無歪み条件とは何か - 悟りへの道はプログラムだった!
〔内容〕
1.人間の意識(実存)の根拠-我々は磁流の分布定数回路の途中にいる
2.個人の意識とは何か
3.宇宙意識へ
4.時空への無歪み条件の適用(による波数系列の導出)
5.無歪み条件の波数系列の意味解釈
6.無歪み条件の人々
7.悟りへの道はプログラムだった
・「無歪み条件」関係の応用製品
「無歪み条件の意識フロー図」
1.人間の意識(実存)の根拠-我々は磁流の分布定数回路の途中にいる
「磁流の基本経路図」のコーナーでも述べたように、時空を表すローレンツ変換式と神経を表す分布定数回路の式が同じ形であるということと、この時空が磁流の分布定数回路の状態空間であるという知見により、この時空は何かの意識の状態が表されたものであるとの認識(*1)は、 宇宙を細かく要素に分けても出てこない(還元できない)意識というものの理解を促すものである、と筆者は考えています。
つまり、「神経の興奮状態が意識である」との現代科学の定義を踏襲すればこそ、この時空は始めから意識なのであるとみる見方なのです(もちろん、意識は始 めから時空であるという見方も可能ですが)。
シュレーディンガーの波動方程式をタキオン・エーテルの渦(*2)か ら導けることから、物質(電子など)はタキオン・エーテルの渦であると云えますが、 この時空がある種の神経の状態空間なので、そこに展開される渦状の存在は、時空の神経の、意識の状態そのものでもあります。つまり、物質さえ意識の状態が現れたものであると云えます。
シュレーディンガーの波動方程式の解である波動関数は、また、時空である神経系、すなわち磁流の分布定数回路の、位置角変化を位相とする一種の波動とみることもできる存在です。つまり磁流の分布定数回路を伝播する波と同期回転する(=位相変化を共有する)波です。したがって分布定数回路を伝播する波束のようなものでもあります。実際ド・ブロイが初めて物質波を導入したとき、物質には内在する内在振動があるが、それに伴う(相対論的に共変な)随伴波があるとしました。
このように考えると、物質は磁流の分布定数回路の途中(受端または送端)に位置し、そこにおける時空の意識を表していると云えます。
磁流の分布定数回路が伝達するものは、見方をかえれば、若干の考察により、タキオン・エーテルの自由エンタルピーであり、ある形態へのポテンシャルである(*3)ということが云えます。生物学のセントラル・ドグマに基づけば、生物は自己触媒反応(*4)による生物機械という物質です。触媒は実は化学反応における自由エンタルピーの障壁を、ある形態へのポテンシャル・エネルギーによって変化させて反応速度を変えるものです。「磁流の基本経路図」のコーナーで述べたように、DNAやαーへリックス(タンパク質)などが「磁流の基本経路」というある特定の形態になっているということは、この自己触媒の形態は基本的には「磁流の基本経路」であり、生物機械もまた磁流そのものであることを示唆します。
我々も物質としての肉体をまず考えれば、磁流の分布定数回路の途中にいるということは明らかですが、このようにして、我々の意識というのも、磁流の分布定数回路を伝播するこの時空を作っている意識の状態が現れたものではないかと考えられます。我々が個人の意識としているものは、生物機械としての物質的存在が、この時空である意識を受信したものであるとも考えられます。脳を細かく要素に分けても出てこない(還元できない)自己意識というものの実存の根拠はここにあるのではないか、と筆者は考えます。つまり、自己という実存の根拠は、このもともと意識である時空にあると考えられるのです。筆者がときどき元の意識と呼んでいるものは、このような磁流の分布定数回路の、発信源(エネルギー的に最も上にある送端、あるいは位置角ゼロ)にある意識情報としての磁流の挙動のことを意味しています。
