「楽しい(2)」_感情の波数スペクトル

(その25)

 

 

 「意識の科学としての名言と名言対」で述べてきていますように、言葉は人間の意識(アクシオン場)の波動関数の測定値とみることができます。言葉はエゴの発育とともに現れますが、E. H. Walkerらの実験結果を踏まえ「磁流理論」ではエゴは脳の扁桃体でのアンダーソン局在だと見ています。そこで言葉も波動関数が「測定」によって収縮したものと見なせます。(1)(2)

 感情も同様で、感情の中枢でもある脳の扁桃体がカオスになると真の霊能力・サイ能力が一切発揮できなくなることをお伝えしてきていますが、その感情、実は一昨年(2022年)ノーベル物理学賞の「量子エンタングルメント」しているすごく精密な存在であることが判明しました。「喜」「怒」「哀」「楽」は測定(観測)によって波動関数が収縮した幻であり、実在は量子エンタングルメントしている「喜怒哀楽」だったのです。だから「苦」を測定(観測)したので「楽」があり「楽」を測定(観測)したので「苦」ということになるということです。心理学でいう「幸せ」は実はネガティブ感情で「うつ」を測定したので出てくる幻でした。そして測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいるとその「幸せ」を凌ぐ「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構があることも判明しています。(3)

 その感情がどんな波数スペクトルとして測定(観測)した結果なのかを、小説家や作家の感情表現用語とそういう表現をしているその小説家や作家の波数から求めてみました。その小説家・作家が測定(観測)しない感情は表現されませんので、小説家・作家の波数によってどういう感情表現をするかには実は偏りがあるわけです。

 ある感情の波数スペクトルが判明すればそれと足して99・・・となる感情の片割れあるいは組にすぎないと認識できますので、真の霊能発揮の境地、悟りの境地に役立ちます。

 感情の波数スペクトル第25回目も「楽しい」です。第24回では、年から出る波数、月から出る波数、日から出る波数、それぞれの波数による分布でしたが、年月日それぞれの波数を足して出る全体の波数の分布でみると、実は全く別の分布になります。

「楽しい」の感情表現例:


「『そばをくれ…』
それをこさえるところを見ているのがいつも安吉にはたのしい。」
(『むらぎも』中野重治 1902年1月25日生まれ、波数3+1+7→

 

「少年少女の文章を読むことが、この頃の彼はなにより楽しかった。」
(『禽獣』川端康成 1899年6月14日生まれ、波数9+5+6→

 

「空に月が出て居ることが彼の心を楽しくして居た。」
(『田園の憂鬱』佐藤春夫 1892年4月9日生まれ、波数2+4+9→

 

「『おや、お帰り! お前の悪くちを云っていたところだよ」
 とでも云われたら、どんなに楽しいことであろう! 」
(『伸子』宮本百合子 1899年2月13日生まれ、波数9+2+4→

 

・・・

 これらから集計すると波数分布は下図のようになります。


「楽しい(2)」の波数スペクトル

 「楽しい」という感情は、波数2,6を強くもつ人が測定(観測)しやすく、波数4を強くもつ人が測定(観測)しにくい感情だということがわかります(χ2乗検定、p 値<0.03)。

 

 これは、「「楽しい(1)」_感情の波数スペクトル (その24)」で最も多かった波数4(その典型的神経伝達物質がセロトニン)を中心とした分布と正反対の分布です。

 

 波数2,6は臨床心理学の一分野「交流分析」における禁止令「子供のように楽しむな」に対応する波数組であることが、「因子と波数の対応関係」(5)から明らかになっています。

 

 また、バージニア大学のイアン・スティーブンソンらがしらべた前世の記憶などをもつ子供たちについての当方の波数分析などから、年から出る波数、月から出る波数、日から出る波数は過去世に起因しており、年月日それぞれの波数を足して出る全体の波数は今世の意味(人生脚本)を意味していることがわかっています。その見地からすると、「楽しい」という感情は、前世から現世へ一貫して求められる重要な意識である可能性があります。この辺りは、上記の、測定(観測)しないでエンタングルメントのままでいると大きな「愉しさ」と真の霊能力・サイ能力が最大出力で発揮されるという機構に繋がるところでしょう。


 次回さらにこの点を検証します。

 

 波数とホルモン(神経伝達物質)の関係については「ドーパミンな人びと-明石家さんまはドーパミンだった」もご覧ください。


文献
(1)佐佐木康二 「波動関数を収縮させない生き方」 東北日本サイ科学会 2011.8
(2)佐佐木康二 「意識の科学としての名言と名言対」 東北日本サイ科学会 2013.4
(3)佐佐木康二 「感情は量子エンタングルメントだった!」 東北日本サイ科学会 2023.4 

(4)中村明編 「感情表現辞典」 東京堂出版 2003

(5)佐佐木康二 「波数系列が示す悟りへの道」 スターピープル・オブ・アース 2005 Autumn Vol.16 p12- (ナチュラルスピリット)

 

 

◎セロトニンの量子状態テレポート装置:

 

 

 

◎生年月日から求める波数の出し方はこちら:

 

 生年月日は本来の性格を表している - 波数による性格診断

 

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