ココハドコ? アタシハダレ? -6ページ目

ココハドコ? アタシハダレ?

自分が誰なのか、忘れないための備忘録または日記、のようなもの。

 (承前)前回紹介した河川敷に付けられた町名の上布田町と下布田町のちょうど境目あたりにある取水堰、河口に向かって左岸の市街地の住所で言うと調布市染地2丁目、川崎市側つまり右岸の住所で言うと川崎市布田。この堰は名前を二ヶ領上河原堰という。

 

 

 

 

 このあたりは毎年9月に行われる調布市の花火大会の会場になるのだが、この堰の川下の中州から打ち上げているらしい。雑踏警備の仕事でこの花火大会の会場に来たことはあるのだが、たいていは川崎市側、南武線の稲田堤駅の近辺だったり、川崎街道沿いで見物客の交通整理をするといったふうで、まともに花火を見たためしがない。だいたい1時間くらいの間に10,000発くらい上げるらしい。けっこう大規模な方だと思う。

 

 

 さて、下は川崎市側から見る二ヶ領上河原堰。「二ヶ領」の名前は旧川崎領と稲毛領の二領にかけて流れた「二ヶ領用水」の取水堰であることによっている。つまり、堰によって貯められた水が用水路に流れ込む仕組みで、「上河原」の名は、もう一つある「宿河原取水堰」と区別するためであろうと思うが「上河原」という地名は残っていないようである。

 この二ヶ領用水は関ケ原の合戦のあった16世紀末に測量が始まり、十数年の年月をかけて1611年に完成したというから玉川上水よりも古い。

 

 

 ところでその二ヶ領用水だが、下の地図を見てほしい。水路がXに交わっているところがある。左下から右上に伸びているのが三沢川という河川で上の多摩川に流れ込んでいる。その三沢川と交わって下の方に細く伸びているのが二ヶ領用水。三沢川は多摩川に向かって上の方に流れ、二ヶ領用水は多摩川の水を取り込んで下の方に流れる。この二本が交わっているとはどういうことか?

 

 

どうやらふたつの水路は立体交差してるのだろう。どのような技術が使われているのか知らない。写真を撮った現地にもそうしたことを記述した案内板のようなものはなかった。ただ、調べてみたら玉川上水も立川市内で残堀川と立体交差しているという。だから、そういう土木技術が17世紀にはあったのだろう。詳しいことは知らないがなんだか「すごいな」とひとり感心している。

 

 

 上はその立体交差から二ヶ領用水が出てきたと思しきあたり。ゆるやかな坂道を上がったところ、左右に三沢川が流れている。つまり、立体交差の上が三沢川で下が二ヶ領用水、下をくぐる時の入り口の高さより出口の高さを低くしているのだろう。そうすれば自然に水は流れてくる、そういうことだろうと思う。

 

 

 そして、その二ヶ領用水の下流方向。まだ、暑い時期で鬱蒼としているが流れは美しい。所によっては水際にちょっとした休憩施設があったり、沿道に桜並木があったりで季節によっては楽しめそうな用水路である。

 

 

 

 

 

 

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 壊れていたエアコンの交換工事も当初業者から言われていた時期よりも早くなって、この酷暑の夏も何とか乗り切れそうな気分になっていた所、いい気になってエアコンを使い過ぎたか、夏風邪をひいてしまった。熱は出てないのに咳が止まらない。やれやれ、、、

 

*****

 

 さて、写真は多摩川の河川敷。調布市多摩川3丁目あたり。前に見える橋は多摩川原橋。河川敷に整備されたサイクリングロードの舗装が新しくなっていて、自転車を走らせた感じも快調。悪くない。

 

 

「調布」という地名は租庸調という税制のあった律令制時代に近辺の特産物であった布を「調」として納めていたことが由来だとされている。当時「布」とは麻、苧、葛などの布を指し、絹を調として納めるのは「調絹(ちょうきぬ)」といったらしい。

 

 

 そんなわけで、「布」が特産だったわけだが、万葉集の東歌に歌が残っている。

 

  多摩川にさらす手作り(たづくり)さらさらに 何そこの児のここだ愛(かな)しき

 

 