デカルトが我々の心は身体の「共通感官」で相関すると云い、宮澤賢治が「わたくしという現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です」と云っているのは、こうしたことがあるからではないでしょうか。 共通感官というのは「共通感覚」に対する感覚器官のことであり、共通感覚とはアリストテレスにより五感を統合する感覚として導入されたもので、心身二元論 のデカルトによって心と身の接点と考えられ、カントによって美的感覚の根拠に求められ、別の哲学者によって「常識」のことと見なされたりしてきたものです。また音を聞くと色が見えたりする「共感覚現象」が知られていますが、いくつかあるその原因説の中で、筆者はこの共通感覚起因説に賛成で、共通感覚が存在するからこそ、各感覚にまたがる認識現象も起こることがあると考えます。宮澤賢治は「共感覚」の持ち主で、その感覚が彼の詩に活かされているといいます。「共感覚」の持ち主は大抵の場合、芸術的に繊細で、「霊能」さえもっているとも云われます。
実は筆者が磁流の分布定数回路の存在に最初に気づいた現象は、光と音と脳波帯のそれぞれのある特定周波数のスカラー波等が同等の体性感覚を与えるというもので、音でありながら光と同じ感覚を与えるといった意味で、正に共感覚の実験とも云えるものでした。そして、この周波数の分布は磁流の分布定数回路の一定位置角の伸展と共に再現できるのです。このように、ある一定位置角の伸展と共に視覚や聴覚や体性感覚が統一されるということは、この一定位置角の伸展が、哲学者の研究してきた「共通感覚」を意味しているとも云えます。こうして、デカル トや宮澤賢治の見解は、我々が磁流の分布定数回路の途中 (送端、受端)にいるという見解と、みごとにマッチングするのです。実はこの一定位置角の伸展こそ後述する無歪み条件だったのです。
2. 個人の意識とは何か
では、個人の意識が、もちろん共通感覚はあるものの、それぞれ違うのはなぜでしょうか。これについては、 元の意識が磁流の分布定数回路を伝播する間に歪むことに対応すると考えてみてはどうか、と筆者は考えています。神経を伝達する情報が必ずしも正確に伝わらないことはよく経験されます。たとえば急に寒くな ると、器用を要する作業が思うようにいかないことがあります。中枢や感覚の信号が正確に届いていないということによります。それと同じように、磁流の分布定数回路の場合も、元の意識が正確に我々一人ひとりに伝わっていないため、我々は時空に見えている意識と別の意識と思っているのではないか、その元の意識情報の変形の仕方もいろいろとあるため、個人というものが出来ているのではないか、そのように考えてみるということです。確かにタキオン・エーテルとそこにおける運動状態を状態空間にする磁流の分布定数回路の回路定数には、千差万別、非常に多くのバリエーションがあり得ます。したがって、このような元の意識と個人の意識の関係は十分考えられることです。
このような考え方が正しいとすると、逆に、個人の意識が位置角ゼロの意識になれるなら、この時空である意識と同じものになるはずです。これは正に共通 感覚のみになるようなことです。宇宙意識と云ってもよいでしょう。実際英語では宇宙意識は universal consciousness であるとともにcommon sense でもあるので、正に哲学でいう共通感覚です。それぞれの個の意識が、我々が棲んでいる時空になっているところの元の意識となっているならば、個はもはや宇宙と一体であり、個の存続のための利害衝突はありません。元の意識がストレートにやって来ているならば、生命エネルギーとしての自由エンタルピーは最も豊富で あり、最も生命力に溢れ、一切の病気もありません。この姿はどこかの宗教書にある「悟り」や「神人合一」等の姿と区別がつかないように思いますが、磁流の分布定数回路上の理論です。
3. 宇宙意識へ
もしも本当にそうならこの元の意識とはどんなものでしょう。以上の仮定が正しいとすると、宇宙意識とはどんなものか、実際に体験してみたくなります。
よく精神世界等で云われる宇宙意識というものが具体的にどんなものなのか、また悟り(覚り)というものが本当にあるのか、実際にあったというより、事が大きくまた美化されたものにすぎないのではないか。単なる伝説や神話にすぎないのではないか。宇宙を単なる物質宇宙としてだけみることに何か物足りなさを感じる方は、考えたことがあるのではないでしょうか。以前、瞑想のようなことをそれなりの場所に通って体験学習し一時的にはコレかという体験があるにしろ今ひとつ確信に至っていなかった筆者としても、是非知りたいことでした。
