お互いが無名なるがゆえに。
昨日のブログ追記。
単純にイメージ写真なんだけど(アダルトの…)、ゆえに有名なカメラマンでもない。おそらく無名にして、あまりに写真で食えないために危ない橋を渡ってしまったのだろう。
だが、間違いなく私よりも撮影技術もモデルに対する姿勢も上に違いないのだ。
昨日撮影した踏み切りは、開かずの踏み切りであり頻繁に電車往来がある。交通量も多く、モデルを使って思索しながら撮影できる場ではない。
彼はモデルの子を、この踏み切り前にあるブロックに座らせて撮影している。たぶん道路を渡った側から望遠レンズで引き寄せて撮影したのだろう。もちろんモデルの子も撮影馴れはしているから表情は作れる。しかし、それだけでは作り上がらない要素があって、そこに作家とモデルが瞬時に判断しながら組み立てた写真の構成が見える。
極めて短時間で仕上げながら移動、先のトンネルでのショット。
私には絶対に思い付かない画面構成など、まさに演出された『恋物語』のスナップショットとして見事だ。
一連の写真を比較検討しながら述べたいものだが、今日から法律が厳しくなった。一つの方法論を展開、検討する事が(肉体をテーマした場合など)不可能になったという事実は、幾多の問題はあろうとも将来に向けて惜しまれる。
今でも、彼は撮影をなさっているのだろうか。別にアダルト関連でも食べてゆけるのならば良いのだが(一度、橋を渡ったら戻れないとは思う)、しかし、彼の他の主題作品も見たい…。お互いに無名なるがゆえに、ただ慚愧に耐えず。あえて記してみた。
同じ場所。そこに生きている二人。
ふと、確かめたい場所があった。昼間は時間があったので思い立ち訪ねてみた。
私には妙な好奇心があって雑誌のグラビアやスナップ、果てはアダルトビデオのイメージ写真でも、背景が気になるのだ。
この場所は、どこだ…?、ましてや背景に見覚えがあったりすると、絶対に確かめずにはいられない。
クソ暑い中、目指す場所へ…実は、その場所とは某アダルト作品のイメージ写真である。その背景に写っていた風景だ。
そこは、一度見たような記憶があり、たぶんあの辺りだ…。
行ってみると平凡な踏み切りやガード下だ。しかし、この場所に立って気がついた事がある。
アダルト写真とは言え、この場所で撮影した写真には不思議なドラマが感じられていて、それは何故かと気になっていた。ようやく、この場所に立ってカメラマンが見た方向とモデルの子がカメラマンを見ていた風景を確認、その不思議な理由も少しだけ理解出来た。
そうだ。あの写真を撮影したカメラマンは相当に写真構成が上手いのだ。フレーミングばかりでなく、モデルの子を巧みに引き立てて、一つの演劇性を組み上げている。殺伐とした場所なのに、背景も含めてモデルにも奥行きが出ている。
これは…危ないぞ。。
気合いを入れないと私は負けてしまうな。
この殺伐とした場所でモデルの子を引き立てるなんて、私には無理かも知れない。そして、ヤツが能の撮影したら私は間違いなく勝てないように思った。
幾度か振り返りながら、汗を拭った。
暑いからではない。まさに冷や汗ものだ。
夏安居
午後から雑司が谷まで散策。
友人たちと花見した某名跡の門前を見る。我々が花見した場所には、二匹の寺猫が昼寝中。
シェスタという事か…今日は暑いからね。
猫の隣に座る。
触らずに話しかけてみた。
興味がないように、見せかけながら聞いている。いわゆる『ツンデレ』だな。
『……』
向こうから音大生の女の子が日傘差して歩いてくる。カメラを向ける私。と…突然に風が吹いて…ファインダーの中で彼女のスカートがマクリ上がった。
隣で、猫が…ふん、と笑ったように見えた。
友人たちと花見した某名跡の門前を見る。我々が花見した場所には、二匹の寺猫が昼寝中。
シェスタという事か…今日は暑いからね。
猫の隣に座る。
触らずに話しかけてみた。
興味がないように、見せかけながら聞いている。いわゆる『ツンデレ』だな。
『……』
向こうから音大生の女の子が日傘差して歩いてくる。カメラを向ける私。と…突然に風が吹いて…ファインダーの中で彼女のスカートがマクリ上がった。
隣で、猫が…ふん、と笑ったように見えた。

