守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

あなたの守護神を見つけましょう!



・たまには愚痴をこぼしたい
・頼りになる存在に甘えてみたい

そんなあなたに、大らかで人間味のある日本の神様はぴったり。
いつもそばで見守り、どんな言葉も受け止めてくださるでしょう。

神道では、人は神様の分霊(わけたま)を持って生まれ、死ねばまた神様に戻ると考えるので、神様と人間はとても近い存在。

取材ライター歴15年、千社以上の神社にお参りし、神話や伝承を読んできた上江洲が、霊感ではなくインタビューで、あなたにぴったりな守護神をさがします。

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今日のラッキー神社

 

月に一度、當麻寺で写経をしています。

 

伝説では、中将姫は称賛浄土仏接受経を千巻写経したとされてるんです。

でも、さすがに千巻はちょっと無理……(^^ゞ

 

称賛浄土仏接受経……いわゆる浄土経は、165行あります。

だいたい15行書くのに1時間ですから、一巻書き写すのに15時間かかるんですね。

 

まぁ、内容を覚えてしまったらもうちょっと早く書けるかもしれませんが、それでも12時間はかかると思うなぁ……。

 

書き写すためにかかる時間は、

・文字を書くスピード

・手本を確認する頻度

で変わると思うんですね。

 

私は割と、手本を確認せずに書くほうだと思います。

 

覚えているわけじゃないんですが、お経の文章って、ざっくりとした定型文があるので、割と確認が不要。

そして、写経にありがちなように、下に手本を敷いているので、そこまで確認しなくてもいいです。

 

文字はわりとしっかり、はねも流しも丁寧にやってるつもりですが、それで15行1時間。

だいたいぴったり1時間ですからね……。

 

中将姫は手本を下に敷いていたりしないだろうし、中将姫が書かれたとされる浄土経の文字は丁寧です。

 

だからやっぱり、15時間近くかかって一巻書き上げたんじゃないかなぁ……。

と思うと、寝てる時間以外は写経していたとしても、1日一巻が限度かなと思います。

 

つまり、千巻写経するには1000日かかる。

 

……まぁ、写経だけしてていいんなら3年ですか。

写経だけしてていいわけない現代人には、なかなか難しいものがございます。

 

まぁ、そういうわけで、十巻くらいはやりたいな、と、今四巻目の終わりにさしかかっています。

 

で、當麻寺の副住職さんは植物も虫もお好きで、顔を合わせると植物や虫の話をするんですね。

で、當麻寺ではミツバチを飼育しているので、こないだミツバチの話になったんです。

 

ミツバチの寿命は1か月ほどといわれていますが、それは、活動期の春から秋にかけてのこと。

冬の間は巣の中にこもっているので、4~6カ月生きるのだそうです。

それだけ、蜜を集めるのは重労働ってことでしょう。

 

ミツバチは、若いころには巣の中で子育てをしたり、掃除をしたりし、晩年になって蜜を集めにいくようになるそうです。

 

なぜだと思いますか?

 

つまり、新陳代謝だと考えられているそうです。

 

蜜を集めに行くのは重労働なだけじゃなく、鳥や肉食の虫に捕食される危険もあり、命を縮める可能性が高い。

 

若い個体はまだ死ぬには早いから、老いた個体が「最後の奉仕」として、蜜を集めに行くのだそうです。

 

……人間の政治家とか企業のトップとかも見習ってくれ……。

 

とまぁ、そういうわけで、ミツバチが一生で集める蜜の量は、スプーン一杯くらいなんだとか。

 

……そんなものを横から奪うなんて……ごめんよ。

 

當麻寺では、半分くらいをとって、半分は蜂たちのために残すとおっしゃってました。

 

で、去年はスズメバチがそばに巣を作り、ミツバチを襲うので、大変困ったとおっしゃっていたので、スレッズにいる蜂博士に聞いてみたところ、

「6mm幅の格子は、ミツバチは入れて、スズメバチは入れない。だから6mm幅の格子で、巣箱を覆うと良いですよ」

と教えてもらいました。

 

副住職に伝えたら、

「スズメバチが巣を作ったら、やってみます」

とおっしゃってたので、今年は大丈夫かな……。

 

