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先々週、実家経由で中2の時の仲良しIちゃんから15年くらいぶりに連絡が。予想どおり、彼女は結婚しすでに2児の母だという。電話がきたときちょうど映画を見に出かけるところで、あまり長く話せなかったのだけどれど、そのとき自分が早稲田松竹に見に行こうとしていたのが「アンヴィル!~」と「パイレーツ・ロック」だった、ってのが、なんとも象徴的だなあ。。。と思いつつしっかり2本見て、「アンヴィル!~」のラストにがんがん心を揺さぶられる。

このまえあんまり話せなかったので、土曜日に15年の空白を埋めるべく再び電話でこんどは3時間しゃべる。倍の時間を生きたわけだけど、多少図太くなったくらいで、自分は基本的に当時となにも変わってないんだなーと思う。そのあとIちゃんからちびっこ2人の写真が送られてきて、「ああああ、超かわいいよ。」と悶絶したあと、こんどはギンレイホールに「レスラー」を見に行く。

DVDで「レボリューショナリー・ロード」を見て、これってぜんぜんタイプの違う映画だけど、真逆のパターンをそれぞれ描いてるからテーマとしては「アンヴィル!~」とかぶってるとも言えるよなあ、、、と思っていたり、そのあと見直した「あの頃ペニーレインと」でのハっとするセリフの数々だったり、(U師匠が言うところの)“負け犬映画”の決定版「レスラー」のラスト近くで、ラムが吐くセリフにド共感したりで、「アンヴィル!~」「レボリューショナリー・ロード」「あの頃~」「レスラー」はどこかしら自分の中で繋がる部分があって、それを頭の中で整理したいんだけど、明日からハードだからさっさと寝なきゃってのもあり、ああもどかしい。覚えていられるかしら。




見た映画メモ

なんだかとてもバタバタと忙しい。とりあえず見た映画のメモ。

■「アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち」
ほんとうに、良かった。見やすいドキュメンタリーだけど、この映画の胸に迫るポイントを説明せずとも分かり合える友達には絶対に見てほしい映画。

■「パイレーツ・ロック」
長い割にはそんなに。。。なかんじでイマイチ乗れず。やりたいことは分かるけど、個々のエピソードのディテールの描写がないのでどれも上辺だけの印象でグっとこず。詰め込みすぎな気が。ノリだけで押すには長かったなー。飽きちゃった。

■「レボリューショナリー・ロード」
すごく良かった。主演二人上手い。旦那もえらい。じわじわくる。

■「アイアンマン」
面白かった!ジョン・ファブローいい!タイトでスッキリかっこいい。ロバート・ダウニー・Jrが今一番好きかも。Ⅱはバルト9で見る!

■「ラースとその彼女」
良かったな~。大好きだな。

■「七夜待ち」
つまらなすぎてどうしようかと思った。タイでマッサージ気持ち良さそう、やりたい、とは思ったけど。

■「ベンジャミン・バトンの数奇な運命」
面白かった。ジュネ&キュロっぽい雰囲気が良かった。カミナリに打たれる人のところとか好き。

■「かいじゅうたちのいるところ」
噂には聞いてたけど、と中で寝てしまった!

■「あの頃ペニー・レインと」
「パイレーツ・ロック」のお口直し的に久しぶりに見たら、いろんなポイントで前よりも涙が。最高。大好き。


なんだかんだいって、けっこう見たな~。





ラブリーボーン、前野健太


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■日曜日。
吉祥寺に出たついでになんか映画って気分になったので、「ラブリーボーン」を見る。
主人公の女の子が元気で(って死んじゃうけど。)かわいい。好み。「つぐない」の妹役の子だったのね。エイミー・ヘッカリング作品にも出たことあるってところが気になる。スタンリー・トゥッチって、金髪にしてそこらへんのおっさんぽい服を着せると(いつもおしゃれなスーツを着てるイメージなだけに)とたんに怪しくなる。いいかんじに似合ってなくて、金髪の怪しさ効果はてきめん。
ピーター・ジャクソン監督、ってだけよりも、スピルバーグ製作総指揮がプラスされると逆に不安感があったけれど、見てみたら良かった。バレンタインデーだからって妙にいちゃつくカップルの横で、スージーの「やり残してた事」ってゆうのにぐずぐず泣いてしまった。見つかっちゃうよ!?的なサスペンスとか家族の絆(マーク・ウォルバーグもいい。)とか映像とか見どころはいろいろあるけれど、「やり残してた事」みたいな14歳の感覚が一番ツボだった。・・・って考えると、P・ジャクソンが監督なのはもちろん、スピルバーグが製作総指揮(何してるのかイマイチ分からないけど)ってゆうのにも納得。音楽いいな、と思ったらブライアン・イーノだった。それにしても、レイチェル・ワイズってなんてきれいなんだろう。この人を見るといつもため息が出る。


■火曜日
前野健太のワンマンライブ。高円寺無力無善(←カオスの3文字がピッタリな場所でした)。キャパシティが分からないから早めに行ったら並ぶの一番になっちゃって、そのまま開場して最前列に。お客が入るたびに前に押し出される形で、結果、前野健太に手がすぐ届くほどの距離に。こんな近いと前野さんもやりづらいでしょう。。。と心配になるほど。とはいえ、ハマっている人の歌を間近でがっつり聞く事ができて良かった。と中、となりの友達がそのとなりにあった機材の操作を前野さんに頼まれるなどのおいしい出来事もあり、楽しいライブだった。


1.白い猫
2.こどもの日
3.抱きしめて!
4.鴨川
5.あんな夏
6.旅
7.タワー浴場
8.仔猫ちゃん

9.100年後
10.石
11.夜のパリ
12.せなか
13.メッセージ
14.コーヒーブルース
15.友達じゃがまんできない
16.海が見た夢
17.マン・ション
18.ダンス
19.豆腐

20.即興*お題「オリンピック」「不景気」「麻薬」

21.だれかの
22.天気予報
23.東京の空
24.18の夏

2010.02.16 高円寺無力無善 【ギターと歌う vol.10】



終わったあと、別の友達と来てたNちゃんも一緒に近くのタイ料理。
どの曲がツボだったかの話題で、アレだよね!!!と盛り上がった曲のタイトルは、
どうやら「抱きしめて!」だと分かる。
「友達じゃがまんできない」も聞けて良かった。
こんどは「3月のブルース」もやってほしい。来月のライブでやるかな。


前野さんが日記で、メアリー・ルー・ロードの「ノー・シャドウ」のことを、“悲しいのに明るくて、音はポジティブで、いや、決して明るくはないけど~”と書いてるのを読んで、やっぱり前野健太の作る曲をもっと聞きたい、と思った。