌を抑える形で、腸内フローラが一定のバランスで維持されているが、脂肪分の多い食事や運動不足、抗菌薬の多用、ストレスなどの影響で悪玉菌が優勢になると、腸内腐敗が進み、有害な物質が増え、さまざまな病気につながることが指摘されている。
腸の難病にふん便移植 腸内細菌の乱れを是正 国内2大学が臨床研究〔2015年2月10日 47NEWS〕
バランスの乱れとの関連が指摘される主な病気
肥満
メタボリック症候群
糖尿病
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病など)
非アルコール性脂肪性肝炎
アレルギー疾患(ぜんそく、アトピー性皮膚炎など)
精神疾患(うつ病など)
腸の難病にふん便移植 腸内細菌の乱れを是正 国内2大学が臨床研究〔2015年2月10日 47NEWS〕
特に回腸(小腸の終わり)から大腸にかけては、多種多様な腸内細菌が種類ごとにまとまりを作ってびっしりと腸内に壁面を作って生息しているという(画像はThinkstockより)
【関連記事】
腸内フローラは抗生物質で全滅?薬を1年間続けても生存確認〔2015年4月28日 Medエッジ〕
子どものぜんそく、腸内細菌の不足に関連か カナダ研究〔2015年10月1日 AFP〕
肥満の原因 腸内に住む「デブ菌」細胞が影響との研究報告〔2015年2月24日 NEWSポストセブン〕
特定の細菌減少で発症か 多発性硬化症の腸内環境〔2015年9月15日 47NEWS〕
性格は「腸内細菌」によって決まる:研究結果〔2015年5月1日 WIRED〕
ならば便をクスリに…腸の難病に仰天の治療法!
潰瘍性大腸炎などの患者の腸内細菌は種類が少なかったり、偏っていたりする
腸の難病「潰瘍性大腸炎」などの患者は、腸内の細菌の種類が少なかったり、偏りがあったりする。原因は不明だが、最近の研究で腸内細菌との関連が明らかになってきた。
千葉)腸の難病、健康な人の便を移植 千葉大病院〔2015年6月29日 朝日新聞デジタル〕
健康な人のふん便を患者に移植、腸内フローラを健全にする臨床研究が国内各大学で進行中
潰瘍性胃腸炎などの患者に、健康な人のふん便を移植する「ふん便微生物移植」(「ふん便移植療法」)の試みが国内で拡大中。患者の腸内フローラを健全な状態に変えることで症状を改善させることが期待されており、慶応大(2014年3月から)、順天堂大(14年6月から)、千葉大(15年3月から)で臨床研究が行われている。
健康な人の「スーパーふん便」移植 難病に光明 〔2015年7月3日 日本経済新聞〕
気になる移植の手順は…(慶応大臨床研究の場合)
(1)配偶者か2親等以内の家族に便を提供してもらう
(2)生理食塩水と混ぜ合わせ液状にし、食物繊維のかすなどを取り除くためフィルターでろ過
(3)ろ過したものを注射器に入れ、内視鏡を使って患者の大腸に注入する
※移植回数は1回。100~200グラムのふん便を使う
※他人の便に抵抗感が強かったため「2親等以内」と規定
腸の難病にふん便移植 腸内細菌の乱れを是正 国内2大学が臨床研究〔2015年2月10日 47NEWS〕
移植後、「治療に使っていた薬の使用を減らせるようになった」(千葉大・中川倫夫助教授)
臨床研究を担当する千葉大の中川倫夫助教授は、2015年3月に移植した患者の経過について「正式な評価はこれからだが、それまで治療に使っていた免疫調節薬の使用を減らせるようになった」という。
健康な人の「スーパーふん便」移植 難病に光明 〔2015年7月3日 日本経済新聞〕
《安倍首相も悩まされた難病「潰瘍性大腸炎」とは》
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜がただれて下痢や出血、腹痛をきたす病気。原因はわかっていない。潰瘍性大腸炎とクローン病を包括して炎症性腸疾患と呼ぶ。2015年6月現在、潰瘍性大腸炎の患者数は日本国内に16万人以上いるとされる(朝日新聞)。
安倍総理も悩まされた潰瘍性大腸炎とは…症状・治療法〔2014年2月10日 All About〕
【臨床研究に関する関連記事】
潰瘍性大腸炎に対しての抗生剤療法と糞便移植療法の臨床研究について〔順天堂大学医学部 消化器内科〕
糞便移植で、腸の難病が治る!? 慶応義塾大学医学部 金井隆典教授を訪ねて〔テルモ生命科学芸術財団〕
「糞便移植療法」という新しい治療法に取り組んでいます〔2015年5月7日 千葉大学〕
腸内細菌は偉大! 正しく知って健康になる〔2014年7月31日 日経トレンディネット〕
欧米では広く実施され、なんと「スーパードナー」探しも
治療法が脚光を浴びたのは2013年。薬で2~3割しか治らなかった難病患者が移植では9割も
