「後輩をきつく指導すると落ち込んで職場を休むようなってしまいます。」
このような相談を受けることがあります。
人を教育するときに、
このような事で悩む療法士の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
教育として、
言うべき事は言っていきたいけれど、
あまり言いすぎると、
必要以上に落ち込んでしまい
仕事のパフォーマンスが落ちたり、
場合によっては仕事に来なくなってしまう。
言うべき事は言っていきたいけれど、
辞められたり、仕事に来なくなってしまうと
本当に困るところだと思います。
この時の教育の仕方で、大切な事は、
厳しく言ったとしても、
相手の事を思って伝えているのだ
ということがいかに伝わるか?
だと思います。
自分自身が
後輩が将来生き生きと働いている姿
良い状態で仕事をしている状態を
しっかりと頭の中で想像して、
伝えるべき事を伝えるといいと思います。
ともすると、相手のことを思っていたとしても、
相手のここが悪い。
あそこが悪い。
と悪いところを直そうという
意識が先行すると、
相手には「責め」のメッセージ
ばかりが伝わります。
そうではなく、
本当に目の前の後輩が、
こうなるといいなあという
状態を想像して
言うべきを事を言うようにすると、
相手への伝わり方が変わります。
相手にも前向きなメッセージが伝わるのです。
私はこんなふうに考えて
伝えるよう工夫しています。
こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。
他にも読んで見たい方。
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平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー
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「患者さんに、自分ではない他のセラピストの方が良いと言われてしまったのですが、、、」
このような相談を受けることがあります。
患者さんから、直接
「あんたより、○○さんの方がいいわ!」
というように、
他のセラピストと比べられて、
自分に対して、文句を言われることがあります。
こういう時、これを言われたセラピストとしては、
気になってしまうかと思います。
患者さんに言われた一言を気にして、
自分の関わりやリハビリに
自信が持てなくなってしまう方も
いらっしゃるかもしれません。
私はこのような時、
「この患者さんの発言はどういう意味だったのだろうか?」
3つの方面から考えるようにしています。
1つは、ちょっとした要求を患者さんがしている
ということです。
○○さんの方がいい。
という理由を聞いてみると、
ほんのちょっとした理由で、
そう言っているというケースがよくあります。
○○さんの方が、マッサージの時間がちょっと長いとか
いつも、自分の好きな席に誘導してくれるとか
このように、ちょっとした気遣いを○○さんはしてくれる。
そういう程度のことも多いものです。
ですので、
○○さんがいいと言われたら、
私は怯まずに、
「なんで?なんで?」
となるべく聞くようにしています。
そして、できることはするのです。
そうするだけで、すぐに関係性はよくなります。
その上で、次に考えないといけないのは、
「○○さんの方がいい」と患者さんが
言っていても、
それが本当に「いいこと」
とは限らない。
ということもあります。
よくあることとしては、
○○さんのほうが患者さんに
なんでも手助けしすぎていて、
患者さんにとっては、楽で良いけど、
自立を妨げている。
そう思えるケースもあります。
「○○さんはなんでも手伝ってくれて、私は楽だけど、
あなたはなんでも自分でやれって言うから、嫌だ」
と患者さんから言われてしまうケースです。
このケースはちょっと複雑で、
患者さんとの関係性だけでなく、
自分と○○さんとの関係性も考慮して、
コミュニケーションを進めていかなければなりません。
下手をすると
自分と○○さんとで
患者さんのリハビリの進め方で
争いになってしまうこともあるからです。
こういう時は
まず○○さんとよく
患者さんのリハビリの方向性について
話し合うようにしています。
自分と○○さんとお互い、
同じくらいの厳しさで
患者さんに自立を促せるよう
強度を調整する。
そんなことをしています。
そうやって、
○○さんはやってくれるけど、
□□さんはやってくれない
というようなスタッフ間での
関わり方の差を作らないような工夫です。
