タイ旅行（その４） より
【成田空港に到着】
ハッチに一番近い席に座っていたので、真っ先に機外に出て、用意されていた空港の車椅子に乗り、ターミナルの通路をスイスイ進んで、パスポートチェックに進むことができました。ターンテーブルの横には、既にお母さんの車椅子が置かれていたので、これに乗り換えます。ハッチを出てから僅か１５分ほどで、成田空港を出ることができました。
まだ、午前１０時頃だったので、「オラさ、また東京さ、来たダ」ということで、東京観光に出発です。まずは、京成線の途中にある、柴又の帝釈天に行きます。
【葛飾柴又の寅さん】
柴又駅前の広場には、寅さんとさくらの像が立っています。
寅さんのセリフで、一番よく覚えているのは
「結構、毛だらけ、猫灰だらけ、おケツの周りは、糞だらけ」 ですね。
かなり上品。
広場から帝釈天に向かう道の最初に、「帝釈橋」 がありました。この橋、もしかしたら、世界一短い橋かもしれません。僅かにコンモリとした、長さ １.５ｍ くらいの橋です。道路脇の側溝を覆うだけでは芸がないから、こんなフウにしたのでしょう。
【帝釈天参道商店街】
参道の両側には、いろんなお店が並んでいますが、海外ですらお土産無しで帰ってくるのが常ですから、チラ見程度で全部パスです。
【柴又・帝釈天（題経寺）】
１００ｍほどの参道沿いにある商店街を抜けると、すぐに帝釈天です。
本堂の中に入って、しばらくお祈りをしていました。
御朱印を書いてもらって初めて、このお寺の名称が「題経寺」であるということを知りました。というか、ここに来たのは２回目ですから、お寺の名前をすっかり忘れていたのです。
柴又駅に戻り、高砂・青砥と一駅ずつで乗り換え、押上から都営地下鉄線に入る電車で、浅草に向かいました。
【浅草・雷門】
当り前のことですが、ここには外国人観光客がテンコモリいます。
【参道・宝蔵門（仁王門）】
京都の清水寺と同じように、浅草寺には、和服で観光する外国人がいっぱいいます。この暑い最中、冬物の和服を着ている観光客もいました。
【浅草寺・本堂】
お線香をお供えし、本堂でしばらくお祈りです。
【浅草（あさくさ）浅草寺（せんそうじ）の観音様】
【浅草観音の縁起談】
【浅草寺】
【小さなお社と五重塔とスカイツリー】
浅草寺本堂の西側周辺には、九頭龍権現、金龍権現、一言不動尊などを祀る小さなお社がいくつもあります。
この付近には、観光客があまり来ませんし、五重塔とスカイツリーを並べて撮るのにはいい所です。
【浅草神社】
浅草神社は、浅草寺の東隣にあります。
毎年５月に行われる、浅草の盛大なお祭である「三社祭」は、浅草寺ではなく浅草神社のお祭です。
これにて、今回の旅の観光は、すべて終わりです。
地下鉄浅草線で新宿へ、そこからは高速バスで、家に帰りました。
【総括】
インド、中国、韓国と、旅行会社のパックツアーを３回も続けてきたので、今回は手作りの旅にしたのですが、やはり 「手作りの旅は、面白いなぁ」 と思います。
特に、近年はインターネットが発達していますし、タイのバンコクに関しては、路線バスも電車もグーグルマップを使うことでかなり詳細な状況を把握できるので、自分で事前に調べておくことは容易です。
お母さんについていえば、そこそこの元気さを維持していたのは、アユタヤを観光した日までだったようです。残りの２日間は、果物を食べる時だけ元気で、それ以外はタイの暑さちょっとまいっていたようでした。
それでも、お母さんにとってタイは初めて訪れた国ですし、いろんなインパクトはあったはずと思っています。（でも、やっぱり、記憶に残ってないかなぁ？）
貢一の今回のタイ現地の体験からは、タイ国鉄の状況から見える、発展停止状況が非常に強く印象に残りました。３０年以上前のインフラがほぼ更新されておらず、維持管理も最小限で、単に老朽化しているという有り様だったのです。
バンコク市内に関しては、スカイトレインや地下鉄といった新しいインフラはそこそこですが、利用者の視点では、日本に比べて、こまごました処でかなり劣っているでしょう。
バンコク市内にはセブンーイレブンがいくつもあり、この店内だけは日本と同じ清潔感が感じられました。
タイの犯罪率は、東南アジアで第１位という事実があります。これは政治経済犯罪件数が圧倒的に多いことによりますが、この事実こそが、タイという国が発展できない理由を示す顕著な証拠です。プミポン国王崇拝の裏側で、不敬罪逮捕権を潜めている国になのですから、ツアー観光でタイの表面だけ見ても、この国の実態は何も分らないはずです。
【費用概算】
ツアー費用 ７３,６１６円 （DeNA ： 飛行機、ホテル、 空港使用料等総額）
国内交通費 １２,２４０円 （家～成田空港の往復）
国内宿泊 ５,４００円 （前泊ホテル代）
国内使用額 １０,０００円 （食費＋神社参拝）
旅行保険 ２,５４０円 （損保ジャパン日本興和）
現地使用額 ４４,０００円 （今回両替４万＋前残４千）
［合計］ １４７,７９６円 （一人、約７万４千円でした）
この旅の最初の 原宿・明治神宮 へ