落ち込んでいる患者さんに、効果的な声かけを教えてください | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「落ち込んでいる患者さんに、

効果的な声かけを教えてください」


このような相談を受けることがあります。

リハビリの現場では、

落ち込んでいる患者さんに出会う事があると思います。

うつ的な症状があったり

死を間近にしていたり、

障害の大きさに打ちひしがれていたり、、、


そのような患者さんに出会い

関わっていく時に、

「こんな落ち込んでいる人に

なんて声をかけたらいいんだろうか?」

と言葉を探してしまうような事が

あります。


そのような時、

どのような言葉をかけようか?

と効果的な言葉を探すより

こんな人に対して

自分はどういう自分として、

存在していたいか?

という視点で考えた方がいいと

私は思っています。



確かに、うまい言い方とか

気の利いた言葉ということも

あるのかもしれませんが、

そういったものを探すよりも

自分はどんな人として、

そこに在りたい(存在)していたいか?

という視点で考えるのです。

優しく包むようにそこに存在しよう。

とか

とにかく寄り添って同じ時間を共有することを大切にしよう。

とか、

自分の立ち位置を考えるのです。


なぜ、このようなことを思うかというと、

「効果的な声かけ」というような

言葉だけのことを考えて

気の利いたものの言い様ばかりを

磨いたとしても

相手には、ばれてしまうと思うからです。


特にこのような気持ちが敏感になっているような時には、

本当に共感して言っているのか?

口先だけで話しているのか?

は伝わるものだからです。

口先だけでうまく伝えたとしても

相手には伝わらないし、

まして、このような時に

「効果的な声かけ」のような

効果を狙うものでもないと思うのです。

落ち込んでいる人に対して

自分はどんなサポートをしたいのか?

どんなサポーターとしてそこに存在したいのか?

それについて考えて、

ただ、そうする。

そういう態度がいいんじゃないかなー

と私は思います。


逆に言えば、

「本当は自分は落ち込む人に対して、

こうありたい」

だけど、言葉ばかりを探したり、

何て声かけていいかわからずドギマギしたり、

そういう自分の中の不一致が

起こるからこそ、

今回のような「落ち込んでいる人に

どんな声かけが効果的ななのだろうか?」

そんな質問が上がってきたりするのではないかな?

と思います。



自分のありたいあり方。

自分のありたいサポートの仕方。

そういうったことを

日々、人と関わるリハビリ職だからこそ考えたいものだなと

思っています。




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