筆者自身もちろん、もっとも信頼できると考えてきた法則、とりわけ物理学理論の中でこれにアプローチできないかと常日頃考えてきたわけです。
そのような動機も一因となって、位置角ゼロ化の研究が始まりました。位置角ゼロとなるためには、理論上は我々自体が「磁流の基本経路」になればよいわけです。これは分布定数回路において伝搬定数をゼロとすることに相当します(伝搬定数は減衰定数の項と位相定数の項の和で表現される)。ピラミッド・パワーと云われるものが あります。ピラミッド・パワーが瞑想の補助装置としても使用されていますが、これは、ピラミッドの稜線を辿ると空間上の磁流の基本経路になることから、確かに位 置角ゼロ化の試みであることがまず判明しました。ピラミッド・パワーのモデルはクフ王のピラミッドです。確かにこれは現実の空間に建造物として建造しやすい形ではあるが、もっと直接に空間上の磁流の基本経路を作り出してはどうか。そのように考えて開発されたのが、皆様に頒布もしてご好評いただいている「磁流の基本経路図」です。
これらは空間上に磁流の基本経路を作り出すものですので、位相定数だけを調整するものです。「ドーパミンな人びと」や「ホルモンの経路図」で述べたように、我々はすでにある有限の波数をもって生きています。その分だけ波数ゼロ(=位置角ゼロ)からはズレているわけです。その現実において減衰定数の方も調整して位置角ゼロ化を目指すことはできないでしょうか。減衰定数を調整することは空間と時間に跨って変化を起こすことを意味します。つまり加減速運動を起こすことを意味し、日常生活を営む我々としてはより現実的な動きなのです。
位置角ゼロにおける信号(=意識情報)をストレートに受けられないとしても、磁流の分布定数回路を伝わるうちに変形する歪みを取り除ける条件というのは分かっています。分布定数回路論で知られている「無歪み条件」です。これは位相定数とともに減衰定数の方も同時に調整することになります。
4. 時空への無歪み条件の適用(による波数系列の導出)
この無歪み条件を、磁流の分布定数回路に適用してみました。磁流の分布定数回路は、時空を表すローレンツ変換でもありますから、この条件のもと許される一連の運動量群とエネルギー群が2系列出て来ます。ある一定の位置角の伸展に伴う運動量とエネルギーの系列です。これは、ちょうど、量子論において、境界条件に対して許される、とびとびの運動量やエネルギーが出てくるのに似ています。
運動量とエネルギーはド・ブロイの関係で、波数と周波数に翻訳できます。光速粒子の場合にはエネルギーも波数に比例しますので、結果、最初の最小な運動 量の波数を1とみると、ちょうど電圧と電流に対応するような波数系列が2つ出てきます。したがって無歪み条件を満たす波数系列は全部で2×2=4系列出て来ることになります。
波数は「ドーパミンな人びと」のコーナー等で述べたように、意識の種類に対応しますので、これらを、「あなたの波数は何でしょう?-生年月日から波数を知る方法」で述べた単数変換を使って、9の周期での位相を表す数を求め(つまり9の剰余+9を求め)、これらを云われている意識の種類で表現すると(波数が意識の種類に対応することの科学性については文献1などで述べました)、図のように、それぞれ 12個の意識によるある対称性をもった4つの円環となります。
エネルギー系列から出る方は、ちょうど、「意志」の三角形と「情熱」の逆三角形による、また「繊細」の三角形と「内的情熱」の逆三角形によるダビデの星の対称性をもつ波数の系列がそれぞれ出てくるのです。このことをある研究会で発表した際、「まるで宗教ですね」などと感想をいただいたのですが、磁流の分布定数回路に無歪み条件(数式ではL/R=C/Gと表される。L はインダクタンス、Rが抵抗、Cはキャパシタンス、G はコンダクタンス)を適用しただけの、全く方程式の解として出てくるのです。
5. 無歪み条件の波数系列の意味解釈
このようにして出てきたフロー1-1からフロー2-2の4つの意識系列になっているとき、時空である元の意識が歪み無く我々に届いている、ということになります。ではそれは具体的にどのような意識なのでしょうか?
