興味の赴くままに

興味の赴くままに

クラシックのレコード音楽鑑賞と山歩きと野茂投手が好きで歴史の進歩を信じる壮年が、興味の赴くままに綴るブログです。
特に好きなのは、音楽ではモーツァルトの全部、ベートーヴェンとブラームスの交響曲、山では剣岳と鳥海山。
そして、スポーツでは野茂投手です。

GWのプチ旅て訪れた対馬厳原の今朝の早朝散歩で、思わぬ大収穫がありました。


江戸時代、藩主の宗氏の偽印章文書に端を発して始まった朝鮮王朝との正式国交を体現する、朝鮮通信使に因む史跡が厳原市内中心部に数多く存在。

昨日、お隣の国からその末裔の皆さん方のツァー客がその史跡巡りをする姿に何度か遭遇していました。


その下地があってか、今朝、宿の朝食前の散歩で、昨夜夕食帰り道に横切った厳原本川遊歩道が素敵そうだったので、その遊歩道を港から遡って辿ってみたら、川の両岸に連なる柵に等間隔で嵌め込まれたガラス絵が、朝鮮通信使に因む絵の数々なのに気付いたのです。


15種類ばかりの絵が遊歩道が尽きるまでの間に繰り返し登場、それぞれがなかなかのできばえで、思い掛けないアート鑑賞をしがてら朝鮮通信使の様子を学ぶことができたのです。


それらの幾つかはこんな感じです。


しかも、遊歩道の大手橋辺りから上流右岸の壁には、長いタイル絵が数点。

厳原港入の様子や登城の様子、そして長~い行列まで‼️



この遊歩道をはじめ、厳原市内には素敵な通りが数多く、しかもどこもゴミひとつ落ちていない気持ち良さ❣️


好感度高い街で、気に入りました😊




今日午後は、1月末に初見参して気に入ったアマオケ「アンサンブル・ジュピター」のスプリング・コンサート。

出し物は春よりも秋のイメージのブラームス。

ヴァイオリン協奏曲と交響曲第3番です。

この公演を聴く気になったのは、1月の演奏会で配られたチラシに釣られたこともさることながら、そこに記載されていた今日の独奏者ジェラール・プーレ氏が私のすぐ前の「関係者席」に座っていたからです。


氏の演奏は、10年ほど前まで、東京春音楽祭で何回か実演に接していて、その美音に惹かれていました,

この時既に70代、今や齢90近いはず。

とは言え、目の前の氏は赫灼として血色も良く、これならと、聴くことにしたものです。


結果は・・・


案の定と言うべきか、やっぱりと言うべきか、私にとっては43年前の「ホロヴィッツ事件」の再来となってしまいました💦。


その事件とは、当時の朝日新聞「音楽展望」に私が敬愛して已まない音楽評論の泰斗吉田秀和さんが投稿した、20世紀最高のピアニストと称されたウラディミール・ホロヴィッツが80歳にして初めて来日した際の公演を聴いての率直な批評が巻き起こしたものです。

初めて来日してくれた気難しい老大家の機嫌を損ねないよう腫物に触るような応対が大勢の中、衰えが隠せないその演奏についてずばり、「今は――最も控え目にいっても――ひびが入ってる。それも一つや二つのひびではない。・・・・」を否応なく思い出させるものでした。

固唾を呑んで聴き始めたヴァイオリン協奏曲、冒頭のモーツァルト「皇帝ティートの慈悲」序曲の出来が良かったので期待したオーケストラの入りがいまいちだったことに加え、独奏が始まるや、ひびだらけ!

かつての美音はどこへやら、かすれがちで、速いパッセージでは指使いがもつれて音を外すことも。

アレグロの第1楽章と第3楽章は残念な結果になりましたが、ゆったりしたアダジオの第2楽章は、美音の片鱗を駆使して良く歌い上げてくれた好演になったのは救い。
骨董の輝きとでも言うべき美点を感じました。

ソリストアンコールに、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番の第2楽章フーガが弾かれました。これはまずまず。

因みに、プーレ氏は「フランスの至宝」とも称されるヴァイオリンの巨匠で、日本をこよなく愛し、母国フランスと日本で半々に生活しておられるとのこと。
そういえば1月に私の目の前の席に座っていらした時、隣は奥様と思しき上品な日本女性でした。
骨董の輝き(失礼!)は健在なので、これからも末永く日本で活躍されることを願っています。

