愛知から福井の旅 | 守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

守護神のさがし方|千柱の神様を知る神話ライター・上江洲規子が教える 

弱音を飲み込み、人に頼られるのが得意な長女タイプのあなたへ
ふとしんどさを感じたとき、気軽に愚痴を言える相手のような
自分だけの守護神をさがしてみませんか?

今日のラッキー神社

 

ゴールデンウィークの遠出は、中部地方でした。

 

ここしばらくは、旦那がプレイしてるドラクエウォーク絡みなので、私は計画にほぼノータッチ。

いくつかのイベントを目指しました。

アクセスは愛知県の方向から。

 

知立神社は、池鯉鮒と表記していた時代もあります。 

 

 

御手洗の鯉や鮒が神聖視されていたからだそうですが、目の悪い少女の身代わりになって、池の鯉がすべからく片目になったという伝説もあり、気にかかるところです。 

 

 

柳田國男翁によれば、片目は落魄した神聖と関わりが深いと。
つまり、片目の鯉は、鯉の妖怪であるとも言い換えられます。 

 

 魚の怪異はまあいろいろあるんですが、池にいる鯉の怪異といえば、池の中で踊りを舞ったとか、多少煩いくらいで無害なことが多いと感じます。 

 さて、なにがありましたでしょう。

 

三河国三ノ宮、猿投神社。 

 

 

社域は広く、太鼓台は祭りに使われたのでしょうか。 

 ヤマトタケルの兄である大碓命を祀る、全国的にも珍しい神社です。 

 

ヤマトタケルは戦も強く、永遠の少年。 

乱暴者ではありつつも、私的には好ましい青年なのですが、兄のオオウスも父の景行天皇も、みみっちいというか器が小さいというか、どうせ創作するならもうちょっと語りようがあるだろというくらい魅力がありません。

 

古事記によると、美濃に美人姉妹がいると聞き、早速召そうとする景行天皇も、迎えに遣わされてそのまま姉妹を自分の愛人にしてしまうオオウスも、なんだかなあ。 

その後、家族団欒の場にオオウスがでてこなくなると、景行天皇は弟のオウス(ヤマトタケル)に、「兄さんに出てくるよう言いなさい」と言いつけます。 

自分より体が大きく、腕っぷしも強いオオウスに、自分から何も言えないとは情けない。

 

しかもオウスが軽々とオオウスをや薦袋にに放り込み、ボッコボコにしたあと、晴れ晴れと
「ようく言い聞かせときましたあ!」
と報告すると、今度はオウスを恐れ、九州の反逆者を退治に遣らせ、厄介払いしようとする懐の小ささですよ。 

ヤマトタケル英雄性を際立たせるためなのかなあ。 

 

ただし、日本書紀では、オオウスは熊襲退治を命じられるも、恐れて従わなかったため、美濃を与えられたとあります。 

この神社の伝記には、オオウスは美濃開拓の神としていますし、多分そちらがより古い伝承という気がします。 

 

ヤマトタケル愛用の草薙剣が熱田にあることからも、ヤマトタケルの伝承は、この地域発祥じゃないかな。
 

下呂には10年ほど前に建立された恵瑠神社がありまして、カエラーとしては楽しみでした。

「下呂」は「げろ」で「ゲロゲロ」な蛙につながるって発想みたいです。

 

最後は

現存天守十城目、丸岡城。 

 

 

閉城15分前に飛び込んで、天守の最上階でむっちゃのんびりして降りてきましたが、まだ入城者がチケット購入してました。 

 

丸岡城だけ目指して旅行の予定を立てるつもりでしたが、「ついで」で正解でした(^_^;) 

 

あとは松本城と高知城で、現存十二天守制覇です。

 

 

 

 

 


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