フロー1-1の系列がとのような意識を表しているかまず考えてみましょう。「意志」は波数1に対応していますが、「自己」という意味もあります。したがって、すぐ分かるようにこの系列は「自己実現」という感じがすると思います。人は自らを立てようと一念発起して何かをやろうとすると、まずイメージを持ちます(「繊細」ととりあえず表現した意識は内的に感覚を鋭くしてあり得るケースをいろいろ想ってみるといったことで、実際この波数の意識には「想像」という意味もあります)。そしてとりあえず行動を起こす(「機敏」のこと)のですが、失敗学の法則で云われているように、大抵の場合失敗します。そこで反省 しつつ、「勤勉」に取り組み、「内的情熱」を固めて(ここで内的情熱というのは精神的、霊的推進を意味します)、いよいよ実現に「情熱」を燃やします。このように興奮(交感神経側)と落ち着き(副交感神経側)の状態を繰り返しつつ、「自己実現」していく姿であると捉えることができます。面白いのは、実現に 「情熱」を燃やしっぱなしではダメで、半分は前半の流れのちょうど逆過程が、「無歪み条件」には必要だということです。「情熱」を最終的に自己確立の「意志」に戻して初めて一巡が完成するということです。
フロー1-2の系列の方は、この「意志」から始まって「情熱」に至るプロセスには、「誠実」と「奉仕」と「快活」の心を伴わせるべきであることを示していると解釈できます。運動量系列から出る系列はその時々に我々が能動的に取りうる意識を、エネルギー系列から出る系列はそのポテンシャル・エネルギーを表しますので、「意志」と「情熱」のダビデの星に「誠実」と「奉仕」と「快活」を伴わせた意識を云わばエネルギー源にして、運動量系列から出るフロー1-1の行動をする姿を意味していると解釈できます。「快活」で表現した波数の意識には「楽しみ」というのもありますし、「誠実」で表現した波数の意識には 「家庭的愛情」というのもありますから、自分や家庭や社会に対する「愛情」によって「自己実現」しようとするポテンシャルを、フロー1-2は表しているとも云えます。
同様にフロー2-2も、自分や家庭や社会に対する「愛情」によって、「繊細」から始まって「内的情熱」でターンして来るような意識の流れのポテンシャルを意味していると考えられますが、では、「繊細」から始まって「内的情熱」でターンして来るような意識の流れとは、具体的にどのようなことでしょうか。 これの解釈には、判明しているホルモンの波数の情報を用いてみることにしました。つまり、実際我々は、どのような状況のときに、具体的にこのような波数の ホルモンが分泌されるような意識になるのかを調べるわけです。その結果、「ストレス過程」とそこからの生還を、意味することが判りました。たとえば、地震か何かでエレベータに何時間も閉じ込められて、もうダメかと思った瞬間に救出されたときの安堵と感涙、そのような過程にこの系列が具体的に存在することが分かったわけです。それはまた、悲劇を鑑賞するとき起きる系列でもあることが判りました。文字どおりの悲劇ではなく、何らかの形で最後は開放されることが必要で、悲劇であればある程ストレス過程が厳しいわけですが、そこから開放されるときの感動も大きいわけです。そのようなストレス過程(交感神経側)から開放(副交感神経側)への過程を、このフロー2-1の系列は示していると云えます。
このように、フロー1の系列が「自己実現」という個から周りへの能動的働きかけを意味していたのに対して、フロー2の系列は、痛みを感じ(「繊細」)、痛みに耐える(「内的情熱」)という、与えられた環境から個が感じとる受動的営みを意味していると、とりあえず理解することも可能です。
6.無歪み条件の人々