後半に演奏された第三交響曲は満足できるものでした。
各パートとも良い演奏を聴かせてくれましたが、とりわけ、ホルンとクラリネットの各1番奏者とヴィオラの首席奏者の好演が光りました。

このオーケストラ、これからも聴きたいと思います。






一度は現地泊で見てみたいと長年願い続けて来た、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」、その現地泊の宿が今年8月で55年の歴史の幕を閉じると知り、何とかして積雪ピーク時(=アルペンルート春の再開直後)の週末の予約を取ろうと急遽試みたところ、残り1室に滑り込めて、念願が叶いました。


幸い土日共に空模様もまずまず、この時期ならではの白銀の絶景を堪能することができました。


ただ、期待の「雪の大谷」は、雪の壁の高さが、例年なら最高20メートル近くに達すると聞いていたのが、まさかの僅か12メートル。

せっかく念願を叶えたのに、これには大いにガッカリさせられました。


宿の案内人の話では、今年は史上最低水準だとか。

累計降雪量自体は少なくなかったのに、いつもの年より暖かい日が多かったらしく、積雪量が少なくなったそうです。


現地泊ならではのメリットは、昼間ツァー客でごった返していた「雪の大谷」を、彼らが去った後静かになってからゆっくり楽しめることです


「雪の大谷」だけでなく、目の前に聳える山の山肌も、この時期本来の白一色ではなく、地肌か露出している箇所が目立ちます。


しかし、そのお陰で、例年5月中旬にならないと現れない、みくりが池のドラゴンアイが、早くも一部開眼❣️


また、雷鳥さん達の活動もいつもより早く盛んになっているようで、昨日午後1回遭遇したのに続いて、今日は、何と、4回も‼️


3回目までは早朝散歩途中の2箇所で、4回目は、3回目に遭遇した、宿のホテル立山直ぐ裏手にいた子が、散歩後に朝風呂に行った大浴場の窓の外に来てくれていたのです❣️


昨夜は星空観察会。

氷点下の冷え込みの中、澄み渡った夜空に輝く星々の眺めを楽しみました。


また、富山駅から立山に向かう富山地方鉄道の電車は、雪をたっぷり纏った剣・立山連峰が前面車窓にずっと見え続けるという、願ってもないプロローグになったのも嬉しいことでした。


私のもの好きに付き合っくれたカミさんに感謝🙏





近所で配られていたこのチラシに釣られて聴きに行ってみたこの『ドン・ジョヴァンニ』、歌手もオーケストラも予想外(失礼🙏)の充実ぶり、心地良い感動に浸れました。

指揮者の松村優吾さんを含めて全ての出演者は私にとって初めて接する人達ばかりでしたが、歌手の歌唱と演技の闊達ぶりと、オーケストラ各パートの充実ぶり、そして演出の妙に感心しすることしきりでした。


何しろ、会場が練馬区光が丘のIMAホールという、オペラ公演のイメージとは程遠い、500人程度収容の公会堂のようなホールで、その前列6列分の席を潰してオーケストラ・ピットに仕立てた、手作り感満載溢れる舞台での快演だったからです。


歌唱で一際強く印象に残ったのは、例の「カタログの歌」と「薬屋の歌」。

共に、歌いながらの演技も抜群に魅力的。


そして、ドン・ジョヴァンニと二人のドンナの輝かしく力強い歌唱も素晴らしいものでした。


伴奏オーケストラは、弦が6+6+4+3+2.、管楽器は各パート2本ずつ(トロンボーンだけ3本)、それにティンパニとチェンバロ。


聞かせどころでのフルートとクラリネットの活躍には聴き惚れました。


演技に魅せられたのは、先述のレポレロ(清水良一さん)とツェルリーナ(丸尾有香さん)。


更に、特筆すべきは、エルヴィーラの侍女で歌わない役の浜崎彩音さんの演技。

ドン・ジョヴァンニが窓下でマンドリンを爪弾ながら聞かせる誘惑の歌に敏感に反応する様子の可愛らしかったこと❣️


素晴らしい演奏と演技をした皆さん方の晴れやかなカーテンコールの様子を記念に撮らせていただきました。


さて、この公演成功のもう一つの要因は、尾城正代さんの素敵な演出!


