NYも夏本番になりました。週明けから35℃くらいまで上がる日が続いています。

 

ペンシルバニアへのドライブから帰ってきて、やや喉の調子が悪いなと思っていました。冷房ガンガンにかけた車で長時間ドライブしたからだろうと思っていたのですが、数日同じような症状。そして週末のトランプ暗殺未遂で気分が暗澹。彼が可哀想だというのではなくて、暴力的な政治の風土に磨きがかかるのでは、という不安です。

 

しかし、なんとなく気持ちからくるものではない喉の感覚。「もしかして、コロナ?」と思い1年も前に有効期限が切れてる検査キットでチェックしたら、やはり陽性でした。旦那は実家に行っているので、お義父さんに移したら大変だと至急検査してもらったら陰性。私、どこで拾ってきてしまったんだろう。

 

そこで、大きく狂ってしまったのが、先週末の予定。7月10日から21日までマンハッタン47丁目のジャパン・ソサイエティーで日本映画祭「JAPAN CUTS」が開催されていて、いくつかの映画のチケットを購入していたのです。この映画祭、私の年間ルーティンの中でも毎年楽しみにしているイベントで、ほぼ欠かさず毎年行ってます。ジャパン・ソサイエティーの日本愛溢れる映画専門家達が厳選した映画を上映。有名どころから、新進気鋭の監督さんの作品まで幅広い作品群。日本国内ではあまり宣伝されないような良作がこちらで好評で逆輸入というようなこともよくあります。

 

 

 

もちろん日本人観客もいますが、大半は一般のニューヨーカーです。また、この映画祭のためにわざわざ州外から飛行機でやってくる人もいます。いつものように、鑑賞した作品をここで紹介したいところでしたが残念です。とりあえず、3年前にこの映画祭を取り上げたときのブログでお茶を濁すことにします。

 

さらに悪いことに、同じ週にチェルシーにあるお気に入りのミニシアター「Film Forum」では黒澤明監督作品が公開されています。いつかこのブログでも紹介しましたが、マンハッタンでは年間を通して日本映画がスペシャル企画として公開されています。小津安二郎監督作品、宮崎駿・ジブリ作品など定番ものから、最近国際的に活躍著しい是枝裕和、新海誠作品など、マンハッタンのどこかしらで日本映画が上映されています。ここ数年の傾向として、この「JAPAN CUTS」の開催中に合わせるようにして、マンハッタン内のどこかのシアターでこうした日本映画シリーズが開催されています。よりによって、今年は黒澤作品。しかも、「七人の侍」と来た。。。こんな時にコロナにかかるなんて、痛恨の極みです。

 

 

 

 

そして、とどめを刺すかのように、SOHOのアンジェリカ・シアターでは藤竜也主演映画も上映開始。監督や出演俳優によるQ&Aが開かれるとか。この夏は年休取ってないのと旦那も留守なので、今週は仕事数日休んで何本も映画見に行くはずだったのに悔しいです。コロナの症状も軽いし、そもそもコロナ検査しなければ気が付かなかったはずだから、行っちゃおうかな〜、などど悪魔のような考えが浮かびましたが、日本映画大好きで見にきてるチェルシー住まいのおじいちゃんニューヨーカーなんかにコロナ移してしまったら大変なので、やはり断念。公衆衛生倫理を守って大人しく家に籠ることにしました。

 

 

 

 

リベンジで、旦那がいないときのお楽しみ、普段彼がいる時には食べないようなものを作って食べてます。先週ペンシルバニアで買ってきた野菜がまだ残っているので、絶賛巣ごもり自炊中。買い貯めてた丸美屋の中華の素が大活躍。また、旦那があまり好きでないオクラとかズッキーニを入れた夏野菜のカレーも作りました。幸いにも食欲もあり、味覚も失われていないようで、安心。「JAPAN CUTS」が終わる前には陰性になって、一本でもいいからジャパン・ソサイエティーで日本映画見られたらいいなと願いつつ、、、。

 

丸美屋中華の素大活躍

 

甘いアメリカン中華になれると、中華の素が高級品に感じる

 

時間はたっぷりあるので、できるだけ長く煮てみた

 

野菜は溶けて無くならないように小芋と小茄子を丸ごと

 

ニューヨークや近郊にお住まい、または訪問中でご興味のある方は、ぜひ「JAPAN CUTS」の映画鑑賞でジャパン・ソサイエティに足を運んで、私の分まで楽しんでください!