さらに研究が進むと、上記の意識のフロー1-1からフロー2-2には、ある対称性が存在することに気づきました。すでにエネルギーの系列にはダビデの星型の対称性があることはお話しましたが、運動量の系列にも別の対称性があることに気づきました。この対称性のために、12個の波数が必要である運動量系列の意識系列を、生年、月、日から出る3つの波数組でかなりの部分カバーできる、つまり一人の個人でかなりの部分をカバー出来ているであろう人々が、存在し得ることが判ったのです(生年月日から出る波数が如何に科学的実在かについては「文献1」、「ドーパミンな人びと 」、「ホルモンの経路図」、「音声によるプラーナ測定」等のコーナーで述べました)。その云わば「無歪み条件の人々」を、その生年月日からピックアップしたのが下表です。
ジョン・デューイ(哲学者) アメリカ 18591020m エマニュエル・スウェーデンボリ(思想家) スウェーデン16880129m 中井正一(美学者) 大阪府大阪市19000214m 梁啓超(思想家/政治家) 中国18730223m シーグリ・ウンセット(作家) ノルウェー18820520f ダニエル・ベル(社会学者) アメリカ19190510m ヘルマン・ブロッホ(作家) オーストリア18861101m エドワード・タイラー(文化人類学者) イギリス18321002m ホー・チ・ミン(初代大統領) ベトナム民主共和国18920519m ブライス(法律家・歴史家・政治家) イギリス18380510m イッポリトフ・イワーノフ(作曲家) ロシア18591119m ・・・ |
ジャック・ プレヴェール(詩人) フランス19000204m 泉鏡花(作家) 18731104m マックス・エルンスト(画家) フランス18910402m 中村汀女(俳人) 19000411f ウィリアム・ブース(牧師) 18290410m 森瀧市郎(核廃絶運動) 19010428m エドワード・ティチェナー(心理学者) イギリス18670111m ピストン(作曲家) 18940120m フランソワ・モーリアック(作家) フランス18851011m シラー(詩人/劇作家) ドイツ・マルバハ17591110m 桑原俊郎(宗教家/霊術家) 18730420m イチロー(大リーグ) キムタク(タレント) ・・・ |
アレクサンダー・バウムガルテン(哲学者) 17140717m オルダス・ハクスリー(作家・思想家) イギリス18940726m エルンスト・ブロッホ(哲学者) ドイツ18850708m イブヌル・アラビ-(思想家・詩人) スペイン11650807m シェイクスピア(詩人・劇作家) イギリス15640426m 釈迦/ゴータマ・シッタルダ(仏教開祖) インド マリア・モンテッソーリ(医師・教育家) イタリア18700831f アンドレ・モーロワ(作家・伝記作家) フランス18850726m ガブリエラ・ミストラル(詩人) チリ18890407m ヘルベルト・アイメルト(作曲家・評論家) ドイツ18970408m ヴィクトル・アレクサンドロヴィチ ・ウスペンスキー(作曲家) 18790831m 三田光一(念写能力者、霊能者) ・・・ |
ウィルヘル ム・ヴント(心理学者・哲学者) ドイツ 18320816m 溝口健二(映画監督) 東京都『雨月物語』19890516m アーノルド・トインビー(歴史学者・経済史) イギリス18520823m カール・ヘリング(心理学者) ドイツ18340805m ジョン・ヒューストン(映画監督) アメリカ19060805m ロバート・ソロー(経済学者) アメリカ19240823m ワシリー・レオンチェフ(計量経済学者) 19060805m ジャン・コクトー(作家・前衛芸術家) フランス18890705m ブレイク・エドワーズ(映画監督) アメリカ19220726m 丹波哲郎(俳優) 19220717m ロベルト・ロッセリーニ(映画監督) 19060508m 御船千鶴子(透視能力者、ヒーラー) ・・・ |
表-無歪み条件の人々
このように、シェイクスピアなど優れた芸術家、詩人、美学者、哲学者に多く、なんと三大宗教の開祖 (*5)や スウェーデンボルグなどの優 れた霊能者も「無歪み条件の人」そのものであることが分かりました。正に宇宙意識を無歪みに受信できた(あるいはできる)人々であるという感じがします。
