病気でも、食べたい物は食べたいよね。
重篤だけど食欲が落ちた患者さんに
何だったら食べたいですか?と尋ねると
結構な割合でリクエストされる食べ物の1つに
ポテトチップスがあります。
(アメリカの病院勤務の私個人の経験談です。)
重篤な場合は
糖質制限と塩分制限は
ほぼ必須で入ってきます。
治療食という名の大義名分のもと
「ダメです」って言えるけど、
病床で食べたい物を食べられないって、
悲しいな~。
「こういう場合、このチップスのこの量なら大丈夫」
という表を作っていました。
『ダメ』を教えるのではなく、出来ることを広げる工夫
食品ラベルを読むということは、
「ダメ」を教えるのではなく、
これなら「出来るよ」の工夫を広げる
ことだと思います。
息子がお気に入りのポテトチップスを
一緒にバリバリ食べていた時に気づきました。
「これ減塩食の人にいいじゃん!」
アメリカの食品ラベルを見るポイント
👩⚕️ というわけで
ラベルをチェックしてみます。
アメリカの食品ラベルの
読み方のコツをお伝えしますね。
👩⚕️ロサンゼルスで人気のスーパー、トレーダージョーズで売っている「Everthing But The Bagel Seasoned Potato Chips」というポテトチップスのラベルを実際にチェックしてみます。
①サービングサイズを見る。(1回あたりの使用量)
▶このチップスの1oz (オンス) 分、約16枚分の栄養素がこのラベルに表示されています。
②食べたい分量と比べる。1個とか、1袋とか。
▶袋ごと食べちゃうと7倍の栄養素ってこと。
例えばカロリーだと…
140 kcal x 7 = 980 kcal
③『%Daily Value』を見る
Total fat (総脂肪): 9%、5%と20%の中間ぐらいだから、脂肪分そこそこ。
Sodium (ソーディウム、日本語ではナトリウム): 6%、5%に近いから塩分低め。
Total Carbohydrate (炭水化物): 6%、5%に近いから炭水化物少なめ。そして、少ないけど7%分の食物繊維も含まれている。
Potassium (ポタジウム、日本語ではカリウム): 10%、カリウム含有量はそこそこ。
このチップスは塩分控えめな
ポテトチップスだということがわかりました。
⚠ 塩分: NaClはNa(ソーディウム)だけが関与するので、Sodium表記なんです。
原材料チェック
主原料は1番最初の物で、
potatoes (じゃがいも)
使われている油を見ると、
キャノーラ油かひまわり油。
身体に良くない
トランス脂肪は使われていない。
シーズニングブレンドの中に
大豆レシチンという
食品添加物が含まれている。
ストアブランド製品ということだから、
トレーダージョーズの品質基準に沿っていると推定
👇 こちらのブログ記事を参考にしてください。
使う時のコツ
食品ラベルを読むことは
制限がある中でも
出来ることを広げる工夫をしてくれる
お手伝いツールだと思います。
実際に見てみることが
食べ過ぎを防ぐ為に大切です。
「え!?これだけ!?」
って思うか…
「これなら食べても大丈夫!」
って自信を持って口にするか
食生活を見直す時に自分に問いかけたいこと。
💪知ることが食生活を変える行動の第一歩だと思います。
👍お家にあるポテトチップスの食品ラベルを見てみること。
👍次回のお買い物の時にラベルをチェックしてみること。
😊こんな小さなことも大きな変化への積み重ねの1歩になるんです。
食品ラベルを活用して、
あなたの食選びの軸に合った
既製品のレパートリーを増やしていきましょう!
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