会計事務所応援 ブログ -17ページ目

広告宣伝対象は「人材」のみ

みなさん、こんにちは。

昨夏、初めてお会いした
西日本の某税理士先生は、

開業から7、8年ということもあり
職員数こそ15名ながら

ここで具体的な数字をあげられないのが
残念ではあるのですが、

顧客1社あたりの報酬平均単価は3桁。

スタッフ一人当たりの水揚げも、
一般的な会計事務所の平均値からは
ちょっとあり得ないような金額なのです。


もちろん、
地元では同規模の事務所とは
給与体系も比較になりません。

しかも、「実は数年前から、
会計事務所経験者は採用対象としておりません」
というから驚きです。

どうやら、報酬単価を押し上げているのは、
税務会計に直結した部分ではなく、

私も想像していなかった、
まったく別分野のサービスでした。

どうやら、それらを実現するためには、
ITベンダーのようなところで
働いてきた経験や知識が必要とのこと。

ところが、
『会計事務所』という看板の印象が災いし、
しかるべき人材が
思いのほか注目してくれないことが
先生の最大の悩みとのことでした。

ホームページを見てみると、

そこには一般的な会計事務所が、
お客様向けに広告宣伝するような
サービス情報が一切掲載されていません。

なんと、
「優秀な人材に応募してもらう」だけの目的で、
手間も費用もつぎ込んだ
“採用専門ページ”だったのです。

つい、
「せっかくお金をかけて
 ホームページを作っているのですから、

 企業向けのPRを載せないと
 もったい気もしますが...」

とたずねたところ、

それは愚問だったようで、

「お客様の数は、
 今のままで十分なのです。

 税理士としての信頼も得ています。

 ただ、お客様には
 税務会計というごくごく狭い範囲だけでなく
 もっと違う角度から
 ご満足いただけるサービスを提供したいのです。

 しかもオプションといった
 “税務のついで”のような発想ではなく、
  
 それは税務顧問料よりはるかに多くの報酬を
 頂戴するだけの価値のある、
 “もう一つの本業”と言っても過言ではありません」

と先生。


地元では後発の存在ながら
大手事務所と同じことをやっていても、
No.1など目指すことはできないだろうと、

どこも手を出しそうにない分野に活路を見出して、
そこが急成長のターニングポイントに
なったとのことでした。


とはいえ、業務拡張のペースに
品質を追い付かせるにはやはり
「優秀な人材」は欠かせない。

そこで、思い切って
一般的な会計事務所とは競合しない、
“人材採用”にテーマを絞って、
事務所のホームページとすることに決めたそうです。


頭ではわかっていても、
それなりの資金を投入すれば
思い切ってメッセージを“絞り込む”というのは
大変勇気のいること。


某先生には、
このまま独自の路線を磨いて
ぜひとも近い将来地元No.1事務所に
のし上がっていただきたいですね。

みなさんの事務所では、いかがでしょうか。

 

 

 

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葛藤と焦り、そして憧れ

みなさん、こんにちは。

「気力、体力の衰えを心底感じる」

「繰り返される“人の問題”に疲れた」

「法改正やデジタル化に頭が追い付かない」

「後継者が見つからない」

60代以上の税理士先生から、
このようなお声を頂戴する機会が増えています。


とくに、これから本格化する
インボイスや改正電帳法への対応を巡って、

これまで行ってきた事務所運営の在り方に
不安を感じておられる税理士先生方も
多いのではないでしょうか。

セミナーや研修などを通じて
制度そのものの情報を得ることはできても、

今後それをどうやって
所内業務として受け入れていくのか、
あるいはお客様との役割分担をどう変えていくのか、

人員体制はどうする...

ソフトやハードの環境は...

想定される費用は...

もともと抱いてきた将来的な不安に、
目の前に迫って来るこれらの課題も積みあがって、

「もう引退したほうがいいかも」

「いっそ、どこかの事務所に
 引き取ってもらえないか」

など、やや自暴自棄なホンネを漏らす声も。

事実、
大手税理士法人の系列に入りましたという
税理士先生からのご案内が、
これまでとは比べられないほどのペースで
全国から私たちに届いています。


“そろそろ悩みや責任から解放されたい”

その一方で、

“心血を注いできた事務所を
 みすみす赤の他人には渡したくない”

業者から大量に送られてくるM&Aについての
DMやメールを目にするたびに

誰にも話せずに、
一人葛藤されている所長先生も
思いのほか多いのではないでしょうか。


いまや、後継者候補がいたとしても
経営の安定化を求めて
大手の傘下に入ることを選択する
ベテラン税理士先生もおられるほどです。


私自身は、グループ傘下に入って10年、15年と
経過してた事務所の事例を、
数えるほどしか存じ上げていないので、

その後、お客様はどうなっていくのか、
所長先生や職員の方はどうなっていくのか、
正直なところわからない部分も多くあります。


ただ、ここ最近で
「肩の荷が下りた」とほっとされている
先生方の話をお聞きする限り、
それは正しい選択だったと信じたいですね。

みなさんの事務所では、いかがでしょうか。

 

 

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セミナー参加数500事務所までまもなく

みなさん、こんにちは。

本日13:30より、
「エヌエムシイ税理士法人実践事例公開セミナー」
が開催されます。

 

詳細はこちらから

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私も講師のひとりを
務めさせていただいておりますが、

Webセミナー形式ということもあり、
毎回全国よりたくさんの会計事務所様に
ご参加いただいております。

お隣の税理士先生が、
どのように事務所運営されているのか
詳しく知る機会というのは
なかなかありそうでないものです。

当ブログをご覧いただいている先生の事務所にも、
この数日のうちに
ご案内の封筒が到着します。

ぜひご一読いただければと思います。

 

 

 






“ちょっとだけ興味がある”という税理士先生は、
下記のサイトから
セミナー内容をのぞいてみてください。

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当セミナーは
昨年4月より月1~2回のペース(※繁忙期除く)で
開催させていただいておりますが、

本日の開催をもって、
参加数が合計500事務所にほぼ到達しそうです。

所長先生だけでなく、
今後の事務所を担ってゆく二代目の税理士先生や
職員のみなさまにもご覧いただきたい内容です。

今年の開催も、今日を含めてあと6回。

なんとかラストまで、
しっかりとお伝えしていきたいと思います。
 

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