作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -35ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「患者さんとのラポール(信頼関係)を作るにはどうしたらいいでしょうか?」

こんな相談をたまに受けることがあります。


このような質問をしてくる人というのは、


大抵、誰か特定の患者さんとの

関係づくりに悩んでいたりするものです。

関係づくりに悩むからこそ、

信頼関係を作るにはどうしたらいいのだろう?

そんなことを悩むのです。


ここで、気をつけておきたいのは、

今、自分が患者さんといい関係が作れていない。

そのことはよくわかっている。

だけど、

どのような関係が自分と患者さんとの

「いい関係」と言えるのか?

それについては、あまりよくわかっていない。

ということです。



現在の問題の状況については

わかっていても、

どんな状態になると

いい関係なのか



どんな関係性ができると、

信頼関係が出来ているといえるのか

それについては、

あまりよくわからなかったりするのです。


問題についてはわかっていても

理想の状態については

わからないということです。


こういうことは、医療職にはたまに起こりえます。

医療職は特に問題については

意識が向きやすいですが、

どんな状態が理想なのか?

ということについては意識を向けにくい傾向があるからです。



これから目指すべき良い状態を

想像するというのは、案外難しいのです。



よい状態を想像するという時、


否定文で考えるのはあまり望ましくありません。

これは、1/5の目標の立て方のメルマガでもお伝えしましたが、

理想の状況というのは肯定文で考えたほうがいいのです。


例えば、

「患者さんからクレームをもらわない関係性」


とか

「患者さんに変な顔をされない関係性」

とか

このように否定文で理想の状態を考えても

ではどんな状況になればいいのか?

目指すべき関係性がわかりません。

「患者さんと笑顔で挨拶できる関係性」を目指すとか


「患者さんから退院後の生活について、真剣に話しあえる関係性」を目指すとか、


このように肯定文で、

自分にとっての信頼関係の出来ている状態を

決めると良いのです。



「信頼関係」のような

なんとなくわかるような

わからないような

曖昧な言葉で考えるのではなく、

さらに具体的に自分はどんな関係性を

患者さんと作りたいと考えているのか?


そのようにまず具体的に考えていくことこそが


患者さんとの信頼関係を作っていく

第1歩なのではないかと思います。


こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

次回セミナー情報
平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー

セミナー情報はこちら


「目標を立てる意味がよくわかりません。」

以前このようなことを

後輩から言われたことがあります。



年初めや年度の初めに、

自分の目標や部署の目標なんかを

決めてたり立てたりする

その目標を立てることの

意味がよくわからない。

そんな目標なんか立てずに

淡々とやればいいんじゃないのか?

そんな風に考えている。と

まあそんな風に言われたのです。



私は、軽く衝撃を受けました。


そうか!

そんな風に考える人もいるのか!?

って感じです。


自分にとっては

目標を立てほうが、

やる気が高まるし、

計画も立つし、

自分がどこに向かっているのか?

立ち位置が見えてくるし、

目標はあったほうがいいと

思っていましたが、

目標を立てる意味がわからない!

そう思う人もいるんですね。



よくよくその後輩の話を聞いてみると、

「目標」って言われるとかえってプレッシャーになるから、

そんなもの立てずに淡々と仕事をこなしたい。

そんな思いがあることがわかりました。



なるほど!

これって結構みなさんもあるのではないでしょうか?

目標ってうまく立てるとモチベーションが上がるのですが


うまく立てないとただのプレッシャーになってしまいます。


自分で自分のハードルを上げて

自分で苦しむ。そういう感覚になってしまうのです。


このような時、

「目標は達成しなければ意味がない。」

「目標を立てからにはやらなくてはならない。」

そんな思いにとらわれて、

気持ちが窮屈になっています。


これでは、目標を立ててモチベーションを上げる。

どころではないですよね。

これは目標というより、

やるべきことにフォーカスがいっているのです。

目標に向かってつらい努力をすることにフォーカスがいっているのです。

目標そのものというよりは、

目標までの道のりに意識がいっているとも言えます。


ですので、まずは目標そのものについて

もっと具体的にリアリティを感じるように

描いてみると良いかと思います。

例えば、


「今年の12月31日どんな状態に自分がなっていると、

いいだろうか?

どんな風になっていると今年もよく頑張ったなって思えるだろうか?」

こんな風に未来を想像してみるのです。

で、ここで大切なことは、目標について、考えて

自分の中に十分にワクワクした感覚が出てくるまでは、

「それをどうやって達成するのか?」

については考えないことです。

それを考えると急にモチベーションが下がることがあります。

だからまず、十分に自分にとっての良い状態、目標や夢について、それを考えるだけでワクワクするまで、

リアルに考える。

そのように目標を立てるとよいかと思います。


こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

次回セミナー情報
平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー

セミナー情報はこちら


「今年の目標の立て方を教えてください。」

このような相談を受けることがあります。

目標の立て方というもの、

誰かから教えてもらったことが

ある人は

少ないのではないでしょうか?


年初めに目標を立てたり、

目標を聞いたりする習慣はあっても

立て方について、

教わることはあまりないものです。


このメルマガでも何度か伝えていますが、

効果的な目標の立て方は

肯定文で立てるということです。

よく否定文で立てる人がいます。

「今年は間食しない。」

「今年は、ミスをしない。」

「今年は、無理しない。」

このような否定文での目標は、

よくありません。

なぜなら、

間食をしている自分

ミスをしている自分

無理をしている自分

など、

うまくいっていかないイメージを

頭の中に描いてしまうからです。

良い目標というのは、

頭の中にいいイメージができて、

それを思うことでワクワクしたり

モチベーションが上がる。

そういうものが良いのです。


なので、目標は肯定文で立てます。

今年は、痩せる。

今年は、正確にやる。

今年は、できないことは断る。


こんな感じです。

どうでしょう?

否定文で、目標を立てていた時より

モチベーションが上がりそうな感じがしませんか?


否定文で話す人の得意な人は

ついつい目標を立てる時も

否定文で立ててしまいます


そこを、工夫して、肯定文で考える癖をつけると

目標を立てる時良いかと思います。

また人とコミュニケーションをとる時も

肯定文で伝える癖をつけると

前向きな印象を与えるので、

とてもいいですよ。

よろしくお願いいたします。


こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

次回セミナー情報
平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー

セミナー情報はこちら