心配出来ない私
自分が有り得ないくらい健康で丈夫である為、病気がちの人の気持ちを読み取れないKYさがある。
とりわけいつも一緒に遊んでいる友人が、やれ頭が痛いだの腹が痛いだのだるいだのと、口さえ開けばそんな事を言いながら、毎日人一倍飲み食いして日々を謳歌しているので完全に信憑性に欠け、ますます親身になってあげれなくなっていた所である。
そんな矢先に別の友人がぎっくり腰になったというので、「たまに心配してみよう」と思いメールをしてみると、「精密検査を受けているところだ」という。
「ぎっくり腰で精密検査?そんな悪いんだ」と軽い心配をしていると、何時間か後に「太り過ぎなだけだった・・」と連絡が来た。
たいがい大袈裟な友人のせいでますます心配できなくなってきている。