作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -31ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「コミュニケーションが苦手で、患者さんのとの話が長続きしません。」

このような相談をいただく事があります。

会話が長続きしないとき。

その原因として、考えられることはいくつかあるかとは思いますが、


セラピスト側で工夫できる事もあります。

今日紹介するのは

コミュニケーションを促進する

3つのテクニックです。

それは、バックトラッキング、ミラーリング、ペーシングというものです。


これは
NLPという心理学から編み出されたものですが、

コミュニケーションや心理学の本にはよく書いてあるので、

知っている方も多いかもしれませんね。

バックトラッキングというのは、

相手の言葉を「オウム返し」することです。

「今日はいい天気ですね。」

「そうですね。本当にいい天気ですね。」

というように相手の言ったことをそのまま繰り返します。

ミラーリングというのは、

相手のとっている姿勢や動作を真似するというものです。

相手が足を組んだら

自分も足を組んだり、

相手が手を動かして話していたら、

自分も一緒に手を動かして話す。

そのようにします。

ペーシングというのは、

相手の話している言葉の速さやこの高さを合わせる。

というものです。

こういったことをすることで、

相手との話に同調し、

会話が続きやすくなったり、

より話が盛り上がったりします。



私も、普段から人との会話の際には、

このバックトラッキング、ミラーリング、ペーシングを

意識するようにしています。

これをしてみると、

相手も話がしやすくなるという効果もありますが、

自分も相手により興味が持てるようになるという効果があります。


というのも、

相手の言葉を繰り返すバックトラッキングをしていると、

相手の話をより深く理解できるようになるのです。

相手の言葉を一度、自分で復唱しているので、

その時間に相手がどんな思いで話しているのか?

とか

相手がどんなことを考えて話しているのか?

など想像する余裕が自分の中に生まれるのです。


そして、ミラーリングについても同じような事が起こります。

ミラーリングは、相手の姿勢や動作を真似します。

自分がミラーリングで相手を
「真似しよう」と意図すると、

相手のことをより観察するようになります。


相手をより観察するようになると、

相手の微細な表情や姿勢の変化などに気づくようになります。



そうすると、相手の状態について、

よりいろいろと想像できるようになるのです。


このように相手のことをあれこれと、想像する余裕が出てくると、

自分の中から相手への質問が自然と湧くようになります。


こういった自分の中から湧き上がってくる質問を

していくと、段々と会話が長続きするようになるのではないでしょうか?



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「この仕事に将来性がみいだせません。」


相談とまでは言いませんが、

このような声を聞く事があります。

リハビリ専門職が増えたことで、

以前と状況は変わっています。

一番大きいのは、

基本給が下がっているということです。

私が就職活動をした、10年以上前は

初任給で20万を切る募集というのは、

あまりなかったですが、

今は、10万円代の募集がほとんどだと感じます。


給料だけがすべてだとは思いませんが、

このように給料が下がってくる現状を見ると、

この職業に将来性はあるのだろうか?



不安になる方もいるかと思います。


でも、そうやって不安になっていても、

しょうがないと思うんですよね。

この職業に限らず、

一寸先は闇とも言えるわけです。

そう考えると、どの職業についていると

絶対安泰とも言えないわけです。




それより、そういう時こそ

私は

「今、ここ」に注意を向けるようにしています。

「今、ここ」で

この仕事をしているからこそ、

味わえている楽しさ


この仕事をしているからこそ

経験できていること。


そういうことって

なんだろう?

と考えるのです。


それは、日々の患者さんとの関わりであったり、

いろんな同僚や他職種の人との会話だったり、

するかと思います。


そういう今ここで自分が経験できていること

この仕事をしているからこそ経験できている事に

意識を向けた上で


自分が本当に仕事から欲しいものは何か?

と考えます。

安定した収入か

経験か?

人間関係か?

そうやって自分が仕事から得たいと思うものについて

じっくり考えてみると、

今の職業の将来性というよりも、

今、自分は本当に働きたいように

働けているのか?

という事が問題になってくるのでは

ないかと思います。


こういう事って考えるのって大事ですよ。


忙しいとつい後回しになりますが、

こういう事しっかり自分で考えて

仕事から得たいものがわかっている方が

仕事についてのモチベーションも高まるし、

仕事の一つ一つのタスクについて

目的意識も高まります。

そんな事を日々考えてやっています。


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「仕事が嫌で嫌で仕方ありません。解決策はありますか?」


このような相談を受けることがあります。


このような相談を受けた時

自分が思う解決策は2つしかありません。

(1)辞める



(2)続けて、職場を自分の力で変える。

かです。

自分自身も仕事が嫌だなと思う時

いつもこう考えています。

嫌なら辞めるか?

辞めないのであれば、

なんとか自分の手で

職場を働きやすいものに変えるしかない!

そう思って働いています。



そう考えて働いていると、

「まあやれるところまでやってみて、

それでも仕事がキツければ、辞めればいい。」

そう腹をくくれます。

そうすると、

仕事について、

前向きに取り組めるようになるのです。


リハビリ職の状況というのは、、、

以前と比べて、条件が悪くなってきているとはいえ、

仕事が全くないわけではない。

というところだと思います。


そう思えば

やれるだけやって、ダメだと思えば辞める。

そう思う事で、なんとか、

仕事をやりやすくしよう。

楽しくしよう。

そのように、前向きに取り組もう
することが

できるのではないでしょうか?


さて、では、どのようにして、

嫌で嫌でしょうがない。

そう思っている仕事について、

それを乗り切り、前向きに取り組むのか?


「ステートマネジメント」

という考え方があります。


「ステート」というのは、

自分自身の心や体の状態をいいます。


「ステートマネジメント」というのは、

自分自身の心や体の状態を自分自身でコントロールする事です。


こういった事が、人はできる力があります。

こう書くと少し難しいように感じますが、

それほど難しいことでもありません。


深呼吸をして、姿勢を変える。

前向きなイメージを心の中に描く。

前向きな言葉を心の中で唱える。

などなど

自分の気持ちを切り替える

という事です。

これは色々とやり方もありますし、

自分に合ったやり方があります。

ですので、皆さんも是非自分にとって

いいものを見つけて取り入れてみるといいかと思います。

私は、自分の状態を切り替えるために

以前は、好きなバンドのライブに行った時の事を

思い出していました。


頭の中でその時の音楽と映像を

頭の中で再現する事で、自分の気持ちを切り替えて

モチベーションを高める。

そういうことをしていました。


最近は、4歳になる自分の娘の事を思い出す事が多いです。

自分の娘が家ではしゃいでいる様子を思い出すと、

それだけで気持ちがほっこりして、

心が落ち着きます。

こういった自分なりの、自分の気持ちの切り替え方

を身につける事が、

「ステートマネジメント」

です。


仕事がキツくてもこのような自分なりの

心と体の整え方を身につけていると、

仕事上の課題も乗り越えていけると思います。


今日の話が皆さんにとってヒントになれば嬉しいです。



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