蜂博士によれば、スズメバチもとっても可愛いそうなんですけど、私はやっぱりミツバチ派です(^^ゞ

一生懸命蜜を集めているのを見ると、いじらしいですよね。

 

 

 

 


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今日のラッキー神社

 

先日、SNSで、
「優しすぎる人が限界を迎えるのは、「わがままな人が愛される瞬間」」

という言葉が、ちょっとだけバズっていました。

 

コメントを見ると、

「ほんとそうなのよ~!」

という人と、

「優しすぎるというのは結局優しくないってことでは?」

と疑問を呈する人がいたのですが、「優しすぎる人」という表現はちょっと違う気がしました。

 

「我慢するのが当たり前になっている人」

 

ですよね。正しくは。

 

「わがままな人」というのは、「我慢しない人」とも言い換えられると思う。

 

つまり、「自分は我慢しているのに、我慢しない人のほうが可愛がられる」場面を体験した人は、「わかる」と思うし、体験してない人は意味わからないんだと思います。

だって、「わがままな人が愛される」というのは、よほど特殊な場合だから。

 

普通の場では、「愛される人」というのは、これはもうほとんど間違いなく、「みんなの役に立っている人」です。

邪魔にしかならない人は、普通、邪魔扱いされます。

 

それでも愛されるのだとしたら、「この人がいるだけで、場が明るくなる」とか、「この人がいると、交流がスムーズになる」など、「一見邪魔なだけに見えるけど、実際は邪魔じゃない」んじゃないかな。

 

でも、一部歪んだ場では、本当にわがままな人が愛されるんです。

それがどういう場かというと、誰かひとりが我慢し、いろいろなものを背負わされている場です。

 

家族の中で、次男ばかり可愛がられて、長男はめんどくさいことを押し付けられたり、虐げられたりしているという話、そんなに珍しくなりですよね。

我慢強い長男がめんどくさいことを背負ってくれるから、わがままな次男を愛せるんです。

長男が「俺はこんな家にもういたくない」と家を出て行った途端、家の中には不和が満ちることでしょう。

 

「生贄の羊」を作ることで、家の中に偽りの和を作っているわけですが、そうするのが楽なのかなと思う。

うちは、弟ばかり可愛がられるということはなかったし、弟が私を慕ってくれたので、あからさまなことにはなりませんでしたが、何かあると「お姉ちゃんでしょ!」とめんどうを押し付けられましたし、雰囲気が悪くなると「規子はどんくさい」という話が必ず始まりました。

 

どうやら母は、「規子はどんくさいと言えば、場が和む」と思い込んでるようで、本当~にしつこい(^^ゞ

私が小学校のリレーでころんだ話を、何年間やってんだって話ですよ( 一一)

 

ユングは、人はだれしも、ペルソナ……仮面をかぶっていると考えました。

多くの男性は「アニムス」つまり、男性的であろうとする仮面をかぶっており、それがうまくかぶれていなかったり、自分に合わないアニムスをかぶっていたりすると、いろいろな支障が出ます。

 

たとえば女性差別をする人なんかは、アニムスをかぶるのがしんどいんだろうなと思う。

日本の古き男の人たちの一部は、無理やりかぶらされてしんどい思いをしてきたのかもなと思います。

 

他人から無理やりかぶらされたペルソナは、「役割の押し付け」ですよね。

 

私の両親は、「お姉ちゃんでしょ!」と決めつけることで、私に「お姉ちゃん」というペルソナを無理やりかぶせたわけです。

私はたまたま、「お姉ちゃん」のペルソナをかぶることがそんなにつらくなかったし、「お姉ちゃん」でいることで、弟が慕ってくれたので、そんなに悪い結果にはなりませんでしたが、弟の性格次第では、私も限界を迎えていたかもしれません。

 

でも、「誰かを犠牲にしてやっとまわっている組織」って、すごく多いですよね。

組織が未熟だということなんでしょう。

 

「仕事のできる人に全部押し付ける組織」というのもけっこうあるようです。

仕事を押し付けられる人は逃げますから、その後の処理の仕方によって、組織の行方が変わるんでしょうけど。

 

つまり何が言いたいかというと、

「わがままな人が愛されて、優しすぎる人が限界を迎えてしまう組織」

は、わがままな人そのものより、その組織自体が腐ってるってことです。

 