ふん便移植は2013年に米医学誌に掲載されたオランダのグループによる論文で注目を浴びるようになった。下痢などが続く難治性の「クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)」の患者約40人に対する研究で、従来の薬による治療では20~30%しか治らなかったが、移植を行った患者は94%に効果があった。
千葉)腸の難病、健康な人の便を移植 千葉大病院〔2015年6月29日 朝日新聞デジタル〕
米国には“ふん便ドナーバンク”があり、「スーパードナー」探しの取り組みも
米国では「便移植財団」のほか、ボストンではマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者は、NPOのふん便バンク「オープン・バイオーム」を開設。ドナーから有償でふん便の提供を受け、常に移植に使えるよう体制を整えている。理想的な腸内細菌を持つ「スーパードナー」を探し、移植に役立てるための研究も。
ふん便が薬に、新治療「ふん便移植」が脚光 9割で症状改善〔2015年10月12日 CNN〕
移植は腸の病気に限らず、肥満や動脈硬化、神経疾患などにも応用
ふん便移植は欧米では、腸の病気に限らず、腸内細菌との関連があるとみられる肥満や動脈硬化、神経疾患などの患者向けに広く行われている。慶大の金井隆典教授は「肥満に関連した症状が改善するといった結果が報告されている」と話す。
健康な人の「スーパーふん便」移植 難病に光明 〔2015年7月3日 日本経済新聞〕
http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-8627-m.html
2015.10.30
腸の難病の患者に健康な人のふん便を移植するという、ちょっとビックリな臨床研究が国内各大学で進んでいる。欧米ではすでに広く移植が行われ、肥満改善にも応用されているという。「菌活」が話題となる昨今、ふん便移植こそその究極の形なのかも?
《菌活(きんかつ》
体にとって良い働きをする菌を、積極的に摂取すること。腸は免疫機能を担っており、腸のスムーズな働きは免疫力の強化につながる。よい菌と共存し、腸内環境を整えることは、生活習慣病予防や肥満抑制などの効果が期待できるとされる。
徐々に明らかになっている腸内細菌と病気との関連性
腸内には3万種・1千兆個、重さ1.5キロの細菌が生息。その集合体は「腸内フローラ」と呼ばれる
大腸にすみつく細菌は約3万種類、1千兆個ともいわれ、重さにすると1.5キロから2キロにもなる。それらの細菌類が腸内で作る集落がきれいでお花畑のように見えることから「腸内フローラ」(腸内細菌叢=ちょうないさいきんそう)と呼ばれる。腸内に生息している細菌の種類は、人によりまったく異なる。
寿命まで左右する!驚異の「腸内フローラ」〔2015年4月30日 東洋経済ONLINE〕
食事などの要因で腸内フローラのバランスが崩れると、さまざまな病気につながるといわれる
健康な人の腸内では、善玉菌が悪玉菌を抑える形で、腸内フローラが一定のバランスで維持されているが、脂肪分の多い食事や運動不足、抗菌薬の多用、ストレスなどの影響で悪玉菌が優勢になると、腸内腐敗が進み、有害な物質が増え、さまざまな病気につながることが指摘されている。
腸の難病にふん便移植 腸内細菌の乱れを是正 国内2大学が臨床研究〔2015年2月10日 47NEWS〕
バランスの乱れとの関連が指摘される主な病気
肥満
メタボリック症候群
糖尿病
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病など)
非アルコール性脂肪性肝炎
アレルギー疾患(ぜんそく、アトピー性皮膚炎など)
精神疾患(うつ病など)
腸の難病にふん便移植 腸内細菌の乱れを是正 国内2大学が臨床研究〔2015年2月10日 47NEWS〕
特に回腸(小腸の終わり)から大腸にかけては、多種多様な腸内細菌が種類ごとにまとまりを作ってびっしりと腸内に壁面を作って生息しているという(画像はThinkstockより)
【関連記事】
腸内フローラは抗生物質で全滅?薬を1年間続けても生存確認〔2015年4月28日 Medエッジ〕
子どものぜんそく、腸内細菌の不足に関連か カナダ研究〔2015年10月1日 AFP〕
肥満の原因 腸内に住む「デブ菌」細胞が影響との研究報告〔2015年2月24日 NEWSポストセブン〕
特定の細菌減少で発症か 多発性硬化症の腸内環境〔2015年9月15日 47NEWS〕
性格は「腸内細菌」によって決まる:研究結果〔2015年5月1日 WIRED〕
ならば便をクスリに…腸の難病に仰天の治療法!
