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【新潟の山の神社をめぐる旅】
八海山の修験者の霊場「八海山尊神社里宮」のつづきです
八海山尊神社のあとは、お稲荷さんの神社へ
大前神社
大前（おおさき）神社は、大前トンネルの手前にあり
八海山の西側の大前口登山道にもつながっています
奉納した方のお名前が鳥居など至る所にあったので、
地域の人たちに愛されて大切にされていると感じましたが
地元の人以外で東京から参拝にくるのはとても珍しいようで
大前神社の神様も「おっ！」と階段の上から覗いているようでした
８月の例大祭では、この急な階段をお神輿が登り下りするとのこと
氏子さんたちによってお祭りは毎年盛大に催されるそうですよ
大前神社の階段の左手にある湧き水は、県名水に指定されており
この日もひっきりなしに人が訪れて水を持ち帰っていました
新潟県の澄みきったきれいなおいしい水が流れ出ていて
八海山やご神域の神様のパワーも入っているので
近くに住んでいたら、私もお水を取りに行くと思います
このお水がすぐにいただけるなんて、うらやましい限りです
しかし、みなさん車で訪れてたくさん水を持っていくだけで
すぐそばにある神社には参拝せずに帰っていてもったいない〜！
神社には、神格が高い気品溢れるお稲荷さんがいますので
お水を取りにきた方はぜひ神社にもご参拝くださいね
大前神社の狛犬さんは、耳が大きくて
笑っているような表情が特徴的でした
今まで見たことがないお顔立ちで、失礼ながらかわいかったです
イキイキした表情で今にも動き出しそうな躍動感がありました
大前神社は創建年代不明の古社、南魚沼郡大前村の村社で
大前村を古代から守っている氏神さまが祀られています
彫刻が美しい拝殿は1757年に造られた歴史ある建物だそうです
近くで見るとどーんと大きくて迫力がありました
現在のご祭神様は、豊受姫命、倉稲魂命、太田諸命、息長帯比売命、
大宮能売命、大己貴命（諸説あり）とされていますが
1730年に伏見稲荷大社からお稲荷さんを勧請したといわれており、
拝殿には真っ白で大きなお稲荷さんがいると感じました
伏見稲荷大社から勧請されていて「正一位」の高い位の
お稲荷さんなので、気品溢れる雰囲気で神格が高いと思います
参拝に来る人が少ないからか、くるんと尻尾を丸めて
最初は眠っているような姿勢のようでしたが
母さちこが祝詞を唱えるとシャキッと背筋を伸ばして
キリッと凛々しい表情でうれしそうに聞いているようでした
そして雪の時期に一度、遠方から参拝に訪れた今回の旅の同行者
オコジョさんのことも覚えていてくださっていました
どの神様もそうですが、たった１回でも
参拝に来た人のことはずっと覚えているそうです
凛々しく力のあるお稲荷さんなので、近くにお住まいの方で
お礼参りに来れる方はお願いをするといいと思いました
拝殿の右手には、何もない広〜い空間がありました
この空間が何なのか、後日調べてみてもわかりませんでした‥
お祭りでは古くから伝承されてきた「翁三番」という
舞が奉納されるので、その舞台がここにできるのかもしれません
拝殿の周りは、ぐるっと１周歩き回ることができるのですが
こちらの本殿は1806年に造営されたのだそうです
彫刻も見事ですが、雪にも中越地震にも負けずに
ずっと変わらずにあることがすごいと思いました！
大前神社の参道から見える景色がこちら↑
山に囲まれて、自然豊かで癒やされました〜
雪の季節を終えて緑がイキイキしているように感じました
大前神社は工藤あさひさんの提案で連れて行ってもらわなかったら
一生行く機会がなかったと思うので、ご縁をつないでくださって感謝です
八海山に行きたいと願っていたら、大前神社にも行けて
神様との新たなご縁がつながってうれしいなぁと思いました
このあとは越後国一宮 弥彦神社近くに泊まり、
早朝の神事 御日供祭（おにっくさい）へ
後日、弥彦神社の神様ともチャネリングをしてお話をしたので
弥彦山の神様についても書いていきたいと思います
新潟山の旅、最終回もお楽しみに〜