「楽しい(3)」_感情の波数スペクトル

(その26)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は一昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第26回目も「楽しい」です。第24回の、年から出る波数、月から出る波数、日から出る波数、それぞれの波数による分布に対し、年月日それぞれの波数を足して出る全体の波数の分布でみると、実は全く別の分布になりました(第25回)。第26回目はこれらを同頻度で加え、最終的な「楽しい」の波数スペクトルを求めてみました。

「楽しい」の感情表現例:


「ゆらりゆらり輪を描いて浮いてゆくむらさき色のけむりは愉しい。」
(『放浪記』林芙美子 1903年12月31日生まれ、波数4+3+4→2)

 

「この空想は梶には非常に愉しかった。」
(『罌粟の中』横光利一 1898年3月17日生まれ、波数8+3+8→1)

 

「歩いていると、落着いた風情のある古い家の並ぶ横町がひょっこり現れたりして愉しかった。」
(『椋鳥日記』小沼丹 1918年9月9日生まれ、波数1+9+9→1)

 

「人生そのものよりかもっと生き生きと、もっと切ないまでに愉しい日々であった。」
(『風立ちぬ』堀辰雄 1904年12月28日生まれ、波数5+3+1→9)

 

「朝遠足に行く小学生のように、かなり愉しい。」
(『澪標』外村繁 1902年12月23日生まれ、波数3+3+5→2)

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「楽しい(3)」の波数スペクトル

 全体でみた場合「楽しい(愉しい)」という感情は、ある特定の波数を強くもつ人が測定(観測)しやすい、というようなことはない、ということが示されています。(χ2乗検定、p 値=0.85)。

 

 上記のように、感情を測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があるのですが、それは簡単に言えば、脳波がソリトンのスペクトルそのものになる状況で「無歪み条件とは何か - 悟りへの道はプログラムだった!」の「無歪み条件」そのものになることです。そこではすべての波数が特定の対称性をもって現れますので、上記のグラフは、「楽しい(愉しい)」という感情は無歪み条件の意識へむかっての、誰もがもつポジティブな感情だということを示していると思われます。

 

 「「楽しい(2)」_感情の波数スペクトル(その25)」で述べた、バージニア大学のイアン・スティーブンソンらがしらべた前世の記憶などをもつ子供たちについての当方の波数分析などからわかるわけですが、前世で楽しくなかった人は現世では楽しく、前世で楽しかった人は現世ではあまり楽しくなくてもよいように「人生脚本」が設計されていて、それが悟りへの道になっているというわけです。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

(5)佐佐木康二 「波数系列が示す悟りへの道」 スターピープル・オブ・アース 2005 Autumn Vol.16 p12- (ナチュラルスピリット)

 

 

◎悟りへの道である無歪み条件の波数系列は真の霊能への道でもあります:

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

(c) 2024 NLL物理研究所