 そんな古くからの歴史のある土地で、近辺には布にまつわる、布田、染地といった地名も残っている。染地という住所はおおむね多摩川に沿った市域で日活の撮影所などがあるエリアだが、布田は染地の北のエリアで川からはかなり離れている。京王線の布田駅は川から1.3㎞くらいある。

 

 ただ、妙だと思うのは布田という住所は1丁目から6丁目まで、川から離れているのだが、それとは別に上布田町、下布田町という町名が残っており、GoogleMapによると、なんと郵便番号が〒182-0000なんだそうだ。場所は上の写真を撮った河川敷。京王線の鉄橋をくぐったあたりから遠方に見える取水堰あたりまでの河川敷が上布田町、更にその下流の河川敷に下布田町という住所がある。もちろん住民登録された人口はゼロ。なぜ、その町名がここだけ残されたのかちょっとわからない。

 

*****

 

 「布田」という地名は対岸の川崎市多摩区にもある。ちょうど取水堰のあたり。そういえば、多摩川の両岸に同じ地名があるというのはそんなに珍しいことではない。世田谷区の等々力、野毛、宇奈根、狛江市の和泉という地名は対岸の川崎市側にもある。これは多摩川がかっては相当に暴れていたことの名残りで、長い年月の間に何度となく洪水が発生し、新たな流れが集落を分断したということによるらしい。多摩川の氾濫の歴史はここに詳しい。

 

 河川の全域にわたって堤防が整備された現代では川が「暴れる」ということも少なくなったが、気候変動による台風の大型化は心配の種ではある。二子玉川で洪水が発生した2019年の台風19号の時は、私の住む日野市でも堤防の下3~4mのところまで水が来ていた。あと半日も上流で降り続けば危なかったかもしれない。気候変動は年々激しさを増している。それが実感できるレベルになってきたということを、恐ろしいと思わなくてはならないのだろう。

 

 

 

 

 

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 警備員の仕事に復帰して、いやあ、なんか気持ちは晴れ晴れというか、久々に戸惑うこともなく、37度の暑さもなんのその、屋外作業の開放感はやっぱりたまらん!と思っていたら、、、

 

 その現場復帰の初日、帰宅したその夜、エアコンが故障!

リモコンで何度やり直しても、1時間もしないうちにすぐに止まってしまう。エラーコードを調べると「室外機の故障」。ちょっと手が出せない感じ。型式を調べると2009年の製造でいよいよ寿命が尽きた感じだし、メーカーも部品製造を終えている。調べれば調べるほどやばい。

結局、新しいエアコンを付けることになったが、工事業者が超多忙。連絡を取ったら、工事日程を決めるのは8月19日ころになるだろう、、、という話。ということは早くてもその1週間後?

 

 おいおい、それまで扇風機だけかよ???

 

 というわけで、その間のつなぎ程度のつもりで「冷風扇」を探してみたが、近所の量販店はどこもほとんど売り切れ。残っているのはけっこう高い奴で、それも「店頭品だけです」とか言われてしまった。ネットで探してもほとんど「注文できません」「品切れ」表示。結局高めの奴を買うハメに。それも発送が6~8日後。

 

 10日間程度とはいえ、やっぱり扇風機だけ! これはたまらん!

 

 

*****

 

 まだ若かったころ、エアコンがぜいたく品で賃貸アパートに住む学生なんかには望むべくもなかった時代には、夜は窓を開けはなち、パンツ1枚、裸になって布団にごろりとなって寝るのが普通だった。「熱帯夜」が連日のように続くなんてこともないし、そもそもそんな言葉もなかった時代の話だ。そういう夏の夜の寝方は、私にとっては今につづく習慣のようなものだが、さすがに近年の温暖化の中で、夜、寝る時の最初の数時間くらいはエアコンが欠かせなかった。

 

 家の中にいても熱中症になると言われる昨今、たまらん!とばかり言ってられない。熱中症対策は一応心得はある。現場で使う熱中症対策を家でも使うだけの事、水分塩分の補給だけでなく、何より体温をあげないこと、そんなことをあれこれやりながらしばらくは凌いでいくほかなさそうだ。

 

 

 

 

 

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