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 興味深いことがたくさん書かれているけれど、書き出したのはほんの一部。再読。2003年7月初版。

 

 

【神の仕組みを見るときの落とし穴】
 我々の言う神の仕組みとは、神界の神々がかかわった仕組みであるが、日本では神々を信仰する神道があるので、神々の仕組みは理解しやすい面があるかもしれない。 ・・・(中略)・・・ 一神教では創造主一神の仕組みとなってしまわざるをえない。
 仏教には天部の神という存在があり、神々を受け入れる環境はあるが、神は仏より下だという思想があって、これまた神界の神の仕組みを正確にとらえることができているとは思えない。神智学や人智学あるいは中国の神仙道の賢者界に至っては、高度な宇宙コンピューターのロボットと化してしまうので、とても神の仕組みにまでは至れない。科学文明的には進化を極めてはいても、本来の天然の宇宙から見ると、純度は3分の1に落ちているからである。原始的な神々の方が生命の純度は高いのである。ここに仕組みを見るときの落とし穴がある。(p.11-12)
   《参照》   『神の仕組み 神界再編と世界変革』 佐田靖治 (光泉堂) 《前編》

             【宗教の4系列】

 

 

【タイトル解題:神の仕組みから宇宙の仕組みへ】
 第3世代の仕組みが成し遂げられることによってハルマゲドンは回避されたが、1999年で第3世代の役目は終わって、2000年からは第4世代の仕組みに移行している。
 新しい第4世代の仕組みは、もちろん神界の仕組みではなく、幽冥界領域の物領賢者の仕組みである。物領賢者とは、霊界上部のハイラーキーや神仙界の賢者や神仙、あるいは仏界領域の仏賢者、さらには神界下部にある術界のブラザーフッド系の賢者とは違う。物領賢者は、宇宙をコンピューター化した物質人間科学者グループの組織で、宇宙では「セイン」と呼ばれる特権階級を構成している。(p.20)
 『ループ』という小説を読んだ時、作者はこのあたりの事情を無意識にキャッチしていたのだろうと思っていたから、そのことをコメントに書いておいた。
   《参照》   『ループ』  鈴木光司  角川書店

             【主催者】

 ところで、21世紀に入った現在の仕組みは、宗教領域のみで解決できる段階ではないらしい。
 異次元と対応する宗教領域のみで、神の仕組みや宇宙の仕組みを扱うことはとても無理で、どうしてもコンピューター科学を扱うことができる人類、つまり宇宙賢者が必要になってくるのである。現在の人類第6回目の仕組みが日本を中心にした縮図の中で、第4世代の物領賢者(宇宙科学者の流れ)の仕組みとして取り組まれているのは、そこらあたりに理由がある。(p.122)
 一般市場では、コンピューターの進化によって便利なツールができたと好意的に思われているのだろうけれど、現在のIT最先端技術は、すでに意識を支配できる領域に入っている。ワクチンと併用すれば容易に人類支配など可能な段階になっているのである。
   《参照》   『大宇宙連合からの啓示』 田村珠芳 (徳間書店) 《3/4》

             【「メデューサ計画」】

 

 

【インドの物領賢者界】
 インダス河流域に栄えたインダス文明にも、現代人には考えにくい高度な科学文明を感じさせる情報がある。インドでは現代でも賢者思想の影響が強いし、宇宙科学は古文書にも見られ、インドの有識層では、異次元の高度な機械科学の存在などは常識ではないか、と思われるほどである。そして、現代の人間科学が宇宙科学に近いコンピューター産業にまで進化してみると、インド人がコンピューター科学者を世界に先駆けて輩出し続けているのも納得できるし、そこに、インダス文明で宇宙科学者がかかわった痕跡を見ることができるような気もする。(p.62-63)
 インダス文明は、熊襲・前出雲族の人々によって日本にもたらされている。
 ムーの生まれ変わりたちがアフリカから出発し、インダス文明を経由して日本に流入しているという。