さて、無歪み条件の人々がどういう意識状態なのかを、本人の著作等、これまでのいろいろな情報の中から、云わば実際に「測定」してみました。どんな人(私生活)であったか、どんな考え方であったか等、調べてみたのです。その結果生き方や考え方に一貫して明らかな共通性があることが判りました。 それは微妙な問題を含み、言葉にしてしまうと別のものになってしまうのは確かですが、しかし、ワープロ文字にしてみないことにはアップできないので、とりあえず表現してみると以下のようになります。
・いろいろな人の立場に自分をおくことができる、「神様」の視点をもつ
・シェイクスピアの「消極的能力」をもつ(*6)
・「神様」の視点、「神様」の目というものを常に意識しており、自分を映す鏡をもつ
・「神様」から個別への照応原理を知っている
・男性原理と女性原理の統合・融合とそこにみられる至純性(純粋性)を意識している
・美的意識をもち実践としての美学を求めている
・共通感覚をもつ
・悲劇(鑑賞)を勧めている
・教育や成長に深い関心をもつ
・前向きで元気である
・現実主義でありつつユートピアを本気で実現しようとしている
etc
これらの中で、最も特徴的なひとつに美の実践的捉え方がありますが、それは、宇宙意識を歪みなく「送受信」(*7)出来ているであろう意識に確かに相応しい ものであったのです。というのも、美は、たとえばミレーの「落穂拾い」やパルテノン神殿等そしてもちろん自然界に見られるように、幾何学的には黄金比率の配置として語られますが、上記の無歪み条件の、ある一定の位置角の伸展とは、実は黄金比が出てくる系列のことであり、もしも無歪み条件の意識が実際に発現できたら、その場のエネルギー比や運動量比は基本的には黄金比率として現れ、「美しい」に相違ないのです。また「共通感覚」をもつか「共通感覚」に関心が深いのも、さらに教育や成長に深い関心をもち前向きであるのも、そして悲劇(鑑賞)を勧め、シェイクスピアの「消極的能力」をもつのも、上記の「無歪み条件」の意識フローの解釈とよく一致しています。
このように確かに「無歪み条件の人々」であると考えられるので、逆にこの共通性の中から、さらに具体的な無歪み条件の意識を知ることもできました。
また「無歪み条件の人々」には優れた霊能者がいることもその特徴ですが、これは、悟りの境地や神人合一の域に達していればこその霊能だと思われます。 無歪み条件によって元の意識、元のエネルギーがストレートに歪みなく「受信」でき、最も効率よく、歪みなく意識やエネルギーを「送信」できるなら、いわゆるESPや念力等が最もよく発揮されるのは当然です(すでにご好評いただいている当方発明の「念力計」 の原理は、装置として正にこの、歪みなく意識やエネルギーを「送受信」できる、ようにしたものだったのですが、その見解とも一致します)。長続きしている宗教の開祖にみられる不思議現象も、確かにこ のような無歪み条件の意識、すなわち宇宙意識が流れ込む変性した意識の状態(変性意識状態)を、実際に経験しているとき起きたのだと思われます。ときどきおかしなことを云う人が皆さんの周りにもいらっしゃるかと思いますが、その人が無歪み条件の人であったとすれば、ウソを云っているわけではなく、彼等は確かに宇宙意識のようなものを受信した上で、ある種の真実を云っていることに留意すべきでしょう。
7. 悟りへの道はプログラムだった
無歪み条件の意識フローを今回円環として表現しましたが、波数を具体的に表すと、たとえば同じ波数2に解釈されるものも波数2、11、29、・・・というように、どんどんと違う波数に展開して行きますので、無歪み条件の意識フローは、本来は一巡して来ますと一ランク上の波数になるという、(渦巻き)螺旋のようになっている存在です。そのような螺旋旋回を何回か繰り返してやがて、「神人合一」や「悟り」を意味する位置角ゼロの点に至ることになります。
