私は2022年に54歳でリタイアしたので
そろそろリタイア3年目に入ります。
50歳になった時に、いわゆるコーストFIRE(経済的に自立しているがフルタイムで働く)していたのですが、エージェントに頼まれ、会うだけと言って面接した上司と意気投合。もう1社だけ、1年だけと思い転職しました。良いご縁があると、意外とスッパリやめられないものです。
そして、2020年、51歳の時にフルリタイアしようとしたのですが、今度はコロナ禍で身動きが取れず、失業保険のために受けた会社の面接で、またしても上司と意気投合。最後の転職をすることに。
この最後の会社で1年半ほど働いた頃に、プライベートで色々あり突発性難聴に。ああ、このタイミングなんだなと思い、スッパリ退職してフルリタイアしました(病気は完治しています)。
タイミングときっかけがないと、なかなかリタイアに踏みきれない方も多いかもしれませんね。
なぜリタイアしようと思ったのか?
引退を考え始めたのは40代半ばの頃。
仲の良い友人が立て続けに病気で亡くなり、将来やりたいと思っていることは、今すぐやろうと決めたのが、そもそもの始まりです。
その直後に起業し、事業は売却。その次のステップがリタイアでした。
経済的に自立していても仕事を続けている方も多いと思いますが、私がフルリタイアを決めたのは、年齢的にも、世界情勢的にも、動けるうちにやりたい事を全てやりたいと思ったからです。
いつまたコロナのように動けない時期が来るかもしれない。行きたかったロシアは恐らく生きているうちには行けないでしょう。
両親を見ていても、自由に動けるのは75歳くらいまでと思っておくのが良いかと思っています。
最後の会社は楽しすぎて、まだまだ働きたい気持ちもありましたが、あと何年自由に世界を旅できるのか。あと20年間、何をする?
と考えた時に、それは会社員ではなく、自由な生活にコミットすることだったのです。
リタイア生活プラン
長期的には、まだ元気に動ける50代は好きな旅行で行きたい場所に全部行く(ドゥオモの階段とか、マチュピチュとか、結構ギリギリ感あります)。60代以降は、何か面白い事を仕事にできたらいいな、とぼんやり考えています。もしかすると、旅を続けているかもしれません。
ここまでの2年は結構忙しかった。
リタイア後の1年目は、両親が続けて1ヵ月づつ入院して、その後も通院の送迎。予定していたヨーロッパ旅行は1週間前にキャンセル。その後も愛犬が骨折、続いて母が骨折と、ひたすら病院に通った1年でした。
家族に完全コミットした初年度、この年は仕事をしていなくて本当に良かったと思います。
2年目は反動で、世界一周、大阪マンスリーマンション滞在など、長期の旅行、長野の長期滞在も含めると、年の半分は自宅に帰っていません。
そして来年も長期旅行の予定を立て始めています。
まあ、こんな感じで、旅行やイベント、看護やらで、時間を気にせず100%コミットできるのが、リタイアの一番のメリットだと思っています。
今のところは、きっちり予定は決めず、その時に、必要なことをすればいい。そんな感じで考えています。
カバー写真について
カバー写真は3年前2021年の京都、瑠璃光院。混んではいたけれど、予約はまだ取れていました。今では予約を取るのも大変でしょうね。
悲しいことに、オーバーツーリズムで行けない場所がどんどん増えてきているので、行きたい場所には少しでも早めに行っておきたい。そして、少しでも空いている平日に旅行できるのも、リタイアの大きなメリットです。
そして今後、お金は大丈夫?
リタイアを考え始めた40代半ばから、10年で資産は5倍以上に増えました。リタイアまでは全て米国個別株投資です。
時代もよかった。
65歳までは、旅行予算を年間400万円で想定しています。初年度のように、ほとんど旅行に行けない場合もあると思いますし、予算を超えることもあるかもしれません。
現状では、旅費を含めた年間の総支出分の収入はどうにか確保できています。
ざっくり半分が金利と配当。半分が株式の値上がり益。
後者は絵に描いた餅なので、保証はされていませんが、その中から必要に応じて取り崩ししています。
定説では定率取り崩しというのが資産を減らさないための法則のようですが、私は独身なので、使い切ることを目標にしています。
先々、どうなるかはわからないけれど、しばらくは好きなだけやりたいことをやろうと思っています。
やりたいこと、年齢や家族構成によってリタイアプランは異なると思いますが、今のところ私のFIREが成功しているのは、仕事をしたくないという後ろ向きの理由ではなく、やりたいことがあってリタイアしたからではないかと思っています。
年齢的な要素もありますが、定年後にやることがなくて退屈している人もいるでしょうから、年齢関係なく、やりたい事を持ち続けることが幸せなリタイア生活を送る秘訣ではないかと思います。
FIREを目指す全ての方が、前向きなリタイアができることを願っています。
ご参考まで、私はこの本のようにゼロを目指して、100%自己投資で生きたいです。
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