 

 

 

 

 

今年の夏は特に大きな旅行をする予定がないので、週末にちょこちょこ旦那とドライブに出かけています。もう1週間経ってしまいましたが、先週末は、昨年マンハッタンを引き払って田舎に引っ越したゲイ友カップルを訪問がてらペンシルバニア州に行ってきました。ペンシルバニア州は東西に長い州で、たとえば割と有名な東のフィラデルフィアと西のピッツバーグは車で5時間以上かかります。今回は、ゲイ友カップルが引っ越した、州都ハリスバーグ郊外に行ってきました。

 

ペンシルバニアの概観地図。スクラントンはバイデン大統領の出身地

 

およそ3年前の夏にもペンシルバニアを訪問していてブログのその様子を紹介していました。今回も特にオチはない、旦那とのまったりドライブの様子を。前回の記事で紹介したランカスター地方の情報をニュージャージーに住む知り合いの日本企業駐在員さんにシェアしたら、とても喜んでくれました。奥さんとお子さん二人が気に入ってくれて、家族でリピーター化したらしいです。ニュージャージーからは快適ドライブです。そのブログ記事、リブログしておきます。アーミッシュの生活紹介や蒸気機関車乗車体験記など自画自賛ながらいい情報を提供してたなと思います。笑

 

ハリスバーグは交通の要衝。美しいアーチ型の鉄道橋がいくつもかかる

 

さて、今回のドライブ。我々が住むニューヨーク近郊からハリスバーグまではおよそ5時間、大半は広大な田園風景が広がります。西はオハイオ、南はメリーランド、ワシントンDC、北はニューヨーク州、そしてカナダと、要衝へ続く主要フリーウェイは交通量が多いです。超大型トラックがすごいスピードで走るので恐怖すら覚えます。我々は、急ぐ旅でもないので、高速道路から少し離れた小さな町々にとまりながら友人宅までドライブしました。まさに、アメリカの田舎、という光景が広がります。特に、下調べして行ったわけではないので、写真だけランダムにシェアさせていただきます。

 

この季節、夏野菜を販売するファーマーズ・マーケットがあちこちにあって、日帰りドライブの利点を活かして、新鮮なオーガニック野菜や果物を大量購入しました。帰りの車の中が、土の匂いに包まれました。また、先々週の独立記念日の装飾がまだ残っていて、アメリカの古き良き時代を感じることもできました。アメリカの大統領選挙の時期になると、ペンシルバニア州はにわかに脚光を浴びます。それは、ペンシルバニア州が選挙の結果を左右する激戦州の一つだからです。都市部がリベラルな民主党(バイデン)、田舎が保守(共和党:トランプ)という構図が一般的なアメリカで、ペンシルバニアは東海岸の大都市群の一部であるフィラデルフィア近郊と、人口密度は低いが広大な田園が拮抗していることが激戦州になっている一つの要因ですが、今年の選挙でもペンシルバニアの結果は大統領戦に大きな影響を及ぼします。2016年はトランプがヒラリー・クリントンに勝利し、2020年はこの州北東部の都市スクラントンの出身であるバイデンがトランプに勝ちました。今年はどうなることやら。夏の終わりから11月の選挙にかけてペンシルバニアをドライブすると、あちこちで両陣営の選挙運動を目にすることになります。我々が訪問した翌日にバイデンさんがハリスバーグに来たそうです。(このブログを書いてる真最中にまさのこのペンシルバニアでトランプ暗殺未遂が発生しました。)

 

独立記念日を祝う巨大星条旗🇺🇸

 

 

地元で採れたての野菜の即売所。

 

アーミッシュの人々の馬車が高速の側道を逆走で疾走

 

さて、田園ドライブを楽しんだほか、マンハッタンに長年住んでいたゲイ友カップルがペンシルバニアの田舎でどんな暮らしをしているのかも興味津々でしたが、意外にも楽しいそうでした。最初の半年くらいはニューヨークが恋しくなったと話していましたが、ハリスバーグにはゲイコミュニティーもあるし居心地はいいようです。NYみたいにリベラル一辺倒ではないけれど、保守で真っ赤な南部の州みたいにLGBTを公然と攻撃するような政治家もいないそうです。何より、大自然に近くて、良質は農作物や乳製品が安く手に入るのが魅力的。そんな話を聞くうちに無意識のうちに、リタイア後の住処を連想するうちの旦那と私。ペンシルバニアは我々の価値観的には、ありかな、と思います。

