月に一度、當麻寺で写経をしています。
伝説では、中将姫は称賛浄土仏接受経を千巻写経したとされてるんです。
でも、さすがに千巻はちょっと無理……(^^ゞ
称賛浄土仏接受経……いわゆる浄土経は、165行あります。
だいたい15行書くのに1時間ですから、一巻書き写すのに15時間かかるんですね。
まぁ、内容を覚えてしまったらもうちょっと早く書けるかもしれませんが、それでも12時間はかかると思うなぁ……。
書き写すためにかかる時間は、
・文字を書くスピード
・手本を確認する頻度
で変わると思うんですね。
私は割と、手本を確認せずに書くほうだと思います。
覚えているわけじゃないんですが、お経の文章って、ざっくりとした定型文があるので、割と確認が不要。
そして、写経にありがちなように、下に手本を敷いているので、そこまで確認しなくてもいいです。
文字はわりとしっかり、はねも流しも丁寧にやってるつもりですが、それで15行1時間。
だいたいぴったり1時間ですからね……。
中将姫は手本を下に敷いていたりしないだろうし、中将姫が書かれたとされる浄土経の文字は丁寧です。
だからやっぱり、15時間近くかかって一巻書き上げたんじゃないかなぁ……。
と思うと、寝てる時間以外は写経していたとしても、1日一巻が限度かなと思います。
つまり、千巻写経するには1000日かかる。
……まぁ、写経だけしてていいんなら3年ですか。
写経だけしてていいわけない現代人には、なかなか難しいものがございます。
まぁ、そういうわけで、十巻くらいはやりたいな、と、今四巻目の終わりにさしかかっています。
で、當麻寺の副住職さんは植物も虫もお好きで、顔を合わせると植物や虫の話をするんですね。
で、當麻寺ではミツバチを飼育しているので、こないだミツバチの話になったんです。
ミツバチの寿命は1か月ほどといわれていますが、それは、活動期の春から秋にかけてのこと。
冬の間は巣の中にこもっているので、4~6カ月生きるのだそうです。
それだけ、蜜を集めるのは重労働ってことでしょう。
ミツバチは、若いころには巣の中で子育てをしたり、掃除をしたりし、晩年になって蜜を集めにいくようになるそうです。
なぜだと思いますか?
つまり、新陳代謝だと考えられているそうです。
蜜を集めに行くのは重労働なだけじゃなく、鳥や肉食の虫に捕食される危険もあり、命を縮める可能性が高い。
若い個体はまだ死ぬには早いから、老いた個体が「最後の奉仕」として、蜜を集めに行くのだそうです。
……人間の政治家とか企業のトップとかも見習ってくれ……。
とまぁ、そういうわけで、ミツバチが一生で集める蜜の量は、スプーン一杯くらいなんだとか。
……そんなものを横から奪うなんて……ごめんよ。
當麻寺では、半分くらいをとって、半分は蜂たちのために残すとおっしゃってました。
で、去年はスズメバチがそばに巣を作り、ミツバチを襲うので、大変困ったとおっしゃっていたので、スレッズにいる蜂博士に聞いてみたところ、
「6mm幅の格子は、ミツバチは入れて、スズメバチは入れない。だから6mm幅の格子で、巣箱を覆うと良いですよ」
と教えてもらいました。
副住職に伝えたら、
「スズメバチが巣を作ったら、やってみます」
とおっしゃってたので、今年は大丈夫かな……。
蜂博士によれば、スズメバチもとっても可愛いそうなんですけど、私はやっぱりミツバチ派です(^^ゞ
一生懸命蜜を集めているのを見ると、いじらしいですよね。
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