円卓の騎士はイギリスの伝承ではもっとも有名な話しで、教養として知っておくべきじゃないかと思うのですが、いまいちよく把握できません。
なんせ、いろんなバージョンがあるので、追っかけきれないんです(^^ゞ
テキストもとぎれとぎれのものが複数あるというね。
私が円卓の騎士を知ったのは、子どものころに読んだ、講談社の『お話宝玉撰』でした。
子ども向けの童話集に入るほど有名な伝説だってことです。
その主人公はアーサー王。
彼らが求めるのは、キリストの血を受け止めた聖杯だというのですから、まぁ、キリスト教の話しなんでしょうね。
なぜ「円卓の騎士」と呼ばれるかというと、アーサー王を陰ひなたなく支えたマリーンが魔法をかけた円卓は、資格のある者しか座れなかったから。
選ばれた騎士中の騎士だけが着席できて、そこに座る騎士には上も下もなく、みな平等なんです。
その中でも特に注目されるのが、ランスロット。
湖の乙女に育てられ、武術では右に出るものがいませんでした。
アーサー王との信頼関係についても、彼ほど強かった騎士はいなかったでしょう。
だけど彼は、アーサー王の妻であるグィネヴィアと恋に落ちてしまいます。
そして、無二の友ともいえる二人、アーサーとランスロットは戦うことになっちゃうわけです。
いやはや。
恋愛のもつれって、ほんっとややこしい。
OSKの楊さんがアーサー、翼さんがランスロットの舞台があるらしく、一部がYouTubeに上げられてるんですけど、全部見たい……と通販を調べたら、在庫切れ……どど~ん。
楊さんのアーサー、翼さんのランスロットなんて、ハマりすぎなのにぃ。
……とはいえ、あんまり推し活にはまりたくないのでまぁいいや(笑)
もとい。
とりあえず、ランスロットがアーサー王と戦うところまでは知られているのですが、その後どうなったのかがよくわからない。
いくつかのテキストに当るしかないんでしょうね、めんどい(^^ゞ
それはともかく、エクスカリバーです。
エクスカリバーは、伝説の剣のこと。
王となる資格のあるものしか、この剣を手にすることはできないと伝えられています。
上記『お話宝玉撰』では、湖の乙女がアーサーに与えたとしていたはずですが、もっとよく知られるのは、岩に突き刺さった状態のエクスカリバーを引き抜けた者が、これを手にすることができるという話です。
何人もの勇者が「我こそは」と剣に挑むのですが、誰も引き抜くことができません。
そしてアーサーが登場。
彼はあっさりとこれを抜いてしまいました。
こういう「呪物」は、西洋の伝説では割と見る気がします。
ギリシャには、「ゴルディアスの結び目」がありました。
とにかく複雑に絡んだ紐で、これを解いたものはアジアの王になれるというのです。
これに挑んだのはアレクサンダー大王。
しかし、途中でイライラしてきた大王は、
「こんなものこうだ!!」
と一刀両断しちゃうんですね。
だから彼は、アジアを全征服する直前に命を落としたんだと言います。
もう一つ思いついてたんだけど、なんだっけ(^^ゞ
忘れた。
また思いだしたら追記します。
日本でそういう呪物ってあったかなぁ。
小さな島国である日本は、「これを手にしたものが日本中を」という発想が生まれにくい土台があると思うんですよ。
だけど「これを手にした者は、〇〇を手にできる」なんて話はあったと思う。
思うけど思い出せないので、思い出したらここに追記していこうと思います。
つまり、長々と備忘録なのでした(笑)
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