 

ちなみに、ゲイ友カップル二人は大統領選挙に向けて、ペンシルバニア州で民主党関連のイベントに積極的に関わっています。NYは民主党が大勢力なのでLGBTの権利をはじめリベラルや保守化などは意識したことはないそうですが、ここペンシルバニアは保守・リベラル拮抗の激戦州。少しでも気を抜くと、キリスト教極右派へのアピールを狙った共和党の政治家がLGBT叩きをするのはお決まり。前回同様、今年も勝ちたいと言うことで、やはり居ても立っても居られない状態になって頑張っているようです。そう言うところはやはりアメリカっぽいなと思います。

 

と、最後は、11月に控える大統領選挙の話題になりましたが、昨日の事件で正直でプツンと切れたというか、この国はいったいどこに向かうんだろう。いや、なるようにしかならない。国土の多くはペンシルバニアみたいにのどかな国なんですが。締めに下にまた写真を数枚。

 

今もスタイリッシュなゲイ友カップル

 

ゲイテイスト漂うクマさんのキャラクター。アメリカの「ゆるキャラ」は迫力がある(パーキングエリアにて)

 

ドライブインで売ってた手作り風ロールケーキ

 

NYへの帰りに遭遇した綺麗な夕焼け。Susquehanna Riverは東海岸一の河川

 

 

 

 

 

 

 

 

先週、ついに1ドル160円台に突入したというニュースに驚愕しました。米ドルで給料もらってる私にとっては嬉しいことなのかもしれませんが、日本という国の価値が下がっていると解釈するとやはり寂しいものがあります。

 

下のリブログ、昨秋に1ドル150円台で大騒ぎしてたとき、こんなこと書いていました。あの時も円安で、知り合いのニューヨーカーたちがこぞって日本旅行に行っていることを紹介しました。円安傾向はさらに加速して、この夏に日本旅行を計画しているアメリカ人の数は記録的になるだろうとの予想だそうです。個人的にはアメリカン航空のJFKー羽田便が再開されたので直行便の航空運賃が少しでも下がればと期待しています。

 

 

従来は、ニューヨークから日本に旅行にいく人たちは、もともと日本に興味があったとか、日本やアジアに家族が赴任しているから日本に旅行しているイメージがありましたが、今は数ある中のデスティネーションとして価格的なアドバンテージで日本を選んだ、と言う感じの人たちが多い気がします。だからあまりリサーチしないまま日本を訪問して、観光公害に加担してしまっている人たちもいるのかなと思ったりもします。

 

海外在住だからか、日本語ニュースサイトを覗くと、多分AIのアルゴリズムが作動して訪日外国人に関する記事が見出しに出てきます。傾向を観察してると「外国人が日本に感動してる。すごいぞ日本、自画自賛系」と「オーバーツーリズムによる観光公害や物価高などを起因とした外国人嫌悪系」の両極端な内容に2分されます。今日は、そのポピュラーなトピックに当てはまらない、日本ではあまり紹介されない、彼らが日本を旅行先に選ぶことになったプロセスと旅行後に起こったトラブルなど見聞きしたエピソードを紹介してみたいと思います。

 

先週参加した会社のトレーニングで隣に座ったアメリカ人の女性が、日本から帰ってきたばかりで、私が日本人だと知ると色々彼女の日本滞在記を聞かせてくれました。年齢は私と同じくらいで、リベラルそうなユダヤ人。彼女は今まで日本にはそれほど興味はなかったけれど、毎年夏に訪問してたイスラエルは政情不安定で不安だし、ずっと万里の長城を見に行きたいと思っている中国も、外国人に対してウエルカムな感じはしないし、それどころかアメリカ人は一般人でも中国でスパイ容疑かけられたり、襲撃されたりする事件が相次いでいるので怖くて行けない。それで、今年の夏の旅行先としてタイ、トルコと日本に絞り、価格的に一番お得感のあった日本にした、と言うことです。元々人気のあった有力候補地が旅行に適さないので、日本が相対的に選ばれたという見方もできます。

 

