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作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

前回から他職種への伝え方シリーズということで、

書いています。

効果的な他職種への伝え方のコツについてご紹介します!

今回のテーマは

「相手にどんな行動をとって欲しいのか考えよう!」

です。

他職種連携の場面では、

人に何かを伝えるということがよくあります。

リハビリ職の皆さんにとってどんな場面でしょうか?

患者さんのADL状況について他職種に伝える。

リハビリの状況について他職種に伝える。


患者さんと話し合った事について、他職種に伝える。

などなど。

このいろいろな場面で、

ただ伝えるだけでなく、

聞いてもらった相手に対して、

これを聞いてどんな行動をとって欲しいのか考えて伝えると、

自分の伝えるメッセージが具体的になります。


例えば、

「○○さんのADLですが、歩行は半介助レベルです。」

というだけでなく、

「○○さんのADLですが、歩行は半介助レベルなので、

歩くときは、右手を支えて一緒に歩いてください。」


とかこんな感じです。


まあ、当たり前のことかもしれませんが、


半介助なら半介助で、

どんな介助をするといいのか?

なるべく具体的に伝えると

相手がどんな職種であっても伝わります。


伝えるときはなるべく具体的に、

私はいつも意識しております。

今日も読んでいただきありがとうございました。

こんな感じのメルマガを週2回くらいのペースで書いています。

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令和1年6月23日(日)

マンネリや停滞感を打破する目標設定術
「生活期維持期に特に役立つコミュニケーションスキル」


停滞感やマンネリを打破する目標設定術.JPG


今回からは、他職種への伝え方シリーズということで、

書きます。

効果的な他職種への伝え方のコツについてご紹介します!

最初のメルマガでは、

「結論から伝えよう!」

というテーマで書きます。

他職種連携の場面において、

人に何かを伝える場面では、、

結論から伝えると、伝わりやすいです。


例えば、他職種に患者さんのリハビリへの誘導したい場合。

先に

「お願いがあります。

○○さんのリハビリへの誘導を

13:30にお願いできませんか?

なぜなら、、、」

と最初に、お願いしたいことを伝えて、

それからその理由を伝えていくのです。


ところが、これが案外現場だと難しい。

それは、こちらに遠慮がある場合です。

「こんなこと、看護師さんに頼むなんて申し訳ないな。」

「こんなこと頼んだら、自分でやれよ!って思われちゃったらどうしよう。。」


そんな思いがあると、

最初にお願いしたい結論を持ってくることが

できなくなります。


「○○さんなんですが、この方いつも13:30のリハビリの時間なんですが、

ちょうどこの時間スタッフ数が少なくて、、

本来ならこちらで誘導に行くところなんですが、、、

ゴニョゴニョゴニョゴニョ、、、」


なんていう風になかなか結論を

伝えられず、

いろいろな言い訳から話が始まってしまったりします。


これだと、相手に


「えっ?で、何が言いたいの?」

こう思われてしまいます。

ですので、相手に遠慮する気持ちがあったとしても

相手に伝えたいことがあるときは、

まず結論から伝えるように工夫すると良いと思います。


もう一つ、始めに、結論を言いづらい状況として、

自分の出した結論にちょっと自信がない時。

というのがあります。

例えば、

「○○さんて、歩行状態どうなの?

歩けるの?」

こんな風に聞かれた時に、

バシッと

「自立歩行で大丈夫です。」

とか

「自立歩行は難しいですね。」

こんな風に、自分の結論を自信を持って言える場合はいいのですが、

その結論に自信がなかなか持てない場合。

「そうですねーー普段はいいんですけど、

日によって違うというか、、、ゴニョゴニョ。。。」

と話してしまい、

相手に「で、結局どうなの??」

なんて思われたりします。

なので、こういうときは

「自分もちょっと迷ってるんですが、、」

とか

「ちょっと微妙だと思ってるんですが、、」

とか

その自信のないという結論を先に伝えると


話しやすいんじゃないかと思います。



そんなわけで、

今日は、他職種に伝えるときは、

「結論を先に伝える。」

そんなことを書いてみました。

これから4回にわたり

他職種への伝え方シリーズというのとでお伝えしていきます!


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マンネリや停滞感を打破する目標設定術
「生活期維持期に特に役立つコミュニケーションスキル」


停滞感やマンネリを打破する目標設定術.JPG


現在は、意欲を引き出す質問術という事で、

人とコミュニケーションを取るときのいろいろな質問術について

お伝えしています。

今回はこのテーマ最後になるのですが、

「何ならできそう?できそうなことを探して行動につなげよう!」

というテーマで書きます。

人の意欲を引き出すという意味で、

「できそうなことを見つける」

ことはとても重要だと考えています。



先日、私の職場(デイケア)に来た利用者さんなのですが、

認知症があって、

まだデイケアに慣れず、

ここがどこだが、

よくわからず

自分が何をしていいのかわからず

不安を感じている様子でした。


「私初めて、こんなところに来たんだけど、

なんだかわからなくって、、、」

と不安そうにして、

フロア内をウロウロしていました。


そんな方に声かけて

「どうされました。大丈夫ですよ。。」

と話し、緊張をほぐすような話題をいくつかしました。

そして、その後で

「どうですか?せっかくなので、何かやってみませんか?

ひとまずこの計算ドリルでもやっていますか?

いい頭の体操になりますよ。」

こんな感じで声をかけたら、

「じゃあやってみる。」

と取り組みます。

そして、できた後、

私が丸付けをして、

「全部できましたね。」

と声かけると、

「私にもできた!」

と喜んでいました

そして、そのあとは落ち着いて過ごされていました。

このようなことはよくあることなのですが、

目の前の人が、

まずどんなことならできそうか?

それを考えながら関わることって大切だと思います。

何かをして、「できた!」という感覚が得られた時

人は心が落ち着いたり、

達成感を感じたり、

自信を感じたりすると思うのです。

だからこそ、

日頃のコミュニケーションの中でも

「どんなことならできそうか?」

それを探りながら話をするようにしています。



「仕事が忙しくて大変なんです。」

そんな風に話す後輩に、

「そうなんだ大変だねえ。

大変は中でまずどんなことから

やってみようと思っているの?」

そんな風に聞いたりして、

後輩が行動しようとしている

最初の一歩を応援するような

そんなイメージで関わることもあります。




まず何からやろうとしているのか?

それは本人がすでに自覚している時もありますが、


最初の認知症の例のように、

本人も全く何からやっていいのかわからない時もあります。

そんな時はこちらから、

「これやってみてはどうですか?」

と提案したりしています。

いずれにしても、

相手に何か行動を取ってもらうこと。

それを大切にしています。

それが意欲につながる第1歩なのではないでしょうか?


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