潰瘍性大腸炎などの患者の腸内細菌は種類が少なかったり、偏っていたりする
腸の難病「潰瘍性大腸炎」などの患者は、腸内の細菌の種類が少なかったり、偏りがあったりする。原因は不明だが、最近の研究で腸内細菌との関連が明らかになってきた。
千葉)腸の難病、健康な人の便を移植 千葉大病院〔2015年6月29日 朝日新聞デジタル〕
健康な人のふん便を患者に移植、腸内フローラを健全にする臨床研究が国内各大学で進行中
潰瘍性胃腸炎などの患者に、健康な人のふん便を移植する「ふん便微生物移植」(「ふん便移植療法」)の試みが国内で拡大中。患者の腸内フローラを健全な状態に変えることで症状を改善させることが期待されており、慶応大(2014年3月から)、順天堂大(14年6月から)、千葉大(15年3月から)で臨床研究が行われている。
健康な人の「スーパーふん便」移植 難病に光明 〔2015年7月3日 日本経済新聞〕
気になる移植の手順は…(慶応大臨床研究の場合)
(1)配偶者か2親等以内の家族に便を提供してもらう
(2)生理食塩水と混ぜ合わせ液状にし、食物繊維のかすなどを取り除くためフィルターでろ過
(3)ろ過したものを注射器に入れ、内視鏡を使って患者の大腸に注入する
※移植回数は1回。100~200グラムのふん便を使う
※他人の便に抵抗感が強かったため「2親等以内」と規定
腸の難病にふん便移植 腸内細菌の乱れを是正 国内2大学が臨床研究〔2015年2月10日 47NEWS〕
移植後、「治療に使っていた薬の使用を減らせるようになった」(千葉大・中川倫夫助教授)
臨床研究を担当する千葉大の中川倫夫助教授は、2015年3月に移植した患者の経過について「正式な評価はこれからだが、それまで治療に使っていた免疫調節薬の使用を減らせるようになった」という。
健康な人の「スーパーふん便」移植 難病に光明 〔2015年7月3日 日本経済新聞〕
《安倍首相も悩まされた難病「潰瘍性大腸炎」とは》
潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜がただれて下痢や出血、腹痛をきたす病気。原因はわかっていない。潰瘍性大腸炎とクローン病を包括して炎症性腸疾患と呼ぶ。2015年6月現在、潰瘍性大腸炎の患者数は日本国内に16万人以上いるとされる(朝日新聞)。
安倍総理も悩まされた潰瘍性大腸炎とは…症状・治療法〔2014年2月10日 All About〕
【臨床研究に関する関連記事】
潰瘍性大腸炎に対しての抗生剤療法と糞便移植療法の臨床研究について〔順天堂大学医学部 消化器内科〕
糞便移植で、腸の難病が治る!? 慶応義塾大学医学部 金井隆典教授を訪ねて〔テルモ生命科学芸術財団〕
「糞便移植療法」という新しい治療法に取り組んでいます〔2015年5月7日 千葉大学〕
腸内細菌は偉大! 正しく知って健康になる〔2014年7月31日 日経トレンディネット〕
欧米では広く実施され、なんと「スーパードナー」探しも
治療法が脚光を浴びたのは2013年。薬で2~3割しか治らなかった難病患者が移植では9割も
ふん便移植は2013年に米医学誌に掲載されたオランダのグループによる論文で注目を浴びるようになった。下痢などが続く難治性の「クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)」の患者約40人に対する研究で、従来の薬による治療では20~30%しか治らなかったが、移植を行った患者は94%に効果があった。
千葉)腸の難病、健康な人の便を移植 千葉大病院〔2015年6月29日 朝日新聞デジタル〕
米国には“ふん便ドナーバンク”があり、「スーパードナー」探しの取り組みも
米国では「便移植財団」のほか、ボストンではマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者は、NPOのふん便バンク「オープン・バイオーム」を開設。ドナーから有償でふん便の提供を受け、常に移植に使えるよう体制を整えている。理想的な腸内細菌を持つ「スーパードナー」を探し、移植に役立てるための研究も。
ふん便が薬に、新治療「ふん便移植」が脚光 9割で症状改善〔2015年10月12日 CNN〕
移植は腸の病気に限らず、肥満や動脈硬化、神経疾患などにも応用
ふん便移植は欧米では、腸の病気に限らず、腸内細菌との関連があるとみられる肥満や動脈硬化、神経疾患などの患者向けに広く行われている。慶大の金井隆典教授は「肥満に関連した症状が改善するといった結果が報告されている」と話す。
健康な人の「スーパーふん便」移植 難病に光明 〔2015年7月3日 日本経済新聞〕
http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-8627-m.html