そういったことを気をつけています。
最後に考えることは、
このように面と向かって、
文句を言ったり
本音をぶつけてくれる
自分と患者さんとの関係性を
きちんと評価することです。
人はなかなか心に思っていても、
面と向かって
「○○さんの方がいい」
とは言いづらいものです。
このような関係性ができていることを
評価して、
「本音を言ってくれてありがたいです。」
このようなことを伝える工夫をしています。
このようなことを伝えると
患者さんも
「ああこれって言っても良かったんだ。」
と承認の気持ちが出てきます。
私はこのように3つのことを考えながら、
上記のような事例については考えてコミュニケーションをとっています。
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というように、
他のセラピストと比べられて、
自分に対して、文句を言われることがあります。
こういう時、これを言われたセラピストとしては、
気になってしまうかと思います。
患者さんに言われた一言を気にして、
自分の関わりやリハビリに
自信が持てなくなってしまう方も
いらっしゃるかもしれません。
私はこのような時、
「この患者さんの発言はどういう意味だったのだろうか?」
3つの方面から考えるようにしています。
1つは、ちょっとした要求を患者さんがしている
ということです。
○○さんの方がいい。
という理由を聞いてみると、
ほんのちょっとした理由で、
そう言っているというケースがよくあります。
○○さんの方が、マッサージの時間がちょっと長いとか
いつも、自分の好きな席に誘導してくれるとか
このように、ちょっとした気遣いを○○さんはしてくれる。
そういう程度のことも多いものです。
ですので、
○○さんがいいと言われたら、
私は怯まずに、
「なんで?なんで?」
となるべく聞くようにしています。
そして、できることはするのです。
そうするだけで、すぐに関係性はよくなります。
その上で、次に考えないといけないのは、
「○○さんの方がいい」と患者さんが
言っていても、
それが本当に「いいこと」
とは限らない。
ということもあります。
よくあることとしては、
○○さんのほうが患者さんに
なんでも手助けしすぎていて、
患者さんにとっては、楽で良いけど、
自立を妨げている。
そう思えるケースもあります。
「○○さんはなんでも手伝ってくれて、私は楽だけど、
あなたはなんでも自分でやれって言うから、嫌だ」
と患者さんから言われてしまうケースです。
このケースはちょっと複雑で、
患者さんとの関係性だけでなく、
自分と○○さんとの関係性も考慮して、
コミュニケーションを進めていかなければなりません。
下手をすると
自分と○○さんとで
患者さんのリハビリの進め方で
争いになってしまうこともあるからです。
こういう時は
まず○○さんとよく
患者さんのリハビリの方向性について
話し合うようにしています。
自分と○○さんとお互い、
同じくらいの厳しさで
患者さんに自立を促せるよう
強度を調整する。
そんなことをしています。
そうやって、
○○さんはやってくれるけど、
□□さんはやってくれない
というようなスタッフ間での
関わり方の差を作らないような工夫です。
そういったことを気をつけています。
最後に考えることは、
このように面と向かって、
文句を言ったり
本音をぶつけてくれる
自分と患者さんとの関係性を
きちんと評価することです。
人はなかなか心に思っていても、
面と向かって
「○○さんの方がいい」
とは言いづらいものです。
このような関係性ができていることを
評価して、
「本音を言ってくれてありがたいです。」
このようなことを伝える工夫をしています。
このようなことを伝えると
患者さんも
「ああこれって言っても良かったんだ。」
と承認の気持ちが出てきます。
私はこのように3つのことを考えながら、
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平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
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「部下と自分では職種が違い教育が難しいのですが、、、 」
このような相談を受けることがあります。
前回は上司の職種が違うと、、、
という話でしたが、
今回は部下の職種が違うパターンについて
考えてみます。
部下の教育について、悩む時
2つのパターンがあります。
(1)1つ目は、医療人、社会人としてどうか?
