シーグラスをバレル研磨するとどうなるか?
シーグラスの可能性を広げるためにバレル研磨機に入れて磨いてみます。カットしたシーグラスを本物ぽく見せるには、前回お伝えしたようにSiC1500番からの磨きで十分なのですが、拾ったシーグラスには無数の深い傷が入っていますので、もしこの傷を落としたいと考えるなら別の方法が必要です。
海で拾ってきたシーグラスを、SiC1500番で研磨して、さらにSiC4000番で研磨すると、以下のようになります。
このように、シーグラスに付いている傷は、深い傷なので、SiC1500番および4000番では落とせません。つまり1500番より荒い番手でスタートさせる必要があるのです。そのため、今回は、この傷をとるためにSiC300番からのスタートにします。
補注)もし、瓶のようなガラスからシーグラスのようなものを作るのであれば、予め釘やネジを使って無数の深い傷を作り(つまりこれらと一緒にバレル研磨して)その後SiC1500番で磨くのがいいと思います。そうするとシーグラスぽくなります。
1)傷を取るためにSiC300番を使いバレル研磨機で磨いた結果がこちらです。
まだ少し傷があります。
2)SIC300番でさらに磨いた結果がこちらです。さらにまだ少し傷がありますが、傷はかなり取れました。しかしながら時間も掛かるので、あらかじめリュータ等で傷を取ってから300番に入れてもよかったかもしれません。
ここで重要なのは、傷をとり、曇りガラス化すると、シーグラスの輪郭がネオンのように浮かびあがってくることです。下の青いシーグラスを見てください。
3)さらにその後、必殺、カネヨのクレンザーで磨いてみました。ちなみに、カネヨのクレンザーは、白土という火山灰を含んでいるのでいるので綺麗に磨けます。
マットなシーグラスとでも申しましょうか、かなり綺麗です。次回は、さらに上記を深化させたネオンのシーグラスをお届けします。