HOODのブログ -33ページ目

古名を知れば。



旅先の地、見知らぬ土地の由来や歴史は古老に尋ねよ…と云う。それは昔話に限らず、現在でも通用する話だ。

先日の豪雨で、家の近所で随所が水没した。翌朝には水は引いたが、様々な被害が出ていた。

本日、当地に先祖代々から暮らす方より話を聞く機会があった。

戦後しばらくまで当地の地形は、現在とは全く異なる姿であったようだ。

駐車場が水没したスーパーの建つ場所は戦前まで『沼頭』と呼んでいて、大雨が降れば簡単に氾濫し、そのまま数年は沼が拡がったままであったらしい。まさに『沼化』している。※それが、一枚目の写真。

今では想像も及ばない風景だか、古地図や古名を調べれば地形の姿を知る事が可能…当たり前の事実ではあるが、利便性や価格で認識を奪われてしまい、本当の安全や暮らしを見失う結果を招く場合もある。

水没した付近から十数メートル歩いた場所が『沼頭』、今でも一反の水田があり、付近は沼の面影を残す。※二枚目写真。水田は微妙なカーブを描いていて、区画整理以前の形を残している。


今回、水没した地区は昔は水田であったり、沼や小さな川があった場所なのだ。
いまでは平坦な土地の風景が視界に広がっているが、やはり、古来から水の通り道には『怪』が棲むもなのだ…と実感した。

旅をしてきたカメラ



ワンコイン一枚で買ったジャンクを自己修理、使い始めた古いミノルタ一眼レフ。製造は1968年あたり、前回の東京五輪の頃だ。一見、遠目にはオリンパスOM1に似ているが、デザインは当機の方が早い。意外に使いやすく、目立った故障もない。完全マニュアル機なので露出計を携帯するか、あるいは人間露出計(若い女性の体を使うと非常に正確な数値が得られると云う…)で撮影する。

むろん、フィルムの箱に記載されている数値を参考にして良い。おそらく一番に簡単で間違いない露出と思う。

ともあれ、製造されて四十年あまり。それでもフィルムさえあれば撮影が可能で、思いの外に頼りになる。

写真が想像と創作の
谷間にあって、プリントを見るまでは谷間を抜け出せない気分、あのトンネルに入った汽車の窓を見るような記憶。

それが写真の楽しさであったように、今更だが思えたりする。
だから、デジカメを使えば楽なのは知っていても、フィルムカメラを止められない自分がいる。

集中豪雨


冠水して池になった駐車場。


先日は北関東地区も、ちょっした集中豪雨だった。近隣の宅地や駐車場は床下浸水で水没。。

夕方、様子を見に行くと(こうやって台風下、時に野次馬が流されるんだな…と実感した)、近所のスーパー駐車場から住宅地まで池のように床下浸水。

普段は小さな用水路が逆巻く濁流と化していて、これでも老人や幼い子供だと本当に流されてしまうに違いない。

しかも、来週にも台風十号の関東上陸という。滅多に台風など気にしない母親まで買い出しを考えているのだから、あの水没した町内を見ると今回は危険なのかも…と思う。

台風の直撃下、『ちょっと田んぼの様子を見てくる…』と出掛けた老人が流されてしまう水難事故がある。おそらく水路決壊や水田の冠水を案じての事だろう。

さらに不思議なのは、嵐が吹き荒れる夜に屋根を修理しようとして落下する事故だ。嵐が過ぎるのを待つしか手段がないはずで、今さら屋根に登ってどうする…と思うが、そこに男性ならではの『今は、俺がやらにゃあ誰がやる…』という無知・無謀に裏打ちされた『蛮勇』が潜むのかも知れぬ。