「優しすぎる人」にできるのは、逃げることだけですよね、多くの場合。

組織を変えようにも、組織のメンバーは「優しい人に我慢させておけば組織はまわる」と思い込んでるから、ほぼ絶対変わらない。

「優しい人」の言うことなんか絶対聞かないし。

 

私は、いろんなことを押し付けられるタイプなんですけど、発言力がないわけじゃないんですよ、どの場面でも。

私が怒るとみんなびびるし、私の指示はみんなちゃんと聞いてくれたし。

それでも、「なんだかんだ言って、最終的にはやってくれるだろ」と思われてる感じでした。

結局は、舐められてたわけですよね。

 

発言力があっても、リーダーシップがあっても、「この人に押し付けておけばなんとかしてくれる人」という役割……ある種のペルソナ……をかぶらされてしまうと、結局舐められるんですよね~……。

 

不合理だ。

 

 


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今日のラッキー神社

 

私の、長らくのテーマは、「ハンセン病と春日の関わり」です。

 

まぁ、答えがでる類のものではないんですけどね(笑)

 

まずは、ハンセン病を暗喩する「瘡(かさ)」と「春日(かすが)」の類似です。

 

狂言「末広がり」の中で、騙された太郎冠者が、主人に叱責されて歌う歌は、

「傘を差すなる春日山、これもかみのちかいとて、人が傘を差すなら、われも傘を差そうよ…」
なのですね。

 

春日明神の傘が、私たちをさまざまな困難から守ってくださるという、めでたい歌なのだそうですが、「かさ」と「かすが」がかけられていることにも気づくのではないでしょうか。

 

そして、明恵上人。

彼は、ハンセン病患者の救済で有名ですが、彼もまた、春日明神の申し子です。

 

彼の両親は年老いており、子どもがいないことを嘆いて春日明神に詣でていたところ、ある晩妻の夢の中に神聖な僧が表れ、みかんを一つ手渡しました。

そうして生まれたのが明恵上人というわけです。

 

明恵上人は生涯春日明神への崇敬を忘れませんでした。

しかし明恵にはもう一つ慕うものがありました。

それが天竺。

 

彼は天竺へ渡ろうとするのですが、夢に春日明神が現れ、

「おまえが日本にいれば、私はお前を守ることができる。しかし海を渡れば私はお前を守れない」

と説得したため、天竺域を諦めます。

 

そのかわりに、春日明神は、極楽浄土とはどういうことなのか教えます。

それをまとめたのが、高野山の涅槃会で読まれる『四座講式』なわけですね。

四座。

「涅槃講式」「十六羅漢講式」「如来遺跡講式」「舎利 講式」で、釈迦が亡くなったシーン、羅漢が教えを広めるシーン、如来の遺跡のシーン、舎利……つまりお釈迦様の骨のシーンでしょうか?

 

當麻寺の涅槃会で「涅槃講式」だけ聞かせていただきましたが、お釈迦様が亡くなったことを人々が嘆くシーンで、髪の毛を全部抜いてしまった人がいたのは、

「Oh!インド人激しい!」

って感じでした(^^ゞ

 

まぁとりあえず、明恵と春日明神の関わりは、とても深いのです。

 

そして能ですね。

 

能と春日の関わりの深さは、言うまでもないところ。

 

まず、能舞台の奥壁に描かれた松は、春日大社の「影向の松」です。

 

そして能の基となる猿楽は、春日王の病を癒すため、息子の浄人皇子が創設したと伝わります。

特に彼から始まったとされるのが、翁・三番叟。

 

私、三番叟の黒尉は、疫神にしか見えません。

 

まぁそれは私個人の感想ですが、春日王の病はハンセン病だったとされますし、

なぜならば、浄人皇子の面などを伝える奈良豆比古神社があるのは、奈良坂の奈良豆比古神社。

春日王が隠棲した場所も、奈良北山で、忍性が設置したハンセン病患者の隔離施設である北山十八間戸のあった場所でもあります。

 

春日明神の「若宮」が、春日赤童子なのも、暗示的なのかな……と。

 

いろいろ考えちゃうのです。

 

 

 

 


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