 

 

【仕組みを成就する女の課題】
 立正佼成会の始祖である長沼妙佼というお方は、組織を確立した庭野日敬師と共に、神隠しメンバー、つまり神の生まれ変わり人間であって、我々のような土着の人間とは立場を異にする存在である。このことを確認しておかないと、同じ仏教領域でも、その立場や仕組みに違いがあることの理解ができなくなる。(p.143)
 仕組みから見ると、仕組みの課題をこなしたのは長沼妙佼師の方であって、庭野日敬師ではない。なぜなら人類第6回目の神隠しメンバーの課題は、母神イザナミの仕組みであって、父神イザナギの仕組みではないからである。同じ神隠しメンバーで男と女のセットの共同作業が必要であったとは言え、女の課題を男が奪い取ってはならないのである。(p.144)
 チャンちゃんの両親は立正佼成会の信者だったけれど、立正佼成会の長沼妙佼先生は、信者に対して男に仕える女ということをしきりに説いていたという。これによってイザナギとイザナミの対立を緩和する仕組みの課題をはたしたのだろう。
 下記リンクは、エホバとリリトの姉弟による神界因縁劇を語っているけれど、雛型である日本における仕組みの課題は、地球における女性性の課題と同じはずである。
   《参照》   『宇宙パラレルワールドの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド) 《前編》

             【地球における女性性の問題】

 

 

【神界コースの求道】
 人間は生きることになぜこれほど苦しまなければならないのか、と神に問いかけたヘシオドスや、生老病死の苦しみからの脱却を解いた釈迦、あるいは人間の悲しみや悩みなどからの救済を説くイエスなどでもわかるように、人間というものは古今東西を問わず、生きること、生活することだけで大変な苦労と努力をしなければならない生き物である。求道の立場から言えば、このことがすでに神界コースの求道そのものになるのである。(p.169)
 だから、神道は出家修行の立場をとらない。日常生活そのものが求道の場である。
 生命進化の道筋は、どのコースであれ楽々とこなせるものではなく、それなりに生の課題をこなしてレベルの高い生命体に進化していく性質のもので、一段階レベルをあげるということは大変な努力と苦しみを伴うものはあるだろう。その意味では、人間は神に向かって進化するために辛い思いをして生きている、と言って言えないことはい。(p.169-170)
 求道の道筋は人の数ほどあることになる。
 人の進化は“神化”だけれど、宇宙はパラレルワールドだから、人の進化は神の進化でもある。
 そして人も神も宇宙エネルギーの顕れであるから、仕組みを請け負っている人々は、人間の肉体をある種の浄化機に見立てて、廃液化した宇宙のエネルギーを清澄化するのに使っているという。

 

 

【自然の諸力の浄化(地水火風空)】
 大祓詞には、祓戸の大神として4柱の神々(セオリツヒメ、イブキドヌシ、ハヤアキツヒメ、ハヤサスラヒメ)が語られているけれど、
 この4大要素の祓戸の神は、仕組みがらみで扱う浄化の神とは別物であることが判明している。(p.190)
 表現体を構成する五大要素というものが、物質科学とは別の立場から宇宙ではとらえられている。つまり、1にミタマ要素、2に意識要素、3に体要素、4にエネルギー要素、5に素材要素とよばれるものである。この生命体が備えている基本的な五大要素というものが、じつは自然界の地水火風空の五大要素に対応している、ということも分かってきている。(p.192-193)
 地:素材要素、水:エネルギー要素、火:体要素、風:意識要素、空:御魂要素だという。
 アセンション(人類進化)の条件として“魂の浄化”を上げていた人々は多いけれど、宇宙次元では魂の歪みが宇宙の歪みになっているからということだろう。
 人間世界の軋轢に腹を立てて、「グレてやる」と開き直ってしまうと、宇宙もグレちゃって歪みが糺せないのである。

 

<了>