先日のすが漏りの記事、
たくさんのアクセスありがとうございました。
より詳しく対策をお伝えしたく、
改めてまとめてみました。
前回と重複する所もありますが、
お付き合いくださいませ。
まずは、すが漏りのメカニズムを確認
①キンキンに冷える日と、
暖かい日が交互に訪れる。
②すると屋根の上では、
雪が溶けたり凍ったりを繰り返す。
③繰り返すうち、写真の赤色部分に、
分厚い氷の層ができてしまう。
※写真は自宅です。
我が家は急勾配&マメな塗装により、
氷が出来るようなことはありませんが、
場所を示す例として載せています。
④更に2月に入り暖気が続き、
黄色部分に水が溜まる。
⑤すが漏り発生!!
溜まった水は、
トタンのつなぎ目から侵入します。
天井の異変を発見!
天井や壁が濡れている?
床までびちょびちょ?
状況は様々だと思いますが、
まずは原因をはっきりさせましょう。
考えられるのは、こんなこと。
・すが漏り
・トタンに穴が空いている
・配管(トイレなどの排水)
原因が「すが漏り」の場合
屋根の様子を観察してみましょう。
通常であれば、
雪解け水は真ん中のダクトを通って、
排出される仕組みですが、
寒暖差が激しいなどの理由で、
排出が追いつかず、凍りつくことも稀にあります。
すが漏りであることを確認したら、
命綱をしっかりまいて、
木槌などでやさし~く取り除きましょう。
ご自身で対処するのが難しい場合は、
のじり塗装など、
除雪専門の業者に依頼しましょう。
トタンに穴が空いている場合
すが漏りは屋根のハゼから水が侵入する現象です。
画像でも2箇所つなぎ目が確認できますが、
この部分をハゼをいいます。
しかし、ハゼではなく、
単純に穴が空いていることもあります。
例えば、雪下しの時に、
金属製のスコップで乱暴に傷つけたり、
雪庇を下から突付いた時についたような、
穴をよく見かけます。
穴が空いてしまっている場合は、
穴を埋めないことにはどうにもなりません。
コーキング剤で埋める方法があります。
のじり塗装でも、
屋根の塗装時などに穴があれば、
補修してから塗装します。
ただ、こちらのコーキングにも、
間違うと大変なポイントがありまして、
「変成シリコン」でないものを、
誤って使ってしまうと、
後々ペンキ屋さんが苦労します(^_^;)
詳しくは
にてご確認くださいませ。
屋根以外の原因は?
ここまで、屋根に関わる話でしたが、
天井が濡れているとき、
天井上の配管からの水漏れも考えられます。
例えば、2階に洗面やトイレがあると、
その配管からの水漏れかもしれません。
これは、のじり塗装は専門外です。
お付き合いのある設備屋さんや、
その家を建てた工務店、
リフォーム業者などに相談してみましょう。
すが漏りする前に対策を!
一度すが漏りしてしまうと、
天井が濡れ見栄えが悪くなるだけでなく、
断熱材や木材など、
見えない部分が傷む原因にもなりかねません。
対策として出来ることは、
こまめに雪下しをする
定期的に屋根の塗装をする
どちらも、のじり塗装がお役に立てます。
是非ご相談ください。
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