そして、やはりお買い得感。日米間の航空運賃は寡占状態で高止まりしていますが、タイやトルコは中東エアラインやヨーロッパ系の乗り継ぎ便など選択肢が豊富で価格競争力があります。それでも日本を選ぶと言う事は、エア以外の滞在費で日本はこうした中進国よりも安い場所だということになります。正直、タイやトルコよりも安いのか、、と現実を知らされました。まあ、それでも、相対的な満足度が高かったという話を聞いて、彼女と家族が日本を楽しんでくれて、こうして興味を持ってくれたことは良しとしましょう。一般的な訪日外国人のコメントと同じように、サービスの質の高さを考えたら値段が安いことは旅行者にとって嬉しいと思いつつ、教育水準の高い彼女のような人は逆に心配に思っているようで「どうやって日本経済は回ってるの?」と突っ込んだ質問されてしまいました。「労働者の低賃金と時間外労働、、、」と言いたいところでしたが、研修の休憩中に経済議論するのもなんだかなと思い苦笑するしかありませんでした。しかし彼女のような動機こそ、今日本を訪れる外国人旅行者が持つ本音なのではいないでしょうか。

 

もちろん、今も日本に特別な思いがあって旅行している人たちもたくさんいると思いますが、結局旅行は消費活動ですので、この女性のように、消費者が予算によって、数ある目的地の中から旅行先を選ぶという行動になるのは真っ当なことだと思います。

 

そこで気になったのは、日本のメディアの自画自賛報道やネット記事。よく見かけるのが、「恋焦がれて日本にやってきた、日本は夢の国」「日本の食べ物がすごい、日本人は親切、どこへ行っても綺麗」だから外国人がたくさん日本に来てる、みたいな記事。大体白人にインタビューして日本のすごいところを述べさせる内容。インバウンドの問題と日本人の海外旅行動向を比較し円安や景気の先行きに対して不安を煽り立てる論調や、オーバーツーリズムによる観光公害などのネガな情勢ばかりよりはいいかもしれませんが、こういう自画自賛系、鵜呑みにすると、訪日外国人はみんな日本が好きなはず、だから、日本を熟知しているはず、とどうしても期待値が上がってしまいます。

 

 

 

写真はイメージ

 

こういう記事の中に「外国人がそんなこというわけないだろ!」というような内容をたくさん見てきました。

 

実際、最近日本旅行した方から、訪日中に受けたインタビュー記事に事実でないようなことやそもそも質問もされていないようなことを書き立てられたり、誰かを傷つけかねないような記載もあるので訂正をリクエストしたい、と相談されました。彼はあるゲイ友のお兄さん(推定50代後半)なのですが、彼が仕事兼旅行である西日本の県に行った時、奥さんと子供、そして通訳してくれた日本在住のアメリカ人男性とインタビューを受けたそうなんです。「日米の架け橋〜姉妹都市親善大使!」みたいなありがちなプロジェクトで地方紙の記者とのインタビューが設定されていたそうです。そこで聞かれたことは好きな食べ物とか、日本で好きな点とか他愛ない内容。アメリカの寿司と比べて当地の寿司はどうか、という質問には「エクセレント」と言っておいたそうです。その時はインタビューした地方新聞社の人とメールアドレス交換して、アメリカに帰ってきた後に日本語で書かれた記事のリンクが送られてきたそうです。

 

一生懸命Google翻訳で英訳して読んだら、インタビュー中の回答には「アメリカに戻ったら地元の寿司は不味くて食べられなくなるだろう、」等と言ってないことまで書かれてびっくり。そのお兄さんが住んでる街にも日本人がやってるお気に入りの寿司屋があるので、こんなこと書いてほしくなかったそうです。そして、最も不信感を持ったのは、なぜか、男二人で旅してるかのような演出になっていて、奥さんと子供がいないことになってる。一緒にいたアメリカ人男性は旅行者でなくて、日本在住の通訳さん。インタビューの時には散々奥さんや子供の写真も撮ったのに、家族が可哀想、ということで、日本人の友達(←私のこと)がいるゲイ友に相談してたようです。それで、私にこの記事を書いた人にたどり着くにはどうしたらいいか、と言う相談がきたのです。既に、記事を送ってきた記者さんには抗議のメールは書いたそうですが返信はなしだそうです。

 

