情報を伝えるということ | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

私はライターなので、創造性はほとんど必要ありません。

 

大事なのは、取材相手が何を言いたいのかきっちり理解する力。

そしてそれを文章で伝える力です。

 

時々、「なぜライターになりたいのか」と聞かれて、「自分のメッセージを発信したいから」と答える人を見るんですけど、自分のメッセージを発信したいなら、ライターじゃないと思うな。

雑誌のコラム記者とか、そんなんだと思う。

まぁ、ライターが雑誌のコラムを書くこともありますが、そんなに頻繁じゃないから。

 

朝ドラの「虎に翼」を見てたら、お手本みたいな記事を見てしまい、ついつい書き写してしまいました。

ドラマ見てない人にはわかんないでしょうけど、転載しますね。

当初は主人公を斜めに見ていた竹中記者の書いた記事です。

 

「初の女弁護士誕生へ 猪爪寅子さん
 「男女関係ない社会を目指す」
今年の高等試験司法科にて女性が見事に登龍門を突破した事は既報の通りであるが、昨日明律大学において、合格を祝して祝賀会が催され、学長や女子部創設に尽力した穂高教授など多くの関係者が集った。
祝賀会の注目は合格者の一人猪爪寅子さんに集まった。猪爪さんは記者の質問に対し、怒りも交えて抱負を述べた。
「この場に私が立っているのは私が死ぬほど努力を重ねたから。しかし高等試験に合格しただけで、女性の中で一番とは口が裂けても言えない。法改正がなされても、女は不利なままである。私は男性か女性かでふるいにかけられない社会を目指し、弁護士の立場から努力したい」
彼女たちの今後の活躍を期待したい。」

 

寅子が「怒りを交えて」語ったことをしっかり理解しているし、伝えたいことを曲解せずに、必要なところをきちんと抜き出して、文字数をしっかりそろえてるところが素晴らしいなと。

 

ドラマの中の小道具なので、当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、それだけのこと、当たり前のことができてない新聞記事、雑誌記事のどれほど多いことか。

 

ひどい場合は、自分の主義主張を、インタビューイが言ったことにして書いちゃう記者もいますからね(笑)

 

まだ橋下さんが大阪知事だったとき、町おこしに活躍している人の取材に行ったら、

「公開前に記事を見せてほしい」

と言われることが……5回くらいはあったと思う。

 

言ってもない橋下さんへの悪口を書かれるんだと(笑)

 

とある町の代表者は、

「大阪府とは良い関係でやってきてるのに、新聞に変なことを書かれたら『こんなこと言ってませんから』と言い訳しなければならない」

と、相当なお怒りでしたね。

 

他者についての情報を文章にするときは、無私になんなきゃダメなんですよ。

ただ、「この人は何を言おうとしているのか」に集中しなくてはいけない。

 

当たり前のことなんだけど、本当にそれができてない記事が多いと私は思います。

 

竹中記者を見習え!!!!!

 

 


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