HOODのブログ -120ページ目

夏バテ


くそ暑い…暑くなった。うっかり都会の夏を忘れかけていた。台風を前に、梅雨寒も、へったくれもない。


こんな時は…鰻だ。

鰻が食べたい。

行きたい人…連絡を乞う。但し割り勘。


くっそう…食べる人いるのかぁ。

飛べフェニックス


割れてしまったミラー。

前述のコシナ製一眼レフも、今は閉店した新大久保のジャンクカメラ専門店で買った。購入時は異常もなく僅か千円札一枚の捨て値である。
しかし、すでにミラー部は落下を開始していたのだろうと思う。異常に気がつかない私のミスだ。結局、本当のジャンクになりかけてしまった。


この数日、壊れて廃棄処分、ずっと放置してきたカメラを修理している。単に気晴らしの意味もあるが、人や機械も手を尽くせば回復するし、治る場合もあるのだ。要は発見と手段という事。

割れてしまったミラーを『指で押し込み』テープで固定。ファインー内での使用に支障は見当たらず、私が使うだけなら充分である。おかしな話だが、どうやら新品のカメラより自分で修理したカメラで撮影する方が好きらしい。


戦時中、南海の果てラバウル基地に置き去りになった整備員やパイロット達が、故障機や廃棄した機体の部品を集めて零戦を作り、作戦行動した逸話がある。その零戦は上野科学博物館に展示されていて、今も見ることが可能。おそらく、私は人間と機械の関係に一つの幻想を抱いているに違いない。航空機映画『飛べフェニックス』も同様で、困難があっても生きるための知恵が使える事、そこに喜びを発見がある。人と機械を同一には出来ないが、何事にも手段はあるのだ。

それが願望や妄想だとしても。

十年カメラ


修理再生して凛々しく見えるよ。

十年前くらいに中古屋で入手した一眼レフ・コシナCT1。機械式普及機として販売され、多くのOEM機としてマニアには知られている。

とくに必要な機材ではなかったが、あれば便利かな…ぐらいの気持ちで使っていた。
だが、ある日。共通して使えるはずの他社製品のレンズを装着するとリターンミラーが破損。リターンも不可能になってしまった。違うレンズを装着しても、同様に動かない。

『安いカメラだし、部品の構成に不都合が多いんだろう…』さして故障の原因も検証せず、実家に送り返す機材にもならず、廃棄処分扱いで部屋の押し入れの中へ。


以後、十年近く。


昨夜、ふと…やはりダメなのかな。改めて、レンズを装着して作動…動かない。
…ふむ、本当に廃棄か。

破損したミラー部を見る。妙にミラーが長い。と言うか、リターン部品から滑り落ちている。

…ん?

ミラー部を裏返して検証すると、なんとミラーとリターン部品は怪しい接着剤で止められているだけだった。経年変化でボンドが溶けてミラー部が滑り落ち、レンズ側の部品に接触破損していたのだ。呆れるほど安っぽい構造、コスト削減でチープ過ぎるにも限度がある。
この部品の作動はカメラの心臓部とも言う箇所で、カメラのシャッターと一緒に数万回は作動してゆく。どこのカメラメーカーを見ても、この部品に故障や落下など想定出来ない。


だが、例外もあって京セラ・コンタックスのカメラは同様の故障が多く、撮影機材としての信頼度は低い。そんな記事を思い出した。
そして、京セラとコシナは同じ生産ラインという『噂』もあった。


私はドライヤーの熱でミラー部を暖めて、固着したボンドを緩めながらミラー部を…『指で押し戻し』、リターン部とミラーの端をブラックテープで止めた。

たぶん…これで良いはずだ。

さて、修理成功である。記念撮影してみると、そこには機械に過ぎないカメラが元気そうに写っていた。