「コミュニケーションが苦手で、患者さんのとの話が長続きしません。」 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「コミュニケーションが苦手で、患者さんのとの話が長続きしません。」

このような相談をいただく事があります。

会話が長続きしないとき。

その原因として、考えられることはいくつかあるかとは思いますが、


セラピスト側で工夫できる事もあります。

今日紹介するのは

コミュニケーションを促進する

3つのテクニックです。

それは、バックトラッキング、ミラーリング、ペーシングというものです。


これは
NLPという心理学から編み出されたものですが、

コミュニケーションや心理学の本にはよく書いてあるので、

知っている方も多いかもしれませんね。

バックトラッキングというのは、

相手の言葉を「オウム返し」することです。

「今日はいい天気ですね。」

「そうですね。本当にいい天気ですね。」

というように相手の言ったことをそのまま繰り返します。

ミラーリングというのは、

相手のとっている姿勢や動作を真似するというものです。

相手が足を組んだら

自分も足を組んだり、

相手が手を動かして話していたら、

自分も一緒に手を動かして話す。

そのようにします。

ペーシングというのは、

相手の話している言葉の速さやこの高さを合わせる。

というものです。

こういったことをすることで、

相手との話に同調し、

会話が続きやすくなったり、

より話が盛り上がったりします。



私も、普段から人との会話の際には、

このバックトラッキング、ミラーリング、ペーシングを

意識するようにしています。

これをしてみると、

相手も話がしやすくなるという効果もありますが、

自分も相手により興味が持てるようになるという効果があります。


というのも、

相手の言葉を繰り返すバックトラッキングをしていると、

相手の話をより深く理解できるようになるのです。

相手の言葉を一度、自分で復唱しているので、

その時間に相手がどんな思いで話しているのか?

とか

相手がどんなことを考えて話しているのか?

など想像する余裕が自分の中に生まれるのです。


そして、ミラーリングについても同じような事が起こります。

ミラーリングは、相手の姿勢や動作を真似します。

自分がミラーリングで相手を
「真似しよう」と意図すると、

相手のことをより観察するようになります。


相手をより観察するようになると、

相手の微細な表情や姿勢の変化などに気づくようになります。



そうすると、相手の状態について、

よりいろいろと想像できるようになるのです。


このように相手のことをあれこれと、想像する余裕が出てくると、

自分の中から相手への質問が自然と湧くようになります。


こういった自分の中から湧き上がってくる質問を

していくと、段々と会話が長続きするようになるのではないでしょうか?



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