「患者さんとのラポール(信頼関係)を作るにはどうしたらいいでしょうか?」 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「患者さんとのラポール(信頼関係)を作るにはどうしたらいいでしょうか?」

こんな相談をたまに受けることがあります。


このような質問をしてくる人というのは、


大抵、誰か特定の患者さんとの

関係づくりに悩んでいたりするものです。

関係づくりに悩むからこそ、

信頼関係を作るにはどうしたらいいのだろう?

そんなことを悩むのです。


ここで、気をつけておきたいのは、

今、自分が患者さんといい関係が作れていない。

そのことはよくわかっている。

だけど、

どのような関係が自分と患者さんとの

「いい関係」と言えるのか?

それについては、あまりよくわかっていない。

ということです。



現在の問題の状況については

わかっていても、

どんな状態になると

いい関係なのか



どんな関係性ができると、

信頼関係が出来ているといえるのか

それについては、

あまりよくわからなかったりするのです。


問題についてはわかっていても

理想の状態については

わからないということです。


こういうことは、医療職にはたまに起こりえます。

医療職は特に問題については

意識が向きやすいですが、

どんな状態が理想なのか?

ということについては意識を向けにくい傾向があるからです。



これから目指すべき良い状態を

想像するというのは、案外難しいのです。



よい状態を想像するという時、


否定文で考えるのはあまり望ましくありません。

これは、1/5の目標の立て方のメルマガでもお伝えしましたが、

理想の状況というのは肯定文で考えたほうがいいのです。


例えば、

「患者さんからクレームをもらわない関係性」


とか

「患者さんに変な顔をされない関係性」

とか

このように否定文で理想の状態を考えても

ではどんな状況になればいいのか?

目指すべき関係性がわかりません。

「患者さんと笑顔で挨拶できる関係性」を目指すとか


「患者さんから退院後の生活について、真剣に話しあえる関係性」を目指すとか、


このように肯定文で、

自分にとっての信頼関係の出来ている状態を

決めると良いのです。



「信頼関係」のような

なんとなくわかるような

わからないような

曖昧な言葉で考えるのではなく、

さらに具体的に自分はどんな関係性を

患者さんと作りたいと考えているのか?


そのようにまず具体的に考えていくことこそが


患者さんとの信頼関係を作っていく

第1歩なのではないかと思います。


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