「患者さんの話を深堀りして聞く事が出てきません。」 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「患者さんの話を深堀りして聞く事が出てきません。」

このような相談をいただく事があります。

患者さんと会話をしていて、

後で患者さんの話をもっと深く

聞いておけばよかった。。。

と反省することがあります。


例えば、患者さんと何らかの話をして、


それについて、先輩や他職種など、

他の人に、患者さんとこんな話をしました。

と申し送りをする時。

「○○はどうなっているのか?」

「○○については患者さんはどう考えているの?」

このように質問されて、

いやーそこまでは聞かなかった。。

と反省するような場面です。


こういう時、先輩から

「もっと患者さんの話を聞かないとダメだよ。」

と指導されたりするかもしれません。

私も、学生や新人の頃よくこのようなことを悩みました。

患者さんと話をしている時は、

なんだかその話を

わかったような気になるのですが、

あとあと振り返ってみると

あのことは一体何を言いたかったのだろうか?

どういう意味で話していたのだろうか?

そんな風に悩んでしまうのです。


ここで、紹介したいコミュニケーションスキルとして、

「メタモデル」の質問があります。

これは、相手の話をより深く

聞くための質問法です。

例えば、

ある患者さんが

「足が痛くて困っているんですよ。」

と話したします。

そんな時、

「どんな風に痛いのですか?」

「どんな風に困るのですか?」

「足のどこが痛いのですか?」


などなど、相手の話した言葉の曖昧な部分を

より深く聞くような質問法です。


メタモデルの質問には、いろいろなパターンがあり、

全部で12パターンあります。

詳しいことはここでは紹介しませんが、

こういった質問スキルを覚えると、

相手にいろいろな質問が思い浮かぶようになります。

メタモデルの質問を

ここで一つ紹介すると、

相手の話している「動詞」に注目する。

というやり方があります



「足が痛むんですよ。」

と患者さんが話せば、

「痛む」という動詞に注目して、

「どのように痛むのですか?」

と聞くのです。



また、「病院まで来るのが大変だったんですよ。」

と患者さんが話せば、

「来る」という動詞に注目して、

「どのようにして来られたのですか?」

と聞きます。

こんな感じで相手の話している

動詞に注目して、

「どのようにして、(動詞)したのですか?」

と聞くというやり方です。

こういう聞き方をすると、

相手に体験を膨らませて、

より詳細に聞くことができます。



ただし、これには注意が必要です。

あくまでも相手との関係性を大切にして、

相手に興味感心があることを

伝えつつやるということです。

そうしないと、相手は不快になったり、

責められているように感じてしまうことも

多々あります。

ですので、メタモデルの質問をする時は、

このようなことが踏まえつつ

質問をしてみると、

コミュニケーションを膨らみ

大変役に立ちます。


今日も読んでいただきありがとうございました。


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