まあ、ここでその記事のリンクを貼り付けしたいところですが、ご本人が事実でないという内容を拡散するのも気が引けます。でも、第三者の私が読んでも、その記事ご都合主義というか、日本人が読んだら喜びそうなコメントばかり並べてありました。おそらく、日本にいる日本人が読む日本語メディア、しかも地方紙なので誘導尋問的な聞き方したんでしょうね。私はその場にいなかったのでなんとも言えないですが、アメリカ人の彼には食欲をそそらないような寿司ネタもあったものの、「こんな美味しい寿司、今まで食べたことはないし、これからも食べられないだろう」とは言ったらしいです。まあ、アメリカ人が良く使う褒め言葉です。しかしそんなリップサービスしたら、記者が日本人が勝手に「アメリカの寿司は不味くて食べられない」と大袈裟な解釈をしてしまったのだと思います。それと、「男二人で旅してるかのようなニュアンス」については、嘘は書かれてはいないけれど、確かに奥さんと子供も一緒にその場にいたことは書かれていませんでした。私の予想では、最終稿に奥さんを登場させなかったのは、奥さんがそのお兄さんよりもひとまわり若いフィリピン系の女性で、子供は彼女の連れ子だったからと推測してます。日本人が想像するような全員白人の「アメリカ人一家」とは絵的に違うのだと思います。通訳の在日アメリカ人は横須賀在住の元軍人さんだそうです。なんか、NHKが作る戦争ドラマの米軍大将役にいそうな雰囲気。よって、たとえおっさんでも、地方新聞のネット記事の写真に使うには白人男二人の方が無難なんでしょう。私が初見でその記事読んだだらニューヨークからやってきたアメリカ人ゲイカップルの日本旅行記と思ったことでしょう。

 

結局、そのインタビュー・ネット記事を掲載した地方新聞社の「お客様案内センター」にコンタクトするWebフォームのリンクを送ってあげました。もう配信されてしまっているので、取り消しは聞かないけれど、相談してきたゲイ友には、「日本語記事でしかも地方新聞社なので、限られた人しか見ないし、全世界が目にする内容ではないと思うよ、」と彼のお兄さんになぐさめの言葉をかけておいてあげてと言っておきましたが、、、。ネットに掲載された写真はデジタル・タトゥーとも言われ、取り消しが非常に難しいと聞きます。よって自分が同じことされたら嫌ですね。

 

長々と書いてしまいましたが、今日本を訪問している外国人の多くは、あまり日本に深い理解がないまま、価格で選んで旅行先として決定していると言う事実は、日本のメディアが紹介していない不都合な真実だと思います。そういう事実を知ってこそ、日本側もきちんとした観光受け入れ対策ができると思いますので、やはり事実の認識は必要かと思います。

 

訪日外国人に関する記事というと、「日本すごいぞ自画自賛系」と「オーバーツーリズムによる外国人嫌悪系」の両極端な考察になる傾向がありますが、それは日本にいる日本人向けの記事なので仕方ないのかもしれません。それなので、こうした外国人がそもそもどうして日本を旅行先として選んだのか、など旅行者側の事情なども紹介してみました。

 

 

ところで、ゲイ友のお兄さんの記事を配信したネットニュースとは全く別ですが、最近日本語ニュースサイトを開くとHint-Potというサイトの訪日外国人インタビュー記事が見出しに出てきます。内容は基本的に日本絶賛系の記事ばかりですが、それはさておき、取材依頼してる外国人の男のチョイスがいけてます。ここもやはり異様に男同士で旅してる設定が多いのが気になります。ガタイのいいクマさん系(Bear)、近所にいる育ちの良さげなお兄さん系(Boys next door)など、写真写りのいい、だけど、それほど高嶺の花はない親しみやすい、ゲイ好みのする男が登場するので、思わずクリックしてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

このおじさん、特にかわいい。ゲイ界隈ではモテ筋。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先月の最後の記事で、世界最高峰のスーパーイケオジ、元駐デンマーク米国大使Gifford氏を取り上げたら、アクセス数がとても増えました。Gifford氏は現職ではありませんが、世界各国の現役アメリカ大使の中にもゲイやレズビアンの方が結構います。

 

現在アメリカの政権を担当する民主党はLGBTQに寛容、そして人権外交を展開することが多い関係で、政府要職や大使に同性愛者の方も何名か任命されています。在ハンガリー・米国大使のDavid Pressman氏もその一人。彼も前述のGifford氏と同世代の40代後半、イケオジの部類に入ります。なお、ゲイ界隈のタイプ別カテゴリーではGifford氏は「Silver Fox(シルバーフォックス)」系と分類されます。Pressman氏はなんだろう。童顔なので、昔はOttersとかBoys next doorなどのカテゴリーにいたっぽいと思いますが、今は癒し系に見えます。