愛信情報
「犠牲覚悟」極秘の石棺作戦 政府はパフォーマンスのみ 陸自が模索
http://www.sankei.com/affairs/news/160225/afr1602250012-n1.html
東北地方太平洋沖大地震発生当時のテレビ局・マスコミは今と同じ体制で支那朝鮮に支配されている反日売国テレビ局・マスコミであり、この様な事実を報道しないで計画停電や原子炉の構造など、被災地の危機的状況と無関係なニュースを連日連夜垂れ流して視聴者を愚弄していた。
原発爆発事件が発生して広告が自粛される中、反日売国勢力の意向を受けた子宮頸がんワクチの接種の宣伝を繰り返し流していた。
福島原発事故 東電の勝俣元会長ら3人、強制起訴へ
http://mainichi.jp/articles/20160226/k00/00e/040/177000c
【関連情報】
【拡散】福島第一原発の安全装置は小泉政権が撤去していた
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi#8月20日_21時49分49秒
冷却装置の除去の他に、東北地方太平洋沖大地震で福島第一原発の全電源喪失の為の準備工作が行われていた。
それは一般家屋さえも壊れなかった所謂M9地震で、福島第一原発への高圧送電線の鉄塔が倒壊したのです。
平成10年の四国電力で高圧送電線の鉄塔が倒壊した事件(坂出送電塔倒壊事件)時と同じ手口が使われたのです。
人工地震の証拠や原子炉爆破事件の真相を解明する必要があります。
オリンピックの誘致演説では福島は完全にコントロールされていると大嘘をついた安倍晋三総理は小泉純一郎元総理の政策を継承すると公言しているので、真相の解明は数年先になるだろう。
詳細は
【東日本関東大震災の真相は!の掲示板】
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi
証拠記事を集めた簡約版はこちらをカチッとね
~~~~~~
結果的に大ウソをついたことになってしまったが、
そう言わないと日本の決意が世界とオリンピック委員会に伝わらないからね。
福島第一原発は、壊されることが最初から分かっていてアメリカからいろんな指示が出ていたのではないのかと疑いたくなる。
実際、東北で災害が起こって原発がやられることを知っている人がある宗教団体系の党の人たちに多かったとネットの情報で読んだことがある。
http://www.sankei.com/affairs/news/160225/afr1602250012-n1.html
東北地方太平洋沖大地震発生当時のテレビ局・マスコミは今と同じ体制で支那朝鮮に支配されている反日売国テレビ局・マスコミであり、この様な事実を報道しないで計画停電や原子炉の構造など、被災地の危機的状況と無関係なニュースを連日連夜垂れ流して視聴者を愚弄していた。
原発爆発事件が発生して広告が自粛される中、反日売国勢力の意向を受けた子宮頸がんワクチの接種の宣伝を繰り返し流していた。
福島原発事故 東電の勝俣元会長ら3人、強制起訴へ
http://mainichi.jp/articles/20160226/k00/00e/040/177000c
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【拡散】福島第一原発の安全装置は小泉政権が撤去していた
http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj13.cgi#8月20日_21時49分49秒
冷却装置の除去の他に、東北地方太平洋沖大地震で福島第一原発の全電源喪失の為の準備工作が行われていた。
それは一般家屋さえも壊れなかった所謂M9地震で、福島第一原発への高圧送電線の鉄塔が倒壊したのです。
平成10年の四国電力で高圧送電線の鉄塔が倒壊した事件(坂出送電塔倒壊事件)時と同じ手口が使われたのです。
人工地震の証拠や原子炉爆破事件の真相を解明する必要があります。
オリンピックの誘致演説では福島は完全にコントロールされていると大嘘をついた安倍晋三総理は小泉純一郎元総理の政策を継承すると公言しているので、真相の解明は数年先になるだろう。
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結果的に大ウソをついたことになってしまったが、
そう言わないと日本の決意が世界とオリンピック委員会に伝わらないからね。
福島第一原発は、壊されることが最初から分かっていてアメリカからいろんな指示が出ていたのではないのかと疑いたくなる。
実際、東北で災害が起こって原発がやられることを知っている人がある宗教団体系の党の人たちに多かったとネットの情報で読んだことがある。