興味の赴くままに

興味の赴くままに

クラシックのレコード音楽鑑賞と山歩きと野茂投手が好きで歴史の進歩を信じる壮年が、興味の赴くままに綴るブログです。
特に好きなのは、音楽ではモーツァルトの全部、ベートーヴェンとブラームスの交響曲、山では剣岳と鳥海山。
そして、スポーツでは野茂投手です。

この5月と7月に、東京交響楽団との10年を超える実り多い関係が頂点を究めつつあるジョナサン・ノット監督が、マーラーの「大地の歌」とブルックナーの第七交響曲を相次いで取り上げてくれる二つの期待のコンサートのうち、今日は「大地の歌」。



その前に、武満徹の「鳥は星形の庭に降りる」とアルバン・ベルクの演奏会用アリア「葡萄酒の歌」。


プログラム・ビルダーとしても名を馳せるノット監督らしい組み合わせの演目です。


初めて接する武満のこの不思議な曲名の作品、前から気になっていましたが、いかにも彼らしいたおやかな響きが魅力的。


続くベルクの「葡萄酒の歌」は、刺々しい曲が多いとの私の思い込みを覆す、この作曲家の穏やかな一面を感じさせる佳品。

ソプラノ独唱の高橋絵理さんの艶やかな歌声にも魅せられました。


さて、お目当ての「大地の歌」、冒頭のホルンの強奏からオケの充実ぶりが素晴らしく、二人の歌手もしっかりした歌唱を聴かせてくれました。


とりわけ、この曲の過半を占め、私がマーラーの曲の中でも最も好きな楽章の一つでもある、最終第6楽章「別れ」でのメゾ・ソプラノのドロティア・ラングの声と歌いぶりは、期待に大きく勝る素晴らしさ!


