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別に深い意味はありません

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日本人の使う道具は繊細にして審美的であると私は思います。
例えば、日本刀も刃と鍔、柄が分離しており、決して頑丈な作りではない。また非常に折れやすく曲がる事もある。戦いに使うにしても、巧みな引き技など剣術の鍛錬が必要。
この扱いにくさが、実は日本固有の道具に対する個性として表現されています。
後に太平洋戦争で日本が世界に問う海軍戦闘機『零戦』も製造や整備は扱いにくく、しかも操縦は簡単ではない。同じ時期の陸軍戦闘機『隼』の方が整備や扱いも楽だった、と聞きます。しかし、日本人の国民性に適合したのは『零戦』の方でした。
この様に、細かく熟練を要する反マス的な思想が、日常生活に深く流れているのが日本人だと思います。微細な生活風土から生み出された様々な意匠が世界へ発信されてゆきました。
その積み重ねが、単に日本を極東の小国にしなかった証明ではないでしょうか。

果たして夢か…

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津本陽著
『人斬り剣奥義』
新潮文庫刊

久しぶりに時代小説を買いました。
私にとって小説は劇画や映画と同じく、まったくの娯楽です。文学作品であっても同様です。

津本陽の作品群は、作者自身が剣道や古武術への探求があり、そのシーン描写へ活かされている事に妙味があります。実際には、刀の実践的価値とは鉄砲や槍より有効的ではないと言われますが、なぜ剣聖というカリスマを日本人は好むのか、など考える材料には欠くことはないですね。
単純に斬り合いであっても、奥は深いのが日本人の道具の使い方だと思いました。

剣術使いの活躍するのが、江戸初期と幕末。
そんな舞台を背景に描かれる作品群は、私の手に一振りの刀を持たせるような錯覚をもたらします。
空想の中で、斬り合いをしてみるには小説が一番楽しい。

居酒屋探し

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店に入り席に着きます。一人客で一見の私に、好きな所に座らせてくれるの店は有り難いですね。私は料理に関しては『今日のお勧めは?』と店側に尋ねませんが、料理の説明は求める場合が多いです。適切な説明は必要だと思うからです。

しかし、『まぁ、私も商売ですよ、不味い物は出さないから、聞くよりも食べてみてよ…』
最近、こういう対応をする主の店が都内に増えたようです。
こだわりのグルメブームや頑固親父の店…勘違いした雑誌の記事の影響でしょうか。プライドが高い上に、理屈っぽいんですよね。
そんなの大根の尻尾ほどの役にも立たないのに。こちらの気分次第では、アバウトな会話も時には楽しいですが、常に客を下に見ている視線を感じます。
彼らは、料理に自信があるのかも知れませんが、私には単に見栄を張っているように思いますねぇ。