オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(ドド・マーマローサ) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

Dodo Marmarosa - On Green Dolphin Street

Piano – Michael "Dodo" Marmarosa
Bass – Richard Evans
Drums – Marshall Thompson 

Recorded : Ter Mar Recording Studios, Chicago, Illinois, May 9, 10, 1961
Album : Dodo's Back!

ドド・マーマローサは、10代の頃にプロになり’40年代にトミー・ドーシー、ジーン・クルーパー、アーティ・ショウ等のバンドで働き’45年にロスアンゼルスに移りハワード・マギー、チャーリー・パーカー、レスター・ヤングなどとレコーディングを行うなど強くビバップの影響を受けたようです。
この頃から精神状態が不安定で’48年に生まれ故郷のピッツバーグに戻ります。
その後結婚もしますが、上手く行かず’50年代は時折演奏する程度であまり活動していません。
’60年にアルゴ・レコードのセッションが企画されましたが、彼の出奔で録音は一年後になたようで、それがこのアルバムです。
力強い左手のコード・ワークが作るリズムが右手のメロディに力を与え、聴き応えのあるピアノだと思いますが、、あまり高い評価を与えられなかったようです。
ニック・ネームの”DoDo”というのは絶滅した頭が大きく嘴の大きな鳥で、大きな鼻の彼についたあだ名だそうです。

 

 

以前書いたこの曲の記事はこちらです。