 

在ハンガリー・米国大使のDavid Pressman氏

 

このブログにたまに登場するDの元同僚でゲイ友でもあるAさんは、Pressman氏とお知り合い。Aさん主催のパーティーに来ていたことがあります。まだあの時は、どこかの財団の顧問弁護士をしていて、まさか数年後に大使になるとは思いもよりませんでした。よってAさんにとっては、大使と知り合いというよりは、知り合いがたまたま大使になったといういい方が正確。でも、同じヨーロッパの国のアメリカ大使でも、Gifford氏が赴任していたのは超・リベラル国家デンマーク。同性婚を世界で最初に法制化したりと同性カップルにとても寛容な国です。一方、Pressman氏が現在大使をしているハンガリーは保守的で政権も堂々とLGBTQへの差別や言論攻撃を展開してEUから何度も警告を受けているほどです。よって彼も職務的には色々と難しい立ち位置にいると思いますが、それにもめげず、Pressman氏はブタペストで大使の職務を全うしているようです。なお、彼には旦那さんと子供が2人いて、ブタペストに一緒に住んでいるようです。

 

なお、勝手に取り上げて失礼極まりないですが、両人を知るゲイ友によれば、Gifford氏には圧倒的なセレブ感、カリスマチックなオーラを感じる一方、Pressman氏は雰囲気は普通だそうです。個人的にはPressman氏のほうに親近感を持ちますが。

 

プライドでのマーチの先頭に立つPressman氏

 

旦那さんと子供二人でXに登場。旦那も普通の人っぽくて好感が持てます

 

さて、この秋の大統領選挙の結果次第で、こうしたオープンリー・ゲイの政府高官の行方が気になります。民主党政権に近いポリティカル・アポイント(政治的任命ポスト)のPressman氏はおそらく交代させられるものと思います。なお、同性愛者排除的な政策を実施していた共和党政権時代にも、実はゲイを公言している人が大使級の要職に任命されています。下の写真、トランプから任命された在リトアニア・米国大使はオープンリー・ゲイのRobert Gilchrist氏です。これは、LGBT当事者が政党や政治思想問わずアメリカの中枢まで食い込んでいる証拠でしょう。よって現在の共和党右派がどんなに同性愛者排除を訴えようとも、実際にはLGBT当事者なしでは政権も回っていかないということでしょう。ホモフォビア(同性愛嫌悪)的発言が多いトランプですが、もし大統領に返り咲いたらこの辺りどう舵取りするのか興味があります。

 

トランプ政権で駐リトアニア大使を務めたRobert Gilchrist

 

と最後には真面目な話になってしまいましたが、、。最後に、David Pressman氏がプライド月間に寄せたスピーチです。優しいゲイパパ、見た目は童顔・癒し系ですが、耳あたりのいいバリトンボイス、自信に満ちた語り口調もやはりアメリカの外交官、って感じです。

 

7月になってしまいました。歳とるごとに月日が過ぎるのが早く感じます。2024年ももう折り返し地点。今年の独立記念日は木曜なので、前後合わせて1週間まるまる休んでる人も多く仕事ものんびりモードです。

 

週末に久しぶりに実家とZoomしたら弟と義理の妹も両親を訪問していてネット家族会議状態になったのですが、義理の妹が長年勤めていた教職を再来年で辞することにしたと言う話を聞きました。子供達(私にとって甥っ子、姪っ子)も自立したのが大きいようですが、確か前回会った時に、長時間労働に加え、モンスターペアレンツに悩まされる事件が相次いで精神的に疲れ果てたとも言っていました。校長や教頭は2年ごとに変わり、基本的に事なかれ主義。義妹が教師をする市の公立校システム全体で彼女みたいなベテラン教師が割を食うシステムになっているようです。それどころか、モンスターペアレンツ対応を義妹に丸投げして逃げ出した校長が、市の教育委員会で教育長やってるとか、まさに日本的。そういう感じなので、若い先生たちは次々とメンタルで休職して、そのまま辞めてしまったりで、万年人手不足。妹は50近くになってもいまだに運動部の顧問やったり、それでも志のある若い先生たちの指導などもこれまで責任を持ってやって来たようですが、管理職でもないんだから体壊してまでやる必要ないのにな、と私は密かに思っていました。ただ弟がそんなに高給取りではないのもわかってるし、義理妹自身も責任感の強い女性なので余計なことを言わんでおこうと思っていたのでした。しかし、ついに決断したか、と個人的には嬉しく思い、これからゆっくり人生楽しんだほうがいいと思うよ、と義妹の決断をサポートしました。

