HOODのブログ -225ページ目

死んでもらうぜ…。

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『あなたに褒められたくて』高倉健著・集英社文庫・ナツイチ担当鈴木まりや。
先日、紹介した『あなた…』を読了。エッセイを読む日数としては時間を使ってしまった。

なんとか三冊だな。
そう…神7ならぬ本7選抜で七冊が目標だったが…他の出版社文庫も手を出した事もある。『家日和』・『不安の力』そして本書。みぃちゃん、はーちゃん、まりやんぬー。


ゴ、ゴホン!(ちょっと咳が…)


『あなたに褒められたくて』…主題は高倉健氏自身の『さらぬ別れ』についてであることを、最後にホロリと述べている。
『さらぬ別れ』とは古典・伊勢物語にある親子の死別である。どんな親でも、いつかは子と別れる。その悲しみを描いた段が伊勢物語にはある。

第一に『あなた』とは高倉氏の母親であり、そして氏が人生で出会った全ての人々に宛てて送った言葉でもある。

氏の心情を一言で言い表すとすれば『一途に誠意』あるのみ…何より人からの誠意に答える努力。その裏側にある、他人に甘えない禁欲さ。

誰を前にしても『相手を肯定する事』…その『肯定』という内的作業が、いかに困難であるかは氏自身も語っている。

そこに近付こうとする努力が、俳優高倉健なのだろう。
以前、ドキュメント番組で『ここで…馴染みになっても仕方ないからね…』という氏の言葉があった。

確かに、我々はどこに行っても安易に馴染みたがる。馴染まない人をコミュ障と揶揄したりもする。
しかし、他人に対して、そこを一歩引かなければ成立し得ないのが大スターであり、その内実の裏側に『秘めた誠意』の思いが、このエッセイにも伺い知れる。相手に誠実であろうとする選択とは、本当に困難な道なのだ。

遊び道具

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急ぎの私用で前橋まで出掛ける。台風の後で天気も良いし、撮影遊びもしようと銀塩カメラ一台、28ミリレンズ一本。


メモ撮影は携帯写メで良い。

車窓から眺める初秋の上州路は、色づいた稲穂が見えていた。畦道の雑草を丁寧に刈り取って、朱色の彼岸花だけが花を揺らす。


農家の方々が丁寧に雑草を除いて、彼岸花を残しておいたのだろう。

彼岸花には周囲の草の養分を吸収する作用があるらしい。
雑草避けになる…そんな理由から水田や畑、墓地に植えられたと言われる。


列車が、一瞬に通過した河川の河原、つがいの五位鷺が見えた。

逆光の水面に影絵のように鷺の見つめる姿が浮かぶ。一瞬の絵なのだけど、営まれる自然の姿が崇高でもあった。

えっ…?

そんな一秒足らずの時間で鳥が見えるのかって?


見えるんだな…これが。


私の列車旅における趣味みたいなもので、風景に何かを発見して楽しむのだ。

とりわけ、鳥や動物というものが草木とは異質な存在である以上、必ず発見できるものだ。


雉や鷺、鷹などは特徴があるので一秒以内に判別可能。

意外に迷ったのは、以前に水郡線の車窓から目撃した猪だった。悠然と田んぼの小道を歩く首の短い黒い犬…


あんな太って足の短い犬っているのか?

しかも後ろから似たような姿の小さいのが数匹、あっ…あれはウリボウだ。

大きな猪の親と子供達。田舎の農道を歩いて、山のねぐらに帰るのか。
それは、人間の作った社会とは全く違う『家族社会』を強く感じたものだ。

最後の一台。

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本格的に写真を始めた頃、きっかけをくれたカメラがミノルタSRTシリーズ一眼レフ。今まで数台の同機を幾度も壊しては、また買い直して使ってきたカメラ。

そして今は、フィルムの時代ではないんだろうけど、それでも自分の記録写真だけはフィルムで撮影する事が多い。

中古のフィルムカメラを探してきて(ジャンクを修理したり…)で、この二台もジャンク上がり。
黒機体の方は使い調子が、入手した当初からシャッター感覚が気分悪く、あまり持ち出さなかった。


今しがた、ブログのネタにでもしようか…と手にしてみて、やはりシャッターレリーズが確かに変だ。


ふと、調子の良い銀機体の組み上げを参考に両者を分解してみれば…良いじゃないか。

連日の疲れも忘れて、子供がプラモデルを組み立てるような高揚感だけが、この深夜の私を支配していた。


一応は慎重に同じ手順で分解比較すると、やはり黒機体は組み上げ部品の順番が間違っていたようだ。


改めて組み直し、再操作すると違和感が消えた。ほんの僅かな差でしかない間違いなのだが、やはり『精密機械』なのだ。

この黒機体は素人が直そうとして、分解破損させた箇所がある。おそらく、素人マニアが自己修理して中古屋に出荷しては小銭を稼ごうとしたのだろう。


これらカメラに商品価値は、ほとんどなく、もはや粗大ゴミに近い。今後もフィルムが継続すればね、まだ使えるんだけど。

私が一人ぼっちで撮影旅行に行くならば、可能ならばカメラはフィルムの方を選びたい。そして終焉の地で、一緒に埋めて欲しい。

ぁあ、もう眠い。寝よう。枕元にカメラ置いて寝よ。