こうして見てくると、我々はどうゆうわけか自己を何らかの形で確立しようと思い、自らの欲求を果たそうと行動するが(「意志」と「情熱」の要素、自己実現)、一方でどんなに本能的な欲望に満足しても、何か物足りないものを感じ、あるいは苦しみを感じ、苦しみから逃れたいと人生の意味を考えてしまう(「繊細」と「内的情熱」の要素、悲 劇鑑賞)のは、一種プログラムされていることなのである、という解釈ができることが判ります。その際、自分の快と家族の愛と社会奉仕に、結局は無関心でいれないのも、一種プログラムされていると云っていいのです。これは元の意識がもたらされた結果であり、我々の意識の奥底には常にこれがあるわけです。人生の何かの機会に、「自分とは何なんだろう」「何で生きているのだろう」「なぜ苦しいのだろう」などと考えてしまうのは、そのように意識が展開されるようプログラムされているとも云えます。もくろんだことが達成出来て大いに喜ぶのはもちろん、たとえ痛みに耐えているだけでも、もしそれらが逆過程を辿ることができれば、つまり達成の喜びには興奮を静め次に備える過程をとり、痛みの苦しみには何らかの開放と次に備える過程があれば、宇宙意識であると云えます。磁流の分布定数回路における無歪み条件の位置角の伸展は、実はごく自然な姿として起こっています。したがって、フロー1-2とフロー2-2のように、半分は楽しみと愛をもって、フロー1-1の「自己実現」とフロー2-2の「悲劇鑑賞」に努めるよう、どうしてもごく自然に誘われてしまいます。そのフローの円環、より正確には (渦巻き)螺旋を何回か旋回するうちに、やがて位置角ゼロの点に至る。その意味で、悟りへの道はプログラムだったのです。
*1. その分布定数回路 は少なくとも神経の、その解の趨勢を表す軌道に乗って見た、その線形変化分の挙動である。
*2.タキオン流は磁流と考えていただいてよい。
*3.これはフリー・エネルギー装置の根拠でもある。
*4.自己触媒とは、自らの合成反応を促進するような触媒。たとえば A+B →(A) nA といった化学反応があったとすると、Aという触媒分子は指数関数的増大することになる。このAのような存在を自己触媒という。
*5.三大宗教の開祖-釈迦、マホメッド、 キリストの生年月日にはそれぞれ諸説があるが、無歪み条件の波数になる説があるということである。
*6.シェイクスピアの「消極的能力」とは、「われを忘れて、あるいは自己を没却して登場人物の中に入り込める」能力(イギリスの詩人ジョン・キーツ)。シェイクスピアの時代のキリスト教には、「無からの万物の創造」という教義がはっきりしていた。「無」あるいは「非実在」には、神の創造の言葉を受け入れるような一種の消極的能力、あるいはドウンス・スコトゥスのいう「素地的可能有」(potentia obedientialis)が備わっていた。創造はそこから行われた(「シェイクスピアと日本人」 ピーター・ミルワード著 中山理訳 講談社 1997年)。
*7.ことは分布定数回路のことなので、受信できるということは送信もできるわけである。
〔文献〕
1.佐佐木康二 「無歪み条件の人々とその意識-これが無歪み条件の意識だ!」 東北日本サイ科学会 2002.10.13
2.佐佐木康二 「波数系列が示す悟りへの道」 スターピープル・オブ・アース 2005 Autumn Vol.16 p12- (ナチュラルスピリット)
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「無歪み条件の意識フロー図」
磁流現象には「形態共鳴」というのがあります。磁流の経路が同じ形をしていると、その形は電気でいうインダクタンスLやキャパシタンスCに効くので、形が同じであれば、磁流の共振周波数が同じになり、磁流のエネルギーさえあれば磁流の共振が起こるという現象です(ピラミッド・パワーがその実例です)。それは印刷された文字にもあります。文字のインク材料が磁流の経路を作っているのです。ありふれた字体の活字は、多くの人が見ていますから、充分な磁流エネルギーが投ぜられており、共振が起きます。たとえば人が「意志」という文字を見たとき「意志」という内容の意識が想起されるのには、この磁流の共振の要素 もあるのです。
