お互いが無名なるがゆえに。 | HOODのブログ

お互いが無名なるがゆえに。


昨日のブログ追記。

単純にイメージ写真なんだけど(アダルトの…)、ゆえに有名なカメラマンでもない。おそらく無名にして、あまりに写真で食えないために危ない橋を渡ってしまったのだろう。

だが、間違いなく私よりも撮影技術もモデルに対する姿勢も上に違いないのだ。
昨日撮影した踏み切りは、開かずの踏み切りであり頻繁に電車往来がある。交通量も多く、モデルを使って思索しながら撮影できる場ではない。

彼はモデルの子を、この踏み切り前にあるブロックに座らせて撮影している。たぶん道路を渡った側から望遠レンズで引き寄せて撮影したのだろう。もちろんモデルの子も撮影馴れはしているから表情は作れる。しかし、それだけでは作り上がらない要素があって、そこに作家とモデルが瞬時に判断しながら組み立てた写真の構成が見える。

極めて短時間で仕上げながら移動、先のトンネルでのショット。
私には絶対に思い付かない画面構成など、まさに演出された『恋物語』のスナップショットとして見事だ。
一連の写真を比較検討しながら述べたいものだが、今日から法律が厳しくなった。一つの方法論を展開、検討する事が(肉体をテーマした場合など)不可能になったという事実は、幾多の問題はあろうとも将来に向けて惜しまれる。

今でも、彼は撮影をなさっているのだろうか。別にアダルト関連でも食べてゆけるのならば良いのだが(一度、橋を渡ったら戻れないとは思う)、しかし、彼の他の主題作品も見たい…。お互いに無名なるがゆえに、ただ慚愧に耐えず。あえて記してみた。