↑のつづき。


さて、氷川神社が大宮なら、そこから程近い浦和の街は『調(つき)神社』である。


神社に興味を持ち始めた頃から、ずっと行きたかった場所へ、ついに行けることが出来た。





本当に鳥居がないんだな。



本当に狛ウサギなんだなぁ。






手水舎の兎。







『調(つき)神社』別名『つきのみや』

<御祭神>
 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
 豊宇気姫命(とようけひめのみこと)
 素盞嗚尊(すさのおのみこと)


神池の兎。

稲荷神社。


社殿は調神社旧本殿。




波にウサギ。
雲の横にある模様が龍に見えるのはワタシだけだろうか。

調宮天神社。

金毘羅神社。




神使の兎たち。

なぜ『つきのみや』と呼ばれているかの考察はこちらへどうぞ↓
調神社の七不思議のひとつに「松がないこと」というのがある。

当地に姉神・弟神がいたが、そのうち弟神は大宮にいってしまい、姉神が待っても帰ってこなかったため、姉神がもう「待つ」ことは嫌いだと言ったことから、「松」が無いのだそうな。

また、姉神が待っているときに境内の松で目を突いたためともいう。


この話をこじつけで片付けてしまうよりも、一体この姉と弟が誰だったのか…を考えてみた方が面白い。

一説では、大宮にいったのは『スサノオ』で、待っていたのが『ツクヨミ』だとされている。

しかし、そうであるならば、祭神がアマテラス、トヨウケ、スサノオだというのは少し首をかしげてしまう。

『ツクヨミ』が月の女神である『トヨウケ』と同一神だとするならばわかるが、あえて『トヨウケ』を祀る意味は。。

しかも、『ツクヨミ』が姉神なら、女神となってしまう。

おそらくここが暗号。



「男女反対ですよホントは」という暗号。

「調」⇒「月」。

「月」は「三日月」🌙

逆さにすれば「牛の角」。

「角」とつく、あるいは「角」が生えている神様は、日本のみならず「月の神格」をお持ちである。

『八咫烏賀茂建角身命』。

別名『三島溝咋耳(ミシマミゾクイミミ)』。

そして『大山祇神』。

コノハナサクヤ姫の父神である。



となれば、その娘であるコノハナサクヤ姫も「月」の神格を持っているはずだ。

コノハナサクヤ姫がしばしば『かぐや姫』のことだと囁かれているのも、『富士山』というキーワードだけではなく、『月』に関係しているからなのではなかろうか。


そして、『コノハナサクヤ姫』こそが、女神『スサノオ』である…というのが個人的な見解です。

『木花咲耶姫』を始め、様々な漢字が当てられており、また、別名も多い。

これは、大昔から日本にいらした証拠なのでなないだろうか。


例えば、こういう字も当てられるはずだ。

コノハナヤヒメ。

『朔(サク)』。

逆さの月である。

三日月を逆さにしたら牛の角。


貴船神社の摂社『牛一社』の祭神は『コノハナサクヤ姫』であり、古伝では「牛鬼」とされている。

そして、「牛頭天王」は『スサノオ』である。

江戸時代後期の国学者であり神道家であった『平田 篤胤』は、「スサノオとツクヨミは同一神」だとしていたようだ。

恐らくは、日本の食物起源神話によるものだろう。

○日本書紀⇒ツクヨミがウケモチを斬り殺して、穀物などが生まれた。

○古事記⇒スサノオがオオゲツヒメを斬り殺して、穀物などが生まれた。

同じ内容だから同一神という理屈である。


そして私の説は、『スサノオ』は月の神格を持つ女神である。

サクヤ姫の『朔』。

つまり、『逆さの月』は暗号だ。

「男女逆さまにしてごらん」ってことだ。


つまり、この神社の祭神は…

女神『アマテラス』⇒男神。
男神『スサノオ』⇒女神。

姉⇒兄
弟⇒妹


これで、双子の太陽と月。

真実は男女逆さまなのである。


シュメールの太陽神ウツ(アマテル)と、その妹イナンナ(トヨウケ)へと繋がるのだ。


↓のひな祭りの伝承にも、大いに関係してくるに違いない(ミミと三月三日繋がりで)。

「月」のことをよく「調」べてみよう

だから『調(つき)神社』なのだ。



ちなみに、コノハナサクヤ姫の「コノ」は、
『籠(この)神社』の「この」にも繋がる。


籠神社の祭神は『火明命(ニギハヤヒ)』であり、その相殿や、奥宮の真名井神社には『豊受(トヨウケ)大神』が祀られてるのだから。




あ、別の入り口に鳥居あった。





さて、なぜ氷川神社と調神社に行きたかったかというと(あと5箇所行きたいところがあったのだが…)、

コノハナサクヤ姫の父神が、『三島』であり、『オリオン座』に関わってくるからだ。



氷川神社関連の神社がオリオン座の配置になっている…というのは割りと有名な話であり、とても面白い逸話なのだが、「なぜオリオン座なのか」ということが、よくわかっていなかった。


しかし、スサノオとコノハナサクヤ姫、そして父神ミシマミゾクイミミにスポットを当てることで、少し見えてきた気がする。



次回は関東出張のまとめ。


まとめきれるかワタシ(笑)

つづく。


ではまた❗


人気ブログランキング