時代の変わり目 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

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今日のラッキー神社

 

日本は石器時代から始まって、縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、明治時代……と続きます。

 

近年の、大正時代、昭和時代、平成時代、令和時代の変わり目はわかりやすいですね。

それぞれ、天皇の即位により時代が変わっています。

 

明治時代は明治天皇の即位と同時にはじまったようですが、それ以上に「立憲主義」に移行したことが大きいでしょう。

憲法が定められ、それに基づいて統治されるようになりました。

 

鎌倉時代、室町時代、江戸時代は、それぞれ鎌倉幕府、室町幕府、江戸幕府が生まれたと同時に時代が切り替わっています。

 

安土桃山時代はどうだと思います?

「織田信長と豊臣秀吉の時代だよね?」と、ざっくりした印象だったんですが、もっと明確に言えば、

「室町幕府が滅び、武士たちが群雄割拠しはじめる時代」

ということになるみたいです。

 

奈良時代の始まりは平城京遷都。

平安京時代の始まりは平安京遷都。

 

では、飛鳥時代は?

 

……これが非常にわかりにくい。

 

Wiki情報では、推古朝以降、平城京に遷都するまでを飛鳥時代と呼ぶみたいなことが書かれていますが、なんで推古天皇なんでしょうか???

 

……推古天皇は実在したかどうかわからない……というより、持統女帝が即位するために、前例を作ろうとしてでっち上げられた可能性も高いので、むしろ、

「古墳時代が終わった時」

が、飛鳥時代の始まりと考えたらよいのかもしれません。

 

では、古墳時代とは?

古墳が作られていた時代?

でも、たとえば明治天皇は伏見桃山陵に埋葬されていますが、明治時代は古墳時代とは言いません。

 

そもそも古墳の定義とは?

弥生時代の墳丘墓だって、古墳ですよね。

 

サクッと言ってしまうと、「古墳時代」の「古墳」とは、「前方後円墳」のことなんです。

 

前方後円墳は日本オリジナルの形で、ヤマト王権と深い関りがあることがわかっています。

 

前方後円墳に埋葬されるのは、ヤマト王権の為政者か、同盟国の王たち。

このカタチの墳墓を作るには、ヤマト王権の許可が必要だったと考えられています。

 

現在、最古の前方後円墳は箸墓古墳とされ、箸墓古墳が作られたと考えられる3世紀半ばが古墳時代の始まりですが、もしもっと古い前方後円墳が発見されたら、時代の切れ目も変わるかもしれません。

 

そして……前方後円墳がヤマト王権と深い関りがあるのならば、ヤマト王権が力を持った時代が古墳時代であるともいえるわけですね。

 

そして弥生時代の始まりは?

 

これは多分多くの方が正答するでしょう。

 

そう。

稲作が始まった時代で、西暦前3~5世紀あたりです。

 

縄文時代の始まりは、土器が作られるようになった時代。

西暦前14000年ってんですから、縄文時代ってむちゃくちゃ長いんですよ。

その間に、いろいろと文化も生活も変わってると思う。

 

現実的には、時代の切れ目はグラデーションになっていることが多いかもしれません。

幕府の樹立はパッキリ区分できるかもしれないけど、それだって「主要な建物建築中」はもうずっとその時代みたいなもんでしょうしね(笑)

 

とりあえず、おさらいできましたでしょうか?
 

 

 


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