居酒屋考 弐
私なりの良い居酒屋を探す時の条件があります。1、店入り口の暖簾が清潔であって、店先に食材やビールケースを積んでいない事。ゴミバケツなど論外です。
2、駅から歩いて10分以内である立地。帰りは酔っていますから駅から遠いのは困ります。
3、店内は文庫本が読めるくらいに明るい事。
4、絶対にトイレは綺麗である事。
5、つまらない説教や屁理屈を客に開陳しない主人である事。
6、常連客に喫煙者ばかりが集まる店は、料理や酒も良かった試しがありません。何事も適度な加減ってものがあります。
7、店の主人とスタッフ、夫婦、親子などの関係が良好で常に会話が保たれている。
以上を満たしている店を探して歩くのも、酒飲みの楽しみの一つなんですよね。
居酒屋考
仕事帰りに立ち寄る飲み屋が、私にも数軒あります。いずれも家族経営か、主人と使用人の二人だけの店など、なかなか落ち着く店であったり、癖のある主人の話などが面白かったりします。私自身、一種の客商売ですから勉強になる時もあります。
しかし、店カウンター向こうで調理をしながら、経営者親子の喧嘩や主が店員への説教とか…始めてしまう店がありますよね。
もし、問題の事案があるなら開店前にスタッフとして話し合って置くべきだと思います。
家族経営の盲点は、そのドメスティックな感情表現が客の前に露悪なくらいに曝されてしまう事。家族主義ゆえに、陥りがちな失敗の一つではないでしょうか。
調理場で親子や夫婦同士の口喧嘩や使用人への説教を聞かされている客の私…酒が不味くなるだけなんですよ。
不景気で客足は減る一方で苛つくのは仕方ないでしょうけど、お客が減るのは景気ばかりが原因とは言えないなぁ…。
特に主が女房を罵倒しながら客を相手にする店…どういう訳か、メディアに知られた蕎麦屋とか寿司屋、鰻屋に意外と多いんです。なんか職人気質をはき違えているようです。


