のむりんのブログ -49ページ目

ろうそく問題

彼氏が誕生日のお客様がいらっしゃった。

簡単なドルチェと、HAPPY BIRTHDAYのプレートを彼女から頼まれ、それに私が勝手にろうそくを立てて出そうとするとチカが、「やっぱりろうそく立てるんだ・・」等ともそもそ言っているので、「え?なんで?イケテないのこれ?」と、聞くと、「いえ、なんでもありません、ふーん・・」と、意味深な事を言う。


「え?なになに?なんで?何か変なの?」と、しつこく聞いても、「いいえ・・」と、頑なに言おうとしないので、「なにさー、持ってけほら!」と、ろうそくに火をつけると、お客様がお手洗いに行ってしまった。


「わーやばいやばい!」と大騒ぎし、「ふーーーっ!」と、ろうそくを私が吹き消すと、私達の一連のやりとりをカウンターでずっと見ていた他のお客様が固まっていた。

「あ!違いますよ!遊んでるわけじゃないですから!」と、言ってはみたものの、不審な目で見られてしまった。せめて扇いで消すべきであったか。



その後、無事にろうそくに火をつけてチカが運んでいった。

戻ってきたチカが、「喜んでいらっしゃいました」と言うので、「ねえ、何でろうそくつけたらダメなの」と、懲りずにまた聞いてみると、「男性は恥ずかしがる方が多いので」と、言われやっと納得した。

確かに私もろうそくなんて恥ずかしい。ましてやクールな男性であれば尚更だ。「ふーーーっ!」と、火を消す自分はイケてないと思うであろう。


今後は気をつけて、事前に確かめようと心に誓った。



Tバック


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セールが始まったのでふらふらと買い物に出掛けた。

色んなものを取ってはみるが、入らないわ似合わないわなので、「洋服はあきらめた」と、下着を買う事にした。


ブラジャーとパンツのセットを数セット、購入する為にレジへ行くと「こちらのセットだけTバックになりますがよろしいですか?」と言われてしまった。

Tバックは好きではないので、「えー・・」と思ったが、ババアだからTバックはかないと思われるのもシャクなので、「はい、それでいいです」と、「いつもはいてますけど?」的な感じで答えてみた。まだまだ若い者には負けられぬ。


そんな一連の話を男性のお客様に話すと「・・あの、今スパゲッティ食べてるんですけど・・」と、私のTバックの話を耳にしたお客様は急に食欲を無くし始めた。

「あ、そうですよねえ、すいませんすいません」と、話題を変えねばと今度は、最近装着している黒目が大きくなるコンタクトの話を私は始め、「全然変わらないんですよね、あたし黒目が大きいみたいで」と、今度は「黒目が大きくて可愛い」的な発言を始めた私に、「・・もうその辺で勘弁して貰えますか・・」と、お客様は完全にノックアウト状態であった。

しまいにはそんな話を延々とお客様に聞かせたばかりに、最終バスを逃してしまったのだ。

「考えたくもないオマエのTバックの話のせいで、バスに乗り遅れた」と訴訟問題になってもおかしくない。アメリカなら十分に有り得そうである。


チカが休みだったので、張り切ってお客様と話すとこれである。

気をつけねば。



ヴァカンツェ シャルドネ フリッツァンテ

大好きなワインが入荷した。

微発砲のシャルドネである。


入荷初日から、「美味しいので是非!」と、殆どのお客様にお勧めして飲んで頂いた。


暑い時期にはこれである。

私が飲み干す前に是非お客様に飲んで頂きたい。



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心配出来ない私

自分が有り得ないくらい健康で丈夫である為、病気がちの人の気持ちを読み取れないKYさがある。


とりわけいつも一緒に遊んでいる友人が、やれ頭が痛いだの腹が痛いだのだるいだのと、口さえ開けばそんな事を言いながら、毎日人一倍飲み食いして日々を謳歌しているので完全に信憑性に欠け、ますます親身になってあげれなくなっていた所である。


そんな矢先に別の友人がぎっくり腰になったというので、「たまに心配してみよう」と思いメールをしてみると、「精密検査を受けているところだ」という。

「ぎっくり腰で精密検査?そんな悪いんだ」と軽い心配をしていると、何時間か後に「太り過ぎなだけだった・・」と連絡が来た。


たいがい大袈裟な友人のせいでますます心配できなくなってきている。






芝居の後


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化粧がずるむけになる程泣いてしまった。





面白い芝居の後には酒も進む。


チカとノリコと「CUMCUM」に行き散々食べ、がぶがぶモヒートを飲んだ。

食べ過ぎて腹が苦しくなってきた私は、またしても座敷に座っているのが辛くなり、「苦しい、辛い」と、話の合間合間に洩らしていると、隣に座っていたチカが「私向かいに移ります・・そうしたら足伸ばせて楽ですよね・・」と、私をブタ扱いしだしたので、「オマエ失礼だぞ!」等と言いながらも、チカが移動したと同時に「ふ~楽チン」となり、また飲み食いを再開した。


モヒートが美味いせいで調子が上がってきた私は、「次行くか!」と、終電で帰りたい二人を無視し、一路ファイへ向かった。

ファイに到着すると、「来てるよ~」とクミさんが言うので「はて誰が?」と思うと、奥にマリさんが居るではないか。しかもミュゼの石井さんと一緒である。

おいでおいでと手招きするので、笑顔でマリさんの席の向かいの座ると、「呼んだんじゃなくて追い払ったのに」と言われたが、そんな事は聞こえないふりをして座っておいた。


「今日は石井さんとデートなの」と言うマリさんに、「二人で居ても全然デートに見えない」とか「ミーティングだ」とか言ってバカにした。

その後も、「こんなに綺麗なマリさんが何故モテないか」という話になり、「松嶋奈々子とAV女優が居たら、だいたいの男はAV女優を選ぶ、マリさんは松嶋奈々子側の人間なんじゃない?いややっぱり違うな」等と、ここぞとばかりに散々軽口を叩く私達に「だから嫌なんだよね、あんた達と飲むの・・」と、マリさんはいよいよ本気で嫌がっていた。

大概にしておかないと「あっち行って飲め」と言われそうな雰囲気だったので、いよいよ私も大人しくした。良いKYである。


「プーチンの落日」が面白かったのでついつい飲み過ぎた1日であった。

芝居は明日までやっているので、是非たくさんの人に見て頂きたい。