原風景 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

インスタグラムはほとんど見てないんですが、Facebookに投稿したら、インスタグラムにも投稿するような設定にしてます。

どういうシステムなのかはわかりませんが、Facebookに投稿したものすべてがインスタグラムにも反映されるわけじゃなく、反映されたりされなかったりしてますが、別にこだわってないので、まぁいっか、と。

 

そんな感じでまったく積極的には活動してないのですが、気づいたらフォロワーが増えてます。

7割くらいがロマンス詐欺です(笑)

 

でも3割くらいが知人で、その人によって、「いいね」をつける写真に傾向があるな~……と。

 

で、本当になにも活動してないわりに、たくさん「いいね」がつくのが、棚田写真なんですよね。

みんな好きなんだなぁと思う。

 

「日本の原風景って感じだからかな?」

と思ったんですが、稲作が始まったのは弥生時代以降。

たかだか紀元前3~5世紀からです。

 

縄文時代は西暦前1万年には始まってますし、石器時代はいつ始まったかわかりませんから、「日本の原風景」が田圃だってのは、ちょい違うかも……。

 

と、「日本の原風景」で検索したら、ほぼ棚田の写真でやんの(笑)

 

確かに、棚田を見ると「ああ、日本だな」と思います。

それは否定しない。

 

ただ、インドネシアのウブドも棚田が見事だったし、稲作をしてる国は日本だけじゃないんですよね(笑)

 

じゃあ、本当に「日本だけ」の景色って何かと考えたら、よくわからない。

 

「日本でしか見られない風景」

と考えたら、ソメイヨシノかなとも。

 

確かに、近隣国にもソメイヨシノの名所があります。
戦前に日本人が植えたものもあるし、最近、観光誘致のために植えられたものもあるし、いろいろな理由があるみたいですが、ソメイヨシノに対して日本人ほどの愛着を持っているとは思えない。

 

ただ、ソメイヨシノは江戸時代に作られた品種で、稲作よりもずっと後です(笑)

 

日本人は昔から桜を愛していたと言いますが、その理由が「花が咲いたら田植えだという目安になるから」という説もあり、もしそうならば縄文時代まで遡れないことになります。

 

縄文時代から、日本人が巨石を信仰していたらしいことはわかりますが、それは日本人だけじゃないもんね。

イギリスのストーンヘンジとか、もしかしたらピラミッドも、巨石信仰の変形かもしれない。

 

縄文時代にさかのぼれる「日本の原風景」ってなんだろう???

 

富士山が今の形になったのは、1万年ほど前だといいますから、富士山……かなぁ……と思いますが、関西に住んでたら富士山は見えないし、「原風景」とは言えないよなぁと。

 

たとえば、藤原定家は、山部赤人の名作

「田子の浦ゆ うち出てみれば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪はふりける」

を、

「田子の浦に うち出て見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪はふりつつ」

と改変してたりしますから。

 

「田子の浦ゆ」は、「田子の浦を通って」ですから、田子の浦に出たわけじゃないんですよね。

なのに「田子の浦に」としたのは、「田子の浦は富士山がよく見えるところだ」と勝手に決めつけてるわけです。

それはまぁいいんだけど、問題は「雪はふりつつ」ですよ。

 

富士山に雪が降ってるのが見えるのか!?

見えるか~~~~~~~~いっ!!!!!!!!!

3000メートル向こうにあんねんぞ。

勝手な想像で赤人の素晴らしい歌を改悪すな!!!!!!!!

 

本当~に腹がたちますが、つまり、藤原定家にとって、富士山は「原風景」とは言えないってことでしょうね。

 

さて。

日本の原風景にふさわしいのは、なんでしょう?

 

う~ん、考えてみます。

 

 


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