9尊目。今回より菩薩編でございます。
●観音菩薩(かんのんぼさつ) / 観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)
(※画像は文化遺産オンラインより)
(滋賀県大津市「九品寺」所蔵、「木造観音菩薩立像」)
日本では「観音さん」と親しみを込めて呼ばれるほど
ポピュラーな菩薩さまですな。
別名を「観世音菩薩」、「観自在菩薩」。
インドでの名前は「アバローキテシュバラ」で、
これは『観自在』の名前の由来でもある。
日本では「光世音菩薩」とも意訳されていた。
勢至菩薩は「智」を、観音菩薩は「慈悲」を司る。
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慈悲深い菩薩であるから、人々が六道に転生しても、
それぞれの世界で姿を変えて救済して下さるという。
天台密教では、
地獄では「聖観音」(※ベーシックなスタイルであり、観音菩薩そのものとも扱われる)
餓鬼道では「千手観音」
畜生道では「馬頭観音」
阿修羅道では「十一面観音」
人間道では「不空羂索観音」
天道では「如意輪観音」
――と、それぞれ姿を変えるとされます。
これが真言宗だと、
「不空羂索観音」の代わりに「准胝観音」を加えるが、
両方を入れ「七観音」とするものもあります。
のみならず、八大観音、十五尊観音、十六観音
さらに三十三観音なども・・・。
流石に33尊は紹介しきれないっす。
ていうか、それ以前に参照している本には載ってないですし・・・・・
まぁ、六観音に関してだけは紹介していこうかと。
で、観音菩薩の御利益ですが、
ありとあらゆる災難より瞬く間に救って下さるという。
真言をひたすら唱えるといいそうです。
その真言ですが、
「オン・アロリキヤ・ソワカ」
印は
本に載ってるものと、ネットにあるものが異なるため、
一応両方上げておくです。
唱えて頂いてる動画。
次回は、観音様が変化した姿の一つ、「千手観音」。