作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -34ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「拒否のある患者さんへの効果的な声かけを教えてください」


このような相談を受けることがあります。


拒否のある方へ、リハビリなど

誘導していく時

どんな声かけがいいのかなあ?

そんな風に悩むことって

あると思います。


効果的な声かけというのは人それぞれで

確かによーく患者さんの事を評価していくと

その人が「動く」声かけが

見つかると思います。



しかし、その患者さんがどうやったら動くのか?

その声かけについて探る前に、

なぜ、目の前の患者さんはリハビリをした方がいいのか?

目の前の患者さんにどうなって欲しいのか?

自分はどんな支援をしたいのか?

これについて

じっくりと考えてみると良いです。

というのも、

拒否的な患者さんにただ、

「拒否なくリハビリをしてもらいたい」

と思うだけではなく、


なぜ、それをしてもらいたいか?

なぜ、動いてもらいたいのか?

それについて自分の中で軸が

しっかりしていると

自分の伝えるメッセージが

ぶれなくなるのです。




この

ぶれなくなる。

ていうことが

私は大切だと

思っています。


拒否のある患者さんと接していて、

起きることとして

自分の言う事がぶれてしまうことがあるのです。


自分はこれがいいと思って、

伝えているつもりでも、

相手から強い拒否があると、

今から自分が勧めようとしていることは、

いいことなのだ

という自分の中に確信が持てなく

なってしまうのです。


確かに嫌がるものを

無理にやらせる必要はありません。

しかし、自分が勧めようとするリハビリを

これはいいものだと

いう確信が持てなくなってしまうと、

相手に伝わるメッセージも弱いものになってしまいます。

こういうことが

拒否のある患者さんとのやりとりでは

特に起こり得ます。

ですので、

拒否のある患者さんと

関わる時こそ、

なぜ自分はこのリハビリを勧めるのか?

なぜ自分はこれを勧めるのか?

そういったことについて

自分の中でしっかり確信を持てることが大切なのではないかと

思います。

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「落ち込んでいる患者さんに、

効果的な声かけを教えてください」


このような相談を受けることがあります。

リハビリの現場では、

落ち込んでいる患者さんに出会う事があると思います。

うつ的な症状があったり

死を間近にしていたり、

障害の大きさに打ちひしがれていたり、、、


そのような患者さんに出会い

関わっていく時に、

「こんな落ち込んでいる人に

なんて声をかけたらいいんだろうか?」

と言葉を探してしまうような事が

あります。


そのような時、

どのような言葉をかけようか?

と効果的な言葉を探すより

こんな人に対して

自分はどういう自分として、

存在していたいか?

という視点で考えた方がいいと

私は思っています。



確かに、うまい言い方とか

気の利いた言葉ということも

あるのかもしれませんが、

そういったものを探すよりも

自分はどんな人として、

そこに在りたい(存在)していたいか?

という視点で考えるのです。

優しく包むようにそこに存在しよう。

とか

とにかく寄り添って同じ時間を共有することを大切にしよう。

とか、

自分の立ち位置を考えるのです。


なぜ、このようなことを思うかというと、

「効果的な声かけ」というような

言葉だけのことを考えて

気の利いたものの言い様ばかりを

磨いたとしても

相手には、ばれてしまうと思うからです。


特にこのような気持ちが敏感になっているような時には、

本当に共感して言っているのか?

口先だけで話しているのか?

は伝わるものだからです。

口先だけでうまく伝えたとしても

相手には伝わらないし、

まして、このような時に

「効果的な声かけ」のような

効果を狙うものでもないと思うのです。

落ち込んでいる人に対して

自分はどんなサポートをしたいのか?

どんなサポーターとしてそこに存在したいのか?

それについて考えて、

ただ、そうする。

そういう態度がいいんじゃないかなー

と私は思います。


逆に言えば、

「本当は自分は落ち込む人に対して、

こうありたい」

だけど、言葉ばかりを探したり、

何て声かけていいかわからずドギマギしたり、

そういう自分の中の不一致が

起こるからこそ、

今回のような「落ち込んでいる人に

どんな声かけが効果的ななのだろうか?」

そんな質問が上がってきたりするのではないかな?

と思います。



自分のありたいあり方。

自分のありたいサポートの仕方。

そういうったことを

日々、人と関わるリハビリ職だからこそ考えたいものだなと

思っています。




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「他職種連携をうまくしていくには

どのようなコミュニケーションがいいでしょうか? 」


このような相談を受けることがあります。


他職種連携は私もセミナーでよく話題にしているテーマです。

毎年埼玉県老人保健施設協会さんからは、

「多職種連携」というテーマで

研修会に呼んでいただいております。


このような研修会では、最初に

「連携がうまくいっているイメージ」

を作ることについてお話ししています。

前回の記事の「患者さんとの信頼関係(ラポール)を作るには?」

のところでも書きましたが、

「いいイメージ・うまくいっているイメージ」を描く

ということが大切です。

「いい連携ってどんな感じなのかな?」

と具体的にイメージするのです。

「○○さんと笑顔で話している」

とか

「○○について真剣に話し合う時間ができている」

とか

自分にとって「こういう場面があればいい連携って言えるなあ。」

そんな場面を想像するようにします。



なぜ、このような「いいイメージ作る」ことが

他職種とのコミュニケーションと関係してくるのか?

それは、自分が「いいイメージ」を作ることによって


「もっと他職種と積極的に話していこう!」

という気持ちになるからです。


いいイメージがあると、

じゃあそのために、

「人に働きかけていこう!」

と、思える。

ということです。

「他職種連携」

と難しい言葉を使っても


結局のところ


自分自身が人とどう関わるのか?

自分自身が人にどう働きかけていくのか?


これが大きなポイントです。

だから自分自身にいいイメージがあって、

それに向かって、頑張ろう!

そう思えばコミュニケーションの量も質も上がってくるのです。


他職種連携がスムーズにいかない

その問題を考えた時

自分自身の中に「壁」を作っていることも多いのです。

「あの看護師さん怖いから話しかけづらいな」

「あのケアマネ話すとややこしくなるから、話しづらいな。」

などなど自分自身の中に壁を作って

コミュニケーションの量と質を落としてしまっている。

そういう自分自身の壁を越えるためにも

「いい連携とはどんな状態か?」

そのようないいイメージを作って

他職種と積極的に話していこう!

と自分の中からパワーが出てくるような

イメージを作ってみるとよいのではないでしょうか?


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