去年の東京大学入学式祝辞で話題になった上野千鶴子先生
女性学のパイオニアと言われている方です
天神キャリア塾主催のトークライブに行って参りました
トークライブに表れた先生は
思ったより小柄
そして赤いヘアスタイルがとってもよくお似合い!
そして何より怖い方のイメージがあったけど
小鳥のさえずりのように軽やかに優しい口調でトークを始められたのでした
開口一番
「え~私は昨年の東大の祝辞でバズりました」
と笑いを誘う先生
先生も予想していなかった反響だったそう
女性学の歴史
女性学がずっと軽んじられてきたこと
たくさんの批判・反発を受けたこと
政治家からの圧力
それでも発信をやめなかったこと
女性学は大学の外で生まれた
自分の不幸な母を見て育ってきて、自分もそうなるの?
という気持ちから女性である「自分自身」を研究対象にしてきた
それがとても面白かった
女性の性、生理、SEX、仕事、生活・・
女には語るべき経験がある、価値がある
40分の講和の後は
主催の天神キャリア塾塾長の村上さんとの対談
そこで1番印象的だったのは
「女性が政治の世界なんかで上に出てこようとすると
男性は〝君たちは僕たちのようになりたいんだね?”〝このポジションを奪いにきたんだね?”
ってなるけどそんなこと思っちゃいねーよと(笑)
女性は自分たちが弱者でいることを分かっているし、弱者も抱えている。
男性とは違ってもいいけど差別されないようになりたい、ただそれだけなんだよね。
東大にくる子の中には可愛そうな子たちがいてね。
テストで100点とってお母さんに「お母さん100点とったよ!」って見せるでしょ。
そしたら母親が「あら、よかったわね、次も100点取んなさい」
って。そんな何回も取れるわけないじゃん。
勝者になれるのなんか一瞬だよ。すぐまた弱者に戻るのに。」
そうそうそうー!!
私もまさにそう思ってた
女性は一部の男性のように「戦う」とか「勝負」とか「のし上がる」とか
ましてや天下とったるでー
なんて思ってなくて
そこにあるのは
「調和」や「共存」や「和」を大切にして
みんなで気持ちよく生きていくにはどうしたら良いかな?
って想いだったりする
最後の質問タイム
Q:たくさんの批判や圧力を受けても発信し続けてこられた源は?
A:私ね、逆風が吹くと「きたきたきた~~」ってドーパミンがバーッと出るのよ(笑)
それであらかじめ最高から最悪までシュミレーションしとくの。
ここ突っ込まれるかな?とかこう反論されるかな?とか。
そしたらだいたい最悪の状態までいくことはほとんどないんだよね。
あとは「仲間」ですね。
一緒に戦ってくれる応援してくれる仲間がいるとエネルギーになるよね。
Q:道なき道を来られて、たくさん迷ったり悩んだりされたこともあるかと思いますが、
それでも前に進んで来られたその源は?
やっぱり「仲間」だよね。「お友達」じゃないよ「仲間」だよ。
情報発信すると必ず「誤解」が生まれる。けど「正解」も生まれる。
でも割合が誤解よりも正解の方が多かったらそれだけ理解してくれる仲間がいるってこと。
あと理不尽なことがあると「怒り」」が沸くんだよね。その負のエネルギーを転換させるの。
あとは女性学が面白くて仕方なかった!!見たことも聞いたこともないことばっかりで。
えー昔の女性がこんなことやってたの!って。
前例がないことをやるのはリスクがあるけど、面白いよね。