また、ありふれた意識単体では、ありふれた意識があるだけですが、それが絶妙なバランスで配置されたとき、すばらしい、大きな、偉大な力を発揮することがあります。それは背後に無歪み条件の意識エネルギーがあるからで、それが顔を出すのです。
たとえば無歪み条件の人シェイクスピアの文章などは、字面を見ただけで美しいという人もいます。英語版は今ひとつ分からないので、やはり無歪み条件の人が訳した文庫本を見ると(不思議なことに、無歪み条件の人は無歪み条件の人と「つきあう」というのがありますので、こういう条件が成立します)、確かに美しい感じがします。
そこで、誰もが思い、そこら中に散らばっている「意志」とか「情熱」とかの意識を拾い上げるため、よく使われるゴシック体や明朝体を使って、無歪み条件の意識フローを書いてみると、それだけで無歪み条件の意識の波動場が実際に生じます。
実際、上図で無歪み条件の意識フローをお示ししたとき、ご覧になって、何かすがすがしいものを感じられた方も多かったのではないかと思います。
上図は、説明のためのものでしたので、配列がゆがんだり、4つの意識フローのお互いの配置は必ずしも正確でなく、この無歪み条件の波動場は最大限に発揮されているとは云えないのですが、正確に配置した、さらに無歪み条件の波動場が最大限に発揮されるように工夫した「無歪み条件の意識フロー図」を開発いたしました。この波動場はある種の電場として実際に測定にかかるものです。
「無歪み条件の意識フロー図」は現代の曼荼羅といった存在です。それは比喩ではなく、無歪み条件の意識フローは、実際、密教における金剛界曼荼羅とよく一致することも判明しています。
このように、「無歪み条件の意識フロー図」は、瞑想にはもちろんのこと、側に置いて、ときどき眺めながら、たとえば無歪み条件の人々の著作物を読んだりしたらなおさら、日々の営みが前向き・積極的になり、確信的に自己実現に勤しむようになるでしょう。また誰の立場も理解するようになり、日々の生活を美しいものにしていくようになるでしょう。
「無歪み条件の意識フロー図」
A、B、Cの3タイプあります
A:意識フロー単体モデル(MT-01)
116W×115H (ミリ)、ガラス製スタンド、
意識フロー1-1~意識フロー2-2の4種
※ 意識フロー1-1~意識フロー2-2のどれかをご指定ください。
※販売は終了いたしました。
頒価 15,800円
B:意識フロー2セットモデル(MM-02)
244W×158H (ミリ)、特殊木製フレーム、
「自己実現」と「悲劇鑑賞」の2種
※ 「自己実現」と「悲劇鑑賞」の どちらかをご指定ください。
※ 販売は終了いたしました。
頒価 27,800円
C:意識フロー全セットモデル(MO-04)
275W×275H (ミリ)、特殊木製フレーム
※写真から落ち着く感じの場を感じますか?
(感じ取れる方へ:この場を感じ取れる方は、ご覧になっている画面の波数の場も重なっていることにご注意ください。)
※残りわずか、ご興味ある方はお急ぎください。
頒価 49,800 円
〔お申し込み方法〕
「無歪み条件の意識フロー図」3種のち、ご希望のもの(A~C)をお選びになり、メールまたはTEL 022(279)0908 / FAX022(274)0097でお申し込み下さい。
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です。
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※お問い合わせはメールまたは TEL 022(279)0908 / FAX 022(274)0097 でもどうぞ。
※それぞれの「「無歪み条件」関係の応用製品」についてのご質問、またご不審の点等ございましたら、お気軽にTEL022-279-0908までお問い合わせ下さい。
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2004年11月21日新規
2007年12月24日更新
2014年1月22日更新
2023年8月表部分更新