 

「再来年」とまだまだ先のことを言っているので「今年度でいっぱいで辞めればいいのに?」と聞いたら、今受け持ってる学年が卒業するまではやりたいそうです。組織は真面目な人の足元見て搾取するのが常。「そんなこと言ってると、辞められなくなっちゃうよ?」と言ったのですが、。今までだって、何度梯子を外されてきたか、、、。自分は体育会出身でもないのに20代の頃からほぼ20年以上、生徒の部活のために毎週末潰して、運動部の遠征のために自らマイクロバス手配して自分も責任者として同行したり、夏休みは毎日麦茶50人分準備したり。親たちからの部活強化プレッシャーが強いから炎天下の中夏休みも部活やってんのに、生徒が熱中症の症状訴えたら、顧問の責任になるとか、世も末、、。同じ運動部でも、男女で活動が完全に分かれてて、男性教師にも頼れないらしい。そもそも男性教師はもっと多忙。地域のクラブに部活を外注しようという動きもあったようですが、年頃の女の子に男の指導者がいたら困るという理由でこれも保護者の反対で却下。なんて非効率なんだと思いますが、義妹にとってはそれが日々の現実、、。本当に再来年で辞められるのか、やや不安ではあります。

 

なんだか、美談のように聞こえますが、今の日本の公立校の教育制度って、うちの義理の妹みたいな教員のタダ働きと奉仕精神で成り立ってるんだなと実感。奇遇にもこんなネットニュース見ました。

 

 

モンスターペアレント対策のコンサルティングサービスもあるのですね

 

そのZoom家族会議の時、義理の妹から、「引退した教師を海外の日本人学校や補習校に派遣する仕組みがあって、実は興味があるんです。」と告白されました。弟はまだまだ現役だし、今まで全く海外志向がなかった夫婦がいきなり海外に住むなんて現実的ではないので、すぐにどうこうというわけではないみたいでしたが、こうして視野を広くしておくことはいいことだと思います。そしたら、うちの弟が、「アメリカの学校って、モンスターペアレンツなんていないって聞いたけど?」と聞いてきました。確かに日本のメディアでモンスターペアレンツの話が出ても海外の様子は伝えることはないですし、時には西洋式教育制度が完璧かのような意見を言う教育評論家もいます。しかし一般的な公立学校におけるモンスターペアレンツ事情は、日本もアメリカも変わらないと思います。ということで、今日は弟や義理の妹に話した内容、ブログでも紹介してみたいと思います。

 

結論から先に言うと、アメリカにもモンスターペアレンツ、いっぱいいます。日本だと、モンスターペアレンツから攻撃を受けた教師はメンタルやられて精神崩壊に追い込まれるということが多いようです。うちの義理の妹のように学校側や校長や教頭などの管理職は先送り主義。当然一緒に戦ってくれることはあまりなくて、一緒に攻撃されて同情してくれればいいほう。多くは結局泣き寝入りか、心や体壊して退職というケースが多いと聞きます。一方、アメリカの場合、一気に退職に追い込まれそうになることが多いようです。

 

無味乾燥な感じのアメリカの学校施設

 

実は、うちの旦那Dの親しい女友達がアメリカの公立校で教師をしていて、数ヶ月前にある生徒の親にクレームを入れられて、調査対象になった件がありました。きっかけは、その生徒がテスト中にスマホをいじっていたので、カバンにしまいなさいと注意したことだそうです。アメリカの学校ではスマホを使っていい時間、場所などを細かく指定しています。普通はどの学校でもテスト中はスマホ禁止。よって彼女の指導は真っ当なんですが、その子が、事実と全く違う話を親に伝えて、その親が校長先生に怒鳴り込んだらしいのです。「あの女教師がうちの子にカンニングの罪を着せようとした。教師として資質がないので、解雇しろ、」と。彼女曰く、カンニングだなんて言った事実はなくて、校内規則で決められているテスト中のスマホ禁止を言っただけなのに、生徒側が過剰な反応をしてしまったようです。彼女の分析では、この生徒には心の闇があって、実際、親の前ではまるで別人のようないい子になったようです。

 

学校内でのスマホ利用ガイドライン

 