最近流行りの眉をひそめるような読み替えものではなく、オーソドックスなスタイルながら、限られた素材を巧妙に使ったもので、上の写真に写っている舞台左右に聳える貴族館風の壁は常に据えられていて、その間の空間の背景照明か場面の雰囲気に合わせて繊細に推移するのが効果的でした。


第1幕の幕が上がった時に目に飛び込んで来た、明るい紺色の空に満月が浮かび高い木の梢が左右から僅かに覗く舞台に、思わず見蕩れてしまいました。


中でもセンスが光っていたのは、「カタログの歌」の場面。


御朱印帳の親方のような折りたたみ式の冊子の、ドン・ジョヴァンニが誘惑した2000人近い女性のリストを、エルヴィーラに引っ張らせて広げたりたたんだりしながら、彼女に歌って説明するという趣向です。

展ばし広げた長さは5メートルはありそうに見えました‼️


オペラですから、舞台姿も大切な要素です。

ドン・ジョヴァンニ役の小幡淳平さんは、体格良い堂々とした姿が如何にも騎士然としてこの役にうってつけ。

他の出演者もそれぞれ良い線を行っていましたが、惜しむらくはエルヴィーラはもう少しスリムな方が・・・。


この公演、昨日と今日の二日間、日替わりのダブルキャストなので、昨日も今日私が感じたような出来栄えだったかどうか定かではありませんが、主宰したオペラ・ハフには、また次にモーツァルトの傑作を上演してくれることを大いに期待します。










今年の東京の桜、私にとっては大当たりでした。

3月19日に開花宣言後、小寒い日が続いたおかげで、満開になったのは翌週の日曜28日。
しかも、その日曜日は前日までの曇りや雨続きから一転、穏やかな快晴に恵まれました。

そしてまさにその日に、念願だった隅田川屋形舟での花見をすることができたのです

カミさんがさる伝でこの日の予約をしてくれていたのが、バッチリ「満開+週末+晴天」に当たりました👌

船頭さん曰く「今日はこの10年で最高の日和です👍」。


屋形舟出航時刻は12時30分。

午前中の時間を使って、この貴重な晴れの週末満開の桜と電車の見逃せないスポットを巡ることに。


まずは、王子の飛鳥山公園前を行き交う4つの路線の列車を見下ろせるこの展望ロビー。


期待した飛鳥山公園の桜はイマイチでしたが、望外にも、はやぶさとスペーシアが行すれ違う‼️レアなシーンに遭遇できました✌️


そこから市ヶ谷に移動して、飯田橋までの外堀沿いの桜並木前を行き交う中央線の電車見物🚃🌸。


その間に点在する3ヶ所の撮影スポットをハシゴしましたが、屋形舟に乗るためのカミさんとの自宅出発時刻11時45分に余裕を持って帰宅しようと、それぞれのスポットでほんの少し我慢が足りず、そこを離れた瞬間に特急が通り掛かって撮り逃すというヘマが二度も生じてしまいました。


さて、念願叶った花見屋形舟、通常の遊覧航路ではなく、浅草から上流側の隅田公園一帯の桜が見える辺りを巡ってその一角で1時間半ばかり停泊。


舟の上で揚げたての天ぷらと舟盛りの刺身をいただきながら、文字通りこれ以上ない穏やかで暖かな花見日和に恵まれおかげで、爽やかな川風がそよぐ船上から、スカイツリーを背景にした桜の眺めを堪能できました。


翌月曜日からまた小寒い雨がちの日が続いたものの、これまた幸いなとこに、満月の4月3日金曜日だけスッキリ晴れ上がり、散り初めながら「満開の桜+満月+晴天」という十年に一度あるかないかという稀有な機会となりました。


桜と満月を一緒に撮ろうとあれこれ試しましたが、

桜が見えるように撮ろうとすると月が白飛びし、

月の兎が見えるように撮ろうとすると手前は真っ暗になって桜は見えず、

補正を限界まで加えても、両立させるのは無理と悟りました。

桜の梢が強烈にライトアップされていれば両立可能かもしれませんが

桜祭りの提灯や街灯の明かりでは・・・。


昨日4月4日土曜日は、午後から吹いた強い南風で花吹雪。


川面には花筏。


開花後雨がちな日が多かった中、肝心な時にしっかり晴れて目を楽しませてくれた今年の桜も終わり。

楽しみはまた来年😊。