↑のつづき。

さて、埼玉の神社『調神社』。

別名『調宮(つきのみや)』。




主祭神は以下の三柱。
・天照大御神(あまてらすおおみかみ)
・豊宇気姫命(とようけびめのみこと)
・素盞嗚尊(すさのおのみこと)

狛犬ではなく、『狛ウサギ』。



「調(つき)」が「月」と同じ読みであることから、古くから月待信仰があった。

鳥居が無い、松が無い、など「七不思議」がある神社としても有名である。


しかし、私が注目したいのは、境内に『槻(けやき)』の木が多いことである。


実は『つき神社』は埼玉だけではない。

愛知県北設楽郡東栄町大字月に鎮座する
『槻(つき)神社』。


「つき」にケヤキの字を採用している。


そして、『月』という地名。

『月』のいう名のバス停まである。


そして、祭神は…

『瀬織姫命』である❗



さらに、埼玉の『調神社』の祭神も、明治三年までは『瀬織姫命』であったという記録があるようだ。


北設楽郡では例年、『花祭り』という伝統的神事芸能が行われており、これは『霜月神楽』の総称であるのだそうな。

花祭りでは、巨大な鬼の面をつけた『鬼の舞』などが夜通しおこなわれる。


面白いのが、この『霜月神楽』。

伊勢神宮外宮の神楽を祖形としており、『伊勢流神楽』とも呼ばれているのだ。

伊勢の外宮と言えば、その祭神は『豊受大御神』であり、調神社の『豊宇気姫命』と同一神である。


ご存知、月の女神。


外宮に祀られている神様は、一説によると内宮の神様よりさらに古い神様であり、『豊受大御神』でさえ、さらにその奥にいる神様を隠す為に祀られているのだとか。。



ここでさらに『瀬織津姫』の話。

かの六甲山の『六甲比売』。

瀬織津姫が封印されているとも言われる六甲山は、『籠目紋(六芒星)』。

六甲比売神社は出雲大社と伊勢神宮を直線で結んだ線上に鎮座しており…



東栄町の町章は…

鬼を囲んだ『六芒星』である。
(トトロにも見えますが(笑))



かーごめかごめ。


つづく。


ではまた❗


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