木管とハープとチェレスタの伴奏に乗って「永遠に」「永遠に」と、消え入るように7回も繰り返し歌いながら終わって行く様には、痺れるばかりです。


もちろん、そこまでに至るオーケストラ各部が奏でる運びにも感動させられました。


幸いカーテンコールでは撮影OKだったので、その感動を写真に収めることができました。



7月のブルックナーが楽しみです。

33年振りの奈良。3日目最終日は、西の京の名刹二寺を訪れる以外の見て歩き予定を入れなかったので、とにかく「ゆっくり!」に徹しました。


朝は昨日に続いての早朝散歩。今朝は春日大社で鹿さん達とひと遊び。


7時の朝食からチェックアウト時刻10時過ぎまでは、食堂の爽快なテラス席で心地良い日差しとそよ風を浴びながらひたすらまったり。


2時間以上経った9時過ぎのこと、昨日朝は叶わなかったその瞬間がついに‼️


目の前に広がる芝生に鹿さんが 来てくれたのです☝️


チェックアウト後は、駅に向かう途中、初日の夕食に出掛けた時に粽販売の貼り紙が目に留まった地元和菓子屋さんに立ち寄って、午後のおやつに粽と柏餅を購入。


西の京では、駅前に見付けたベーカリー・カフェで早めのランチを済ませ、まず薬師寺へ。


私が学生時代に前回訪れた時には再建前だった、西塔や金堂や大講堂や食堂が並び立つ威容に大感激❣️


再建成った諸堂をゆっくり見て回りました。


続いて直ぐ北隣の唐招提寺へ。
こちらもその時以来の訪問ですが、当時と変わらない落ち着いた佇まいにホッとさせられると共に、感動を新たにしました。

境内のベンチで一休みし。買って来た柏餅と粽をいただきました。


そこから尼ヶ辻駅までの長閑な道は私が大好きな散歩道の一つ。
前方後円墳の見事な姿が保たれている垂仁天皇陵を通るのが大きな魅力なのです。


そして、奈良駅に戻って乗ったのは、近鉄の新しい観光特急「あをによし」。

京都までの乗車時間僅か35分ながら、乗って大満足💯



京都では、帰りののぞみ号発車時刻までの2時間ばかりを、駅ビル上層階にあるお手軽価格の京料理食堂で、京都の街並みの絶景を眺めながら早めの夕食をして過ごしました。


ずっと好天に恵まれ、カミさんも私もそれぞれ見たい物を見れ、訪ねたい所を訪ねれた、素晴らしい3日間でした。


明日からまた日常に戻ります。

次の楽しみは夏休み😊






33年振りに訪れた奈良、2日目は、早朝の奈良公園散歩で静かな東大寺大仏殿や興福寺五重塔前で鹿さん達とひと遊び。


その後は、カミさんの行きたい先2箇所に専念する結果に。


宿を出る時の予定では、メインの長谷寺ガイドツアー参加前に、サクッと天香久山に登り、その2箇所の後に飛鳥へも行くつもりだったのですが、2箇所に想定外に長く滞在することになってしまったのです。


さて、タイトルに「天香久山巡り」と書いたのは、文字通りこの山の周りを2周もすることになってしまったからです。


大和八木駅前で借りたレンタカーのナビがおバカで、さっと天香久山神社から山頂を往復して長谷寺に向かうつもりが、とんでもない場所を示され、怪しい細い道に導かれ進退窮まり掛けて神社に辿り着けず、すっかり手間取ってしまいました。


結局、地元の方に香久山登山道入口への道を尋ね、香久山神社からではなく、万葉の森から山頂往復ハイキングすることに。


その万葉の森からのルート、原生林の中を行く心地良いハイキングコースで、それなりに楽しめました。

山頂は鬱蒼とした林の中で、國常立神社の小さなお社が建っていて、祭神はイザナギのイザナミのご夫妻。


と、帰り道にある道標に「香久山神社180m 5分」と示されてるではありませんか!


車で辿り着けなかったので、歩いて5分なら是非寄ってこう!と歩き始めたものの、凄い急な下り坂。山歩きに慣れないカミさんには無理そうと判断し、登り返すのに時間が掛かっては長谷寺お坊さんガイドツアーの時刻にも遅れかねず、途中で断念して万葉の森への道に戻りました。


近くにあるはずの神社に車でも歩いても辿り着けないのが悔しかったので、万葉の森の駐車場に戻ってから、おバカナビの代わりにダメ元でGoogle Mapで検索してみたら、ナビとは別の行き易そうなその場所まで4分!


めでたく香久山神社にも寄るこどができ、長谷寺に向かいました。

こんな立派な鳥居もあるのに、香久山の周りを2周もした道には何故かこの神社を示す道標を全く見掛けなかったのが不思議です。


長谷寺への途中で急いで昼食を済ませ、何とか予定集合時刻12時50分に間に合いました。


定員10名で毎回満員と聞いていたので、指定された仁王門前には、それらしい人がいるはずなのに見当たりません。

寺の職員に尋ねてみたらガイド役のお坊さんを呼んで来てくれました。


何と、今日午後の参加者は私達夫婦だけとのこと!

おかげで、プライベートツァーを満喫しました。


このツァー、お坊さんが境内を詳しく案内してくれ、普段立ち入りできない国宝ご本尊十一面観音像の裏側や本堂内陣にも連れて行って貰え、本堂内陣では事前に登録した参加者毎の願い事の祈祷法要を読経と声明で上げていただけ、お土産にお札と美しい花型干菓子詰め合わせが付く、という所要時間1時間30分程のもの。

カミさんがFacebookに入った広告を目に留めて申し込んでいたのです。


専属ガイドのように案内して下さったのは、研修生の若いお坊さんで、見るからに誠実そうな好青年。

「皆が十一面観音様になったつもりで対応すれば必ず良い結果に結び付きます!」との言葉が私達の心に響きます。


彼は、3人のお坊さんの1人として参加した法要では、太鼓の達者な演奏を披露してくれました。


また、約20分程の法要に先立って経本を渡されて受けた説明の中で、私にとって興味深い声明の譜面の説明もして下さいました。


ツァー終了後おやつの時間になったので、登り廊の途中で説明を受けていた「普段はお坊さん研修施設に使われていてこの時期だけカフェを開設している建物」の素敵なカフェで、長時間休憩( ^-^)。