調査委員会により審理が始まり、結局は彼女に落ち度は無かったことが証明されて、その生徒に警告が入ったようですが、もし生徒側の言い分が認められたりしたら、彼女は失職していたかもしれません。子も子なら、親も親で、異様に粘着質で、その後も、校長やその群の学区を管轄する教育組織(日本で言うと教育委員会)に上告して彼女を解雇するように働きかけているそうです。今度は、彼女の勤務開始以降生徒の学力低下が始まったとかいう理由。もうでっち上げでしかない。この当該生徒が嘘をついていることは他の生徒の証言からも明らかだし、彼女は校長先生の信頼も厚く、学校側は彼女を守ってくれているようですが、そのモンスターペアレントにどんな難癖をつけられるのかと思うと不安で、ここ数ヶ月は不眠症にもなってしまったとのことでした。それでも、アメリカは基本的に「やるかやられるか」そして、「やられたらやり返す」国なので、このモンスターペアレントとの法的バトル手続きに備えて、ドキュメンテーション(事実関係の記録)を始めたようです。一方、教師を定年退職した経験者の人たちが組織するサポートグループからカウンセリングなども受けているようです。

 

Dと3人でディナーした時に、一連のこの話を聞きましたが、まるで悪魔のようなこの問題生徒とそしてそのモンスターペアレントのことを聞いて呆気にとられましたが、改めてアメリカのモンスターペアレンツの破壊力は凄まじいと思いました。私は自分に子供がいないので、大勢の子供やその親たちと接する機会がないのでこうした事情を知りませんでしたが、彼女はまだいい方で、モンスターペアレントからのクレームでクビになった同僚教師がいて、裁判でその親を逆に訴えているそうです。

 

実は私も大学院時代に、TA(ティーチング・アシスタント)のアルバイトをしていた時、教え子だった学部生の親から間接的にクレームが入って、TAの仕事のシフトから一時的に外されたことがありました。ある教科のテストの採点をしていたのですが、採点者が意図的にその学部生が「女性だから」減点したので成績がBになったという文句です。結局、私は教授の作成した採点ポイント通りに加点・減点をしていたので無罪放免でしたが、、、。アメリカの大学生は大学院進学や就職時に提出する成績(GPAという)の平均値をとても重視するので、その学生も親もテストでBを取ってこの世の末みたいな感じになちゃったんでしょうかね。採点するときは、学生の名前がわからないようになっていたし、当然性別もわかりませんでした。それを「女性だからBつけられた」というのって被害妄想を通り越して、虚言?と今でも思います。今思えば、モンスターペアレント的行動だと思いました。私の行っていた大学はこうした学生側のクレームで「言ったもんがち」は絶対に許さず、ずべて事実確認をしていました。でないと類似ケースが相次ぎ、教育現場の崩壊につながるので、、、。そういった一連の学校側の介入もあり、私自身不安になるとか脅かされるという気分はなくて、この文句を言ってきたという学生とその親に対する怒りと、アメリカって怖い国だな、と思う程度でした。学校側はこういう対応には慣れていたようで、私の名前は外に出ることもなかったし、その科目を担当する教授が責任者としてその親と学生と対峙してました。

 

アメリカでもモンスターペアレンツは問題化しています

 

こういう話をしたら、弟も義理の妹も、「アメリカはやっぱり恐ろしいところなんだねぇ、」という反応でした。日本の実家との家族会議の話から、モンスターペアレンツの日米比較になってしまいましたが、個人的には、アメリカのモンスターペアレンツのほうが破壊力が大きいと思います。物騒ですが、「ひと刺し」で来る感じ。しかし、破壊力が大きいからこそ、学校側もそれに対峙するためのシステムがきちんとしていて、事実なのか、誤解なのか、嘘なのか、などきちんと整理して対応して、もしモンスターペアレンツ側に問題があればシステム全体で学校や教員を守ろうとする姿勢があるのだと思います。もちろん、アメリカでも地域や学校によるのでしょうけど、度が過ぎて違法性があれば、学生だろうが親だろうが、法的対応するのでしょう。

 

翻って、私の義妹は、日本での教員の仕事を無事辞められるのか?そして、自由の身になった暁には、派遣制度で海外の学校で教える興味を持ち続けているだろうか?

 

義務教育の現場は、日米とも辛い現実があるのです、とむすびになりますが、アメリカで教師をするDの女友達も、日本の学校で教師をする私の義理の妹も含め現在先生をしている方々には本当に脱帽です。