まず。
大阪といえば「粉モン」という印象があると思います。
確かに、たこ焼きや一銭焼き、ねぎ焼きなど、小麦粉を使う名物料理は多いかもしれません。
が。
お好み焼きは粉モンちゃいますからね。
お好み焼きのメインはキャベツ。
キャベツのつなぎに小麦粉が入るだけ。
そこんとこ間違わないでほしいと思うんですよ。
だいたいこのくらいの量で、お好み焼き3枚分です。
さて。
私は旅行が好きですが、旅先で人と話をしていると、
「大阪の方ですか？」
と聞かれることが、まぁまぁよくあります。
私は基本、他人としゃべるときは共通語です。
親しい人としゃべるときは大阪弁で、そこそこ親しい人としゃべるときは半分くらい大阪弁って感じ(笑)
他人としゃべるときは、7～8割は共通語を使ってると思います。
意識してるわけじゃないんですが……多分、無意識に距離を置いてるんでしょうね。
道で迷ってる人がいても、
「どこ行きたいん？」
とは聞かない。
「どこへ行きたいんですか？」
と声をかけます。
だから、旅先ではだいたい共通語でしゃべってると思うんですけど、それでも
「もしかして大阪の人ですか？」
と聞かれる。
例を挙げましょうか。
たとえばあれは5年くらい前でしょうか。
壱岐島への船に乗っていたとき、むちゃくちゃ揺れるんで、甲板に出て椅子に座り、波を眺めてたんです。
それだけなのに、30前後のお兄ちゃんに、
「あの、横に座っていいですか？」
と聞かれ、
「大阪の人ですよね？」
と決めつけられました(笑)
あげくのはてに、
「いいなぁ、大阪のおばちゃんはこんなに揺れてても全然平気で。史上最強の生き物ですよね」
とか言われた(^^ゞ
大揺れの船で、甲板の椅子で足をブラブラさせてながら歌を歌ってたら、大阪のおばちゃんなんだろうか……。
「いや、大阪のおばちゃんが全部こんなんちゃいますよ？」
と言ったら、ショックを受けてはりましたけど(笑)
当然、会話をしててツッコミを入れると、
「大阪の人なんですか？」
って言われますしね(笑)
不思議なのは、観光地で無理して自撮りしようとしてる人に、
「撮りましょうか？」
と声をかけたときも、
「大阪の人でしょう」
と言われることが多いことかな。
旅先で、写真を撮ってたら、
「撮りましょうか？」
と声をかけられるのは大阪だけじゃないし、むしろ東京とか横浜とかの方が多いような気がするんだけどな。
「大阪人はラテン系」なんてことを言われることもありますが……んなことはないと思う。
とはいえ、県民性というのは明確にあると私は思っています。
たとえば旅先で、
「この電車は〇〇に行きますか？」
と聞いて、
「〇〇に行きたいのなら、5分後に来る△△行きに乗ってください」
と答えてくれる地域と、
「行きません」
としか教えてもらえない地域はある……でしょう？
当然個人差もありますが、どこへ行っても後者の答え方ばかりされた地域が、私の経験上では二地域ある(笑)
その地域は、全体的に、他者に対して無関心な感じがします。
たとえば神社で写真を撮ろうとして、拝んでる人が拝み終わるのを待ってたとしますよね。
10分くらい拝んで、やっと拝み終わってこっちを振り返った。
私はカメラを構えて待ってる。
この状況で、その場でスマホを触り始めたりね……。
他の地域でもそういう人はいると思いますが、多くの人は「写真を撮りたい人を、長時間待たせてしまった」という状況に気づいて、
「あ！！すみません！！」
と、そそくさとどいてくれると思うんですよ。
大阪だったら、
「あ？待ってはった？ ごめ～～～～～ん、ごめんね～。声かけてくれたらいいのに～～～！！！」
とか大きな声で言う人も多いと思う(笑)
「何時間拝んでても、それは私の権利だから！」と思ってるわけでもなさそうだし、意地悪でやってる感じでもなく、単純に他者を見てないだけに見えるんだけれども。
つまり、他者に無関心。
そういう地域では、お店に入って、何か質問しても「仕事の手を止められた」とばかりにいや～な表情をされることもあったりします。
そういうことが（そこそこ頻繁に）あるのは、その二つの地域だけなので、やっぱり県民性みたいなものだと思うんだけど……。
そういう意味では、大阪の府民性の一つは「他人がむっちゃ気になる」ってことかもしれないなと思ったりするのですが、どうでしょうか？
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