既に4時を回ってしまったので飛鳥に足を延ばすのは止めにし、八木駅までの途中にある安倍文殊院に立ち寄ってみることに。


午後5時ギリギリでしたが、目当ての国宝諸像に会えただけでなく、その前での夕方のお勤めに立ち合えたのはラッキーでした。



昨日の歩数は2万歩を越えましたが、今日は1万3千歩でした。

明日も天気に恵まれそうで楽しみです。




33年振りに奈良に来ています。

子供達が幼かった頃に連れてきて以来です。


初めて見た大仏様に強烈な印象を受けたらしい息子は、「ならの大仏」という絵本に嵌り、それを覚えていた娘が、息子から譲り受けて孫達に見せたら下の孫娘もまた嵌ってしまったようです。


その大仏様も二月堂も興福寺や春日大社も奈良公園も、佇まいは33年前と変わりませんが、びっくりしたのは奈良駅から大仏殿までの人波の凄さ。

まるで新宿や渋谷の駅前のような混雑ぶり‼️


しかし大仏殿を離れると、GWにも関わらす静かな奈良を満喫出来ました。


初日の今日は、宿に先ず荷物を預け、猿沢池から興福寺、大仏殿、二月堂を見て春日大社に至り、奈良公園を通って宿へ、と一巡りしただけのつもりが、歩数計は2万歩を超え、カミさんは「ゆっくりしたいのに、(私と)一緒だといつもこんな風に体育会系(の強行軍)になるんだから・・・」とプンプンです。


まあそれでも、終日最高の日和に恵まれ、夕方の奈良公園でゆったり鹿さん達と戯れることが出来て、満更でもなさそうな様子に一安心。


宿の窓から見る夕暮れの興福寺のシルエットが素晴らしく、明日も楽しみです。


今年は桜の開花が本来の入学式頃となり、4月の週末の楽しみが増えました。

とは言え、肝心の天気に恵まれた土日は隔週にしか来なかったので、少し足を伸ばしての花の名所巡りは1週間おきに2ヶ所ずつ料理することになりました。

まず4月13日(土)と14日(日)。
13日は、残雪に輝く富士山と満開の桜と三重塔の眺めで世界に名を馳せる、富士吉田市の新倉山浅間公園の展望テラス。


世界的に名高いだけあって、朝一番の特急列車で9時頃到着したにもかかわらず、既に大変な人出。しかも半分程は外人観光客。
展望テラスは2時間待ちで、観覧時間僅か5分の入れ替え制になっていました。
まるで上野動物園のパンダ観覧のようです🐼。
ただ、晴れ予報なのに薄曇り空だったのは残念。

帰りの車窓では春ならではの楽しみも❣️


翌14日は、三角の形が美しい武甲山の前に広がる芝桜の眺めが素晴らしい、秩父市の羊山公園。
前日とは打って変わって人出は少なく、外人観光客の姿もありません。絶景を見ながらゆったり過ごすことができました。
隣接会場の露店で、地元山菜天ぷら盛り合わせを買って芝桜前のベンチでランチ代わりにいただきました。


そして、ここへ行くのに乗る列車も楽しみの一つ。


それから2週間経った今日は、まず朝一番で亀戸天神の藤祭り見物。
目当ての藤はやや物足りなさを感じましたが、最高の晴れに恵まれ、スカイツリーを背景に良く映えていました。


その足で、青梅市の塩船観音寺のつつじ祭りへ。
つい最近知った東京のつつじの名所です。

根津神社以外にも東京都にこんな名所があったとは‼️


そこからの帰途に乗ったバスは、中華電気バス🚎。

BYD初体験ですが、仕様なのか運ちゃんの腕なのか、信号待ち後の発車が毎回プチ急発進で、満員の立ち席客はその都度よろけ大迷惑( ¯⌓¯ )💭


明日は大人しく家で過ごしてGW後半に
備えることにします。