《前編》 より
 

 

【浅草寺】
 十一面観音は、シラヤマヒメの仏界における変化である ・・・(中略)・・・ 。
 ところで浅草寺には、絶対に開帳されないと言われる秘仏があるが、実はその秘仏も十一面観音である。浅草寺は、本来白山神社とよばれるべき場所だけれども、これもアマテラス一派の封じ込めによって仏教に祀りかえられた、悲しくも懐かしい母の里なのである。(p.29)

   《参照》  浅草・浅草寺

 

 

【白山の二柱】
 白山の頂上に立つ神は、 ・・・(中略)・・・ シラヤマキクリヒメだとばかり考えていた。白山の頂上には、もう一柱、母神であるシラヤマヒメがおわすことに気がつかなかったのである。 (p.81)
 地球を被う白山神界には、母神白山と娘白山の二柱の頂上神がある。母神白山は太平洋に沈んだムー大陸の守護神、娘白山は大西洋に沈んだアトランティス大陸の守護神であったと筆者は考えている。(p.128)
 そして、キーマンならぬキーゴッデスは母神白山・シラヤマヒメ。
 地球の再建は、過ちを犯した母神の再起にかかっており、その母神はムー大陸の残滓日の本に封じ込められている。この秘め事があるために、今回の仕組みは、神国わが日本で展開されることになったのである。そして人間が主体であるこの地球では、神々の働きは人間を通じて現わされ、その動きが地球全体に反映して、人類は新たな段階へと進化していくことになる。(p.128)
 この本の後半は、白山王朝復活のため、日本にある二十九か所の白山を光の帯で結ぶ神行(しんぎょう)の様子が書かれている。その中で、ちょっと面白いのが下記の白山神社。

 

 

新潟市内にある白山神社
 新潟市内にある白山神社へ、神行のあいさつをするために出向いて行った。この神社におわす菊理媛(シラヤマヒメ)は、加賀一の宮の白山比咩神社 と同格であるとのことであった。ここが娘白山(ヒラヤマキクリヒメ)の里宮であることは ・・・(中略)・・・ (p.184)

 

 

【白山神界の期待に沿わず】
 白山神界は剣を光道に授けたことで、彼がアマテラスを叩き潰すことを望んでいた。神前で剣の使い方を問う彼に、そういう白山の期待が感じ取れた。しかし、それに対して彼は反発し続けていた。たとえアマテラスを初めとする天系の神々によって白山が潰され、スサノオが追放された過去があったとしても、恨みを返すためにアマテラスを叩き潰す意志はない。(p.87)
 報復では、因果のはずみ車を再び回すだけである。そうなってしまったら地球維新にならない。
 この記述から分かるけれど、神々というのもこんな望みを持つような不完全な存在なのである。

 

 

【富士山頂】
 富士山頂の最高峰釈迦岳は3776m、次いで白山岳3757m、そして大日岳(朝日岳)3750mである。この3つの峰にそれぞれ父神母神子神が立つときに、初めて真の意味での天地開闢、人類の理想郷が達成されるのである。
 母神白山を潰して大日岳に立ち、日本を支配していたアマテラスは、九州におけるスサノオの働きによってその地位を解かれた。(p.173)
 この書籍に書かれているのは、まだ神行の初期段階のもの。続編は何冊も出ている。

 

 

 20世紀終盤から世界は何度も破局を免れてきているのだけれど、神界次元で秩序回復のために神業を行っている何人もの日本人のシャーマンさんたちがいるからである。そして狂気の奸計を持って世界を行き詰まらせているスコティッス・ライトのようなフリーメーソンの一派ですら、地球維新のために悪役を以て任じている連中なのだと言えないこともない(強烈に頭にきちゃうけど・・・)のである。

 

 

<了>