今日のラッキー神社
Pity's akin to loveを、夏目漱石は「可哀想だた惚れたってこと」と訳しました。
I love youを「吾君ヲ愛ス」と訳した学生に、「月が綺麗ですね」とでも言えば通じると諭したというのは都市伝説で決定のようですが、それにしても「月」を持ってきた人は天才だよなぁと思う。
「I love you」の代わりになる単語として「月」以外はちょっと思いつきませんもん。
もとい。
「可哀想だた惚れたってこと」
という言葉はかなり真理をついてると思いません?
好きでもない人を、可哀想だとは思いませんもん。
あ~……そういうことを言うと、
「惚れてなくても、好意を持ってる人がつらいめにあってたら可哀想だと思います!」
と反論されそうですが、違うんですよ、ニュアンスが。
むしろ、「いるか」さんの「雨の物語」の歌詞を出す方がわかりやすいかも。
♪化粧する君の その背中がとても 小さく見えて 仕方ないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう そんなことふと 思いながら
つまり、「可哀想」というより、「守ってあげたい」という方が正確な表現な気がします。
女から見てもそうですよね。
「私が守ってあげなくては」と思ってしまうということは、その人が好きなのだろうな……と。

でも、
「この人がいるから楽しい」
し、
「この人にされたら腹が立つ」
し、
「この人にされたら悲しい」
ってのもあるわけで、結局、「特別な人なんですね~」ってことなのかもしれませんが。
私は甥っ子に、
「うまくいかないときは、犯人探しじゃなく、原因探ししろ」
とよく言います。
誰が悪いかを考えたって意味ないんですよ。
悪い人を見つけて排除しても、原因がそこにある限り、別の人がまた同じことをするだけ。
んでもって、
「何が悪いのかと考えるんじゃなく、今までしたことのないことをしろ」
とも言います。
原因探しをするにしても、「何が悪いんだろう」と考え詰めたら、どんどん内向きになっちゃうじゃないですか。
そんなことするより、やったことないことをやり続ける。
Try&Errorを繰り返して、うまくいくものを見つける。
うまくいくものが見つかれば、おのずと原因も見つかりますからね。
で、こないだ甥っ子に、
「ぐっすり眠れないんだけど、どうしたらいいと思う?」
と聞かれたんですよ。
睡眠アプリなどを入れて客観的に眠れてないとわかったというのじゃなく、熟睡した後のさっぱり感がないのが問題だそうです。
つまり、気の物かもしれない。
なので、枕変えたらどうかとか、除湿器使ったらどうかとか話してたんですけど、
「一番心を動かすのは恋愛って言うやん?恋愛したら?」
と提案したら、
「物語みたいに瞬間的に恋に落ちるっていうのならあるかもしれないけど、だんだん好きになっていくという感情がよくわからない」
と言われてしまいました。
まぁ、今はそばに同じ年くらいの異性がいないから実感がわかないんだろうけど……。
今の若い人は恋愛にオクテだって言いますけど、どういう理由なんでしょうね?
これについても、
「怖いってのもあるんじゃないか?」
「それは最初に考えた」
「あ~、考えたか~。んじゃさ~」
みたいな会話はしましたが、答えは出ませんでした。
なんでなんでしょうね?
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