人とコミュニケーションを取るときのいろいろな質問術について
お伝えしています。
今回はこのテーマ最後になるのですが、
「何ならできそう?できそうなことを探して行動につなげよう!」
というテーマで書きます。
人の意欲を引き出すという意味で、
「できそうなことを見つける」
ことはとても重要だと考えています。
先日、私の職場(デイケア)に来た利用者さんなのですが、
認知症があって、
まだデイケアに慣れず、
ここがどこだが、
よくわからず
自分が何をしていいのかわからず
不安を感じている様子でした。
「私初めて、こんなところに来たんだけど、
なんだかわからなくって、、、」
と不安そうにして、
フロア内をウロウロしていました。
そんな方に声かけて
「どうされました。大丈夫ですよ。。」
と話し、緊張をほぐすような話題をいくつかしました。
そして、その後で
「どうですか?せっかくなので、何かやってみませんか?
ひとまずこの計算ドリルでもやっていますか?
いい頭の体操になりますよ。」
こんな感じで声をかけたら、
「じゃあやってみる。」
と取り組みます。
そして、できた後、
私が丸付けをして、
「全部できましたね。」
と声かけると、
「私にもできた!」
と喜んでいました
そして、そのあとは落ち着いて過ごされていました。
このようなことはよくあることなのですが、
目の前の人が、
まずどんなことならできそうか?
それを考えながら関わることって大切だと思います。
何かをして、「できた!」という感覚が得られた時
人は心が落ち着いたり、
達成感を感じたり、
自信を感じたりすると思うのです。
だからこそ、
日頃のコミュニケーションの中でも
「どんなことならできそうか?」
それを探りながら話をするようにしています。
「仕事が忙しくて大変なんです。」
そんな風に話す後輩に、
「そうなんだ大変だねえ。
大変は中でまずどんなことから
やってみようと思っているの?」
そんな風に聞いたりして、
後輩が行動しようとしている
最初の一歩を応援するような
そんなイメージで関わることもあります。
まず何からやろうとしているのか?
それは本人がすでに自覚している時もありますが、
最初の認知症の例のように、
本人も全く何からやっていいのかわからない時もあります。
そんな時はこちらから、
「これやってみてはどうですか?」
と提案したりしています。
いずれにしても、
相手に何か行動を取ってもらうこと。
それを大切にしています。
それが意欲につながる第1歩なのではないでしょうか?
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