というような全職種共通の教育についての悩みです。
(2)そして、二つ目がその職種にどうあってほしいか?
というようなその職種固有の教育についてです。
(1)の全職種共通の教育についての悩みの場合。
例えば、社会人としてのマナー、挨拶、遅刻、欠勤をしない。
とかそういったことの教育の場合。
これは、部下の職種が違うからと
気を使う必要はないと思います。
同じ職種の後輩を教育する時と、
同じように教育すれば良いのだと思います。
困るのは(2)のパターンです。
その職種固有の教育について悩むことがあります。
例えば自分はPTだけど、
後輩にOTがいて、
他に先輩のOTもいないので、
OTとしての教育をどうしたらいいのか
わからない。
こういった場合です。
PTの自分から見ると
後輩のOTがやっていることは、
OTっぽくないのだが、
どう教育したらいいのかわからない。
そんなパターンです。
こんな時
私は、
「どこまでを自分の問題とするのか?」
それを自分で決めることが大切だと思います。
「どこまで、」
というのは、
他職種の後輩について
その後輩の職種としての専門性まで
自分が育てる!
とするのか
その後輩に期待することを伝える程度にする!
とするのか
それとも、その職業固有の教育については
自分は手を出さない。
とするのか。
自分の中でどこまで教育したいのか?
を決めるということです。
自分はどこまで、どう教育したいのか?
を決めるのです。
教育というのは、なかなか気長な作業です。
相手にこうなってほしい。
と思っていても、
すぐに結果が出るとは限りません。
なかなか相手が思ったように変わってくれない時に、
やきもきしたり、
イライラしたり、
教育の難しさを感じるものです。
これを解決するには、
まず自分がどこまでやりたいのか?
自分の立場をはっきりすることだと思います。
まあこれは、部下が他職種である。
ということに限らず
広く一般に人を育てる時はそうなのかもしれませんが、
自分はどこまで、教育したいのか?
これを考えることから
私はやっています。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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前回は上司の職種が違うと、、、
という話でしたが、
今回は部下の職種が違うパターンについて
考えてみます。
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2つのパターンがあります。
(1)1つ目は、医療人、社会人としてどうか?
というような全職種共通の教育についての悩みです。
(2)そして、二つ目がその職種にどうあってほしいか?
というようなその職種固有の教育についてです。
(1)の全職種共通の教育についての悩みの場合。
例えば、社会人としてのマナー、挨拶、遅刻、欠勤をしない。
とかそういったことの教育の場合。
これは、部下の職種が違うからと
気を使う必要はないと思います。
同じ職種の後輩を教育する時と、
同じように教育すれば良いのだと思います。
困るのは(2)のパターンです。
その職種固有の教育について悩むことがあります。
例えば自分はPTだけど、
後輩にOTがいて、
他に先輩のOTもいないので、
OTとしての教育をどうしたらいいのか
わからない。
こういった場合です。
PTの自分から見ると
後輩のOTがやっていることは、
OTっぽくないのだが、
どう教育したらいいのかわからない。
そんなパターンです。
こんな時
私は、
「どこまでを自分の問題とするのか?」
それを自分で決めることが大切だと思います。
「どこまで、」
というのは、
他職種の後輩について
その後輩の職種としての専門性まで
自分が育てる!
とするのか
その後輩に期待することを伝える程度にする!
とするのか
それとも、その職業固有の教育については
自分は手を出さない。
とするのか。
自分の中でどこまで教育したいのか?
を決めるということです。
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を決めるのです。
教育というのは、なかなか気長な作業です。
相手にこうなってほしい。
と思っていても、
すぐに結果が出るとは限りません。
なかなか相手が思ったように変わってくれない時に、
やきもきしたり、
イライラしたり、
教育の難しさを感じるものです。
これを解決するには、
まず自分がどこまでやりたいのか?
自分の立場をはっきりすることだと思います。
まあこれは、部下が他職種である。
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